日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2016年

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2016.01.03  沢 蟹

1月第1週  新年明けましておめでとうございます。今年も引き続きましてgonta036 お魚四方山話にお付き合いよろしくお願い申し上げます。2016年、ここ大阪では元旦より暖かい日が続き、穏やかなお正月を堪能している次第です。さて今年のトップバッターは写真の沢蟹氏、彼は一昨年の夏に裏山からお出でいただいた個体で、雑食性の彼は現在、金魚の餌やご飯粒を主食としておられます。昨年の暮れ(数週間前)に幾度目かの脱皮を無事に終えられ文字通りめでたい新年を迎えられました。

更新日付:2016.01.03

2016.01.10  Metynnis sp

1月第2週  今週は前半の暖かさから徐々に本来の寒さに移行されつつあると云ったところでしょうか。師走は年々、慌ただしさと年越しの雰囲気が失われていき、新年はお正月気分を堪能しないまま駆け足で日常に戻るようで少々寂しく感じられます。商売繁盛の神様「えべっさん」十日戎の参道では昔ながらの出店が遠い記憶を蘇らせてくれます。

更新日付:2016.01.10

2016.01.17  Metynnis sp

1月第3週  今週もこの時期にすれば穏やかな天候に恵まれ過ごしやすい週となりましたが、春を迎えるまでの厳冬の日々はまだまだこれからと云ったところでしょうか。私のお気に入りのメチニスは、体色・体表のバリーエーションが豊富で飼い込むほどにその魅力が開花します。

更新日付:2016.01.17

2016.01.24 Metynnis sp

1月第4週  私にとっては一年中でもっとも苦手とするこの時期は、保温器具を設置しない金魚たちと同じようにひたすら春を待ち望む心境と云ったところでしょうか。週末は熱帯魚ショップを久しぶりに訪れました。昔からストーブの心地よい暖かさの中でいろいろな魚達を眺める時間は私にとって至極のひと時です。

更新日付:2016.01.24

2016.01.31 Metynnis sp

1月第5週  1月も今日一日を残すのみと成りました。今週は正に厳冬の一週間と成り週末は一転して小春日和の晴天に恵まれホッと一息と云ったところでしょうか。今週もまた行き付けのストーブ暖かい熱帯魚ショップで店主と魚談議。マニアックな飼育情報は数十年間の経験値に基づく結論であり文献に無いような事象もまた着地点を把握できていて実に興味深いものです。比較すれば一見、高価に思えても、それぞれの個体毎に生きたマニュアル付きとなれば意外にリーズナブルなのかも知れません。

更新日付:2016.01.31

2016.02.07 Metynnis sp

2月第1週  2月に入り「立春」は、気持ちだけは春に誘っていただけるものの、現実的には寒さトンネルの真っ只中と云ったところでしょうか。金魚水槽内はこの時期も無加温状態で、室温(12~13℃前後)成り行きの金魚達には毎日、極少量の餌は切らずに与えております。さすがに活発な動きは見られないものの今のところコンディションを崩す個体もなく順調に推移しております。

更新日付:2016.02.07

2016.02.14 Metynnis sp

2月第2週  今週末は2ヵ月早い春を思わせる陽気となり久しぶりに開け放った窓に朝の日差しが暖かく感じられました。一時の暖かさとは云え少しずつ冬のトンネルを通り過ぎていく感覚が嬉しくもあります。メチニスの美しさは永い間の飼い込みで徐々にその魅力を増していき幼魚の頃には想像できない変貌に驚かされる事も多いものです。

更新日付:2016.02.14

2016.02.21 Metynnis sp

2月第3週  今週は私が例年感じる三寒四温と呼ぶタイミングには少し早い気もするのですが、徐々に寒さのベールにも薄日が差し込むような柔らかさを感じるように成りました。この時期、週末に成ると熱帯魚ショップの暖かさが恋しくなりメンテナンスを終えると行き付けのお店にお邪魔するのが習慣化しております。毎回楽しみにしている店主との魚談議で今週は様々な理由で引き取られてきた魚の体型はその飼主の育て方を反映していると云った話題に花が咲き、心地よい暖かさの中で時間を忘れて話し込んだ次第です。  

更新日付:2016.02.21

2016.02.28 Metynnis sp

2月第4週  2月第4週  2月も終盤の週末は小春日和、水槽メンテナンスを早々に切り上げて山歩きを楽しみました。寒い週末はストーブの暖かいショップ訪問、ポカポカ陽気は自然探索と常に暖かさを求めて苦手な冬の時期が一刻も早く通り過ぎる事を願っていると云ったところでしょうか。個体ごとにいろいろな体表バリエーションが楽しめるメチニスはシルバー色の幼魚からは想像できない変貌振り、この変化が彼らの魅力でありインフラ不足の要因である事を理解した頃にはドップリとパクーに嵌り込んでいると云ったマニアの方も少なくはないと思われます。

