日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2020年

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2020.08.02 Hypselecara temporalis

8月第1週  近畿地方も梅雨明けと成り週末も厳しい暑さが続いております。
1200規格水槽に写真のチョコレートシクリッドをお迎え致しました。
彼(彼女)の場合、入居から数日間はご難続きの日々と成りました。
最初はショップからの移動時間が長過ぎて酸欠の衰弱状態に陥り水合わせもそこそこにして水槽に…。2~3時間は水槽の隅で横たわっておられました(泣)その間も容赦なく混泳メイトから攻撃を受け非常に危険な状態だったのですが徐々に生気を取り戻され何とか立ち直ることができ胸を撫でおろした次第です。
チョコレートシクリッドとのお付き合いは初めてなのですが海外のWebサイトでは特徴は30㎝と大型になる種の割には大人しいとあります。
現在のところ行動は非常にスローモーで最初の2日間は水槽の片隅で餌にも手を出さなかったのですが4日、5日と経つうちに次第に活発に成り前面にも出てくるように成られました。
最初の数日でかなり洗礼を受けられ美しかった鰭にもダメージがありますが回復は早いものと考えております。 

更新日付:2020.08.02

2020.08.09 Botia lohachata

8月第2週  例年の事ながら梅雨明け後は茹だるような暑さが安定して続いております。
方や、こちらは例年になくこの暑さの中でもマスクが外せない状況に閉口している次第です。
写真は私のお気に入りのパキスタンローチ。
この夏も飽食を堪能されたようで見るからにふくよかで恰幅よく成長されました。 

更新日付:2020.08.09

2020.08.16 Chitala ornata

8月第3週  盂蘭盆会の法要が終わる頃から徐々に暑さも峠を越え季節は初秋へと歩みを早めます。
暦の上では秋でも体感的にはまだまだ残暑厳しく日差しに容赦はありません。
写真のナイフフィッシュは体長62cmと水槽の奥行きを僅かに超え、より一層貫禄を増されました。
現在の混泳魚は上顎系ポリプテルス数頭(パルマス・オルナティ・デルヘッジ・セネガル)とオキシドラス、セルフィンプレコと成っております(You tube ナイフフィッシュ・混泳で検索ください)
体長50cm前後からの混泳は正直厳しいものがあり相手を選びます。
今のところこの混泳に支障はありませんがオキシドラスは新たに1800水槽を製作依頼中で違うメンバーとの混泳を考えております。
いずれは今後の成長如何で元通りナイフフィッシュの単独飼育も視野に入れております。
彼との付き合いも4年目と成り古代魚の大型種は彼以外は考えておりませんが、元来ナマズ系・シクリッド系の魚も好きなこともあり別水槽で管理する方向で進行中です。  

更新日付:2020.08.16

2020.08.23 Aulonocara hansbaenschi var.

8月第4週  日中は茹だる暑さが連日続いておりますが、早朝には猛威を振るった残暑も多少緩和されつつあると云ったところでしょうか。
バタバタと2本目の180水槽(180×60×60)導入に向けてインフラ調整に明け暮れております。以前から180×90×60の水槽導入が念願だったのですが、平行して配置するには2本は断念することに成るのでやむなく同じ奥行き60㎝に決めた次第です。
写真のイエローピーコックは私のシクリッドメンバーとしてはベテランの域と成りその美しいコスチュームにも円熟が感じられます。  

更新日付:2020.08.23

2020.08.30 Botia lohachata

 8月第5週  8月も今日、明日を残すだけと成りましたが相変わらず残暑は厳しく、例年にないマスクの着用が一層暑さに拍車を掛けると云ったところでしょうか。
今週も先週に引き続き新しいインフラ導入に向けての調整がメインで、スペース的な問題から処分する事に成った水槽の魚達を一時的に別の水槽に振り分け過密化と少々無謀な混泳に寄るトラブルに苦慮した次第です。
写真の古株パキスタンローチは堂々とした風格を身に纏われインフラが整うまでの仮住まいでも変わることのない太々しさが頼もしい限りです(笑)

