日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2002年

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2002.10.13  Carassius auratus langsdorfii

10月第2週  夕方から雨が予想される休日、足早に木津川へ出かけました。川面を渡る風はもう秋。さすがに水も冷たく今年の川遊びも終盤を迎えたと言うところでしょうか。
当日の採取魚はドンコ、タナゴ、カワムツ、オイカワ、フナ、ブルーギル、カマツカ、ニゴイ の8種。今回は、帰り間際にお目見えの15cmクラスのカマツカ氏に我が家にお出で頂きました。いつものようにウォーミングアップ終了後、雑居水槽クリーンアッフ部隊に配属予定と成っております。
我が家の各水槽では、共存が可能な限り底砂の美化活動にカマツカ氏を配属し、その重要な任務を遂行して頂いております。実際、彼らの献身的な活動は長期にわたる私の管理水槽には不可欠な要素であり、今後においてもその重要性は不変のものであると考える次第です。
かく言うカマツカ氏、慣れない水槽でいつの間にか底砂の中。記念撮影もまま成らない状況で…。
今週のピンチヒッターは、こちらも木津川生まれの先輩で、オーソドックスなスタイルのフナ氏、彼もまたクリーンアップ要員と言えなくもないのですが。

更新日付:2002.10.13

2002.10.20  Rhinogobius flumineus

10月第3週  10月も下旬に差し掛かり紅葉の晩秋はもうそこまで。寒くなるまでの過ごしやすいこの時期、フィールドの魚達にとっても同じように快適な日々と言えるのでしょうか。我が家の水槽は冬支度まであと少し、厳しい自然下の魚たちとは違う彼らにも寒暖差の大きい一日が体調に心地よいリズムと成りますように。
休日の雑居水槽、ガラス越しのヨシノボリがとても美しく見えました。

更新日付:2002.10.20

2002.10.27  Acheilognathus melanogaster

10月第4週  心地よい時期は足早に過ぎ去りそうな様相で、朝晩の冷え込みが日毎に厳しく感じるようになって参りました。夏の間、水温の上昇を出来るかぎり抑える為に最小限に留めていた照明が今度は水温の急激な下降を抑える役割に一役かって頂いております。
夏の初めに木津川より入居の若魚タナゴ氏(写真)は、新しい季節を正装で迎えるかのように美しい体色が眩しくさえあります。寒さに向かう我が家の水槽群は今年も木津川メンバーで大賑わい。春を迎えるまでのフィールドは我が家の雑居水槽と言う事で…。

更新日付:2002.10.27

2002.11.03  Hemibarbus barbus

11月第1週  11月に入り今週は季節が急に冬に向けて前進したような感が有り、慌てて上着を着込むように成った次第です。この連休には魚達にも同じように冬支度。ヒーターをセットする運びとなりました。いずれにしても急な温度変化は私たちばかりではなく魚達にも好ましくないように思えるのですが、今のところ我が家の連中にはこれといった特別な変化も見られず食欲の秋を満喫しておられるようです。写真のニゴイ氏(別室)は恰幅もよく冬を向かえる準備も万端のようです。

更新日付:2002.11.03

2002.11.10  Gnathopogon elongatus

11月第2週  「何となく今年は秋が無いわね…。」一足飛びに冬が訪れたような気候に閉口しながら今週も過ごしておりましたが、少しずつ寒さに慣れてくると、反対に日差しの暖かさを感じるように成るのが不思議ですね。写真のタモロコ氏は雑居水槽では古株。今でこそ立派な出で立ちで、大きく感じられるように成りましたが、木津川から入居された時は、ひ弱な存在感のうすい個体だったのですか゛…。
冬を前により一層の飛躍を願いたいものです。

更新日付:2002.11.10

2002.11.17  Corydoras panda

11月第3週  休日の朝はたいてい水槽のメンテナンスに時間を充てているのですが、例年の事ながら寒くなるに従って開始時間がアバウトに成ってきております。
それでも一仕事を終えた水槽を眺めていると魚たちまで輝いて見え、何となく嬉しく成りますよね。今週は行きつけのショップに魚たちの食料を求めてお邪魔致しました。美しく並んだ熱帯魚水槽には色とりどりの魚たちが所狭しと遊泳しております。今週のモデルはコリドラスパンダCorydoras panda 忙しそうにチョコチョコと動き回る彼らを見ていると何となく楽しくなってきます。

更新日付:2002.11.17

2002.11.24  Clarias batrachus

11月第4週  11月も後半に差し掛かると、何となく気ぜわしく。今年は例年にも増して月日が短く感じられるのは、私の歳の事は棚に上げて、昨今のブロードバンドのせいと言う事で…。
保温設備完備の我が家の水槽群は、春を迎えるまで私達以上に安定したハイテク環境下。変化の少ないリズムはある意味、申し訳なくも有るのですが、食事の催促をする彼らに申し開くわけにもいかず、せめて快適な水槽をエンジョイして頂ければと考えている次第です。今週もショップで見かけた個体。私的に未知の彼は、ヒレナマズ科のClarias batrachus ここでは「アルピノクララ」の名が有りました。

更新日付:2002.11.24

2002.12.01   Carassius auratus auratus

12月第1週  師走に入れば例年の事ながら頭の片隅でお正月を意識するように成りますが、幾つになってもひと月先のイベントが待ち遠しいと言うのが何となく可笑しくて…。
今週は、時おり思い出したように始める雑居水槽の模様替えを敢行いたしました。私にとってリフレッシュのつもりの行事が、魚達にはどう写っているのでしょうか。写真のニゴイ氏は今回は殺風景にレイアウトされた水槽にとまどう事もなく、きまぐれな管理人の私に寄ってきていただきました。

更新日付:2002.12.01

2002.12.08  Carassius auratus auratus

12月第2週  師走も中旬に差し掛かろうとしておりますが、頭の中は慌しく駆け巡っているものの、町並みの活気はいつもと変わりなく感じられるのは私だけでしょうか。
我が家の水槽環境は、最近の傾向とも言えるのですが、それぞれの個体の大型化に伴いスペース問題がクローズアップ。それに伴い我が家の環境省ならびに財務省からは、フィールド魚観察の名の元に密かに行われていた採取に「待った」が掛かり、木津川に訪れる回数が激減。その反動によるショップ探訪に拍車が掛かると言う事態に。もちろんショップにおける衝動飼いに至っては、厳重な審査が、家人同行に寄ってのみ敢行される運びとなり、加えて新年度より細密な水槽条例の施行にまで発展しそうな雲行きです。
今週は、タイニーな御令嬢。金魚水槽の秘蔵っ子の彼女は、どちらかと言えばのんびりとした成長振り、末長いお付き合いを宜しく。

更新日付:2002.12.08

2002.12.15  Carassius auratus auratus

12月第3週  ここ数日の冷え込みは、いよいよ冬本番を感じさせるものが有りますが、季節に反して私のプライベートを含めた年内のスケジュールは少々加熱気味というところでしょうか。
仕事を終えて、行きつけのショップで、恒例の金魚マニアの人達による談義が熱く語られている中、門外漢の私には理解の範疇を超える話題に聞くとも無く、ぼんやり美しい金魚達の泳姿を眺めていると、いつの間にか静かに成ったシヨップで私一人。難解な話題には付いていけなくても彼女の美しさは理解できたようです。

更新日付:2002.12.15

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