8月第 1週 8月に入ってもここ近畿地方は梅雨明け宣言が出されず、かといって梅雨らしい毎日かと云えばそうでもなく体感的には夏本番の蒸し暑さが続いていると言ったところでしょうか。写真のメチニスは、今年2月に幼魚で入居されてから約半年でようやく若魚の仲間入り。入居当初しばらくは並居るミレウス達に揉まれ、美しい鰭も傷付けられて痛々しい状態だったのですが、最近になり再生し、それに伴うように彼自体の存在感も出て参りました。私自身は、彼の額縁された尾鰭と背鰭の色付が大変、気に入っております。
更新日付:2009.08.02
8月第 2週 例年なら、梅雨明け10日と言われるように、安定した夏空が10日程は続くのですが、今年の近畿地方は、梅雨明けが遅かったせいか不安定な天候が多いように思えます。
週末のメンテナンスを終え、パクー達を眺めていると今更ながら彼らの成長スピードに感心させられます。彼らの成長と活発な動きは、余裕に思えた水槽が、いつの間にか手狭に感じるようになりました。
更新日付:2009.08.09
8月第 3週 盂蘭盆会の法要を済ませると、夏も後半戦。まだまだ暑い日が続きますが、夜には虫の鳴き声が、涼しい風を運んで来てくれます。パクー水槽のニューフェイス、ブラックバンデッド・ミレウスの幼魚は、食欲旺盛。この時期の成長には目を見張るものが有ります。2019.06.03 再
更新日付:2009.08.16
8月第 4週 日中の暑さは相変わらず厳しいとは云うものの朝晩はずいぶんと過ごしやすく成って参りました。今週は、水槽メンテナンスと同じタイミングでメンバーの移動を敢行いたしました。具体的には、パロット(ドルフィン)パクーをパクー水槽に、逆にブラックバンデッド・ミレウスの幼魚(写真)をサタンプレコの水槽にお招き致しました。今のところ、これと言った弊害もなく順調な滑り出しと云うところでしょうか。
更新日付:2009.08.23
8月第 5週 今週も朝晩の涼しさとは裏腹の残暑に閉口いたしました。写真のパロット(ドルフィン)パクーは、先週、パクー水槽に移動をお願いし、代わりにブラックバンデッド・ミレウスをお迎えしたのですが、今週末のメンテナンスでまた元通りに。理由は、パロットパクーの行動にあります。当初、パクー水槽で大人しくしていた彼は、今から思えば、猫を被っていた様で、次第に本性が表れ、週の半ばには、同居のパクー達を追い掛け回したあげく、一部の個体を除いて、鰭が無残な状態に。やはり昔の凶暴ぶりは、変わる事もなく、むしろパワーアップを図られていたようです。再び同居が決まったサタンプレコ氏は、暫らくの間、平和な毎日を過ごしておられましたが、ここに来て、また緊張の毎日を生きる事になられました。
更新日付:2009.08.30
9月第 1週 9月に入り、相変わらず残暑は厳しいとは云うものの例年に比べると随分穏やかに感じられます。さて先週、お話しましたが、パロット(ドルフィン)パクーの凶暴さ故に水槽を行き来する事になった 写真のブラックバンデッド・ミレウスの幼魚ですが、成長期と云う事もあり食欲は旺盛で、諸先輩の食べ残しまで、実に綺麗に平らげていただいております。おかげさまでパクー水槽は、隅々まで掃除が行き届いた状況で、ある意味において献身的な清掃活動とも言える給餌行動が、いつまで継続するかは分かりませんが、現時点においては彼らの食欲に感謝している次第です。
更新日付:2009.09.06
9月第 2週 9月も中旬を迎え、日中の日差しさえ一時の勢いはなく、ずいぶん過ごしやすく成って参りました。心地よい秋の気配は、穏やかな気持ちにさせていただけるのですが、来たるべく先にある寒さが苦手な私にすれば、駆け足による季節の移ろいは、ご容赦いただきたいところです。写真はシングー産のブラックバンデッド・ミレウス、最近、太バンドのミレウスを見慣れているせいか彼のバンドが細く見えます。2019.06.02 再
更新日付:2009.09.13
