日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2012年

2012.07.29  Myleus rubripinnis luna

7月第 5週  先週に引き続き、猛暑の一週間となり「天神祭」が過ぎてもその暑さは一向に弱まる気配もなく週末を迎えました。今週も暑さとウイークデーの喧騒にかき消されている「魚たちとの時間」を週末に一気に解消すべく、まずはインフラ整備。アクリル水槽もいつの間にか老朽化が進み透明度が気に成り出すとそろそろ交換の時期。頭では思っていても緊急を要するものでない限り財務省に稟議をあげてからいざ決済となるまでには更に長い時間が掛かる訳で、理想と現実のギャップに悶々としている次第です。

更新日付:2012.07.29

2012.08.05  Cynops pyrrhogaster

8月第 1週  8月に入り日中の猛暑は変わることも無く厳しい暑さが連日続いております。さて写真のアカハライモリ(日本イモリ)のゲージではこの夏の暑さも冬の寒さにも何ら変わる事も無い時間が流れているようで、10数年の歳月が変えたものはゲージ内のレイアウトだけのようです。彼らの故郷、滋賀県の山中にある池には最近、出掛ける機会も少なくなりましたが、訪れる人もないであろう、ひっそりとした彼らの棲家には、この時季、一足早い秋の気配が漂っていると思われます。

更新日付:2012.08.05

2012.08.12  Metynnis sp

8月第 2週  今週もまた先週に引き続き猛暑の一週間と成りましたが、朝晩の熱気は多少緩和されつつあると云ったところでしょうか。今夏は週末から夏休みに入り、盂蘭盆会の法要を前に水槽メンテナンスを敢行いたしました。今週の写真は小柄な体型が美しいメチニス嬢。素早い彼女の撮影は予想以上に時間が掛かります。

更新日付:2012.08.12

2012.08.19  Corydoras trilineatus

8月第 3週  お盆休みも終盤を迎え相変わらず厳しい暑さの中、週末の水槽メンテナンスを楽しんでおります。さて、写真のコリドラス、愛称「ジュリィ」はショップでもよく見掛ける定番魚的な存在です。コリドラスと云えば大変人気のある一大グループで多くのショップで楽しむ事が出来るのですが、年間を通じていったいどのくらいの個体が輸入されてくるのでしょうか。ナマズの仲間であるコリドラスは、総体的に丈夫で温厚なうえ、コレクション性にも富んでいる事から熱心なコリドラスマニアの方も多く「繁殖」を手掛けて居られる方も少なくないようです。私の水槽ではコリドラス同士の「混浴」は常ですが、敢えてロングノーズ系のみ別水槽で長期に渡り良好な関係の中で過ごしていただいております。

更新日付:2012.08.19

2012.08.26  Cynops pyrrhogaster

8月第 4週  今週も残暑厳しく茹だるような毎日を如何お過ごしでしょうか。爽快丸洗い・・・バケツの中で暫しの間、窮屈な時間を過ごしていただいている間にアカハライモリのゲージを大清掃。さすがに脱走が得意な彼らもバケツの城壁は高く登りきれませんが、清掃中のうっかりには注意が必要です。それはそうと今日はちょっと違った記念撮影。シルエットの彼らも意外にフォトジェニック。

更新日付:2012.08.26

2012.09.02  Bbotia macracantha

9月第 1週  9月に入りましたが、日中の暑さは一向に弱まる様子もなく残暑の厳しい毎日が続いております。夏は魚たちにとっても厳しい季節、高水温対策に頭が痛いところですが、今夏も今のところ調子を崩す御仁もなく順調に推移いたしております。それはそうと雑居水槽ではそれなりに成長したクラウンローチ同士の諍いか、戯れでしょうかドタバタ劇がたまに繰り広げられます。

更新日付:2012.09.02

2012.09.09  Corydoras sp.cf. cervinus

9月第 2週 今週も相変わらず暑い日が続き、突然の雷雨に一時の涼を感じると云ったところでしょうか。さて私の管理下にある cervinus は頭部の丸みに特徴がある個体で成長に伴ってロングノーズ系らしく変化していくと思われます。現在のところ雑居水槽で大人しくしておられますが、いずれロングノーズ系水槽に移転していただく事になっております。

更新日付:2012.09.09

2012.09.16  Tanakia limbata

9月第 3週  今週も日中の残暑厳しい毎日となりました。日々高温で推移する環境下において魚達はどの種に限らず食欲も新陳代謝も共に旺盛となる事から水質の維持管理には特に注力を注ぎたいところです。週末メンテナンスを終え、多少余裕のあった水槽がいつの間にか手狭に成っている事を彼らの成長を楽しむ反面、実感している次第です。

更新日付:2012.09.16

2012.09.23  Serrasalmus nattereri

9月第 4週  9月もお彼岸を迎える頃になりましたが日中の残暑はまだまだ続きそうな感じです。写真は水族館で観たピラニアの群泳です。私にとってピラニアは今まで飼った事も今後も飼う予定の無い魚ですが、セルサルムス科のこの体型には憧れに近いものがあり肉食でさえなければ最低でも数本の水槽インフラを構築していると思われます。

更新日付:2012.09.23

2012.09.30  Mylossoma aureum

9月第 5週  9月もいつの間にか今日を残すだけと成り、秋分を過ぎてからは日差しも徐々に弱まり、秋の気配が感じられるようになりました。季節が進み、しばらくの間、高水温で推移していた各水槽も落着きをみせ溶存酸素量が確保されるようになると魚たちにとって大きな試練の時期を乗り越えられた訳で、ひと回り大きく成られた体型と同時に貫録も増されたと云ったところでしょうか。

更新日付:2012.09.30