日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2010年

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2010.08.01   Metynnis sp

8月第 1週 8月に入りましたが、日差しの勢いは、いっこうに衰える様子もなく相変わらず「酷暑」の日々が続いております。数年前には、週末になれば出掛けていた木津川もずいぶんご無沙汰で、この時期、石の間を行き来するヨシノボリ達の姿が懐かしく感じられます。炎天下の日差しを尻目に、ここ数年来のエアコンによる水槽管理は、暑さ対策には特に威力が発揮され、週末メンテナンスもスムーズです。

更新日付:2010.08.01

2010.08.08   Metynnis sp

8月第 2週  今週も先週に引続き「酷暑」の一週間となりました。ここ暫くは、「暑い」と云う言葉が半ば呪文のように交わされ、当面は、呪から逃れる術もないと云ったところでしょうか。盂蘭盆会の法要をまじかに控え、何となく夏休みを待ちわびる心境の週末は、強烈過ぎる暑さとは裏腹に、心地良い睡魔に身を任せて夢見心地で魚達とのふれあいを楽しんでおります。

更新日付:2010.08.08

2010.08.15   Botia macracanthus

8月第 3週  今週は、茹だるような暑さの中、盂蘭盆会の法要を終え、のんびりと夏休みを楽しんでおります。週末の午後、雑居水槽を覗き込めば、いつものようにクラウンローチが、給餌後の水槽メンテナンスに余念がありません。いつの間にか随分大きくなった彼は、他の雑居水槽のメンテナンス要員として派遣するには難しい大きさで、当分このままの雑居水槽生活と云ったところでしょうか。

更新日付:2010.08.15

2010.08.22   Metynnis sp

8月第 4週  8 月もいよいよ後半戦に差し掛かかりましたが、相変わらず酷暑に相応しい日々が続いております。寒さキラーの私にすれば、元来、夏の暑さには自信があったのですが、昨今の暑さには正直、閉口致しております。週末の昼下がりは、蝉の鳴き声が茹だる暑さに輪を掛けて、涼しげな魚たちを羨ましく感じますが、日も翳りだした夕刻、ヒグラシの鳴き声は、まだ遠い秋の気配を少しだけ運んでくれるようです。

更新日付:2010.08.22

2010.08.29   Metynnis sp

8月第 5週  8 月も大詰めを向かえ、朝晩はほんの少し暑さも和らいだように感じられますが、日中は相変わらず猛暑の毎日。ここ数年、水槽部屋はエアコンの活躍により夏場の水温管理も随分と楽に成りましたが、その分、水槽稼動本数に比例して電力消費量は増加の一途をたどっております。当面、この傾向は変わる事なく推移すると考えられますが、ここ数年のマイブーム、魅力と個体差、コレクション性に措いては、ある意味、限りがない、セルラサルムス科 ミレウス亜科の新しい個体( 特に大型種 )の導入は、極力、控えるよう努力致しております。

更新日付:2010.08.29

2010.09.05   Metynnis sp

9月第 1週  9 月に入りましたが、日中の暑さは依然、衰える様子もなく今週も相変わらず真夏の形相と云ったところでしょうか。雑居水槽のスポットメチニスは、小兵ながら均整のとれた美しい体型にさりげなく散りばめられたスポット、鰓蓋後部の朱赤がアクセントの個体で、彼の場合、今後の成長過程で主に体型の変化に注目致しております。

更新日付:2010.09.05

2010.09.12  Metynnis sp

9月第 2週  9月も中旬に差し掛かろうとしておりますが、今週も相変わらず残暑厳しい一週間となりました。週末、メチニス雑居水槽の大清掃とメンテナンスを敢行致しました。こちらの面々は、普段から非常に活発で驚きやすく、特にメンテナンス中のトラブルには細心の注意をはらっておりますが、それでも擦れ傷などは付きものです。比較的、再生も早く、病気にも掛かり難い分、こちらのストレスも少ないとは云うものの、お互いにいつまでも良好な関係を維持する上で、水質の悪化には要注意と云ったところでしょうか。

