1月第1週 新年明けましておめでとうございます
早々と新春のご挨拶を頂いた皆様にはこの場をお借り致しましてお礼申し上げます 今年も「雷魚図鑑」ならびに私gonta036とお付き合いの程、宜しくお願い致します
アバウトな水族管理人である私くしは、昨年末から気ままな時間を過ごしており、水槽の皆さんにはずいぶん迷惑をお掛けしております。久しぶりに登場のナマズ氏(写真)は体長15cm 攻撃派の彼は他の魚たちと共存に問題があり、一人きりのお正月をエンビ菅の中で過ごしておられます。私が覗き込むとやさしい笑顔で迎えてくれた彼の初夢はきっと楽しかったのでしょうね。
更新日付:2003.01.05
1月第2週 新年も二週目に入りますとお正月気分も抜け、加えて寒さも本番を迎え、休日モードの体も引き締まる思いです。毎年、この時期に成ると魚達の水槽の暖かさまでが羨ましく、水の緩む頃が待ち遠しく感じられます。写真のタナゴ氏は厳冬の季節感を味わう事もなくタナゴ水槽のニューフェイスとして暖冬を 体験されている訳で、美しい体色の変化が気温に依って繰り広げられるイベントで在るならば、温度変化の少ない水槽は、彼らにとって味気のない世界なのでしょうか。
更新日付:2003.01.12
1月第3週 厳冬の時期、休日に出かけることも少なく成ってまいりました。年末に訪れた香港の暖かさが懐かしく、また羨ましく感じられます。我が家の水族たちは、戸外の寒さなど別世界で、想像も出来ないのんびりとした環境の中で過ごしておられますが、些細なトラブルはあちらこちらで繰り広げられ、また繰り返されております。
今週のモロコ氏(写真)は実に冷静な物腰で、覗き込む私にもやさしく接して頂きました。
更新日付:2003.01.19
1月第4週 今週も水槽の魚たちには平穏無事に過ごして頂き、慌しい毎日の楽しみも倍増と言うところでしようか。最近は少なく成ったとは言え、水槽のコンディションが良くない時には魚たちも色あせて見えて、こちらまでストレスに成ってしまいますね。写真のタナゴ氏はすっきりとした出で立ちで、お住まいの居心地は快適でしょうか。
更新日付:2003.01.26
2月第1週 二月に入りますと、日中の寒さにも気合のような勢いが感じられ、身の引き締まる思いで毎日を過ごしております。ご無沙汰しておりました写真のアカハラ諸氏は、ここ数年、厳冬のフィールドの記憶を封印したまま、暖かいゲージ生活を送っておられる訳ですが、寒い朝、おもむろに流木から下りてこられた彼は、何かしら言いたげな眼差しを私に向けておられるようで…。
更新日付:2003.02.02
2月第2週 いつのまにか写真のオイカワは初々しい若魚に成長しておられ、気づかずに居たアバウトな管理人の私に鮮やかな体色が眩しくさえ有ります。
個性派揃いの雑居水槽には無数の魅力が詰まっているようで…。
厳冬のこの時期、我が家の木津川で見つけた彼に、かすかな春の暖かさを感じた次第です
更新日付:2003.02.09
2月第3週 三寒四温とは言えないまでも、今週は早春を思わせる暖かい日差しが嬉しく感じられました。
雑居水槽の面々は季節を意識しないまま、冬の間に、ひと回りの成長を遂げられ、何となく水槽が手狭に見えて複雑な心境です。いつも愛想の良いブルーギル氏(写真)は、カメラを構える私の前で水中ホバーリング。いつのまにか彼も立派な若魚に…。
更新日付:2003.02.16
2月第4週 少し前の厳冬の日々から比べると一雨ごとに暖かく成るようです。季節が春に向かって少しずつ歩んで行くのを微妙に体で感じながら、窓越しの見慣れた街路樹を眺めていると日なたの木々まで生き生きとして見えるのが不思議ですね。
雑居水槽の住人は厳冬のフィールドが少しずつ春の気配を見せ始めるこの時期ものんびりと初夏を楽しんでおられます。優雅に泳ぐ写真のフナ氏はオーソドックスなスタイルが魅力です。
更新日付:2003.02.23
3月第1週 三月の声を聞くと気分はもうすっかり春ですが、この時期の戻り寒波には厳冬を彷彿させるものがあります。三寒四温、暖かい休日には、木津川で魚たちとの出会いを楽しみたいところです。
我が家の木津川水槽では、写真のカラヒガイがのんびりと。私に春を教えて頂いてるのでしょうか…。
更新日付:2003.03.02
3月第2週 三月も中旬に差し掛かり、私とすれば一気に春めいて欲しいところなのですが、今週もここ大阪では、なごり雪までガラス越しに見られ、冷たい日々と成りました。暖かい休日には木津川へ魚達の観察をもくろみながら体のほうは、通いなれた暖かいショップに。そう言えばこの冬は沢山の魚達と出会い、マニアの人達から御教授も頂き、知らなかった熱帯魚の事で、ずいぶん勉強し、又楽しませて頂きました。
