日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2011年

10枚 | 30枚

2011.07.31   Mylossoma aureum

7月第 5週  今年は、梅雨が明けてからも晴天の青空が続くこともなく、はっきりとしない天候が多いのですが、例年のように酷暑の連続と云うのも、これはこれで辛いものがあり、自分自身の優柔不断に苦笑する次第です。週末、利害関係の無い魚達との時間を楽しませていただいておりますが、出来る限り快適な関係が継続できるように、また彼らがストレスと成らないような環境整備が今後においても遂行できるように予算を含めた調整を進めております。

更新日付:2011.07.31

2011.08.07   Metynnis hypsauchen fasciatus  (Striped Silver Dollar) 

8月第 1週 8 月に入り相変わらず暑い日が続いております。週末、しばらく振りに老舗の熱帯魚ショップを覘くことにしました。以前は、けっこう頻繁にお邪魔させていただいたお店だったのですが、衝動的に新しい魚を飼って仕舞わないように最近は自粛していた次第です。こちらの女性店主さんとは、足掛け20年近くのお付き合いで、私の魚遍歴は基よりインフラを含めた水槽を取り巻く環境まで把握しておられます。私に限らず、常連の魚マニアさんの水槽にも詳しく、迷った時の的確なアドバイスも好評で、私にとっても居心地の良い安らぎの空間と云ったところでしょうか。魚は、特にレアな種類を揃えて居られると云った事はないのですが、全ての個体が美しく水管理も徹底して居られるので安心できるお店の一つでもあります。また欲しい魚種と大きさ、体色等、こちらの意向をリクエストをしておけば、少々時間は掛かりますが、意に沿う個体が入荷すれば連絡がいただけ、たいへん重宝なお店でもあります。老舗の熱帯魚ショップも少なくなりましたが、昔ながらにいろいろ相談が出来る信頼の措けるお店が有ること自体、魚飼育にとっての大きなファクターであると考える次第です。

更新日付:2011.08.07

2011.08.14  Myleus rubripinnis luna

8月第2週  今年も盂蘭盆会の法要の時期を迎えましたが、残暑はまだまだ厳しく、夜も寝苦しい日々が続いております。さて今週は、大型パクー水槽の大清掃を敢行いたしました。ガラス水槽とは違い、特にアクリル水槽では、活発なパクー達が付ける細かい傷が気になります。掃除を怠るといつの間にかその傷に苔が付き始め、せつかくの記念撮影が台無しになってしまいます。そう云った事情から今回は特に普段、気付かない水槽壁面の細かい苔掃除を重点的におこないました。

更新日付:2011.08.14

2011.08.21  Chinemys reevesii

8月第3週  今週は、盂蘭盆会法要を終えてからの猛暑に閉口いたしましたが、皆さまにおかれましては、それぞれの「夏休み」を如何お過ごしに成られましたでしょうか。ところで、先々週、久しぶりに立ち寄ったショップ話の続きに成りますが、この時期、どうしても気になる魚の一つに「金魚」の存在があります。熱帯魚とは少々違うテイストの彼女達に一歩踏み入れるのはそれなりの覚悟が必要なのですが、今回は、どうやら女店主さんの思う壺にはまったと云ったところでしょうか。「最低限のインフラから無理をしないように・・・」忠告とも誘惑とも判断の付き難い曖昧な言葉は、ひらひら舞う彼女達の美しさと相まって僅かな理性をいつの間にか水泡に・・・。

更新日付:2011.08.21

2011.08.28   Carassius auratus auratus

8月第4週  8 月も後半となり暑さも幾分、和らぎ始め、季節が次のステップに移ろうとしております。さて今週は、ショップの女店主さんに感化され、以前に「金魚掬い」で、ゲットしたコメット水槽とは別に、新しく金魚水槽を立ち上げるべくインフラ整備に取り掛かかりました。今回導入しようと考えている金魚は、コメットのようなワキン型の金魚ではなく、ランチュウ型もしくはリュウキン型の個体を検討中で、下調べと勉強を兼ねて数軒のショップと郡山(奈良県大和郡山市)にある養魚場などにも足を運びました。

更新日付:2011.08.28

2011.09.04  Carassius auratus auratus

9月第1週  9 月に入りいつの間にか今年も 2/3 が過ぎ、月日の移ろいの早さに驚くばかりです。さて今週も新しい金魚水槽に誰をお迎えしょうか決めかねております。養魚場やいろいろなショップにお邪魔すればするほど選択肢が増え決断に苦慮するばかりと云ったところでしょうか。実際、金魚の場合その豊富な種類と色柄は云うに及ばず尾鰭の形状に至るまで多彩なバリエーションに作出されてきた過程と歴史の深さが感じられます。その魅力ある金魚、選定には今しばらく掛かりそうです。