更新日付:2010.09.12

2010.09.19   Sternotherus odoratus

9月第 3週  9 月も後半に差し掛かり、ようやくここに来て長かった酷暑も緩和されて参りました。この先、私の苦手な寒さに向かうステップは可能な限り緩やかにと願うばかりですが、本来なら心地よい筈の季節のジョイントは年々、短くなる一方に感じられます。朝の眩しい日差しの中、甲羅干しを楽しんでいた彼女は、いつの間にか脱走を試みたようですが・・・。どうやら失敗に終わったようです。

更新日付:2010.09.19

2010.09.26   Sternotherus odoratus

9月第 4週  今週は、ようやく落ち着きをみせた残暑から、遅れていた季節の歩みを一気に取り戻さんばかりのスピードで、晩秋の肌寒さに不意打ちを掛けられたと云ったところでしょうか。それにしても、数週間前には考えもしなかった掌を返したような気温の変化が、ある意味、無防備で従順な彼らに迷惑が掛からないよう、早急にインフラ整備を検討致して居ります。

更新日付:2010.09.26

2010.10.03   Cyphotilapia frontosa

10月第 1週  10 月に入り、ようやくここにきて「秋」が感じられるようになって参りました。あれほど隆盛を誇った夏も秋にバトンを渡す頃には、穏やかな形相。こちらは現在、単独飼育中のフロントーサ、ただいま隆盛を誇る彼も、雑居水槽時代には、穏やかな形相をしておられます。

更新日付:2010.10.03

2010.10.10   Botia macracanthus

10月第 2週  食欲の秋・・・写真のクラウンローチにとって、飽食とは、何も秋に限った事でもなく、見事に膨らんだお腹をみる度、私まで満腹感が伝わって参ります。この時期、心地よい秋風と透き通るような青空が、すがすがしい空気感を満喫させていただけるのですが、至極の時は、長くは続かず、いつの間にか早くなった日暮れと共に肌寒い晩秋もそこまで着て居られるようです。

更新日付:2010.10.10

2010.10.17   Metynnis hypsauchen fasciatus (Striped Silver Dollar)

10月第 3週  10 月も半ばになり、この時期、秋風が、食欲と睡魔を運んで来られます。写真のメチニス水槽の幼魚達は、保温された快適な環境下で、これから春までの数ヶ月間、ひたすら飽食を楽しまれる訳ですが、彼らの場合、一時的に膨れた腹部は必ずしもスリムな体型に影響を与える事もなく何時の間にか元の美形に戻っておられます。

更新日付:2010.10.17

2010.10.24   Mylossoma aureum

10月第 4週  今週も比較的、安定した天候が続き、体感的に気持ち良い「秋」を過ごす事ができました。ここ数年、季節のジョイントが短く感じられるようになる中、数少ない、ストレスのない心地よい時期を大切にしたいものです。私のお気に入り、パクータンクのミロソマ aureum 種は、何かと競合の多い激戦区に在りながら、美しい体型、体色を維持しておられます。

更新日付:2010.10.24

2010.10.31   Metynnis sp

10月第 5週  今週は、半ばに急に冷え込み、いよいよ冬の到来かと慌てて上着を着込みましたが、週末は少々緩和され胸をなでおろした次第です。寒暖差の激しいこの時期も、保温された水槽は別世界。管理された環境が、果たして彼らにとって快適であるのかどうか知る由もありませんが、遠い故郷の暖かさを少しでも感じていただいているとすれば、管理者冥利に尽きると云ったところでしょうか。

更新日付:2010.10.31

2010.11.07   Metynnis sp

11月第 1週  11月に入り気温の変化と共に秋の深まりを感じるようになり、先週のように一気に冷え込む事がない限り、快適な時期と云ったところでしょうか。先週に続きメチニスのお話ですが、写真のメチニスとは、足掛け7年以上のお付き合い。パクータンクでも重鎮的な存在のメチニスで、ジャイアントパクー達とも付かず離れず、絶妙なポジショニングをキープしておられます。並み居る強者の中、彼女の場合、いつまでもメチニスの頂点に居ていただきたい存在です。