9月第 4週 9月も後半に差し掛かり、初秋の心地良さは、魚達とのふれ合いと同じようにウイークデーの喧騒を和らげてくれます。ところで、漢詩 「春眠暁を覚えず・・・」 は、例年この時期の睡魔にも当てはまるように感じるのですが、皆様は如何でしょうか。今週もメンテナンスを終えた水槽をカラフルではナンバーワンのルナが通り過ぎました。
更新日付:2009.09.20
9月第 5週 9月も残すところ後、僅かとなりました。週末は天候にも恵まれ、汗ばむ程の陽気となり、絶好の行楽日和と言ったところでしょうか。さて今週のモデル、写真のドルフィン(パロット)パクーですが、他のパクー達との混浴には全く不向きと言わざるを得ませんが、成長に伴って(15cmを超えるあたりからでしょうか)その独特な体型や体色、尻鰭の形状に至るまで幼魚の頃には想像も出来なかった魅力が開花し始めます。飼育は、上記のように混浴さえ考えなければ容易です。給餌も幼魚の内から人口飼料をメインに食しておられますが、これと言った問題もなく現在まで推移しております。
更新日付:2009.09.27
10月第 1週 10月に入り、最初の週末は清々しい一日となりました。いつものように水槽メンテナンスが終わると、暫らくの間、慌しかったパクーたちも落ち着きを取り戻し、のんびりとした彼らの時間に逆戻り。普段から活発な彼らは、こちらの動きにはとても敏感で、驚かすような素早い行動は厳禁です。長年に亘る付き合いで、彼らの習性がおぼろげながら掴めてきましたが、いずれの社会も同じように、お互いのルールを守っていれば、私が望むフォトジェニックなポーズを提供いただけます。2019.06.27 再
更新日付:2009.10.04
10月第 2週 10月も中旬に差し掛かり、秋の気配も次第に濃くなって参りました。寒さの苦手な私には、朝晩の冷え込みは、涼しさの域を既に通り越し、身の引き締まる思いに一足早い冬の気配を感じている次第です。写真のルナは派手な装いを年中、纏って居られるのですが、妙にこの時期にマッチしているように思えるのですが・・・。2019.06.27 再
更新日付:2009.10.11
10月第 3週 水槽部屋のエアコンも稼動する事もなくなり、それに変わって水槽は保温の時期を迎えようとしております。週末のメンテナンスは保温器具の点検も同時に行い稼動までは秒読みの段階となりました。写真のルナは間もなく入居から丸二年を数え、古株パクーの仲間入り。入居当初からすればひとまわりの成長は遂げられましたが、幼魚から若魚へそして成魚に向かう飛躍的な成長期は既に昔。最近は何処となく貫禄を感じられるまでに成られました。
更新日付:2009.10.18
10月第 4週 10月も後半になり秋も深まって参りました。日中の日差しは一時の勢いもなく、今しばらくは快適な過ごしやすさが楽しめると云ったところでしょうか。写真のジャイアントパクーカウアは入居から14ヵ月。私のパクー水槽では一番大柄な個体で、現在約28cm。最近、彼の尻鰭の伸張が写真でも確認できるようになりました。ちょうど、色が薄く見えるところが伸張した部分で、今後の成長振りを楽しみにしております。
更新日付:2009.10.25
11月第 1週 いよいよ11月に入り今年も残すところ2ヵ月となりました。この時期になると例年、一年の短さと寒さに向かうアプローチを実感させていただいております。私の気持ちとは裏腹に水槽の面々は加温により来春までの約束された穏やかな暖かさを今年も手に入れられた訳で、彼らにとっては厳しかったであろう夏の暑さを凌いだご褒美と云ったところでしょうか。
更新日付:2009.11.01
11月第 2週 秋も次第に深まって参りましたが、紅葉には後、もう少しと言ったところでしょうか。写真は、久しぶりに登場の、パンタナル産レッドフックミレウス。彼の場合、他のレッドフックとは少し違った進化で、幼魚時代のスタイルをあまり変えることも無く、体長も小振りで、発色もご覧の通りシルバー基調が強いまま成魚を向かえられたと云ったところでしょうか。個性の少ない個性もまた、今後、楽しみなパクーです。