更新日付:2020.08.30

2020.09.06 Flowerhorn

9月第1週  9月に入っても相変わらず酷暑の日々が続いております。
季節を進める扇動の雨も隆盛を誇る日差しにはもう一歩と云ったところでしょうか。
数週間前に90㎝規格水槽に引っ越した写真のフラワーホーンは一人暮らしと飽食の毎日を楽しんでおられます。
徐々に身に纏われた恰幅はこのまま誰とも競い合う事のないこの水槽でどこまで大きく、そして美しく成長して頂けるのか楽しみにしている次第です。

更新日付:2020.09.06

2020.09.13 Pterophyllum scalare var.

9月第2週  9月も中旬とも成るとまだまだ昼間の暑さは厳しいとは云うものの朝晩は涼しく感じられ、秋の虫達の声も聴けるように成りました。
今週末はお願いしてあった木製水槽台が届き組立を終えた所で後は濾材・バックスクリーンの調達以外は水槽を待つだけと成りました。
新水槽導入に向けては処分した水槽に居たメンバーの仮住まいの確保に意外に手こずってしまいました。
一時的とは云え出来るだけストレスの少ない混泳を考えた場合頭が痛いところです。
一番申し訳なかったトリムプレコ達の乱闘劇が治まりホッとしたところですがエンゼルフィッシュ達にもテトラ達との過密混泳で窮屈な思いをして頂いております(汗)

更新日付:2020.09.13

2020.09.20 Neolamprologus brichardi

9月第3週  暑さ寒さも彼岸まで…日中は残暑、朝晩の冷え込みは肌寒さを通り越す勢いで秋の深まりを感じるように成りました。
写真のブリチャージはタンガニーカ湖産のアフリカンシクリッドですがその中にあっては温和で地味な色合いと洗練されたフォームの美しさが気に入っております。
ショップではたまに見掛ける程度で流通はさほど多くはありません。

更新日付:2020.09.20

2020.09.27 Puntius titteya

9月第4週  9月も残すところ数日、秋の肌寒さが感じられるように成りました。
制作依頼中の水槽の受け入れ準備も終わり後は出来上がりを待つばかりと成りました。
週末は通常の水槽メンテナンスを終えエンゼル・グーラミィを居候させている小型魚水槽( 60㎝ワイド)のシェルターとして小型の流木を積み上げました。
今のところこちらの水槽も穏やかに推移しているように見えますが、早々に危険な混泳を解消したいと心中穏やかではありません。
写真のチェリーバルブ(♂)は小型魚水槽の定番魚ですが鮮やかな朱赤がとってもフォトジェニック。

更新日付:2020.09.27

2020.10.04  Pelvicachromis pulcher

10月第1週  10月に入っても日中は暑さが残り朝晩の寒暖差の大きい毎日が続いております。
写真は東南アジアの養殖個体ですが、プルケール(ぺルマト)はアフリカンシクリッドでも河川産のドワーフシクリッドで南米産のドアーフシクリッド、アピストグラマにも劣らない美しさです。
比較的リーズナブル(養殖個体と云う事もありますが・・・)でこの美しさはコストパフォーマンスにも優れたドアーフシクリッドです。