更新日付:2010.11.07

2010.11.14   Botia macracanthus

11月第 2週  11月も中旬となり、そろそろ紅葉も見頃に差し掛かりました。今週もメンテナンスを終え、保温された熱帯魚水槽では活発なクラウンローチ嬢が底砂掃除に余念がありません。そんな彼女とは裏腹に、私の管理する亀ゲージの面々は夏の間、あれほど旺盛だった食欲も次第に落ち着きをみせ、こちらは寒さに向けての体調管理に余念がないと云ったところでしょうか。例年通り冬の間、ゲージではこれと言った保温は行いませんが、水緩む春までの数ヶ月を平穏無事に乗り切っていただきたいものです。

更新日付:2010.11.14

2010.11.21   Myleus rubripinnis luna

11月第 3週  早いもので11月も後半戦となり木々の色付きと歩調を合わせるように秋が深まって参りました。今週末は好天にも恵まれ日差しも暖かく心地よい週末となりました。この時期、紅葉と云えば、ルナの季節。色付いた体色が今年もまた色とりどりの落ち葉のようでとっても綺麗。

更新日付:2010.11.21

2010.11.28   Ossubtus xinguense

11月第 4週  11月も終盤。いよいよ、来週半ばには師走に入り今年も気忙しい時期に突入と云ったところでしょうか。それにしても年を追う毎に月日の経つのを早く感じるのは、忙しさに感けて季節を楽しむ努力を怠ったせいなのかも知れません。私の水槽の面々は好むと好まずに関わらず年中、季節感の無い環境下に強制的に置かれている訳で、選択肢の無い彼らには出来る限り、心地良い環境を提供したいと考える次第です。

更新日付:2010.11.28

2010.12.05   Metynnis sp

12月第 1週  12月に入り紅葉のピークも終わる頃となり、いよいよ冬も本格的な寒さに向けて拍車を掛けようと云ったところでしょうか。これからの数ヶ月、寒さの苦手な私にとって、出来る限り穏やかな気温の変化で推移していただく事を願うばかりです。冬の間、基本的に温度変化の無い環境下にある写真のメチニス達にとって、ガラス越しの世界に季節の移ろいがあろう事など知る由もなく。

更新日付:2010.12.05

2010.12.12   Glyptoperichthys lituratus

12月第 2週  今年も残すところ半月余りとなりましたが、新年を迎えると云う意識が年々、薄れていくように感じられます。いろいろな意味で特別だったお正月が、いつの間にか連休の一日としての感覚が日常化してしまわないかと自分自身に苦慮いたしております。行きつ戻りつ寒さも厳しくなってまいりますが、写真のサタンプレコは、コスチュームの加減か、どことなく暖かそうに見えたのですが・・・。

更新日付:2010.12.12

2010.12.19   Myleus schomburgkii

12月第 3週  12月もいよいよ後半に差し掛かり、楽しいイベントを間近に控え、手放しで喜んでいた頃を懐かしく思えます。年の終わりを充実した気持ちで過ごし、新しい年を迎える準備に明け暮れると云った師走・・・私の理想とする余裕のある師走と、あまりにもかけ離れた喧騒の中で過ぎていく師走を今年も送らざるを得なくなった私自身の不甲斐なさに多少の苛立ちを感じながらこの時期を過ごしております。いづれにしても週末の魚たちとのゆったりとした時間は、これからも大切にしたいものです。

更新日付:2010.12.19

2010.12.26   Cynops pyrrhogaster

12月第 4週  今週末は正にクリスマス寒波の到来で、一段と寒さに拍車が掛かったと云ったところでしょうか。2010年も明日からいよいよファイナルウイーク、残すところ数日となりました。そして今年の取りを努めさせていただきますのは、疲れを癒すアカハラマジックの使い手、アカハラゲージ代表の彼にお願いしました。
今年も一年、お世話になりました当サイト「雷魚図鑑」も来春にはお陰さまで13年目を迎える運びとなりました。来年も引き続き、お魚四方山話と私くしgonta036 にお付合いどうぞよろしくお願い申し上げます。

更新日付:2010.12.26

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