更新日付:2009.11.08
11月第 3週 11月も中旬となり、次第に肌寒く、日差しに恋しさを覚えるようになって参りました。
しかしながら、例年のこの時期に比べて今年は、暖かいようで、私の管理下にある数本の水槽も数週間前から保温器具の設置を済ませ、冬を迎える準備は整えていたとは云うものの、ようやくここに来て日中の寒暖差が顕著となり、彼らにとっては一足早い冬の訪れと云ったところでしょうか。
更新日付:2009.11.15
11月第 4週 今週は、一時的とは云え12月並みの気温となり、いよいよ本格的な寒さに向けて、たずなを引き締め直したと言ったところでしょうか。例年の事ながら、この時期になると、保温された水槽の魚達を羨ましく思うのですが、ここ大阪の寒さに怖気付いている私を尻目に、優雅に泳ぐ彼らには、故郷の暖かさを少しでも味わっていただけているのでしょうか。
更新日付:2009.11.22
11月第 5週 今週は、寒さが一段落。季節が少しだけ逆戻りしたような陽気となり、寒がりな私にとっては、たいへんありがたい時が過ごせました。早いもので11月もいつの間にか終盤を迎え、紅葉狩りも今がピークと云ったところでしょうか。写真の個体は、入居以来、オーソドックスな体色とスタイルが魅力で、他の派手なルナとは一線を置いて居られます。入居から3年目を迎えられ、地味ながら重厚感を漂わす長老の彼がとても気に入っております。
更新日付:2009.11.29
12月第 1週 12月。いよいよ2009年もひと月を切り慌ただしさがほんの少し寒さを忘れさせてくれるように感じます。写真のレッドフック・ミレウスは、小ぶりながら綺麗な発色で私を楽しませてくれます。彼の場合、他の個体に比べると体型は丸く斑の数も少ないのですが、発色はルナに近いものがあります。まだまだ疑問だらけのパクーですが、バリエーション豊富な彼らの魅力は尽きないと云ったところでしょうか。
更新日付:2009.12.06
12月第 2週 師走も中旬に差し掛かり、気持ちだけは焦るものの多忙に感けて年末の準備など忘れた振りのまま年の瀬を迎えるのが慣例となっております。元来、「余裕」や「暇」とは縁遠い生活に、一種、ステータスを感じる私くしは、慌しさが性に合っているのかも知れません。銀色に輝く、若魚のパクーにはスタイリッシュなシチュエーションがとってもフォトジェニック。
更新日付:2009.12.13
12月第 3週 今年も残すところ10日あまり、ずいぶんいろいろな出来事のあった一年でしたが、私の水槽環境と云えば、ここ数年あまり大きな変化もなく推移いたしております。以前は、週末になれば出掛けていた木津川の魚たちがメインだった水槽も、いつの間にか熱帯魚に席を譲り、唯一、採取組として残るのは、魚類ではありませんが、アカハライモリだけとなりました。めまぐるしく移り変わる社会状況に翻弄される毎日が続く中、日々の短い給餌の間や何気なく立ち寄ったショップで魚たちと過ごす少しの時間に疲れを忘れさせてくれるパワーに魅せられたアクアリストの皆様も多いと思います。書く云う私もその一人、そんな魚たちとの時間を来年も大切にしたいですね。おっと、年末のご挨拶のようになりましたが、来週、27日もお付合いよろしくお願い致します。
更新日付:2009.12.20
12月第 4週 今年、最後の水槽メンテナンスを終えて一息つき、周りを見渡せば、新年を迎える準備を滞りなく済ませる事が出来たのは、目の前の魚たちだけ・・・と云う状況に少々戸惑いを感じながら、残り少なくなった暦を眺めては、溜め息をついております。パクーを中心とする私の管理水槽は、今年一年もまた大きな事故もなく、無事に過ごす事が出来ました。最近はミレウスをメインにお話を進める事が多くなりましたが、メチニス達も彼らに勝るとも劣らない魅力を秘めておられます。今年も数日を残すところとなりましたが、来年も引き続き「雷魚図鑑」ならびに私くし gonta036 も宜しくお願い申し上げます。それでは皆様、良いお年をお迎えください。
更新日付:2009.12.27