日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode - 2000年

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カネヒラ  ID877

我が家の雑居水槽で、現在、権力並びに統率力を思うがままに、なみいる個性派をしりぞけて王座に君臨しておりますのがカネヒラ氏(写真)です。食に至りましては、量もさながら全てにバランスよく摂取して頂いた甲斐もあり、体長も現在11cmオーバーと立派に成長され、管理者みょうりに尽きるというところでしょうか。カネヒラ氏の魅力は、獅子のたてがみの威厳と、孔雀の優美を思わせるヒレのダイナミックなフォルム、ならびに体色美に有るのですが、それに加えて水槽内を優雅に遊泳し、他の魚達を威嚇する様子は覇者としての貫禄も十分。当分の間、私を魅了して頂けそうですね。

更新日付:2000.09.30

スジシマドジョウ  Cobitis taenia striata  ID894

我が家の雑居水槽内で、ドジョウ科の連中と言えば、ドジョウ、シマドジョウ、スジシマドジョウの3属が遊泳しております。その中でもシマドジョウとスジシマドジョウはよく砂にもぐりこみ、底砂の間から顔だけ出してこちらの様子を伺っているなんともいえない可愛い表情が気に入っております。両者とも前者のドジョウと比較すればそのスマートな体形にとても似合うお洒落な模様柄のコスチュームを身にまとい、私を楽しませてくれております。スジシマドショウ氏(写真・別室)は中々その遊泳姿を見せて頂けませんが、透き通るような美白もまた、上品な魅力の一つといったところではないでしょうか。

更新日付:2000.10.31

ニゴイ  ID892

スリムな体型にやさしい顔の若魚のニゴイ氏(写真・別室)は、我が家の水槽内において成魚になれば数少ない大型種。
食においてはカマツカ程ではないにしろ、下方に開く独自バキュームマウスで効率良い給餌、体高こそ今は低いものの、体長の成長スピードには目を見張るものがあります。
それにしても最近のニゴイ氏のスナップ撮影はたいへん私泣かせ。その俊敏な身のこなしゆえ、シャッターチャンス並びにカメラアングルにたいへん苦労させられております。

更新日付:2000.10.31

土佐錦魚  ID890

私がお世話になっておりますショップはどちらかと言えば川魚と金魚が大半を占める実に魅力あるショップですが、その中でも特に金魚には店主の気合が感じられ、またマニアックな方々もよくお越しになられます。私が密かに羨望の眼差しを送り続けております金魚にはランチュウ、土佐錦魚、リュウキンをはじめとする実にたくさんの魅力ある種類が有り、一旦どの種類においてもお付き合いを始めてしまいますとその魅力にとんでもなくはまり込んでしまいそうで、現状においての飼育は極力考えないようにしておりましたが…。
水槽に差し込む光の中で、優雅に、ひらひら舞うように泳ぐ(写真・別室)キッズ土佐錦魚に、つい魅了されてしまいご覧のように愛用金魚鉢への入居となりました。

更新日付:2000.10.31

ヌマチチブ  ID888

今年の夏に木津川よりお出でいただいたキッズなカマツカ(別室)は、私の水槽ではいったい幾匹目の個体に成るのでしょうか。初めて水槽を立ち上げてから私のアバウトな管理下においては歴代のカマツカ諸氏を含め沢山の魚達とお付合いいただいております。キッズなカマツカは、歴代最小サイズ(約2cm)での入居で、当初は成長を心配しておりましたが順調に現在は8cm フィールド以上に水槽生活が長いからでしょうか、個体的な要因でしょうか、ギャラリーに脅える事もなく、他のカマツカ諸氏に見られる「砂潜り」を披露して頂けないのが何となく物足りなく感じております。同じように写真(上)のヌマチチブも幼魚から入居。以来、人馴れではカマツカ以上。愛嬌のある体型は仕草の面白いカマツカと並んで水槽の人気者です。

