日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2012年

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2012.01.01   Glyptoperichthys lituratus

1月第 1週  新年明けましておめでとうございます。本年も「雷魚図鑑」並びにgonta036をどうぞよろしくお願い申し上げます。年末の慌しさからようやく開放されのんびりとした時間を過ごしております。いつもなら週末に行う水槽メンテナンスも今週は前倒しとなり、門外漢の彼らにとっては如何なものでしょうか。久しぶりの記念撮影は単独生活中のサタンプレコ。競合相手のいないせいか体調も良好で優雅な毎日を過ごして居られます。

更新日付:2012.01.01

2012.01.08   Mylossoma aureum

1月第2週  長期休暇をのんびりと過ごす生活を送っていると、仕事始めの今週は体調が戻るまでにまた週末となり休みモードに逆戻りと云ったところでしょうか。休みの間も規則正しい生活を過ごしている水槽の魚たち(彼らに休みはありませんが・・・)には、これといって体調に変化もなく今年初の水槽メンテナンスも順調に終了いたしました。

更新日付:2012.01.08

2012.01.15   Cynops pyrrhogaster

1月第3週  今週は、お正月休みが終わり、しばらく不規則な生活を余儀なくされていた体が、ようやく休み前の体調に戻りつつあると云ったところでしょうか。
そうこうしてる内に1月も中旬、時間の経過の早さに驚くばかりです。
年末も新春もアカハラ諸氏のゲージではいつものように静寂な時間が流れています。

更新日付:2012.01.15

2012.01.22   Ossubtus xinguense

1月第4週  1 月も後半に差し掛かりいよいよ本格的な寒さに突入と云ったところでしょうか。
寒くなると水槽掃除も億劫に成りがちですが、エアコンで調整した水槽部屋は寒さキラーの私にとっては唯一、快適な空間です。
メンテナンスを終えた後は魚たちとのんびりした時間を楽しんでおります。
今週は、写真のパロットパクーのタンクを大清掃。性格の荒い彼もメンテ中は大人しく今となっては手狭に成った水槽の片隅で、私の作業を終えるのを見守っていてくれています。

更新日付:2012.01.22

2012.01.29   Cyphotilapia frontosa

1月第4週  今週は一段と寒さにも拍車が掛かり来週には厳冬の2月を迎えるわけですが、水槽の魚たちにはこの寒さも何処吹く風。
寒さキラーの私にとってはこの時期、羨ましい限りです。
ウイークデーには暖かそうな水槽を横目に出掛ければ、のんびりと様子を伺う時間もない毎日を送っておりますが、それなりに時間の流れは違ってもいつの間にか成長した彼らに驚きと喜びを感じている次第です。

更新日付:2012.01.29

2012.02.05   Metynnis sp

2月第1週  2月に入り、今週も先週に引き続き厳しい寒さと成っております。
いつものように水槽のメンテナンスを終え、写真の老成魚メチニスの何ともいえない体色に魅入っておりました。
メチニスと云えば、幼魚の頃はシルバー色のメタリックなイメージですが、飼い込むほどに味のある体色に変化します。
たまにショップで飼い込まれた成魚を見掛ける事がありますが、比較的リーズナブルで美しい体表の個体に思わず魅入ってしまうことがあります。

更新日付:2012.02.05

2012.02.12   Leporinus fasciatus

2月第2週  相変わらず寒さには閉口いたしますが、その寒い日の中にも寒暖があり一時の暖かさに早春の気配を感じるのは私の思い過ごしなのでしょうか。
ゼブラ柄がけっこう好きな私ですが、写真のレポリナスもお気に入りの個体で、その遊泳力から入居当初から1,800 水槽で大型種と混浴生活をしていただいております。
最初の頃は、あまり気にも掛けずにいたのですが、何時の間にか存在感が出て参りました。個性派揃いの大型種雑居水槽にあって、怯まず過ごして居られる事からも彼自身、大人しそうに見えてもけっこうなツワモノだと思われます。

更新日付:2012.02.12

2012.02.19   Myleus sp

2月第3週  2月も後半に差し掛かりましたが、今週もまた先週に引き続き厳しい寒さとなりました。今週末はいろいろと所用が重なりゆっくりと魚達を楽しむ余裕が持てないまま新しい週を迎える事になりそうです。
横目で通り過ぎる水槽は今週も変わりない時間が流れているようです。

