日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode - 2008年

10枚 | 30枚

サタンプレコ Glyptoperichthys lituratus  ID 1745

私の水槽で、しばらくの間、ドルフィンパクーと同居いただいていたダンディーなサタンプレコ ( 別室 ) は、現在、体長40cmとほぼマックスサイズだと思われます。手狭な水槽での混浴は、いずれの個体も厳しいものがあり、現在は、元通りの一人暮らしをしておられます。非常に性格の強い彼とは云え、タンクメイトが居られるとなると多少なりともストレスに感じられるようで(相手は余程の強者でもかなりのストレスだと思いますが・・・)何となく厳しい表情に見えていたのですが、最近はのんびりと、体色も明るく鮮明になり、更に 「男前」 にも磨きが掛かったようです。以前のように沈黙の話し相手が、私一人となりましたが、いつまでもフォトジェニックな 「男前」 で居て欲しいと切望している次第です。

更新日付:2008.08.03

ジャイアントパクー・チンガ  ID 1747

写真のジャイアントパクー・チンガ ( 別室 ) は、久しぶりに訪れたショップで、ナマズ達との混浴を楽しんで居られたのですが、セール中でリーズナブルな価格と云う事もあり、半ば衝動的に私のパクータンクにお出でいただくことになりました。ご多聞に洩れず学名等の詳細は不明ですが、今回、文献の少ない中、現地でのパクー情報をスタッフから興味深く聴かせていただきました。早速ですが、現地(オーレン)では、3種類のパクーが、比較的コンスタントに採取されるようで、その内、私のタンクにお招きする事になった個体は、 現地語で、大きくなるの意味の「チンガ」 と呼ばれる種類で、3種の中では、最大である40cmオーバーまで成長するとの事です。水槽下での成長は今後の大いなる楽しみの一つですが、トリートメントを終えた時点での食欲は、他のミレウスに比べてかなり旺盛であると思われます。
ところで大のパクーファンである私の傾向(弱点)をここに揚げるとすれば、興味深い情報と共に希少な個体を前にすると瞬時に飼育欲求が掻き立てられ、衝動飼いに至るケースが多発しております。反省とは言わないまでも、時間の経過と共に少々自責の念に駆られている次第です。

更新日付:2008.08.10

レッドフック ミレウス・ルナ Myleus rubripinnis luna  ID 1749

写真のレッドフック ミレウス・ルナ ( 別室 ) は、以前はレッドスポットの呼称で、たまにショップでお目に掛かっていたのですが、最近はタイプ違いのルナと同様、殆ど見掛ける事がなくなり寂しい思いをしております。私のパクータンクではこのタイプのルナが3匹。Myleus rubripinnis rubripinnis よりは大きく、より活発です。

更新日付:2008.08.17

ジャイアントパクー・カウア  ID 1751

最近、パクータンクでは新規導入が相次いでおります。今回は、ジャイアントパクー・カウア ( 別室 ) です。学名は不明ですが、スタッフからお聴きした情報では、以前にもお話した現地(オーレン)でコンスタンスに採取されるパクー3種中の1種で、サイズは前回の「チンガ」には及ばないとの事です。特徴は、鰓の後ろ側が赤く着色する事と、現在は確認できませんが、背びれがフィラメントのように伸張するようです。

更新日付:2008.08.24

2タイプのルナ  ID 1753

私のパクータンクには、ルナのタイプ違いが4種。この4種類のルナの中で、体型が類似し斑紋の発色が違うタイプは写真と ( 別室12 ) の2タイプになります。発色上の相違点は、尻鰭の着色と斑の色で体型は、ほぼ同じながら体長が異なります。発色に関しては写真のタイプは非常に美しく、斑の色も赤・黄とバリエーションに富み、腹部も赤く染まり、派手なのに対して、別室のルナは斑の色も黄色一色で尻鰭も着色しません。体長は写真の派手なルナは、ほぼ20cm前後ですが、別室のルナは25cmくらいになり、地味な代わりに大きくなると云ったところでしょうか。ミレウス自体を扱うショップが少ない中、稀に見かける事もある写真の派手なタイプのルナですが、別室のルナに至っては最近、殆ど流通がなく、入手もかなり困難であると思われます。( あくまでも私の独断と偏見での見解であり、学術的根拠の無い話である事をご理解ください )

更新日付:2008.08.31

ジャイアントパクー・チンガ ②  ID 1756

写真のジャイアントパクー・チンガはちょうど一ヶ月前の、トリートメントを終えた直後の写真です。あれから彼の食欲はパクータンクで1、2を争うほどの食べっぷりで、現在の彼は ( 別室 ) 一瞬、見間違えるほど体高が増し、同じ個体とは思えない成長振りです。他のパクー達もそれなりの成長振りが伺えるのですが、彼の場合は数段上の成長です。今後、現地サイズ(40cmオーバー)にどれぐらい近づくのかは解りませんが、一ヶ月の成長を見る限り大いに期待できそうです。

