日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2011年

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2011.01.02   Baryancistrus sp

1月第 1週  新年明けましておめでとうございます。予想されていた歳末寒波に万全の準備を整える余裕も無く、覚悟を決めて新年を迎えましたが、ここ大阪の寒波は、意外にも私に優しく想定外の季節のお年玉に感謝している次第です。
それでは、本年最初の話題は、ご無沙汰しておりました写真のオレンジフィンカイザープレコ。暫らく見ない間に随分と成長され・・・と言いたいところですが、あまり代わり映えした様子もなく、多少ふっくらとされたようにも感じますが、相対的には若魚のままのイメージです。
しかしながらビジュアル的に申し分の無い彼女は、私の水槽では新春の「晴れ着姿」と云ったところでしょうか。
2011年新春。今年も引き続き「雷魚図鑑」並びにgonta036 をよろしくお願い申し上げます。

更新日付:2011.01.02

2011.01.09   Metynnis sp

1月第 2週 慌しかった師走、お正月と過ぎてしまえば、冬の寒さだけが残されたようで、春の暖かさがいっそう恋しく、待ち遠しく感じられます。
新春を迎え、志を新たに気合を入れ直しても、季節の移ろいは管轄外。
厳冬の寒さは可能な限り穏やかにとただ願うばかりです。
冬休み気分もこの週末までと自分自身に言い聞かせても、少々重たくなった体には、ガラス越しの魚たちの俊敏さは魔法のようです。

更新日付:2011.01.09

2011.01.16   Myleus sp

1月第 3週 休み気分も束の間、いつの間にか1月も中旬を迎え、いよいよ寒さも本格的になって参りました。
コートの襟を立て、うつむき加減で歩くアスファルトに、願わくば夏の茹だる暑さが少しでも残っていればと木漏れ陽を択んで歩く自分に苦笑しております。
パクー水槽の長老ミレウス。今までに幾度の冬を通り過ぎて来られたのか、知る術もありませんが、大柄な体型に年輪が感じられます。

更新日付:2011.01.16

2011.01.23   Dormitator latifrons  (Pacific fat sleeper)

1月第 4週  大寒が過ぎ、寒さのほうも気合が入って参りましたが、ここ大阪では、この冬、今のところ積もる程の雪が降り続くことも無く風がなければ穏やかな冬日が続いていると云ったところでしょうか。
今週末、久しぶりにショップを訪ね、店先で冬眠中の金魚を観ていました。
寄り添うように金魚鉢の片隅で春を待つ彼らは、囁くように降り注ぐ冬の日差しを、どれほど暖かく感じておられるのでしょうか。

更新日付:2011.01.23

2011.01.30   Glyptoperichthys lituratus

1月第 5週  1月も終盤を迎え、来週には、いよいよ厳冬の2月に。
この時期を乗り越えれば暖かい春の日差しが・・・そんな事を考えながらサタンプレコ水槽のメンテナンスを終え、彼の巨体を眺めていると、いつもは殆ど動く事もなく、鎧をまとう凛々しい彼が、突然、踵を返すように。
寒さに閉口する私に少々愛想を振りまいていただけたのでしょうか。

更新日付:2011.01.30

2011.02.06   Ossubtus xinguense

2月第 1週  今週は、後半の数日、3月上旬頃の暖かさを味わう事ができました。
暖かい2月は大歓迎。
一足飛びに春とはいかないまでも震える程の寒さだけはご遠慮願いたいものです。
先週のサタンプレコに引き続き、今週も単独生活をエンジョイされてるドルフィンパクー。
エネルギッシュな彼も最近はエキサイトする場面もなく、少々、物足りなく感じて居られると云ったところでしょうか。

