日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode - 2010年

老成魚  Myleus schomburgkii  ID 1961

写真のバンデッド・ミレウス( 別室 )は、私の管理下にあるパクーの中では、老成魚の位置付けです。実は、数年前から彼をジャイアントパクーや血気盛んな連中との混浴水槽から開放し、比較的温厚な紳士、淑女との時間を共有していただいております。何故かと言えば、「昔取った杵づか」ではないですが、元来、柔な性質でも温厚でもない彼は、充分に活発なパクー達とも渡り合えるのですが、年と共に蓄えられた個性的な風貌(容姿)を傷つけないように、当面の間、活発な連中との混浴をご遠慮いただいた次第です。

更新日付:2010.08.01

メチニス  Metynnis sp  ID 1963

振り返れば、パクー達に魅せられてから随分と月日が流れました。そして長い彼らとの付き合いの中で、私の場合、魅力の基本、原点は、メチニス( 別室 )に有ると考えております。時と共に変化する、体表と均整のとれた体型、バリエーション豊富な尻鰭、何を取ってもそのまま他のパクー達の魅力としても置き換える事が可能です。メチニスをショップで見掛けると、私のパクー水槽のルーツに出会ったような新鮮な感覚に包まれます。

更新日付:2010.08.08

ミロソマ  Mylossoma duriventre  ID 1965

私のパクータンクの 2 種のミロソマ。写真の duriventre 種と( 別室 )の aureum 種は、見ていただければお分かりになるように出で立ちが随分と違います。ところでもう一つ、現況として確認は出来ませんが、ここまでに至る成長スピードにも大きな違いが有ります。と云うのも両者、現在約 25 cm とほぼ同じサイズながら、一方の aureum 種は数年掛かり、片や、duriventre 種は約1年、と云うように同じ環境下に在りながら、随分違った結果となっております。今後、水槽飼育下に於ける両者間の成長率格差は、少なくなる事が想定できるのですが、予想以外の楽しみとして duriventre 種のビジュアル的なコスチュームの変化に注目したいところです。

更新日付:2010.08.15

ブラックバンデッド・ミレウス  Myleus schomburgkii  ID 1967

写真のバンデッドミレウス( 別室 )は、ショップから 5cm 足らずの幼魚を数匹お招きし、その後、順調に成長され現在、約15cm に成られました。根っから水槽育ちで、ワイルドな成魚と比べれば、けっして迫力あるダイナミックな出で立ちとは言えませんが、一種、洗練された都会的イメージ( あくまでも私見ですが・・・ )のする彼らもまた、パクーの魅力の一つとして楽しませていただいております。

更新日付:2010.08.22

フロントーサ  Cyphotilapia frontosa  ID 1969

写真のフロントーサ( 別室 )は、以前にお話した、単独飼育中の血気盛んな彼 ( 別室 ) の若魚時代( 2005.12 )のプロフィール。彼の場合、幼魚時代は単独飼育、若魚期は雑居水槽で他の個体に揉まれながら順調に成長を遂げられた後、単独水槽と三回の転地を経験しておられます。幼い内から物怖じしない性格は、成長に伴って攻撃性を増し、雑居水槽時代の後半では、自分より大きな個体にまで影響を及ぼす存在となられました。現在の単独生活でも、やり場のない受け継がれた DNA は、時に水槽越しの私にまで伝わってくる勢いです。

更新日付:2010.08.29

コバルトブルーシクリッド   Pseudotropheus callainos  ID 1972

コバルトブルーシクリッド( 別室 )はムブナの仲間。鮮やかなコバルトブルーは、まるで着色されたような美しさです。その鮮やかな美しさの影に隠れるように、性格は激しく縄張り意識もかなり強いのが特徴です。メンテナンスを終えた水槽で珊瑚砂と彼のコントラストはとってもフォトジェニック。

更新日付:2010.09.05

老成魚メチニス  Metynnis sp  ID 1974

メチニス雑居水槽の重鎮である老成魚メチニス ( 別室 ) は、大型パクーのような貫禄こそ感じる事は出来ませんが、長い年月の間に少しづつ積み重ねてきた体表の輝きは、その貫禄に勝るとも劣らない魅力に溢れています。飼い込む程に、変化を遂げるパクー達の中でも彼女の美しさはまた格別。シャッターを押す指に力が入ります。

更新日付:2010.09.12

ブラックバンデッド・ミレウス  Myleus schomburgkii  ID 1976

以前にもお話しましたが、私とパクー達との出会いは、偶然、バンデッドミレウス ( 別室 ) をショップで見掛けたのがきっかけで、トレードマークのバンドが特に印象に残り、当時の事は今でもよく覚えております。その後、現在に至るまで、数々のバンデッドとお付合いいただいておりますが、いまだ彼らを見るたび、衝動飼いの誘惑と戦っている次第です。

更新日付:2010.09.19

レッドフックミレウス  Myleus rubripinnis  ID 1978

オーソドックスなレッドフックミレウス  ( 別室 ) は、私のパクー水槽では定番のパクーです。彼らは、幼魚の内はシルバー色が眩いくらい初々しく、飼い込むほどにご覧のように体色に変化が現れて参ります。その移ろい自体、個体差が大きくそれぞれどういった変貌を遂げられるかが、私の楽しみでもあります。確かに、ルナのように美しい斑紋が全身を埋め尽くすと言ったスタイルではありませんが、その多種多様なバリエーションが大きな魅力と云ったところでしょうか。

更新日付:2010.09.26

タートルズ  Chinemys reevesii  ID 1980

私の管理下にあるタートルズ(爬虫網亀目)は、ここ数年、徐々にではありますが、レパートリーが増えて参りました。写真のクサガメは、以前にもお話しましたが、木津川出身で唯一のWC(ワイルド・コート)  ( 別室 ) の、オオアタマヒメニオイガメ Sternotherus minor peltifer は、ショップからお出でいただいた♀の個体(国産CB)で、現在、甲羅 8.5cm 淡いクリーム色基調が気に入っております。

更新日付:2010.10.03