写真のルナ ( 別室 ) は、瑞々しい若魚の輝きこそありませんが、円熟した魅力が伺えます。ボディ全体に散りばめられた斑は鮮やかなオレンジの濃淡が印象的で、他の個体にはない発色です。私のパクータンクでは古株の彼は、体長も 20cm オーバーと若魚達に交じっても貫禄は十分。今後の成長を楽しみにしております。
更新日付:2009.01.04
私のパクータンクのミロソマは2種。写真の Mylossoma aureum は3年前からのお付き合いで、幼魚から美しい若魚に成長されました。一方 ( 別室 ) のMylossoma duriventre は、昨年10月に幼魚で入居され現在に至っております。お互いに幼魚の内は見分けは付かないものの若魚になれば、ごらんのように違いは顕著です。どちらかと云えば、今のところ aureum 種は派手な体色で、duriventre 種は地味な感じを受けますが、今後どのように成長していくのか楽しみにしております。
更新日付:2009.01.11
先週に引き続きミロソマの話になりますが、写真のMylossoma duriventre の成長スピードには目を見張るものが有ります。幼魚 ( 別室 ) で入居されてから、約3ヶ月で3年前に入居したaureum 種と変わらない大きさまで成長を遂げられました。種の違いなのか個体差なのかは解りませんが、食欲もかなり旺盛で、成魚のレッドフック達に匹敵する食べっぷりです。
更新日付:2009.01.18
パクー水槽のルナはとても美しい体色で私を楽しませてくれます。写真の彼は、黄色の斑がとてもフォトジェニック。 ( 別室 ) の彼は、山吹色の斑と腹部の発色がとても艶やかです。素人の私の知識では、彼らに学術的な違いが有るかどうかも理解する事はできませんが、体型は同じでもあきらかに異なる体色は、ただ単に個体差・産地の違いではないように思えるのですが・・・。
更新日付:2009.01.25
週末ののんびりした昼下がり、給餌を終えたアカハライモリのゲージにデジカメを片手にお邪魔いたしました。フォトジェニックな彼らを押さえるには、一瞬のタイミングを逃さないように根気よく待ち続けるのですが、気に入った仕草には、なかなか遭遇しないものです。写真は本日のベストショット。もう少し柔らかな表情を押さえたかったのですが、ストロボの光に驚かれたのか、ほんの僅かな間 ( 別室 ) に立ち去って行かれました。
更新日付:2009.02.01
現在、私くしのパクー水槽を大別すると、レッドフック・ブラックバンデッド・ジャイアントパクーのミレウス系を中心とする一大勢力に、メチニス系・ミロソマ系が追随すると云った形で構成されております。パクーの各系統それぞれに魅力的且つ個性的ではありますが、彼らにはもう一つ、同種間に措いても産地や個体差による違いが楽しめると言った大きなポイントがあります。今週の、ブラックバンデッド・ミレウス ( 別室 ) は、縦のバンドが太いタイプ。以前にもお話しましたが、このタイプのバンデッドは最近、ショップでも殆ど見掛けなくなってしまい残念に思っております。
更新日付:2009.02.08
写真のルナ ( 別室 ) も発色が美しく、斑紋の黄色と腹部の深い紫が印象的な個体です。 パクー達は一様に飼い込むほど違った個性が生まれてくるようです。写真の彼は、背鰭と尻鰭がフィラメント状に伸張するタイプで、現在のところ背鰭よりは尻鰭に顕著に現れております。
更新日付:2009.02.15
飼い込む程に色付きをみせるレッドフック・ミレウス ( 別室 ) は、この先、どのような体色の変化で、私を楽しませてくれるのか分りませんが、パクータンクは日を追う毎に色付き、華やかに成っていくようです。写真の個体もシルバー色の幼魚からいつの間にか美しい若魚に。
更新日付:2009.02.22
毎週の事ながら EPISODE のモデルをお願いする時は、まずコンディションの良さそうな個体選びから始ります。特に中・大型パクーのキーパーの皆様は、ご承知だとは思いますが、彼らは非常に敏感で、よく暴れるため大小の怪我は日常茶飯事。水槽内には障害物を配置しないようにしているにも関わらず生傷が絶えません。その中で今週のモデルのミロソマ嬢 ( 別室 ) は、以前から大きな事故に遭遇する事もなく、怪我によるトラブルこそ少ないのですが、水質の加減でしょうか、発色の優れない時期があります。そんな中、最近は比較的、体調も良ろしいようで美しい体色をキープしておられます。
更新日付:2009.03.01
写真のミレウス ( 別室 ) は、どちらかと云えば体色も地味で、個性派の多いパクータンクでは、なかなかモデルに成っていただく機会に恵まれなかったのですが、今回は、ショップからお出でいただいたのが、昨年の3月と云う事もあり、入居一周年記念と云ったところでしょうか。他のパクー達と比較すれば、成長が遅いように感じますが、個体差であるものなのか種類の違いなのかは不明です。