更新日付:2011.02.06

2011.02.13   Myleus schomburgkii

2月第 2週  週末の連休初日、ここ大阪でも珍しく雪が降りました。
窓から眺める銀世界、鉛色の空・・・大阪では見慣れない光景にしばらく意識が釘付けになりました。
近くの空き地では私の想定外のシュチエーションにもいつの間にか雪だるまが複数配備され、そのレスポンスの速さと行動力に驚かされた次第です。
戸外の白銀と水槽の silver dollar いずれの銀も眩い光。

更新日付:2011.02.13

2011.02.20   Cynops pyrrhogaster

2月第 3週  先週から週の初めに掛けては厳冬に相応しい寒さに見舞われましたが、週末には早春を思わせる陽気となりました。ひと雨毎に季節が変わるように、ずいぶん永い間、冬晴れの日々が続きましたが、ここにきてようやく春を迎える準備にも拍車が掛かり出したと云ったところでしょうか。アカハラゲージの彼は、もうそこまで来ている季節の足音を聴いておられるようにも見えたのですが・・・。

更新日付:2011.02.20

2011.02.27   Cyprinus carpio

2月第 4週  今週は先週と打って変わって4月の陽気となりこのまま春が訪れそうな錯覚に陥りそうなほど暖かい日が続きました。
小春日和の午後、近くにあるお寺の池で一足早い春を満喫していると、どこからともなく鯉が現れ私の様子を伺っているようです。
のんびりとした週末、お寺の池もまた私の疲れを癒してくれる大切なスポットです。

更新日付:2011.02.27

2011.03.06   Myleus sp

3月第 1週  先週の暖かさから少々、冬に逆戻り。
今週は、3月に入って最初の戻り寒波と云ったところでしょうか。
例年の事ながら近畿地方で春を告げる行事、東大寺二月堂の、お水取り(修二会)が始まると、一進一退を繰り返す寒さにも翳りがみえ、長かった冬のトンネルに明るい日差しが眩く感じられます。
冬に差し掛かる前には幼かった彼も、春を前にいつの間にか初々しい若魚に。

更新日付:2011.03.06

2011.03.13   Myleus schomburgkii

3月第 2週  3月も半ばを迎え、保温設備の完備されていないアカハラ・亀両ゲージの皆様も春の足音は体感しておられるようで、最近 活発な動きが見受けられます。
お陰様で冬の間、特に体調を崩す個体もなく順調にお過ごしいただけたようで、管理者として喜ばしく感じている次第です。

更新日付:2011.03.13

2011.03.20   Myleus sp

3月第 3週 3月も後半に差し掛かり、寒暖さの激しかった、ゆきつ戻りつの季節の歩みも次第に穏やかに感じられるようになりました。
春と云えば、新しいシーズンの始まり。これを期に、私の水槽にもニューフェースを導入、、、と短絡的な欲求を満たせるほどのインフラを整える事もままならず、次第に手狭になっていく水槽を眺めては溜息をついている次第です。

更新日付:2011.03.20

2011.03.27   Myleus sp

3月第 4週 今週は、真冬並みの寒さに逆戻り。
待ちどうしい春を目前にして安心できる暖かさは、もう少しお預けと云ったところでしょうか。
慌しく過ぎていく日々に、魚達と過ごす時間が、週末だけに限られるようになって久しい事さえ忘れてしまうような喧騒の中でも、街路樹のコブシの白さが早春の勢いを教えてくれます。
水槽の魚たちは、冬を迎える前からひと周り大きく成られたようで、こちらは給餌時の勢いが彼らのパワーを教えてくれます。

更新日付:2011.03.27

2011.04.03   Chinemys reevesii

4月第 1週  季節は4月に。
ここ大阪では、週末は暖かく桜も咲き初めと云ったところでしょうか。
写真は、亀ゲージのクサガメ氏。
一冬を保温無しで過ごされ最近になり俄然、食欲が出て参りました。
今年も彼らの季節の到来です。
昨年に増えたメンバーも無事に冬を乗りきられ、いつもの場所で日光浴を楽しんでおられます。

更新日付:2011.04.03

2011.04.10  astronotus ocellatus var.