更新日付:2012.02.19

2012.02.26   Myleus schomburgkii

2月第4週  2月も残すところ数日となりました。
ひと雨ごとに季節が進むと言われるようにこの時季の雨はさし当り冬の名残り雨とでも言ったところでしょうか。
まだまだ寒い日は続きますが、暖かい春はもうそこまで来ていると自分に言い聞かせている次第です。
さてビジュアル的にバリエーションの多いバンデッドの中にあって横長のタイプはショップでも見掛ける機会も少なく産地等は全く不明で私のパクータンクでは貴重な唯一の個体です。

更新日付:2012.02.26

2012.03.04   Tridentiger brevispinis

3月第1週  3月に入り長かった寒さのトンネルもようやく出口が見えて参りました。
寒いと億劫に成りがちな水槽メンテナンスですが、やり終えた後の充実感とリセットされた環境下の魚たちを観る楽しさは格別と云ったところでしょうか。
さて今週のゲストは、久しぶりに登場のヌマチチブ。
私の日本産淡水魚水槽ではけっこう「暴れん坊」のヌマチチブですが、愛嬌のあるスタイルと人にもよく慣れていただける事からヨシノボリやカマツカなどと同じように定番魚的な存在であります。

更新日付:2012.03.04

2012.03.11   Gnathopogon elongatus

3月第2週  春の暖かい日差しに包まれた穏やかな日があると思えば、ひと月逆戻りしたような寒さにコートの襟を立て直す日もある、今週は春と冬の共演に翻弄された一週間と云ったところでしょうか。
早春の日本産淡水魚水槽のタモロコは冬の間もしっかりと飽食を堪能されたようで恰幅のある体型が眩しく感じられます。

更新日付:2012.03.11

2012.03.18   Satanoperca jurupari

3月第 3週 桜前線。毎年この時期になると桜の話題が聞かれるようになります。私の大好きな大阪城のお堀、大川堤の桜が満開を迎えるまでは まだ暫らく先ですが、長かった寒さも後もう少しの辛抱と云ったところでしょうか。私のシクリッド水槽のジュリパリは東南アジアの養殖個体。幼魚のうちからパールスポットがとっても魅力的です。

更新日付:2012.03.18

2012.03.25   Cyphotilapia frontosa

3月第 4週 今週の主人公は誰にお願いしようかと水槽を眺めていると写真の彼女(フロントーサ)からの熱視線。
給餌を前に私への催促が日課になっているのですが、週末にはウイークデーの人口飼料に加えて冷凍のアカムシをお召し上がり頂いております。
それはそうと当サイト「雷魚図鑑」も 3月20日で丸13年が過ぎ14年目に突入したわけですが、写真と四方山話だけの変化のない構成ながらいろいろとご意見やご感想を頂戴しながら沢山のお魚好きの皆様とお付合いさせていただきたいへん感謝している次第です。
14年目の春。桜の便りも頂く今日この頃、引き続き皆様とお魚が元気でお過ごしに成られますように。

更新日付:2012.03.25

2012.04.01   Carassius auratus langsdorfii

4月第 1週 今日から4月、今期も第二四半期が終わりいよいよこれから・・・おっと、これはいけないウィークデーと休日の思考スイッチの切り替えが甘くなると、のんびりと過ごす筈の週末が台無しに成ってしまいますね。
それでは仕切り直して、今日から4月、いよいよお花見シーズンに突入しましたが皆様のお近くの桜状況は如何なものでしょうか。
さて写真の銀鮒嬢は、私の日本産淡水魚水槽では定番魚の一つですが、大きく育ち水槽で手に終えなくなると親戚の池に転居をお願いするのがここ数年の慣例となっております。
銀鮒と云えば不思議な魚で、エイプリルフールの冗談ではないですが、メスだけで繁殖する雌性発生、学術的な理屈が理解できないのが残念ですが、何も考えず屈託のない横顔を見ていると疲れが癒されます。
そうそう、週末は難しい事は考えずに五感で過ごすのが良いかもです。

更新日付:2012.04.01

2012.04.08   Sarcocheilichthys variegatus

4月第 2週 待ちに待った暖かい春と美しい桜が咲き始め、この先 炎天下の夏までは「梅雨」を除けば比較的、過ごし易い時季と云ったところでしょうか。
以前は頻繁に出掛けていた木津川の魚採取もいつの間にか行く事もなくなり日本産淡水魚水槽はショップからお出でいただいた個体ばかりに成ってしまいました。