更新日付:2009.03.08
私のパクー水槽に、2種類いるミロソマの内、順調な成長を見せている写真の duriventre 種 ( 別室 ) は aureum 種 ( 別室 ) に比べて地味な体色をしておられます。幼魚の頃に鮮明だったストライプは、次第に薄くなってきていますが、今後は確認できなくなってしまうものでしょうか。ミロソマも同じように成長と共に魅力が開花され、個性派揃いのパクー達の仲間入りと云ったところです。
更新日付:2009.03.15
現地では 40cm にもなると云うジャイアントパクー・チンガ ( 別室 ) は、入居以来、順調な成長振りで貫禄も出て参りました。このタイプのパクーは体色こそオーソドックスでルナに見られるような派手さはありませんが、均整のとれた大振りな体格は、ダイナミックなパクーの魅力が楽しめると云ったところでしょうか。
更新日付:2009.03.22
パクー水槽の老成魚メチニス ( 別室 ) は、弾けるような若魚の輝きはありませんが、各鰭に額縁された朱色と丸みを帯びた体型に貫禄がうかがえます。パクー水槽ではレッドフック達に紛れて、どちらかと云えば控えめなメチニス達ですが、その中で彼の存在感は絶大と云うところでしょうか。
更新日付:2009.03.29
先週に引続きメチニスの登場です。今週はパクー水槽の新人、幼魚のメチニス ( 別室 ) 2匹に付いてのお話になります。入居されたのは2匹揃って今年2月で、そろそろ2ヶ月を迎えようとしておられます。当初、5cm 程の彼らも現在は10cm 近くまで成長され、並み居る個体の中でも存在感が出て参りました。最近は、産地の違いや希少性によって、私にはとても手の届かないパクーが多い中、この2匹は養殖された個体なのでしょうか、とてもリーズナブル。私の理解の範疇ではないのですが、体色も体型も微妙に違っているのは、学術的にも違いがあるのでしょうか。
更新日付:2009.04.05
現在、パクー水槽のジャイアントパクーは2匹。写真のカウアと ( 別室 ) のチンガです。両者は明かに体型も違い、学名も異なると思われますが、残念ながら私の理解の及ぶところではありません。体長はカウアが26~27cm、チンガが25cm と云うところで、カウアは気性も荒く、パクー水槽のボス的な存在となっております。
更新日付:2009.04.12
ジャイアントパクーの力強さには銀色の体色がお似合いですが、艶やかで個性的なルナ ( 別室 ) の体色は、ミレウス飼育の醍醐味と云ったところでしょうか。飼い込む程に変化を見せるルナの美しさは、意外な展開のミステリーのように見逃せない魅力です。
更新日付:2009.04.19
入居から3年目を迎える写真のルナ ( 別室 ) は、斑の色こそ黄色一色と、地味ではあるのですが、私のパクー水槽のルナの中では、大柄で迫力があります。月日が経つに従って変化するルナの体色も、彼だけは例外のようで、入居時と変わらずオーソドックスなスタイルを堅持しておられます。
更新日付:2009.04.26
私とアカハライモリの付き合いも早いもので9年目を迎えました。そしてアカハライモリゲージには現在、11匹の個体が生息しております。彼らは全て滋賀県の人里離れた山合いにある静かな泉で採取した個体で、採取場所は今でも当時のままの状態です。
ところで、いつの頃からか彼らの存在は、私の中で無くては成らないものとなりました。と言いますのも、彼らが発するオーラが、ゲージを覗き込む私の疲れを緩和してくれるようになったからです(私はアカハラマジックと呼んでおります)。そうそう、もう一つ、頻繁に写真のモデルになっていただいておりますが、こちらも彼らとの関係をより強固とする大きなファクターであり ( 別室 ) のリーダーには特に感謝いたしております。
それに引き換え、唯一私が彼らにしてあげられることと云えば、不定期ではありますが週に数回、大好物の冷凍アカムシと熱帯魚用人口飼料を供給させていただく事くらいで、これと云った特別なお返しが出来ているわけでもなく大変、恐縮いたしております。
更新日付:2009.05.03
色鮮やかなレッドフックのなかでもひときわ美しいルナの面々ですが、その中でも私の一番お気に入りの彼 ( 別室 ) は、山吹色の斑が、ボディ一面にバランス良く配置され、とってもフォトジェニック。ところで彼は、今週の記念撮影を、気に入っていただけたでしょうか。
更新日付:2009.05.10
アカハライモリの魅力には、ユニークな仕草・疲れを緩和させてくれるアカハラマジックなどがある事は以前にお話しましたが、ビジュアル的に大きな特徴である腹部の模様(バリエーション)もその一つです。写真 ( 別室 ) の個体は、幾何学模様が美しく配列されたタイプでフォトジェニック。私のゲージ内11匹は全て滋賀県採取(同一地点)の個体ですが、見たところ、共通した特徴と云うにはそれぞれに違い ( 別室 ) が有り過ぎて、私には傾向すら言及が出来ないのを残念に思います。