更新日付:2020.10.04

2020.10.11  Ctenopoma acutirostre

10月第2週  10月も初旬を過ぎると暑いと云う感覚が薄れて参りました。
朝晩は寒いくらいで各水槽の水温も 24℃ 台、水槽部屋でもその内エアコンの稼働時期と成ります。
私の各水槽(秋~冬期)は保温器具を付けずにエアコン(夏期27℃・冬期25℃設定)と水替え時の給湯温度で調整すると云うアバウトな管理(良い子は真似をしないでくださいね)でここ数年、推移しております。
私の水温基準ではナイフフィッシュからネオンテトラまで全て夏季(水温)は30℃を上限に冬季(水温)は21℃を下限にお過ごし頂いております。
私の大好きな写真のレオパードクテノポマですが昨年(2019)1月にお出で頂いてから 20ヶ月。
ワイルド個体で、体長16㎝(年齢不詳)は、ほぼそのまま(笑)ですが、入居以来ここ数週間前まで乾燥アカムシ(冷凍は与えていません)しか食べなかったのに人口飼料を突然食べるように成りました。
20ヶ月振りにようやく人口飼料の餌付けに成功です(笑)
最初は浮上性の大型熱帯魚用スティックタイプの餌を食べ出し、最近は沈下性が気に入ったのか底棲肉食魚のペレットを主食としておられます。
実は入居時から体長は変わらないものの少し痩せた感が有ったので心配していたのですが人口飼料に餌付いてから腹も膨れるまで食べているので一安心と云ったところでしょうか。
そうそう後戻りしないで…と、云う事でもないのですが乾燥アカムシは中止としました(笑)
急に食性を転換された根拠は全く不明ですが新水槽の立ち上げまでに無理な過密混泳をお願いしているので今まで混泳させていなかった個体に感化されたのかも知れませんね。

更新日付:2020.10.11

2020.10.18  Astronotus ocellatus

10月第3週  秋も深まり徐々に肌寒さにも気合が入って参りました。
今週は時折、残暑を彷彿させるような日もあり、一気に晩秋とはいかないようです。
週末は頼んであった水槽(180×60×60㎝)が出来上がって参りました。
新水槽には来週末、魚達を移動させる手筈で準備調整中です。
水槽を待つ約 2ヵ月間、魚達には臨時で混泳(You tubeでもご覧に成れます)をお願いしましたが無理な混泳はトラブルの元、今回はトリムプレコ同士の乱闘以外は順調に推移しこのまま平穏に混泳を終了させたいと願っております。
写真のオスカーも新水槽に移動予定です。

更新日付:2020.10.18

2020.10.25  Chitala ornata

10月第4週  10月も下旬と成りここにきて秋の深まりが早く成って参りました。
週末は新水槽(1800×600×600mm)のウォーミングアップから一週間。数ヶ月ぶりに臨時で混泳をお願いしていた水槽から魚達のコンディションを確認しつつ移動を行いました。
もう一方の1800水槽は当面の間、写真のナイフフィッシュ(63㎝)を中心とするメンバーはそのままで全水槽(7本)のパワーバランスを調整したいと考えております。 

更新日付:2020.10.25

2020.11.01  Pterophyllum scalare var.

11月第 1週  早いもので2020年も残すところ 2ヵ月と成りました。
今年もいろいろな話題がありましたが私の管理下では180㎝水槽の追加導入が一番大きな出来事に成りそうです。
写真のレオパードエンゼルは新水槽が来る迄の間、グーラミィ達と共にテトラ水槽に間借りしておりましたが、今回からプレコ水槽の上物としてその活躍に期待を寄せている次第です。
魚達には90㎝規格水槽を譲って180㎝水槽を導入するまでの間に少々無理な混泳をお願いしましたが多少の傷を負った個体もいたとは云うものの総勢に変わりはなく安堵した次第です。

更新日付:2020.11.01

2020.11.08  Andinoacara rivulatus

 11月第 2 週  11月も中旬に差し掛かかるといよいよ紅葉シーズンの到来と成ります。
ここ近畿地方でもこの時期を境に寒さに拍車が掛かり私達にも保温器具が欠かせなく成ります。
何となく新水槽も軌道にのり我慢していた魚達の導入も徐々にスタートと云ったところでしょうか。
いまのところアメリカンシクリッドで混泳に無理の少ない魚種をと考えている次第です。
写真のグリンテラーは5~6cmの幼魚を3ヶ月前にお出で頂き60㎝ワイド
水槽で調整しておりましたが今回新水槽に転居と成りました。

更新日付:2020.11.08

2020.11.15  Auchenoglanis occidentalis

11月第 3 週  今週は紅葉の美しさに拍車が掛かり、喧噪の中、今年も大好きな大阪城外堀の銀杏並木に満足している次第です。
オーネイトキャットはお気に入りのナマズで水槽下でも50㎝は超えてくると思われます。
さすがにその食欲は半端ではなくこちらでのセーブが必要ですが今のところは30㎝で双璧のオスカーとの給餌争奪戦はイーブンと云ったところでしょうか。  