今週のスナップショットは、以前にも登場のコリドラスゴッセイ Corydoras gossei 水槽中を忙しげに動き回る彼らもまた、私のお気に入りの魚です。
更新日付:2003.03.09
3月第3週 今週は公私ともに慌しい毎日が続き、水槽の魚達とのコミュニケーションも少ない上、水槽のメンテナンスまで不規則になってしまいました。そのような状況でも給餌時の短い間、時間の流れの違う屈託の無い彼らを見ていると気持に余裕が出てくるのが不思議ですね。
先週末、私とは、また時の流れの違う女性からマレーシャ旅行のお土産(別室1・2)を頂きました。
思い出の彼はクアラルンプールにも…。
更新日付:2003.03.16
3月第4週 この冬はずいぶん長い間、寒さとお付き合いさせて頂いた気が致します。数年来の暖冬に慣れていたせいか寒さ嫌いの私としましては、ここ数日の暖かさをたいへん喜ばしく感じております。春分の日は久しぶりに信楽に出かけました。今回は道中に有る、木津川、和束川の魚たちやアカハライモリを尻目に春探しのドライブと言うところでしょうか。
写真のクラウンローチ Botia macracantha はショップに群泳の若魚。スリムな体型がみずみずしいですね。
更新日付:2003.03.23
3月第5週 今週は待ちわびた春の暖かさを満喫する毎日が続き、ブラインドからこぼれる光にも勢いが感じられます。暖かくなればフットワークも軽くなり、冬の間は億劫だったろ過槽の大清掃も一気に済ませ、水槽は、春仕様に衣替えと云ったところでしょうか。写真のアブラボテは、冬の間も変わらず旺盛な食欲で貫禄十分。花見シーズンを前にタナゴ水槽では一足早い彼らの演舞を楽しんでおります。
更新日付:2003.03.30
4月第1週 季節の移り変わりは早いもので、気が付けば春本番。ひと雨毎に舞い落ちる美しい桜の衣替えを寂しく感じております。写真のコメットは水槽に咲いた花一輪。花びらのような舞姿が魅力的です。
更新日付:2003.04.06
4月第2週 暖かな陽気に誘われて休日は、花見に出かけました。舞い落ちる桜の花ビラが、絨毯のように敷き詰められた山道は、足を踏み入れるには忍びなく感じられます。我が家の水槽では、タナゴ達が美しい装いで、こちらも今が花見のようです。
更新日付:2003.04.13
4月第3週 いつの間にか初夏を思わせるような陽気に、手放せなかった上着さえ忘れるほどの日差しが眩しくて。写真のギギ達も待ちわびた暖かさを楽しむように、戯れる姿を頻繁に見かけるように成りました。冬の間、忘れていた何かを取り戻したのは、どうやら私だけではないようです。
更新日付:2003.04.20
4月第4週 寒暖のはげしい時期も暖かさに軍配が上がるように成ると、私を含めたキーパーの皆様にとっては水槽管理の厳しい季節の到来と云ったところでしょうか。例年ならこの時期を境にフィールド観察・魚採取の機会が増え、にわかに活性化する我が家の水族環境も、ある意味、膨大化した現況では、木津川の美しい自然に踏み入れる回数も少なくなりました。今週の記念撮影は、我が家でお馴染みのカマツカ氏 。相変わらず底砂の環境美化に多大な貢献をして頂いております。慌しい活動の中、ふと休まれた瞬間に屈託のない目線をいただきました。
更新日付:2003.04.27
5月第1週 日中はもう初夏の陽気、五月晴れの青空に行くあてのない時を過ごすのは、ある意味、苦痛に似た感覚です。多忙な毎日の中では考えられないスケジュールに追われない贅沢な時間を 埋めてしまおうとする愚かな自分を水槽の魚たちは笑っているようです。
タナゴのお嬢は、長くのびた産卵管が吹流しのように。
更新日付:2003.05.04
5月第2週 アッと云う間に連休も過ぎ去り、いつもの慌しさが舞い戻って参りました。休養明のウォーミングアップウィーク、快適にお過ごしに成られたでしょうか。久しぶりに訪れたショップでは、いつものごとくマニアの人達による魚談義が始まっていました。相変わらず門外漢の私は、優雅な魚たちを眺めながら、いつの間にか水中の世界に。写真のアルピノクララ Clarias batrachus は私に何か言いたげな素振り、ずいぶん個性的な彼女も私のお気に入り。
更新日付:2003.05.11
5月第3週 今週は寒暖差少なく、ゆったりとした季節の歩みが、何となく歯がゆく感じられました。週末は、最近さぼりがちな水槽環境のマネジメントに気合を入れて、ph 降下カーブとにらめっこ。今週のゲストは恰幅の良いタモロコ氏、体格の良い彼に付いては体調にも問題がなさそうです。
更新日付:2003.05.18