更新日付:2011.09.04

2011.09.11   Ossubtus xinguense

9月第2週  9 月も中旬に差し掛かりましたが、いつまでも暑い日が続いております。ここ最近は、季節のジョイントが短く感じられ、急に暑くなったり寒くなったりと寒暖差が激しく、来たるべく季節の気配を感じている間もない程の慌しさに戸惑いを隠せないと云ったところでしょうか。夏の間も変わる事無く食欲旺盛だった写真の彼は、単独水槽ゆえ競合との「食争い」もなく、徐々に恰幅を増された体型は、窮屈な水槽をより狭く感じさせます。

更新日付:2011.09.11

2011.09.18   Carassius auratus auratus

9月第 3週  9 月も中旬と云うのに相変わらず今週も蒸し暑い日が続き、新しく立ち上げた金魚水槽は連日、28度前後と高水温をキープしております。さて写真の蘭鋳は、日毎に成長するのが目に見えるようで、先週からひと回り大きくなられたように感じられます。今週は、彼のパートナーを探しにショップを訪れました。いろいろと迷った末、キャリコ琉金の幼魚をお迎えする事に決定しました。

更新日付:2011.09.18

2011.09.25  Shirahama Aquarium,Kyoto University

9月第 4週  今週は、半ばから一気に季節が進み、秋らしい気温となり肌寒くさえ感じました。先週末、久しぶりに和歌山県白浜にある京都大学白浜水族館に出掛けました。こちらの水族館は、巷の近代化されていくファッショナブルな水族館とは違い、昔ながらの味わいが魅力で、のんびりと魚たちとの時間が楽しめます。私の場合、どちらかと云えば数十メートルもあるような巨大水槽で雑多な魚たちを観るより、小さな水槽で個々の魚達をそれぞれ観察するのが好きで、殆ど名前すら解らない海水魚でも、見飽きる事なく時の経つのを忘れるほど楽しませていただけるこちらの水族館がお気に入りです。

更新日付:2011.09.25

2011.10.02    Carassius auratus auratus

10月第 1週  今週はまた少し季節が逆戻りしたような蒸し暑い日が続きましたが、週末は一転して肌寒さを感じる天候になりました。この時期、朝夕の寒暖差に加えて日毎の寒暖も大きく何かに付け調整に手間が掛かると云ったところでしょうか。新しく立ち上げた金魚水槽も、数週間前には、28~29度の高水温で推移していましたが、最近では22度前後と加温の準備が必要に成って参りました。

更新日付:2011.10.02

2011.10.09    Myleus rubripinnis luna

10月第 2週  今週は、ずいぶん過ごしやすい日が続き、秋もそろそろ本番の様相です。私の管理水槽も金魚水槽以外は全て保温環境が整い、魚達にとっては過ごしやすい季節の到来と云ったところでしょうか。週末の夕方、メンテナンスを終えてふと外を見るといつの間にか日暮れが早く成っている事に驚きながら、そういえば、ゆっくりと魚たちを眺める時間も少なくなっている事に戸惑いを感じた次第です。

更新日付:2011.10.09

2011.10.16    Myleus rubripinnis luna

10月第 3週  今週も初秋に相応しい気候となりこれからまた一雨ごとに秋が深まっていくと云ったところでしょうか。この過ごしやすい時期が少しでも永く続く事に期待を寄せながら今週も水槽メンテナンスを終えた次第です。数本あるパクー水槽の住人はそれぞれに成長を遂げられどの水槽も余裕のあるスペースが確保出来ているとは言い難い状況と成っておりますが、今のところ増員予定はなく、バリエーション豊富な彼らの個性に満足しております。

更新日付:2011.10.16

2011.10.23    Metynnis sp

10月第 4週  10月も早、後半に差し掛かり今週も秋らしい陽気に清々しさが感じられる一週間になりました。今だ、保温を行なっていない室内の金魚水槽は、22~21度を徐々に下まわろうとしております。写真の老成魚メチニスは、パクー水槽でも比較的、温厚な連中との混浴生活をエンジョイしておられます。彼を見ていると血気盛んだった若魚の頃から長年の間に身に負った傷さえも貫禄に見えるのが不思議です。

更新日付:2011.10.23

2011.10.30    Botia macracanthus

10月第 5週  10月も今日と明日を残すばかりとなりました。このところ秋が深まったと思えば、また夏日があったりと寒さキラーの私にとっては少しでも暖かい日が続くのは、ありがたいのですが、この先、急に寒さが厳しくなるようなことだけは、ご勘弁をいただきたいと願うばかりです。写真は単独水槽のクラウンローチ嬢、体調はすこぶる良好。食欲も旺盛で見事な食べっぷりをして居られます。この調子で成長を続けられれば、数年後には25cm にも手がとどきそうな勢いです。クラウンローチのイメージはチョコチョコ動き回る可愛い印象が強いのですが、さすがにこのサイズに成ると可愛いと云うよりは貫禄さえも感じられ最近は、何となくパンダが思い浮かぶようなスタイルに。