更新日付:2000.10.31

ヤリタナゴ  ID887

我が家のタナゴファミリーは現在4種、その中でヤリタナゴ(写真)はそのシヤープな体形から、精鋭スプリンターを思わせる出で立ちをしております。それにしてもタナゴの仲間はみなさん個性派ぞろい、個々において、そのバラエティー豊かな魅力を楽しんでおります。元来、私のイメージの中ではタナゴの仲間を二分化して見ておりまして…。
一方は、タイリクバラタナゴのように体高の高い、丸みを帯びた体形に優雅さと美しさを感じるタイプで、もう一方は、体高の低い、スポーティな体形に、美しい体色が魅力のタイプです。写真のヤリタナゴは後者の位置付けとして有るのですが、両タイプとも優劣は着けがたく…。
雑居水槽内においてはヨシノボリファミリーと並ぶ、二大勢力とは言うものの、まだまだお付き合い頂いている種類も少なく、これからが大いに楽しみのタナゴファミリーです。

更新日付:2000.10.31

ドンコ  Odontobutis obscura  ID885

我が家の定番魚としては無くてはならない貴重な存在でありますドンコ氏(写真・別室)は、以前からやはり生存期間に問題があり最大クラスの個体まで成長した実績が無く残念な思いを繰り返しております。現在我が家では4匹のドンコが遊泳しておりまして、昨年入居のドンコ氏は一人住まい、残りヌーボーの3匹は雑居水槽で言わば修行中、アカムシや乾燥ミジンコ、人口飼料など、幼魚の内は、キッズなギギ氏同様、他の連中と同じ物を食し、同じように突付かれながら生存競争の厳しさを体感しております。一方の古参のドンコ氏は、雑居水槽での修行を無事に終えて単独飼育に移行した個体ですが、雑居水槽時代からのバランスのよい給餌を含めて管理がスムーズに進行しており、今度こそは最大サイズに成長する事を期待して見守っております。それにしても彼らのポーカーフェイスには目を見張るものがあり、ターゲットが近づくと、至近距離まではあくまでも平静を装い、射程距離からの即効攻撃、瞬発力にはいつも関心させられております。

更新日付:2000.10.31

モツゴ  ID896

しっかり我が家の定番魚として定着しましたモツゴ氏(写真・別室)はカワムツやオイカワ諸氏と並んで、水槽内での私的分類上、”忙しい系”の代表としての位置付けがあります。とにかく慌しい彼らの行動は朝のライト点灯時から始まります。環境の変化には敏感なようで、驚けば慌てて底物の棲家に居候を決め込み、涼しい顔をしているかと思えば、縄張り意識も強いのか、他の連中を追い払うような過激な行動も見うけられます。給餌になれば素早く、その小さな口には似合わない、食通ぶりを披露して頂いておりますが、上品でスリムなボディはキープしておられます。

更新日付:2000.11.30

アカハライモリ  Cynops pyrrhogaster  ID898

しばらくご無沙汰をしておりましたアカハライモリ諸氏もみなさんこれと言った変化もなく平穏な日々を過ごされております。彼らの水槽も魚達同様に暖房完備。食欲、ならびに行動においても活発で、時おり見せるユーモラスなポーズは私をはじめ家人を楽しませてくれております。写真の個体 (写真・別室)も入居当初からすれば、ずいぶん水槽にも慣れ親しんで頂けたようなのですが、持ち前の逃走癖は今だ治まらないようで、予行演習のガラスクライミングには真剣さが伺えます。

更新日付:2000.11.30

アカハライモリ  ID900

以前からアカハライモリの”ボディデザイン”を興味深く眺めていたのですが、撮り貯めた記念撮影を整理して見返していると、個体によって違うさまざまな模様はとてもフォトジェニック。写真の幼体のボディはまだ赤く無いのですが成長に従って色と共に模様も変わってくるのでしょうか。 1234 では今までお付き合い頂いた個体(全では有りませんが…)現在遊泳中のアカハライモリ諸氏も含めましての「新春ボディデザイン展」を開催しておりますので、特殊なものは無いとは思いますが、そのバリエーションをお楽しみ下さい。

更新日付:2000.11.30

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