4月第 2週  桜も観頃。
今年もまた大川沿いの桜並木が眩しい時季になりました。
例年の事ながら私にとっては待ちに待った春の暖かさも、水槽の魚達にとっては厳しい季節の始まり、メンテナンスにも手が抜けないと云ったところでしょうか。
写真のオスカーは、東南アジア産の養殖魚。体表の模様がとても気に入っております。

更新日付:2011.04.10

2011.04.17  Myleus rubripinnis

4月第 3週  一時の間、隆盛を誇った桜も散り始め、ようやく私の中で「安心の暖かさ」が感じられる時期となりました。
一年を通じてエアコンに頼らず窓を開け放てる数少ないタイミングを大切にしたいものです。
パクー水槽では、ミレウス達の銀色に輝く体表に、目新しい化粧が施されると、幼なかった彼らもようやく成魚の仲間入りです。
同時期に入居された彼らが一斉に色付き出すと華やかさのレベルが上がった分、水槽は手狭に感じられます。何れの魚達も同じように、成長は喜ばしい反面、次の環境整備には頭が痛いと云ったところでしょうか。

更新日付:2011.04.17

2011.04.24  Myleus rubripinnis luna

4月第 4週  4月も後半に差し掛かり、今週末からは大型連休に。
大型と云えば、数本のパクー水槽の中で、25cm オーバーのルナとなると数匹に絞られますが、写真の個体はその中でも恰幅の良さでは上位クラス。丸々とふくよかな彼を見ていると狭い水槽内での勢いが感じられます。
しかしながら現実として私の環境下で今後の彼を見た場合、これ以上の大幅な成長は望めそうにはありませんが、出来る限り自然下の個体に近い成長を願うばかりです。

更新日付:2011.04.24

2011.05.01  Myleus rubripinnis luna

5月第 1週   今週は、天候不順のスッキリしない一週間となりましが、ゴールデンウイークに入り、のんびりとした休日を魚達と一緒に過ごしております。
普段は、ゆっくりと魚達の観察に時間を費やす事も出来ない慌しい毎日をおくっておりますが、この時とばかり、記念撮影にも力が入ります。

更新日付:2011.05.01

2011.05.08  Ossubtus xinguense

5月第 2週  大型連休も終盤となり、久しぶりにのんびりと過ごした魚達との時間も暫くの間お預けと云ったところでしょうか。
私にとってはこれから梅雨を迎えまでの季節のジョイントが1年を通じて一番、過ごしやすく快適な時期である筈なのですが、昨今は、季節のジョイントを感じる暇もなく本格的な暑さ寒さが訪れるといった具合で、季節の移ろいまでせわしなくなったように感じられます。

更新日付:2011.05.08

2011.05.15 Cynops pyrrhogaster

5月第 3週  連休が終わりいつもの喧騒が訪れると5月も早、中盤となりました。
週末の午後、静寂のアカハラゲージでは、いつものようにパントマイムが繰り広げられております。
そっとファインダーを向けると最初はこちらを伺うように。
数分間の沈黙の後、私にも安心いただけたのか、少し気取ったポーズをいただきました。

更新日付:2011.05.15

2011.05.22  C. citrinellum x C. synspilum

5月第 4週  5月も後半に差し掛かり、今週は比較的、天候にも恵まれ、ここ近畿地方も梅雨入りまでの穏やかな日差しを楽しんでいると云ったところでしょうか。
週末は、いつものように水槽のメンテナンス。
比較的、簡単とは云え、亀ゲージでは、本格的と成った食欲に毎日の水替えが加わり、ここ数ヶ月間の成長に拍車が掛かります。
今週の記念撮影は、雑居水槽からパロットファイアーシクリッド。