更新日付:2009.05.17
鮮やかなオレンジと山吹色の斑は、写真のルナ ( 別室 ) のトレードマーク。老成魚の彼には若魚のみずみずしさこそ有りませんが、ビジュアル的な完成度の高さは他の個体にはない大きな魅力です。特定のショップ以外では殆ど見る事のないミレウスですが、その中でもレアなミレウスと並んでルナの流通量も少なく、比例して供給率も厳しい状況です。
更新日付:2009.05.24
写真のミレウス ( 別室 ) は、以前から少々気には成っているのですが、私の中で正体不明の個体で Myleus rubripinnis とは体型が少し違って見えます。もう少し体高が出てくればジャイアントパクー・チンガにも似ているようなのですが、真相は謎のままです。
更新日付:2009.05.31
久しぶりに登場のドルフィン・パクー ( 別室 ) は、サタンプレコと混浴をお願いしております。いつの間にか 23cm と、立派に成長された彼は、見かけによらず気が荒く、パクー水槽では他のパクー達の鰭を傷めるために別居生活を余儀なくされております。
更新日付:2009.06.07
写真のブラックバンデッド・ミレウス ( 別室 ) は、2007年10月入居のシングー産の個体。オーソドックスなスタイルで際立った特徴こそ無いものの価格的にはリーズナブルで飼い易く、飼い込む程に魅力が出てまいります。
更新日付:2009.06.14
ルナの魅力は、圧倒的に斑紋の美しさに有ります。私のパクー水槽には、あくまでも外見上だけ(体長・体色・斑の色等)で、学術的な根拠こそ有りませんが、4タイプのルナが存在します。写真 ( 別室 ) の個体もその一つのタイプ(私見としてタイプA)で、斑紋が黄色一色のパターン。体色はどちらかと云えば、地味な印象を受けますが、一番大きくなるタイプです。彼の場合、入居から3年の間に斑の色が変わる事も腹部が赤く染まる事もなく、これから先もこのまま推移すると思われます。
更新日付:2009.06.21
今週は先週に引き続きルナの話題です。先週のルナはタイプ A で、今週は、タイプ B 、俗にレッドスポット ( 別室 ) と呼ばれております。その名の通り、ボディに散りばめられたレッドスポットがとても綺麗です。この個体は大きく張り出した尻鰭が特徴で、現在は、ボディサイズと比べてアンバランスにも見えますが、成長に伴ってバランスがとれてくるのでしょうか。
更新日付:2009.06.28
いつの間にかあんなに鮮明だったボディのストライプも消え、立派な若魚に成長を遂げられた写真 ( 別室 ) のミロソマは、短期間の成長スピードとすればパクー水槽でも屈指の存在です。入居当初は、ストライプ・メチニスとの区別が解り難いほどだったのですが・・・。
更新日付:2009.07.05
ドルフィンパクー ( 別室 ) は入居当初 5cm の個体が、約二年で25cm と立派に成長を遂げられました。彼の場合、入居後すぐに自分より大きなパクーに攻撃を開始し、その凶暴さ故にパクー水槽から退場となり、現在はサタンプレコと同居生活。このコンビは、お互いに相譲る・・・と云う言葉とは無縁の性格で、両者とも単独飼育が原則のツワモノ同士。現在のところサタンプレコがやや優位の展開で推移しておりますが、多少の小競り合いがあるとは云うものの、何とか同居が成立しております。
更新日付:2009.07.12
写真のブラックバンデッド・ミレウス ( 別室 ) は、太いバンドのタイプですが、バンドの太さから言えば、私の水槽では以前からこの太いタイプとミディアムタイプ ( 別室 ) の2種が定番です。文献などにはかなり細いバンドの個体も見受けられますが、今までお付合いいただいた経験はありません。体色はシルバー色にブラックバンドが基調で、若魚の内からレッドフック・ミレウスのような斑紋が顕著に表れた個体は見掛けませんが、成魚から老成魚に、稀に貫禄と共に派手な色合いで魅力あるバンデッドに出会う事があります。私の水槽では、写真の彼が一番派手な個体ですが、キーパーの皆様の飼い込まれたバンデッドはいかがでしょうか。
更新日付:2009.07.19
現在、私のパクー水槽には、2種類のミロソマ ( duriventre 種 ・ aureum 種 ) が生息しております。写真の個体は duriventre 種で、2008年10月に幼魚で入居いただきました。( 別室 ) の個体は、彼よりも1年早い2007年10月に入居の aureum 種、派手な鰭の色付で duriventre 種とは随分と趣が違っています。
更新日付:2009.07.26