更新日付:2012.04.08

2012.04.15   Metynnis hypsauchen fasciatus    (Striped Silver Dollar)

4月第 3週 ウイークデーは大川堤の見事な桜並木を横目に、満開の桜を雨が散らして仕舞わないようにとただ願うばかりです。
それにしても長い冬の間、待ちわびた末に訪れる桜の時季はあまりにも短かくて風に舞う桜の花びらを葉桜になった木々にもう一度戻したい心境です。

更新日付:2012.04.15

2012.04.22   Cynops pyrrhogaster

4月第 4週 私の管理下にある両生類は、日本固有種のアカハライモリ(日本イモリ)だけとなっております。
彼らは10 数年前に滋賀県の山奥で採取してきたワイルド個体で幸運な事に今までこれと云った大きなトラブルもなく現在に至っております。
彼らの管理と云っても手間の掛かるような作業でもなく私の場合、週に一度の水替えと給餌だけで後は観察しているだけです。
最近はペットショップなどから入手も容易で、すぐに飼育を始められますが、寿命の長い分、双方がストレスにならないような工夫が必要です。
何れにしても常に彼らを観察し異変がないか注意を払うことが大切です。

更新日付:2012.04.22

2012.04.29   Botia modesta

4月第 5週  ゴールデンウイークに入り寒さのトンネルも抜けようやく安心できる暖かさを迎えたかと思えば、何時の間にか天気の良い日中は初夏を感じる陽気となりました。
連休中には、各水槽のメンテナンスと日頃、あまり時間をとる事が出来ないそれぞれ個体同士の相性を含めて観察を念入りに行いたいと考えております。

更新日付:2012.04.29

2012.05.06   Pseudotropheus estherae

5月第 1週  連休も最終日を迎え久しぶりに魚たちと長い時間を過ごす事ができました。
普段は目が行き届かないメンテナンスの問題点や混浴水槽における個体同士の相性であるとかをチェックしながら今後、インフラを含めて飼育環境の改善のヒントになる状況が確認できて良かったと思っております。
何はともあれ、全ての個体に大きな問題がなかった事、長年お付き合いを頂いている単独水槽のツワモノから夜行性の連中まで予想以上の成長振りとそのパワーに驚かされた次第です。

更新日付:2012.05.06

2012.05.13   Myleus rubripinnis

5月第2週  今週は、ゴールデンウイークでややゆるくなった体調の調整が厳しいところに半ばからこの時期とは思えないほど冷え込み、冬物の衣服と冷房に切り替えたエアコンを再び暖房に調整し直した次第です。一度暖かさに慣れた体には少々ストレスが大きすぎる戻り寒波と云ったところでしょうか。

更新日付:2012.05.13

2012.05.20   Myleus schomburgkii

5月第3週  先週は肌寒さの残る一週間、今週は初夏を思わせる陽気。
そして忙しさに感けてゆっくりと魚たちの観察も出来ないまま週末を迎えました。
いつものように簡単に水槽メンテナンスを終えて、魚たちの撮影記録を整理しているといつのまにか面影も残さない程の成長振りに驚く御仁がおられます。
写真のバンデッドミレウスもその一つですが、幼魚の頃から食欲も含めて成長パワーが感じられます。

更新日付:2012.05.20

2012.05.27   Trachemys scripta

5月第 4週  今週のウイークデーは息つく暇もないほどの喧騒のなかで喘ぎながら過ごす毎日。
週末はいつもの水槽メンテナンスを終え、数時間、近くのお気に入りスポットであるお寺の池で亀達の様子を眺めながらのんびりと過ごしました。
いつの間にか5月も終盤となり梅雨を間近に控え、心地の良い暖かさと日差しはその後に控える酷暑までの至極のアイテムと云ったところでしょうか。

更新日付:2012.05.27

2012.06.03   Cynops pyrrhogaster

6月第 1週  アカハライモリ(日本イモリ)のゲージから優しい視線を投げ掛けていただいた彼が、当サイトの今週号の表紙・・・と云うわけではありませんが、アカハライモリファンの私には彼の自然な表情に疲れを忘れさせてくれる何かが感じられるのですが。6月に入り晴天の日は初夏を思わせる陽気。夏までのアプローチは意外に短そうに思えます。