更新日付:2011.05.22

2011.05.29 Metynnis sp

5月第 5週  早いもので5月も終盤、今週は、6月を迎える前に近畿地方の入梅宣言が成されました。
週末は雨模様で、出掛けることもなくのんびりとしていると、魚達のメンテナンスと記念撮影でいつの間にか夕方に。
慌しいウイークデーと相反する筈だった週末の時の流れは、意外にも駆け足で通り過ぎ、日暮れが遅くなった事さえ気付かなかった自分に苦笑している次第です。

更新日付:2011.05.29

2011.06.05 Myleus schomburgkii

6月第 1週  梅雨に入り雨が降り続くと肌寒く、日差しが恋しく成ります。
週末、久しぶりに雲の晴れ間からのぞく太陽には、夏のエナジーが感じられます。
暑さと寒さが混在する寒暖差激しいこの時期は、私達の体調管理にも幾分かの配慮が必要です。
そして魚達には、これから夏に向けて、過密化する水槽の酷暑対策ならびにインフラ整備計画に一考の余地がないものかと苦慮しながら、今週のメンテナンスを終えた次第です。

更新日付:2011.06.05

2011.06.12  Cynops pyrrhogaster

6月第 2週  今週も梅雨らしい天候が続き、来るべき酷暑を蒸し暑さが包み込むようにドンヨリとした重たさが感じられます。
しかしながら一旦、そのベールが剥がれると、堰を切ったように容赦ない日差しと厳しい暑さに見舞われる訳ですが、今少しの間、そのどちらにも軍配の上がらない心地良い季節のジョイントに身を置きたい気分です。

更新日付:2011.06.12

2011.06.19   Pseudtropheus zebra

6月第 3週  今週も梅雨らしい日が続き、日差しが恋しく感じられます。写真のコバルトブルーシクリッドは、気性の激しいムブナの仲間。
清々しい体色に魅せられてショップからお出でいただきました。
彼の場合、東南アジアで養殖された個体で、ワイルドと比べると飼育難易度は低いと云う事ですが、持ち前の活発な闘争心はそのまま受け継がれたようです。
梅雨空と対照的に鮮やかなコバルトブルーが美しいシクリッドです。

更新日付:2011.06.19

2011.06.26   Cynops pyrrhogaster

6月第 4週  梅雨の晴れ間にのぞく太陽は真夏の形相。今週は梅雨も小休止状況で、ここ大阪でも数日間、梅雨が明けたような茹だる暑さが続きました。
写真のアカハライモリゲージもまた、熱中症対策ならぬ、高温・高水温対策で最近、水替えの頻度を増し、そのたびにレイアウトを変えながら記念撮影を楽しませていただいております。

更新日付:2011.06.26

2011.07.03   Myleus rubripinnis

7月第 1週  7月に入り今週は、梅雨が明けたような炎天下の毎日となりました。冬の間、保温されていた水槽を羨ましく感じておりましたが、魚達にとっての正念場は、酷暑を乗り越えるまでの数ヶ月。私にとってもこの次期の水質管理が勝負処と云ったところで、並行して彼らの体調変化にも敏感に成らざるを得ない時期でもあります。いつものメンテナンスを終え、全ての個体のご機嫌をお伺いするうちに睡魔に襲われ気が付けば夕方に。

更新日付:2011.07.03

2011.07.10   Glyptoperichthys lituratus

7月第 2週  今週は、前半は梅雨らしく、中盤以降は猛暑となり、ここ近畿地方も梅雨明け宣言が待たれると云ったところでしょうか。さてこの時期、見るからに夏らしくない、暑くるしそうな冬のコスチュームに身を包んだサタンプレコは、体調もすこぶる宜しいようで、この夏も食欲旺盛。私の大のお気に入りプレコは、40cm 近い巨体を持て余すこともなく優雅に単独生活をエンジョイしておられます。彼の場合、今後も混浴は考えておりませんが、直近は、パロットパクーとの同居生活。お互いに単独生活に切り替えてからストレスが解消されたようで何れの個体も絶好調と云ったところです。