更新日付:2008.09.07

メチニス Metynnis hypsauchen  ID 1758

私のパクータンクで一番お気に入りのメチニスは、写真 ( 別室 ) のオーソドックスな Metynnis hypsauchen です。どちらかと云えば老成魚の彼女は、幼魚や若魚にはない貫禄を備えています。レッドフック・ミレウスが中心のパクータンクの中で少数派のメチニスですが、つわものに囲まれながらも健闘いたしております。

更新日付:2008.09.14

ブラックバンデッド・ミレウス Myleus schomburgkii  ID 1760

最近ショップで見かけるブラックバンデッド・ミレウスは、殆どが幼魚です。以前は逆に見ることが無かった幼魚ですが、時代と共に流通にも違いがあるのでしょうか。写真のブラックバンデッド ( 別室 ) はバンドが太いタイプ。このタイプの個体も以前はよく見掛けたのですが、最近は見る事もなくなってしまいました。彼らを取り巻く環境にどういった変化が起こったのかは解りませんが、いろいろなタイプを揃えるのもパクー達を育てる魅力の一つなのですが・・・。

更新日付:2008.09.21

giant pacu  Myleus sp  ID 1762

私のパクータンクのジャイアントパクーは2種、いずれもブラジル・オーレン産の個体で、現地では 「 チンガ 」 と 「カウア」 の呼称で流通しているようです。ところでオーレンにはもう一種 「パンデラ」 と呼ばれるジャイアントパクーがいて、この3種の内 「カウア」 と 「パンデラ」 は、よく似ていて背鰭がフィラメント状に伸長するのが 「カウア」 で、しないのが 「パンデラ」 と云うことらしいです。すなわち私のパクータンクでは以前からおられる個体は、どうやら 「 カウア 」 のようですが、写真の個体は、「カウア」 としてお出でいただいたのですが、素人の私には、現状で 「カウア」 なのか 「パンデラ」 なのかが特定出来ないと云う事になります。

更新日付:2008.09.28

Pacu  Myleus rubripinnis rubripinnis  ID 1765

レッドフック・ミレウスと云えば、一番オーソドックスな Myleus rubripinnis rubripinnis ( 別室 )が、まず思い浮かびます。私のパクータンクに数匹おられる彼らも、個体によって体型は、似ていても斑の色・形 ・大きさなどで随分と雰囲気が変わるものです。幼魚のうちはシルバー色の彼らも、若魚から成魚に掛けて現れ出す斑紋は、遺伝的な要素なのか環境の違いによるものかは理解できませんが、様々な個性を楽しむことができます。尤も、近縁種の Myleus rubripinnis luna ( 別室 ) に見られるような派手さはありませんが、シンプルなコスチュームもたいへん気に入っております。

更新日付:2008.10.05

ミロソマ  Mylossoma duriventre  ID 1768

今までショップでミロソマと云えば Mylossoma aureum 以外はお目に掛かった事は無かったのですが、今回初めて Mylossoma duriventre ( 別室 ) の幼魚らしき個体を見付け、さっそくお出でいただいた次第です。最初は、Metynnis hypsauchen fasciatus ストライプ・メチニス(Striped Silver Dollar)かとも思ったのですが、ここ数週間の内に急成長を遂げられ、ようやくミロソマの特徴を確認するに至ったと云うところでしょうか。今後、成長につれて、ストライプを含め、どう云う変化をしていかれるのか興味深いところです。 (Hard bellied mylossoma)

更新日付:2008.10.12

ドルフィン・パクー  Ossubtus xinguense  ID 1770

久しぶりに登場のドルフィン・パクーは、いつの間にか体長も 20cm と入居時 5cm の幼魚から、1年で立派な若魚に成長されました。当初、その丸い風貌から想像していた体型とは異なり、意外と横長 ( 別室 ) で、大きく伸張した尻鰭が印象的です。

更新日付:2008.10.19

Pacu (Red spot)  Myleus rubripinnis sp  ID1772

写真のレッドフックミレウス ( 別室 ) は、Myleus rubripinnis rubripinnis  に酷似 (近縁種) しますが、体長・成長スピードには違いがあります。ショップでは、レッドフック・ミレウス(Red spot)で流通している事もありますが、ご多聞に洩れず最近の入荷は低調です。

更新日付:2008.10.26

Pacu ( Columbia )  Myleus rubripinnis sp  ID 1774  

写真のレッドフックミレウス ( 別室 ) は、入居からほぼ一年になります。当時( 別室 )の写真と比べると、ずいぶん体格もふくよかに成られ、斑の色も濃く、数も増えています。体型的に Myleus rubripinnis rubripinnis ではないように思うのですが、詳細は不明です。