更新日付:2016.02.28

2016.03.06 Metynnis hypsauchen fasciatus

3月第1週  3月に入り最初の週末は春を思わせる暖かさに。三寒四温、時折訪れる寒さは一旦暖かさを体感してしまうとより厳しく感じられます。Striped metynnis は何処となく春らしくて初々しい雰囲気のする体色がこの時期に相応しく思えます。

更新日付:2016.03.06

2016.03.13 Myleus schomburgkii

3月第2週 今週は先週の暖かさから一転、戻り寒波に見舞われ閉口致ましたが、永い冬のトンネルにも次第に暖かい日差しが差し込んで参りました。写真はオーソドックスなバンデッドミレウス。常々、大好きなバンデッドの群泳を目論んでおりますが、実現はもう暫らく先に成りそうです。 

更新日付:2016.03.13

2016.03.20 Myleus rubripinnis luna

3月第3週 今週は半ばから春の陽気となり桜も開花目前と云ったところでしょうか。写真のルナは幼魚からの飼い込み個体。水槽育ちで数年の時を経た現在の発色が今後どういった変化を遂げるものか楽しみに致しております。

更新日付:2016.03.20

2016.03.27 Myleus schomburgkii

3月第4週  今週はまた一旦暖かくなった陽気にブレーキが掛かり戻り寒波状態に。日中は寒さも緩和されるとは云うものの朝晩の冷え込みは厳しいものがあります。一日の寒暖差は体調にも芳しくないようでこの時期の気まぐれな変化には注意が必要です。保温された熱帯魚水槽は寒暖差の少ない分、魚たちにとっては快適な住空間と云ったところでしょうか。

更新日付:2016.03.27

2016.04.03 Mylossoma duriventre 

4月第1週  4月に入り待ち侘びた暖かい春の到来に喜んでいる次第です。この時期の雨は見頃を迎えた桜にとっては天敵の雨。少しでも永い間、桜の余韻に浸っていたいものです。パクーの中でもミロソマの体型はとても個性的でフォトジェニック。

更新日付:2016.04.03

2016.04.10 Mylossoma aureum

4月第2週  この時期の雨は強風と共に満開に咲き誇った桜の花びらと寒さのベールを一瞬に舞い散らし足早に過ぎ去っていきます。長かった寒さのトンネルを抜ければ待ち侘びた眩い光と心地よい暖かさがいつの間にか日常となり寒さの記憶はもう暑さの後に訪れる憧れに・・・。パクーの中でも個性的な体型がミロソマの魅力であり美しさです。

更新日付:2016.04.10

2016.04.17 Carassius auratus auratus

4月第3週  今週は比較的 春らしい穏やかな一週間と成りようやく安心できる暖かさと云ったところでしょうか。暖かく成るとショップの店先の金魚たちも穏やかな日差しの中でゆったりと春を満喫しているように見えます。

更新日付:2016.04.17

2016.04.24 Carassius auratus auratus

4月第4週  いつの間にか4月も後半となり大型連休を間近に控え慌ただしい毎日を過ごしております。
今週は久しぶりに導入したオーネイトキャットAuchenoglanis occidentalisのトリートメントが完了し、週末はメンテナンス後にそれぞれの水槽の記念撮影を楽しんでいる次第です。
らんちゅうのゆったりした泳ぎは睡魔を誘う子守唄のようです。

更新日付:2016.04.24

2016.05.01 Carassius auratus auratus

5月第1週  今週は半ばより大型連休に入りのんびりと魚たちとの時間を楽しんでおります。金魚水槽では冬の間も室温管理で給餌(朝一度)を切らずにきましたが、数日前より朝夕2回とし栄養価の高いものに切り替えを行い夏に向けての準備期間と云ったところでしょうか。

更新日付:2016.05.01

2016.05.08 京都大学白浜水族館

5月第1週  大型連休も終盤を迎え、今週は気候的に「よい塩梅」の毎日と成りました。連休中はのんびりとした至極の時を読書と写真に割り振って過ごすことができました。今回、唯一の魚探訪はドライブを兼ねて年に数回お邪魔している京都大学白浜水族館に。写真はお気に入りパノラマ水槽のワンショット。

更新日付:2016.05.08

2016.05.15 パノラマ水槽

5月第3週  大型連休明けの今週は気候的にも穏やかな一週間と成りました。週末は連休中に訪れた白浜水族館のパノラマ水槽の水景を思い浮かべながら記念撮影の整理を行いました。こちらのパノラマ水槽は私のお気に入りの水景で魚達の泳ぎを遠くから眺めているだけで疲れが癒されます。