更新日付:2011.07.10

2011.07.17   Myleus sp

7月第 3週  例年より早い梅雨明けは、心地良い秋風を少しでも早く運んできてくれるのでしょうか。連日、茹だるような暑さが続くこの時期を出来る限り快適に過ごす術を考える余裕もなく毎日が通り過ぎていきます。今週の課題は、雑居水槽のイエローフックミレウス。成長に伴って彼の気性は、この時期の太陽のように他を寄せ付けない強さを増し続け、近い将来、タンクメイトとの混浴に支障が出るのは必至の状況。さて引越し先と云えば、今のところ彼の闘争心が多少成りとも吸収・緩和されそうな大型パクー水槽に落ち着きそうです。

更新日付:2011.07.17

2011.07.24   Myleus rubripinnis luna

7月第 4週  今週末から大阪では、夏の風物詩、日本三大祭りの一つ天神祭(24日宵宮・25日本宮)が行われます。また大阪ではこの頃が、暑さのピークともいわれ、水槽の魚たちにとっても一番、厳しい時期と云ったところでしょうか。今週も水槽メンテナンスを済ませ魚たちの様子を伺いながらの記念撮影、ウィークデーの疲れを忘れる至福の時でもあります。

更新日付:2011.07.24

2011.07.31   Mylossoma aureum

7月第 5週  今年は、梅雨が明けてからも晴天の青空が続くこともなく、はっきりとしない天候が多いのですが、例年のように酷暑の連続と云うのも、これはこれで辛いものがあり、自分自身の優柔不断に苦笑する次第です。週末、利害関係の無い魚達との時間を楽しませていただいておりますが、出来る限り快適な関係が継続できるように、また彼らがストレスと成らないような環境整備が今後においても遂行できるように予算を含めた調整を進めております。

更新日付:2011.07.31

2011.08.07   Metynnis hypsauchen fasciatus  (Striped Silver Dollar) 

8月第 1週 8 月に入り相変わらず暑い日が続いております。週末、しばらく振りに老舗の熱帯魚ショップを覘くことにしました。以前は、けっこう頻繁にお邪魔させていただいたお店だったのですが、衝動的に新しい魚を飼って仕舞わないように最近は自粛していた次第です。こちらの女性店主さんとは、足掛け20年近くのお付き合いで、私の魚遍歴は基よりインフラを含めた水槽を取り巻く環境まで把握しておられます。私に限らず、常連の魚マニアさんの水槽にも詳しく、迷った時の的確なアドバイスも好評で、私にとっても居心地の良い安らぎの空間と云ったところでしょうか。魚は、特にレアな種類を揃えて居られると云った事はないのですが、全ての個体が美しく水管理も徹底して居られるので安心できるお店の一つでもあります。また欲しい魚種と大きさ、体色等、こちらの意向をリクエストをしておけば、少々時間は掛かりますが、意に沿う個体が入荷すれば連絡がいただけ、たいへん重宝なお店でもあります。老舗の熱帯魚ショップも少なくなりましたが、昔ながらにいろいろ相談が出来る信頼の措けるお店が有ること自体、魚飼育にとっての大きなファクターであると考える次第です。

更新日付:2011.08.07

2011.08.14  Myleus rubripinnis luna

8月第2週  今年も盂蘭盆会の法要の時期を迎えましたが、残暑はまだまだ厳しく、夜も寝苦しい日々が続いております。さて今週は、大型パクー水槽の大清掃を敢行いたしました。ガラス水槽とは違い、特にアクリル水槽では、活発なパクー達が付ける細かい傷が気になります。掃除を怠るといつの間にかその傷に苔が付き始め、せつかくの記念撮影が台無しになってしまいます。そう云った事情から今回は特に普段、気付かない水槽壁面の細かい苔掃除を重点的におこないました。