更新日付:2008.11.02

Luna  Myleus rubripinnis luna  ID 1777

私のパクータンクの Myleus rubripinnis luna (以下ルナ)は、体型(体色)から分類するとすれば、4種類になります。そのうちイエローフックとレッドスポットは体型が明らかに違っていますが、写真 ( 別室 ) のルナと、( 別室 ) のルナは、体型こそ酷似しますが、体色は腹部、斑の色、尻鰭とずいぶん違っています。いづれにしても学術的にはどう云った分類が成立しているものなのか、私の理解の及ぶところではありませんが、お気に入りのルナの事はできる限り、知っておきたいものです。

更新日付:2008.11.09

Pacu ( Pantanal )  Myleus rubripinnis rubripinnis  ID 1780  

私のパクータンクで、同じ Myleus rubripinnis rubripinnis でもパンタナル産の個体として入居いただいた (写真・ 別室 ) の個体は、趣が少し違っています。何がどう違っているのかと云えば、まず、成長は極めてスローモーで、体長・体高が、高く、大きくなると云うよりは、恰幅よろしく、ずんぐりとした体型であること。次に体色ですが、他の個体は、ベースにあるシルバーの輝きを維持しながら、そのシルバーベースに数に違いこそあれ、斑が現れ始めるのですが、彼の場合は明確な斑が現れることなく、時間と共にシルバーの体色自体が透けるように、淡い朱色を帯びてくるように成りました。幼魚の内は、一様にシルバーな彼らが、成長過程で見せてくれる様々な変化を間近に、個体別の魅力を楽しんでいると云ったところでしょうか。

更新日付:2008.11.16

Luna  Myleus rubripinnis luna  ID 1782

散歩路の紅葉もピークを迎え、落ち葉も色とりどり、赤い桜の落ち葉は、淡いピンクの花びらからは想像が付かないほど情熱的です。もみじの燃えるような赤、銀杏の黄色と冬枯れまでの木々は大賑わいと言ったところでしょうか。散歩路で見つけた柿の落ち葉 ( 別室 ) は、ルナの斑のようにも見えてとてもフォトジェニック。

更新日付:2008.11.23

アカハライモリ  Cynops pyrrhogaster  ID1784

久しぶりにアカハライモリ( 別室 ) ゲージの大清掃を敢行いたしました。最近は週に一度の給餌以外、これと言ったお世話もしていなかったのですが、今回は、メンテナンスを機に、11匹では少し手狭だったゲージを45cmから60cm(いづれも規格サイズ水槽)に交換する事にしました。広くなったゲージでは、さっそく活発に泳ぐ彼らが楽しめて満足している次第です。

更新日付:2008.11.30

ドルフィンパクー  Ossubtus xinguense  ID1786

写真のドルフィンパクー( 別室 )は、他のパクー達との共存に問題が発生しパクータンクから退去となりました。どちらかと云えば温厚そうに見える顔付きとは裏腹に、他の魚達を追い掛け回す、鰭をかじると、かなり凶暴な性格をしておられます。そんな訳で、私のパクータンクから一時、サタンプレコ(体長約40cm)との混浴と成りましたが、さすがに強烈なサタンプレコには敵わず、現在の雑居水槽に転居となりました。いずれにしても将来的には、混浴ではなく単独水槽に移行をお願いする事になりそうです。

更新日付:2008.12.07

アカハライモリ  Cynops pyrrhogaster  ID 1788

アカハライモリのゲージを 45cm から 60cm (規格サイズ) に変更してから、活発に泳ぎ回る彼らを観る機会が増えました。彼らを観察する楽しみはと云えば大きく二つ。まず、そっとゲージを覗き込んで、仕草を観ている内に、こちらまでゆったりとした気分に浸れる事(私はアカハラマジックと呼んでいます)、それにもう一つは ( 別室 ) を観ていただけるとお解かりに成ると思うのですが、仲間達とのふれ合いシーンがとてもユニークでフォトジェニック。まるでコントを観ているようで、思わず口元がほころびます。2019.05.03 再

更新日付:2008.12.14

アカハライモリ②  Cynops pyrrhogaster  ID1790

先週に引き続きアカハライモリのお話になりますが、写真の個体は尻尾と体の一部分に紫の婚姻色が確認できます。自然下では5~6月くらいがその時期にあたるようですが、お正月を目前に私のゲージでは数匹の雄に見られます。それはそうと、いつもの事ながら、彼らは記念撮影には極めて寛大で、いろいろと楽しいポーズをご披露していただき、私としてはたいへん喜んでいる次第です。普段はスローモーなパントマイムを 楽しませていただいておりますが、けっこう逃げ足も素早く一瞬の内に踵を変えられ (別室 ) のような光景もよく見掛けます。

更新日付:2008.12.21

アカハライモリ ③  Cynops pyrrhogaster  ID1792

写真のアカハラ嬢は先週の婚姻色が確認できた雄との因果関係は解りませんが、ずいぶんとお腹が大きく、ご懐妊 ( 別室 ) されたようにも見えます。私のアカハライモリのゲージでは過去に一度だけ孵化に成功し、現在、立派な成体に成長していますが、ここ数年は孵化までこぎ着けることも無く残念な思いをしております。

更新日付:2008.12.28

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