更新日付:2012.06.03

2012.06.11  Myleus rubripinnis   

6月第 2週  ここ近畿地方も梅雨に入り酷暑を迎えるまでの準備期間。これから涼しくなるまでの数ヶ月、魚たちにとっては厳しい季節の到来で、高水温下における溶存酸素不足には特に注意が必要です。今週末は、活発なミレウス達を横目にパクータンクの濾過周りメンテナンスを念入りに行いました。シルバー色が美しいミレウスの若魚、この時期の彼らには真夏の太陽を思わせるパワーが感じられます。

更新日付:2012.06.11

2012.06.17  Tanakia limbata

6月第 3週  入梅からしばらく晴天の日が続いたかと思うと週末は雨模様。
いつものメンテナンスが終わると魚たちにとって今週は記念撮影日和と云ったところでしょうか。
日本産淡水魚水槽のアブラボテはしっかりと恰幅のある体型が魅力的で褐色を帯びた体色がまた貫禄を醸し出しています。
写真の個体は入居から数年で体長約10cmとほぼMAXサイズと思われます。
ご覧のように少々、過食気味かメタボチックな体型は水槽飼育特有のスタイルなのでしょうか。

更新日付:2012.06.17

2012.06.24   Myleus rubripinnis luna

6月第 4週  今週は前半が荒れ模様の天候となり週末にようやく晴れ間がのぞきホッと一息と云ったところでしょうか。天気が回復すれば水温も上昇し今年もいよいよ魚たちにとっては過酷な時期の到来です。溶存酸素量の減少に伴う数々の弊害を最小限に抑える為にも週末のメンテナンスには手が抜けません。パクー水槽のツワモノ達は比較的、高水温にも耐性があるのか今までは夏場にこれと言ったトラブルは発生していませんが油断は禁物、水温の変化には特に注意を払っております。

更新日付:2012.06.24

2012.07.01  metynnis sp

7月第 1週  今週は中盤まで梅雨の中休み状態で、来るべく酷暑を垣間見たような天候となりました。
今夏は節電対策と水槽管理との両立が一段と難しく私くしを含めて複数本の水槽を抱えておられるキーパーの皆様には頭の痛いシーズンと云ったところでしょうか。
数年来お付き合いいただいている写真のメチニスですが、ショップからお出でいただいた当初から比べるとずいぶん大きく成長され美しい体色とスポットも見違えるようです。

更新日付:2012.07.01

2012.07.08  Carassius auratus langsdorfii

7月第 2週  今週は蒸し暑く、湿度の高い言わば梅雨らしい一週間となりました。
夏の暑さ、冬の寒さとそれぞれに厳しさがある反面、それがまた味わいとして楽しめる場合もあります。が、しかしこの梅雨の蒸し暑さに味わいを感じる事が出来ないのは私の感受性の問題なのでしょうか。
さて今週のモデルである「鮒」は夏の風物詩である金魚のルーツと言われ云われますが、このオーソドックスなスタイルは金魚に限らず全ての魚の基本形であるように感じられます。
日本産淡水魚水槽ではあまり目立たない存在の彼ですが、四季折々さまざまなシュチエーション対しての対応力は抜群で、正にスーパーフィッシュと云ったところでしょうか。

更新日付:2012.07.08

2012.07.15  Tanakia limbata

7月第 3週  梅雨も後半になると時折のぞく太陽はもう真夏の形相で、魚たちにとっては過酷なシーズンの到来となりました。例年の事ながらここ数か月、週末メンテナンスに加えて日々の観察も重要ですね。夏と云えばヨシノボリやカマツカ、ヌマチチブを採取した木津川の川遊び、最近は訪れる機会も減りましたが、川面を流れる風はいつも優しく疲れを忘れさせてくれます。

更新日付:2012.07.15

2012.07.22  Acheilognathus tonkinensis

7月第 4週  梅雨明けから厳しい暑さが続いております。
大阪ではこの時期の風物詩である「天神祭」を間近に控え、夏本番と云ったところでしょうか。
写真のトンキントゲタナゴは中国産。10cm 近い体長は私のストックするタナゴの中では最大級、加えて体色の美しさも彼の大きな魅力です。

更新日付:2012.07.22

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