日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2002年

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2002.03.17  Rhodeus ocellatus ocellatus

3月第3週  関西では奈良、東大寺の行事「お水取り」が終わると春が訪れると言われるように、この時期を寒暖の目安に考えております。今週はちょうどその週にあたり、何となく気持ちまで暖かく感じられ、そろそろ川遊びのプロローグと言うところでしょうか。若魚のタナゴは彩りも美しく、久しぶりに開け放した窓から水槽の面々も春を感じておられるようです。

更新日付:2002.03.17

2002.03.24  Rhinogobius brunneus

3月第4週  暖かくなると我が家の雑居水槽ではヨシノボリ(写真)達の行動が目立つように感じられます。冬の間、水槽下部がテリトリーの彼らも春の暖かい陽気に誘われて(別室)…。
ヨシノボリファンの私としましては、夏の木津川における彼らの楽園探訪を今から心待ちにしている次第です。
ところで、当(雷魚図鑑)サイトも今週で丸三年が過ぎ、四年目を迎える運びとなりました。ここまで続ける事が出来ましたのもひとえに皆様のおかげとたいへん感謝しております。相変わらず、私のサイトは魚達との感情的観察記録とでも言いますか、学術的な解説とは縁遠い内容に終始致しております事をご理解頂き、今後とも「gonta036的よもやま話」にお付き合いの程、宜しくお願い致します。
そして、今週はもうひとつお話を別室(12)にて…。

更新日付:2002.03.24

2002.03.31 Carassius auratus auratus

3月第5週  4月の声を聞くようになり寒さから開放されるこの頃、慌しい毎日の中で、せめて気分だけは春の霞のようにしていたいのですが…。
我が家の水族群は特別な変化もなく、保温された環境の中で優雅に過ごされております。春爛漫、桜の咲き誇る野外とは趣の違う、どちらかと言えば控えめな色合いの水槽にも、冬を乗り越え、元気に成長した幼魚たちの姿から新しい季節の到来を感じております。今週はショップで見かけたすばらしい令嬢(写真上)を。ヒラヒラと舞うように泳ぐ彼女たちには季節を超越した美しさが…。

更新日付:2002.03.31

2002.04.07  Cyprinus Carpio Linnaeus

4月第1週  春の陽気に誘われて、休日は木津川行きを敢行すべく計画を立てておりましたが、家人の一声に依り、川遊びは却下され「山歩き桜散策」に決定。満開のさくらの中、花吹雪を楽しんできた次第です。この時季、水も温む木津川で、魚達は花吹雪のような活況を演じておられるのでしょうか。
今週もまた、ショップの水槽を覗き込む私に写真のコイ氏はずいぶん勢いよく…。

更新日付:2002.04.07

2002.04.14  Rhinogobius brunneus

4月第2週  以前にもお話しましたが、暖かく成り、我が家の雑居水槽ではヨシノボリ連の活動が目立つように成って参りました。彼らの行動が活発化すると、威嚇合戦が水槽内の所々で見られるように成ります。今にも乱闘劇が繰り広げられそうな彼らの形相(写真)を見ていると、こちらまで緊張感が伝わってくるようです。春…。新しい出会いが生まれるこの時期に、引き続き、雑居水槽はそれぞれに成長されたメンバーで飽和状況が続いております。大きく成られた彼らの勇姿をこうして身近に楽しめるのは、私の目的の一つでもあり、管理者冥利に尽きると言うところでしょうか。

更新日付:2002.04.14

2002.04.21   Odontobutis obscura

4月第3週  14日の日曜日は今年に入って初めて、木津川へ出かけました。天候にも恵まれ、訪れたのが夕方近くにもかかわらず、気温、水温とも暖かく、ウエダーを着用しての採集、観察も2時間近くに及び、楽しい時を過ごせました。採集した魚はヨシノボリ、ヌマチチブ、フナ、ニゴイ、タナゴ、オイカワ、カワムツ、ドンコの8種。その中で今回、我が家においで頂いたのは数匹のタナゴと写真のドンコ氏、彼は体長15cmオーバーと本来ならお引取り頂いているところ、あまりの貫禄ぶりに急きょ、別水槽を立ち上げることに成った次第です。川遊び解禁、初日の木津川は、予想以上の成果に大満足のスタートと言うところでしょうか。

更新日付:2002.04.21

2002.04.28  Rhinogobius brunneus

4月第4週  先週の木津川訪問から一週間、我が家に入居のドンコ氏、タナゴ諸氏は体調に別段の問題も無く、ウオーミングアップを終了し、無事、私の率いる水槽群の一員と成られました。これから彼らは、朝の食事から始まるカリキュラムをこなしていかれる中で、私との交流を深め、お互いの見識を高めていくことに成るのですが、従順なあなた達とは違う、私のアバウトな管理に業をにやさないで頂きたいものです。 今週のスーパーモデル、ヨシノボリ氏はエアレーションに跳躍一番。

更新日付:2002.04.28

2002.05.05  Opsariichthys platypus

5月第1週  5月に入りゴールデンウィークの今週は、今年2度目の木津川に出かけました。採集した魚は、タナゴ、オイカワ、ドンコの3種。今回はドンコが5匹と、最近何故かドンコ氏に縁があるようです。観察を楽しみ、記念撮影の後、みなさんそれぞれのポイントにお引取り頂いた次第です。日中は汗ばむほどの陽気で、川遊びに拍車がかかるこの時季、連休中にもう一日、彼らとのフィールド観察をもくろんでいるのですが…。 今週ご紹介致しますのは、我が家の雑居水槽、オイカワ派の参謀長官。対抗するカワムツ派対策は如何に。

更新日付:2002.05.05

2002.05.12   Cyprinus Carpio Linnaeus

5月第2週  ゴールデンウィークも後半の日曜日、先週に引き続き木津川へ川遊びに出かけました。今週の採集魚はタナゴ、ドンコ、ブルーギル、オイカワ、カワムツ、フナ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、この場所ではめずらしくコイ(写真)も顔を見せてくれました。快晴の木津川。魚たちの採集・観察を終日堪能してきましたが、真夏の川遊び、涼を兼ねた水中での魚観察を今から心待ちにしている次第です。

更新日付:2002.05.12

2002.05.19   Opsariichthys platypus

5月第3週  今週は水槽のメンテナンスを実施致しました。冬バージョンから夏バージョンへの移行。ヒーター類の撤去から上部ろ過層ならびに底砂大掃除と、久しぶりの環境改善ウィ-クと言うところでしようか。作業中はいつもの事ながら、水槽内はパニック状態。仮水槽にみなさん移動頂くまでは大騒動となります。いつも水槽を覗き込んで観る魚たちと、実際にアミに採って見る魚達の大きさはずいぶん違い、その成長ぶりに驚かされております。写真のタモロコ氏も魚種の判別がつかない程の稚魚で入居の個体。ずいぶんと立派な若魚に成長されましたが、私流、夏バージョンの水槽を気にいって頂けるでしょうか。

更新日付:2002.05.19

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