更新日付:2011.08.14

2011.08.21  Chinemys reevesii

8月第3週  今週は、盂蘭盆会法要を終えてからの猛暑に閉口いたしましたが、皆さまにおかれましては、それぞれの「夏休み」を如何お過ごしに成られましたでしょうか。ところで、先々週、久しぶりに立ち寄ったショップ話の続きに成りますが、この時期、どうしても気になる魚の一つに「金魚」の存在があります。熱帯魚とは少々違うテイストの彼女達に一歩踏み入れるのはそれなりの覚悟が必要なのですが、今回は、どうやら女店主さんの思う壺にはまったと云ったところでしょうか。「最低限のインフラから無理をしないように・・・」忠告とも誘惑とも判断の付き難い曖昧な言葉は、ひらひら舞う彼女達の美しさと相まって僅かな理性をいつの間にか水泡に・・・。

更新日付:2011.08.21

2011.08.28   Carassius auratus auratus

8月第4週  8 月も後半となり暑さも幾分、和らぎ始め、季節が次のステップに移ろうとしております。さて今週は、ショップの女店主さんに感化され、以前に「金魚掬い」で、ゲットしたコメット水槽とは別に、新しく金魚水槽を立ち上げるべくインフラ整備に取り掛かかりました。今回導入しようと考えている金魚は、コメットのようなワキン型の金魚ではなく、ランチュウ型もしくはリュウキン型の個体を検討中で、下調べと勉強を兼ねて数軒のショップと郡山(奈良県大和郡山市)にある養魚場などにも足を運びました。

更新日付:2011.08.28

2011.09.04  Carassius auratus auratus

9月第1週  9 月に入りいつの間にか今年も 2/3 が過ぎ、月日の移ろいの早さに驚くばかりです。さて今週も新しい金魚水槽に誰をお迎えしょうか決めかねております。養魚場やいろいろなショップにお邪魔すればするほど選択肢が増え決断に苦慮するばかりと云ったところでしょうか。実際、金魚の場合その豊富な種類と色柄は云うに及ばず尾鰭の形状に至るまで多彩なバリエーションに作出されてきた過程と歴史の深さが感じられます。その魅力ある金魚、選定には今しばらく掛かりそうです。

更新日付:2011.09.04

2011.09.11   Ossubtus xinguense

9月第2週  9 月も中旬に差し掛かりましたが、いつまでも暑い日が続いております。ここ最近は、季節のジョイントが短く感じられ、急に暑くなったり寒くなったりと寒暖差が激しく、来たるべく季節の気配を感じている間もない程の慌しさに戸惑いを隠せないと云ったところでしょうか。夏の間も変わる事無く食欲旺盛だった写真の彼は、単独水槽ゆえ競合との「食争い」もなく、徐々に恰幅を増された体型は、窮屈な水槽をより狭く感じさせます。

更新日付:2011.09.11

2011.09.18   Carassius auratus auratus

9月第 3週  9 月も中旬と云うのに相変わらず今週も蒸し暑い日が続き、新しく立ち上げた金魚水槽は連日、28度前後と高水温をキープしております。さて写真の蘭鋳は、日毎に成長するのが目に見えるようで、先週からひと回り大きくなられたように感じられます。今週は、彼のパートナーを探しにショップを訪れました。いろいろと迷った末、キャリコ琉金の幼魚をお迎えする事に決定しました。

更新日付:2011.09.18

2011.09.25  Shirahama Aquarium,Kyoto University

9月第 4週  今週は、半ばから一気に季節が進み、秋らしい気温となり肌寒くさえ感じました。先週末、久しぶりに和歌山県白浜にある京都大学白浜水族館に出掛けました。こちらの水族館は、巷の近代化されていくファッショナブルな水族館とは違い、昔ながらの味わいが魅力で、のんびりと魚たちとの時間が楽しめます。私の場合、どちらかと云えば数十メートルもあるような巨大水槽で雑多な魚たちを観るより、小さな水槽で個々の魚達をそれぞれ観察するのが好きで、殆ど名前すら解らない海水魚でも、見飽きる事なく時の経つのを忘れるほど楽しませていただけるこちらの水族館がお気に入りです。

