日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2007年

2007.08.05  Flower horn

8月第 1週 8月に入り相変わらず猛暑の毎日。照明点灯時に水温を28度以下に抑えるように、水槽部屋のエアコンを27度設定に変更。例年のように高水温に必要以上のストレスを感じていただく事もなく、魚達は快適にお過ごしいただけていると自負しております。ただ・・・私事でたいへん申し訳ないのですが、電気の消費を示すメータを横目に室温より財布を気にしている次第です。
酷暑に相応しく暑苦しそうな出で立ちのフラワーホーン嬢に、夏を吹き飛ばしそうなパワーを感じていただけますでしょうか。 Flower horn

更新日付:2007.08.05

2007.08.12  Cyphotilapia frontosa

8月第 2週 今週も暑さはピークが続き夕立にも見放されたような状況です。つかの間の夏休みもこの日差しでは避暑を求める行動さえ億劫に成ります。まもなく訪れる盂蘭盆会の法要が過ぎるまで容赦の無い暑さは衰える事もなさそうです。エアコンの効いた水槽部屋は別世界。メンテナンスにも気合を入れて 魚達と一足早い夏の終わりを楽しんでいると云うところでしょうか。
Cyphotilapia frontosa

更新日付:2007.08.12

2007.08.19  The week when an ancestor returns to the Feast of Lanterns as for 盂蘭盆会

8月第 3週 今週は猛暑に相応しく、と云うより異常な暑さが続き、アスファルトを焼く熱気には、なにか尋常ではない、人工的で作為的な夏を感じました。私が子供の頃の夏は確かに暑かったけれど、もっとやさしかったように思うのですが・・・。
夏休みの最終日、私の大好きな木津川に出掛けました。目的は魚採取でもなく川遊びでもなくただ何となく、ここにはまだ今年も「昔の夏」が残っている筈です。そして炎天下でも川面を流れる風には確かに「昔の夏」のやさしさがありました。夕方、日が翳りだす頃、木陰には涼しい風が。まだまだ秋は感じないものの季節は夏を登りきり秋に向かう気配が・・・。
ところで木津川の夕涼みで、盂蘭盆会の頃になると、毎年よく見かける彼らに出会いました。 ( 別室 ) 彼らもまた遠い昔 と少しも変わっていません。私の中ではヒグラシの鳴き声と相まって長かった夏休みを惜しむ「もの悲しいアイテム」 
Calopteryx atrata
おっと・・・写真の彼は私のお気に入りのサタンプレコ。こちらは夏らしくない厚手の衣装を羽織られて。水槽部屋はもう「秋」だったでしょうか。
Glyptoperichthys lituratus

更新日付:2007.08.19

2007.08.26  Photogenic PACU

8月第 4週  相変わらず残暑厳しく。精霊流しも終わり地蔵盆を迎える頃に成ると夏もクライマックスに近づきます。暑さはまだまだ続くとは云うものの隆盛を極めた日差しも徐々に秋風に感化されるようになります。今年の夏は厳しい暑さに閉口しましたが、秋に渡すバトンはスムーズにお願いしたいものです。パクータンクの主役達にはこの夏は快適にお過ごしいただけたと自負しておりますが、如何なものでしょうか。今週の記念撮影は派手キャラの彼女に・・・。 
Myleus sp

更新日付:2007.08.26

2007.09.02  Cyphotilapia frontosa

9月第 1週  9月に入り厳しい残暑の中にも朝夕は秋を感じるようになり、ひと雨ごとに吹く風は涼しさを運んできてくれます。単独水槽のフロントーサは体調もすこぶる良く順調な成長振りで少しずつではありますが頭部のコブも張りだしてきたように思います。 
Cyphotilapia frontosa

更新日付:2007.09.02

2007.09.09   Myleus sp

9月第 2週  今週も日中の残暑は厳しく、いさぎよく季節を次に進めてはいただけないようです。パクータンクの面々は酷暑を味わう事もなく、ただひたすら自らの成長に専心された結果、個々に重量感を身に付けられ成魚の貫禄を増されたと云うところでしょうか。イエローフック・ミレウス Myleus sp 彼の場合、幼魚からの成長が比較的のんびりとされていた事もあり、この夏の成長振りには目を細めている次第です。

更新日付:2007.09.09

2007.09.16  Myleus sp

9月第 3週  9月も中盤になり朝晩は秋を感じるようになりましたが、相変わらず残暑は厳しく、日中に突然 雷雨に見舞われる不安定な天候が続いております。水槽部屋のエアコンもフル稼働から徐々に解放され、いよいよ夏も終局に近づいたと云うところでしょうか。水換えを終えたパクータンクの連中は一様にご機嫌うるわしく。銀色に染まった体表が綺麗です。 
Myleus sp

更新日付:2007.09.16

2007.09.23   Cynops pyrrhogaster

9月第 4週 9月も後半に入り、お彼岸の中日を迎えたとは思えないほどの残暑に少なからず戸惑いを感じております。久しぶりの登場はアカハライモリ。水替えを済ませ冷凍アカムシの給餌を終えた彼らのゲージでは現在10匹のアカハラ諸氏が暮らして居られます。相変わらずヒョウキンな表情を見せてくれる彼らを眺めていると、とてものんびりとした気分に浸れるのは、アカハラマジックなのでしょうか。

更新日付:2007.09.23

2007.09.30   Baryancistrus sp

9月第 5週   さすがに9月もファイナルを迎えると秋の気配を感じるようになってきました。厳しかった夏の暑さからようやく開放されようとしておりますが、迎える冬の寒さを前に可能な限り充電期間は長くお願いしたいところです。私のパクータンク唯一のプレコストムスであるオレンジフィンカイザーは文献によると最大で30cmまで成長するが水槽内では最大に達する事は少ない・・・と云う解説が大方で、私としては実績がない事に肯定も否定もできず、ただひたすら彼が30cmに成長した美しい姿をここに実現したいと願うばかりです。

更新日付:2007.09.30

2007.10.07   Botia macracanthus

10月第 1週  10月に入り朝晩はずいぶんと涼しく・・・と云うよりは肌寒く感じられ隆盛を誇った夏もいよいよ秋にバトンを譲ろうとしておられます。
久しぶりに登場のクラウンローチ。彼は今、パクー水槽(1800×750×600mm)に居候をお願いしております。入居当初は片隅で申しわけなさそうにしておられましたが、いつの間にか存在感のある個体に成長され、最近は回りの環境に感化されたのかパクー達に混じって中層を泳ぎまわるようにまでなられました。今回は身体測定を兼ねまして、暫しのあいだ彼にとっては手狭なトリートメント水槽(600×450×450mm)にお出でいただき記念撮影です。計測の結果、現時点での体長は約 23cm どちらかと云えばチョコチョコと動き回る「可愛いキャラ」が印象で人気のあるクラウンローチですが、私のパクー水槽では大きく成るに従って自己主張も激しくなり、一戦を交えるくらいのツワモノに成長されたと云うところでしょうか。

更新日付:2007.10.07