更新日付:2011.10.30

2011.11.06    Myleus rubripinnis

11月第 1週  11月に入っても夏日があり今週もこの時期にすれば少々暖かすぎる一週間と成りました。今年も残すところ2ヶ月を切り後半戦の追い込みの時期に入りますが、季節だけは、まだまだ中盤の装いで、どこかで帳尻が合うにしても遅すぎる感があります。一方、ガラスを隔てた私の環境とは裏腹に、パクー水槽のミレウス達は、ようやく厳しかった高水温の夏を乗り切られ、保温され安定した快適な水槽で来春を迎えられるわけで、今のところ体調を崩されている個体も見受けられず平穏な毎日を過ごされていると云ったところでしょうか。

更新日付:2011.11.06

2011.11.13    Carassius auratus auratus

11月第 2週  今週も比較的、穏やかな寒暖差で推移し秋も徐々に深まってきたと云ったところでしょうか。ところで、保温を行なっていない金魚水槽は室内で20℃を下回る日も出て参りましたが、今のところ食欲も変わる事もなく元気に過ごしておられます。今週は、金魚水槽の投げ込みフィルターのメンテナンスを敢行致しました。現在のところ濾過も順調でこの先も金魚水槽に限り、投げ込みフィルターでの管理を考えております。

更新日付:2011.11.13

2011.11.20    Corydoras sp

11月第 3週  紅葉の時期、ライトアップされた木々の美しさも格別ですが、私の大好きな大阪城の外周にあるポプラ並木が、今年もまた目の覚めるような黄金色に色づきとっても綺麗です。美しい紅葉は、これから訪れるモノクロームの世界から水緩む春までの寒さをのり切る元気のプレゼントと云ったところでしょうか。窓際のコリドラス水槽。いつも忙しそうな底砂掃除の合間に記念撮影を頂きました。

更新日付:2011.11.20

2011.11.27    Corydoras agassizii

11月第 4週  11月も終盤となりここに来てようやく寒さにも気合が入ってきたと云うところでしょうか。保温設備を施していない金魚水槽、水温も15℃を下回る日も出て参りましたが、今のところ食欲も変わる事無く元気にしておられます。写真はコリドラス水槽のアガシジイ。こちらは快適な環境下で、しっかりと底砂掃除にも余念がありません。

更新日付:2011.11.27

2011.12.04     Cynops pyrrhogaster

12月第 1週  今年も残すところ1ヶ月を切り、気持ち的に慌しさを感じながらもこの時期にしては暖かい季節のジョイントを楽しんでいると云ったところでしょうか。イモリゲージでは、この時期も保温はしておりませんが、彼らの生まれ育った山奥の極めて厳しい寒さからすれば、まだまだ活動に支障が起こるような状況ではないようで食欲も衰える事無く毎日を平穏に過ごしておられます。彼らの場合、給餌時の慌しさ以外、いつもスローモーなパントマイム。その一見、のんびりとした行動を眺めているうちにいつの間にか、こちらまで疲れが緩和される・・・いつの頃からか、私の中では「アカハラマジック」と名づけてその恩恵に感謝している次第です。

更新日付:2011.12.04

2011.12.11     Myleus schomburgkii

12月第 2週  師走も早、1/3 が過ぎ、ようやくここに来て足踏み状態だった寒さに加速度がつき始めたと云ったところでしょうか。今年も数回を残すだけとなった水槽メンテナンスを終え、年を追うごとに手狭になっていくパクー水槽を眺めながら来年の予算を含めての水槽維持計画を考えると少々頭が痛いところです。

更新日付:2011.12.11

2011.12.18   giant pacu

12月第 3週  今週に入り比較的暖かく感じられる日が少なくなったように思われます。今年も残すところ2週間となりいよいよ寒さにも気合が入ってきたと云ったところでしょうか。例年通り、年末の喧騒のなか、新しい年を迎えるにあたっての準備も出来ないまま時間だけが過ぎていきます。久しぶりのジャイアントパクーカウアですが、目に見えた成長振りは確認できませんが、水槽に馴染まれた分、貫禄が増されたように感じられます。

更新日付:2011.12.18

2011.12.25   Tanakia limbata

12月第 4週  今年も残り少なくなり来週末にはいよいよ新年を迎えますが、年を追う毎に新年を祝う気持ちが薄らいでいくようで、お正月が大きなイベントだった頃を懐かしく思います。当サイトも1999年3月スタートから早12年を過ぎ私の水槽を取り巻く環境も様変わり致しましたが、ここまで続けて来れましたのも皆様のお陰と感謝いたしております。例年同じご挨拶となり申し訳ございませんが今年もまたgonta036のお魚四方山話にお付き合いいただきありがとうございました。来年も引続きよろしくお願い申し上げます。

更新日付:2011.12.25

10枚 | 30枚