更新日付:2011.09.25

2011.10.02    Carassius auratus auratus

10月第 1週  今週はまた少し季節が逆戻りしたような蒸し暑い日が続きましたが、週末は一転して肌寒さを感じる天候になりました。この時期、朝夕の寒暖差に加えて日毎の寒暖も大きく何かに付け調整に手間が掛かると云ったところでしょうか。新しく立ち上げた金魚水槽も、数週間前には、28~29度の高水温で推移していましたが、最近では22度前後と加温の準備が必要に成って参りました。

更新日付:2011.10.02

2011.10.09    Myleus rubripinnis luna

10月第 2週  今週は、ずいぶん過ごしやすい日が続き、秋もそろそろ本番の様相です。私の管理水槽も金魚水槽以外は全て保温環境が整い、魚達にとっては過ごしやすい季節の到来と云ったところでしょうか。週末の夕方、メンテナンスを終えてふと外を見るといつの間にか日暮れが早く成っている事に驚きながら、そういえば、ゆっくりと魚たちを眺める時間も少なくなっている事に戸惑いを感じた次第です。

更新日付:2011.10.09

2011.10.16    Myleus rubripinnis luna

10月第 3週  今週も初秋に相応しい気候となりこれからまた一雨ごとに秋が深まっていくと云ったところでしょうか。この過ごしやすい時期が少しでも永く続く事に期待を寄せながら今週も水槽メンテナンスを終えた次第です。数本あるパクー水槽の住人はそれぞれに成長を遂げられどの水槽も余裕のあるスペースが確保出来ているとは言い難い状況と成っておりますが、今のところ増員予定はなく、バリエーション豊富な彼らの個性に満足しております。

更新日付:2011.10.16

2011.10.23    Metynnis sp

10月第 4週  10月も早、後半に差し掛かり今週も秋らしい陽気に清々しさが感じられる一週間になりました。今だ、保温を行なっていない室内の金魚水槽は、22~21度を徐々に下まわろうとしております。写真の老成魚メチニスは、パクー水槽でも比較的、温厚な連中との混浴生活をエンジョイしておられます。彼を見ていると血気盛んだった若魚の頃から長年の間に身に負った傷さえも貫禄に見えるのが不思議です。

更新日付:2011.10.23

2011.10.30    Botia macracanthus

10月第 5週  10月も今日と明日を残すばかりとなりました。このところ秋が深まったと思えば、また夏日があったりと寒さキラーの私にとっては少しでも暖かい日が続くのは、ありがたいのですが、この先、急に寒さが厳しくなるようなことだけは、ご勘弁をいただきたいと願うばかりです。写真は単独水槽のクラウンローチ嬢、体調はすこぶる良好。食欲も旺盛で見事な食べっぷりをして居られます。この調子で成長を続けられれば、数年後には25cm にも手がとどきそうな勢いです。クラウンローチのイメージはチョコチョコ動き回る可愛い印象が強いのですが、さすがにこのサイズに成ると可愛いと云うよりは貫禄さえも感じられ最近は、何となくパンダが思い浮かぶようなスタイルに。

更新日付:2011.10.30

2011.11.06    Myleus rubripinnis

11月第 1週  11月に入っても夏日があり今週もこの時期にすれば少々暖かすぎる一週間と成りました。今年も残すところ2ヶ月を切り後半戦の追い込みの時期に入りますが、季節だけは、まだまだ中盤の装いで、どこかで帳尻が合うにしても遅すぎる感があります。一方、ガラスを隔てた私の環境とは裏腹に、パクー水槽のミレウス達は、ようやく厳しかった高水温の夏を乗り切られ、保温され安定した快適な水槽で来春を迎えられるわけで、今のところ体調を崩されている個体も見受けられず平穏な毎日を過ごされていると云ったところでしょうか。