更新日付:2016.05.15

2016.05.22 パノラマ水槽

5月第4週  週末は初夏を思わせる青空の下、一気に汗ばむ陽気と成りました。今週も水槽メンテナンスを終えるといつものように記念撮影。私の管理水槽はいずれも魚中心のベアタンク、何とも殺風景で情緒を楽しむには縁遠いシュチエーション。京都大学白浜水族館のパノラマ水槽は私の憧れのパラダイス水槽でもあります。

更新日付:2016.05.22

2016.05.29 Auchenoglanis occidentalis

5月第5週  5月も後数日を残すだけと成り、僅かに湿度を感じる蒸し暑さは梅雨の前兆なのでしょうか。久しぶりの熱帯魚水槽ニューフェイスであるオーネイトキャットは1800mm水槽デビューまでは単独飼育での管理を考えております。温厚な彼との混浴はただ一点、大食漢であることを除けば私の管理下の連中であれば比較的スムーズに推移すると思われますが、ここ一ヶ月の食べっぷりを見る限り暫くは一人暮らしをエンジョイしていただく方向で調整した次第です。

更新日付:2016.05.29

2016.06.05 Auchenoglanis occidentalis

6月第1週  今週は朝晩、肌寒い日もあり日中寒暖差の激しい6月のスタートに成りました。近畿地方も梅雨入りを間近に週末の日差しを楽しんだ次第です。写真のオーネイトキャットですが、週末メンテナンス後の記念撮影では、週を追う毎にその顕著な成長ぶりが確認できるほどハイペース。120cm水槽への引っ越しも時間の問題と云ったところでしょうか。

更新日付:2016.06.05

2016.06.12 Auchenoglanis occidentalis

6月第2週  先週末の梅雨入り以降、今週は周期的に天候が入れ替わる状況となり何となく気怠い日が続きました。週末は水換えと各水槽の濾過槽の点検とメンテナンスを実施いたしました。この時期を境に水槽環境は高水温と溶存酸素不足が常態化し、魚達にとって一年を通じて最も厳しい季節を迎える事になります。毎日の観察は彼らのコンディション確認の意味でも重要です。

更新日付:2016.06.12

2016.06.19 flower horn

6月第3週  梅雨の合間の日差しはもうすっかり盛夏仕様。ここ数年、夏の暑さはその勢いを増していくようで、10数年前に木津川で川遊びを楽しんでいた頃とはずいぶん違うように感じられます。さて私の管理水槽で単独飼育種に認定しているフラワーホーンは、エスカレートする暑さと同じように徐々にパワーアップ。時折、見せるアクティブな動きに破壊力が感じられます。

更新日付:2016.06.19

2016.06.26 Carassius auratus auratus

6月第4週  今週は梅雨らしい天候が続き、晴れ間が恋しい一週間に成りました。写真のらんちゅうは他のらんちゅう達とは違いずいぶん成長がスローモー。原因は定かでは有りませんが、この夏の成長に期待している次第です。

更新日付:2016.06.26

2016.07.03 Cynops pyrrhogaster

7月第1週  7月に入り最初の週末は、梅雨の中休みとなり真夏を思わせる陽気となりました。アカハライモリゲージでは、この高温多湿な状況下でも給餌時の喧騒以外は、静かなパントマイムが繰り広げられております。

更新日付:2016.07.03

2016.07.10 Glyptoperichthys scrophus

7月第2週  今週は梅雨の中休み状態、茹だるような暑さに閉口いたしました。週末に数件のショップにお伺いし魚談義を楽しんで参りました。今回は初めて西宮市にあるプレコ専門ショップにも訪れました。現在、私の管理下にあるプレコは写真のサタンプレコ(40cm)を筆頭に数匹が暮らしておられるのですが、ここ数か月前より新たにプレコ水槽を立ち上げる計画で個体選定段階に差し掛かっております。

更新日付:2016.07.10

2016.07.17 pterygoplichthys scrophus

7月第3週  先週、お話ししたように、新しいプレコ水槽を立ち上げるにあたり当初はメンバーにトリム系個体を考えていたのですが、いろいろとショップにお伺いして最終的に決めたのは、セルフィン系のオレンジスポットセルフィンプレコ(10cm)です。以前からサタンプレコを筆頭にセルフィン系の大きな背鰭に魅了され続けている事から、今回は目先を変えて美しいトリム系に移行する筈だったのですが、考えた末の結論が、今一度セルフィンを幼魚から大きく育て上げる衝動に勝てなかったと云ったところでしょうか。

更新日付:2016.07.17

2016.07.24 Auchenoglanis occidentalis

7月第4週  本日24日が宵宮、明日が本宮。大阪天満宮の天神祭は生玉夏祭、住吉祭と並んでここ大阪の三大夏祭りの一つです。そして例年、天神祭りの頃が一番暑い時期と言われ、水槽の魚達にも、過酷で厳しい毎日の連続と成っております。写真のオーネイトキャットは最近、入れ替えた30cmの塩ビ管が短く見える程の成長振り、その成長速度には驚くばかりです。

更新日付:2016.07.24

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