5月第4週 気候的に寒暖差の少ないこの時季は、梅雨までのアプローチと云ったところでしょうか。いつのまにか日常の忙しさに感けて、大好きな木津川の景色 (別室 1・2) さえ忘れている自分にガラス越しの魚たちは今日もやさしい視線を投げかけてくれます。そして私の脳裏にある木津の川面を渡る風は、四季折々、忘れかけていた自然の優しさを思い出させてくれます。大好きなクラウンローチ Botia macracanthus のやさしい視線の先に、故郷の景色は浮かんでいるのでしようか。
更新日付:2003.05.25
6月第1週 5月の最終日曜日は久しぶりに木津川に一人ドライブに出かけました。尽きる事のない川の流れをぼんやりと見ていると、慌しい毎日が嘘のようです。木津川生まれの水槽育ち、幼かった写真の彼も、いつの間にかスポーティな若魚に成長されました。そして彼の以前の棲家で見たものは、オッと、、、私には少々、管轄外なスパイラルな御仁 (別室) 粗相の無いように早々にお暇いたしました。
更新日付:2003.06.01
6月第2週 梅雨は真夏までのジョイント。入梅間近のこの時季、晴天に恵まれると何となく得をしたような気分になります。今週の水槽メンテナンスは、夏に向けての水質維持政策の一環として、給餌制限、並びに、高水温による溶存酸素量の確保を目的としたエアレーションの強化を推進すべく準備に取り掛かりました。夏は、魚達にとっても厳しい季節、水質管理はキーパーにとって頭の痛いところです。今週のショットは、やさしい顔付きとスリムなボディが魅力的なカラヒガイ嬢です。
更新日付:2003.06.08
6月第3週 近畿地方も入梅となりました。どんよりとした曇り空を眺めていると、慌しい毎日を、空と同じようなアンバー系のフィルターに包み込んで、のんびり昼寝でもしていたい気分になります。今週は、ショップで見かけたクラウンローチ Botia macracanthus は、仲のよいカップルでしょうか、沢山の個体の中、微笑ましいワンシーンです。
更新日付:2003.06.15
6月第4週 梅雨の中休みは、もう真夏の形相です。時折覗く太陽は、来たるべく酷暑を前に、充電は充分のようです。写真の御仁はショップの大型水槽で泳ぎまわるヒレナマズ氏。ふてぶてしい泳ぎ振りにパワーを感じる彼もまた、夏に向かってエネルギーはマキシマムと云ったところでしょうか。
更新日付:2003.06.22
6月第5週 梅雨も序盤戦を過ぎ中盤に差し掛かかると、そろそろ雨空にも飽きがきたと言うところですが、どんよりとした毎日を皆さまは如何お過ごしでしょうか。
夏魚…。我が家の金魚嬢はそんな梅雨空にはお構いなしと言わんばかり、旺盛な食欲と行動力で水槽内を闊歩しておられます。引き締まったスリムなボディにフレアの利いたスカートがとっても素敵。
更新日付:2003.06.29
7月第1週 今年の梅雨は中休みも少なく、雨季に相応しいと思えば、傘をさして歩く道に諦めも付くのでしょうか。今週は余りにスピーディな毎日に、のんびりと魚たちと向き合う間もなく…。
ずいぶん久しく話題に上らなかった写真のブルーギル嬢は、雑居水槽2年目のベテラン選手。いつの間にか立派な個体に成長した彼女のプロフィールに、なみ居る”つわもの”を交わし続けた余裕と威厳を感じたのですが。いずれの社会も同じように、お気に入りのあなたが一握りの勝ち組に残れますように…。
更新日付:2003.07.06
7月第2週 今週は、にわかに勢い付いてきた夏が、居座ろうとするに雨空に王手を掛けそうで、長く感じられた梅雨もそろそろクライマックスと言うところでしょうか。
ウイークデー、遅く帰った静かな部屋で、観客は私一人。ひっそりとライトアップされたステージでは、静かに彼女 (写真) の演技が繰り広げられております。優雅に舞う演者の動きを観ていると、駆け足で過ぎていく毎日と、小さなガラス越しの世界では、ずいぶん、時の流れが違うようで…。
更新日付:2003.07.13
7月第3週 ここ数日で、近畿地方も梅雨明けの様相で、夏休みを間近に控える今週は、夏本番を前に蝉の声にも気合が入って参りました。
今週のモデル、レッドコロソマ Piaractus brachypomum は、行き付けのショップの看板娘。明かりが消えた水槽で、ドレスアップした彼女はとてもフォトジェニック。ノーメイクの彼女は今週のepisodeにて…。
更新日付:2003.07.20
7月第4週 海の日に木津川へ出かけました。慌しく過ぎていく毎日の喧騒も、こうして一人で川の流れを見ていると、知らぬ間に落ち付いている自分が不思議ですね。
とりとめのない事を考えているといつの間にか夕暮れに…。
帰り道、行き付けのショップに立ち寄ると、先週もお話した看板娘、レッドコロソマが「 売約済み 」に成っていました。しばらくの間、ショップのメイン水槽で、私を楽しませていただいた彼女は、新天地へ。
何となく寂しい思いでショップを後にしたのですが、新しい住まいが、彼女にとって、のんびりと暮らせる環境で有りますように…。
更新日付:2003.07.27