更新日付:2011.11.06

2011.11.13    Carassius auratus auratus

11月第 2週  今週も比較的、穏やかな寒暖差で推移し秋も徐々に深まってきたと云ったところでしょうか。ところで、保温を行なっていない金魚水槽は室内で20℃を下回る日も出て参りましたが、今のところ食欲も変わる事もなく元気に過ごしておられます。今週は、金魚水槽の投げ込みフィルターのメンテナンスを敢行致しました。現在のところ濾過も順調でこの先も金魚水槽に限り、投げ込みフィルターでの管理を考えております。

更新日付:2011.11.13

2011.11.20    Corydoras sp

11月第 3週  紅葉の時期、ライトアップされた木々の美しさも格別ですが、私の大好きな大阪城の外周にあるポプラ並木が、今年もまた目の覚めるような黄金色に色づきとっても綺麗です。美しい紅葉は、これから訪れるモノクロームの世界から水緩む春までの寒さをのり切る元気のプレゼントと云ったところでしょうか。窓際のコリドラス水槽。いつも忙しそうな底砂掃除の合間に記念撮影を頂きました。

更新日付:2011.11.20

2011.11.27    Corydoras agassizii

11月第 4週  11月も終盤となりここに来てようやく寒さにも気合が入ってきたと云うところでしょうか。保温設備を施していない金魚水槽、水温も15℃を下回る日も出て参りましたが、今のところ食欲も変わる事無く元気にしておられます。写真はコリドラス水槽のアガシジイ。こちらは快適な環境下で、しっかりと底砂掃除にも余念がありません。

更新日付:2011.11.27

2011.12.04     Cynops pyrrhogaster

12月第 1週  今年も残すところ1ヶ月を切り、気持ち的に慌しさを感じながらもこの時期にしては暖かい季節のジョイントを楽しんでいると云ったところでしょうか。イモリゲージでは、この時期も保温はしておりませんが、彼らの生まれ育った山奥の極めて厳しい寒さからすれば、まだまだ活動に支障が起こるような状況ではないようで食欲も衰える事無く毎日を平穏に過ごしておられます。彼らの場合、給餌時の慌しさ以外、いつもスローモーなパントマイム。その一見、のんびりとした行動を眺めているうちにいつの間にか、こちらまで疲れが緩和される・・・いつの頃からか、私の中では「アカハラマジック」と名づけてその恩恵に感謝している次第です。

更新日付:2011.12.04

2011.12.11     Myleus schomburgkii

12月第 2週  師走も早、1/3 が過ぎ、ようやくここに来て足踏み状態だった寒さに加速度がつき始めたと云ったところでしょうか。今年も数回を残すだけとなった水槽メンテナンスを終え、年を追うごとに手狭になっていくパクー水槽を眺めながら来年の予算を含めての水槽維持計画を考えると少々頭が痛いところです。

更新日付:2011.12.11

2011.12.18   giant pacu

12月第 3週  今週に入り比較的暖かく感じられる日が少なくなったように思われます。今年も残すところ2週間となりいよいよ寒さにも気合が入ってきたと云ったところでしょうか。例年通り、年末の喧騒のなか、新しい年を迎えるにあたっての準備も出来ないまま時間だけが過ぎていきます。久しぶりのジャイアントパクーカウアですが、目に見えた成長振りは確認できませんが、水槽に馴染まれた分、貫禄が増されたように感じられます。

更新日付:2011.12.18

2011.12.25   Tanakia limbata

12月第 4週  今年も残り少なくなり来週末にはいよいよ新年を迎えますが、年を追う毎に新年を祝う気持ちが薄らいでいくようで、お正月が大きなイベントだった頃を懐かしく思います。当サイトも1999年3月スタートから早12年を過ぎ私の水槽を取り巻く環境も様変わり致しましたが、ここまで続けて来れましたのも皆様のお陰と感謝いたしております。例年同じご挨拶となり申し訳ございませんが今年もまたgonta036のお魚四方山話にお付き合いいただきありがとうございました。来年も引続きよろしくお願い申し上げます。

更新日付:2011.12.25

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