更新日付:2020.11.15

2020.11.22  Pterophyllum scalare var.

 11月第 4 週  11月に、ここ数日の暖かさは記録的なようですが寒さが苦手な私には暫くこの記録が続くことを願うばかりです。
私たちも、おそらく魚たちもそうであるように急な変化には対応しにくい身体も気持ちも緩やかな寒暖を繰り返しながら過ごすうちにその状況が日常に成ればしめたものです(笑)
写真のダイアモンドエンゼルは4年目の個体で管理下のエンゼルフィッシュの中では中堅で幾多の環境変化を乗り越え現在に至っておられます。

更新日付:2020.11.22

2020.11.29  Hoplarchus psittacus

11月第 5 週  今週もこの時季にすれば暖かい日が続き過ごしやすい一週間成りました。
とは云うものの樹々達の冬支度は進み、色とりどりの衣を脱ぎ捨てる度に寒々しさを装われます。
これから先、春までの数ヶ月間はひたすら沈黙を決め込むスタンスでしょうか。
パロットシクリッド(入居 から2ヵ月)の幼魚はいきなり強敵揃いの環境下(1800規格水槽)で何か問題があれば直ぐに他の水槽に移動を考えていたのですが、餌の争奪戦にも積極的で先ずは一安心。
将来有望視している個体で特に幼魚と云う事もあり注意を払っておりますが、現在のところ体長・体高共、順調に成長しておられます。

更新日付:2020.11.29

2020.12.06  Pelvicachromis pulcher

12月第 1 週  師走に入り最初の週末は小春日和の絶好の行楽日和・・・と云いたいところですが、しばしマスクでアクアリウムがよろしいかと。
最近はお気に入りの西アフリカ河川産ドワーフシクリッド、プルケールの美しさに満足しております。
ショップで見掛けると比較的リーズナブルな事もありその度、複数匹にお出で頂いております。
写真の個体は半年前に入居の若魚で当初の地味な出で立ちから大変身、飼い込む程にその美しさに磨きが掛かります。
今まで繁殖にはあまり触手が伸びない中、このプルケールには是非挑戦したいと考える次第です。
今週は1200規格水槽のエンゼルフィッシュ・グーラミィ・プレコの混泳模様をYou Tube にアップしました。
「エンゼルフィッシュ&プレコ混泳水槽」

更新日付:2020.12.06

2020.12.13  Heros efasciatus

12月第 2 週  今週も比較的暖かい一週間と成り、この先もこの暖冬ペースが続くのを願うばかりです。
写真の Green Severum の導入から2ヵ月が経過しここに来てようやく水槽にもタンクメイトにも馴染まれたようで僅かながらふくよかさが感じられます。
週末に訪れたショップではこの個体より一回り大きな Green Severum が入居し迷う事なく2匹目にもお出でいただいた次第です(笑)

更新日付:2020.12.13

2020.12.20  Aplocheilus lineatus gold.

12月第 3 週  12月も後半に入り例年なら年末のイベントを楽しみにラストスパートと云ったところですが、今年は事情が違って複雑な年末を迎えようとしております。
イエローパンチャックスは私の水槽でも定番魚と成りました。
メダカの体型が好きな私にとってパンチャックスは正に巨大メダカ体型(笑)。
雌雄ともにシャープな体型が魅力的ですが、特に♂個体の美しさは格別です。

更新日付:2020.12.20

2020.12.27  Auchenoglanis occidentalis

12月第 4 週  2020年も押し迫り当サイトの更新もファイナル週、そして2020年ファイナルショットはオーネイトキャット(Giraffe Catfish)コンゴ産 現在40㎝。
2020年は年頭には予期しなかったウイルスに寄る影響が2021年にも波及する事態にひたすら鎮静化を願うばかりです。
さて今年の「雷魚図鑑」ですが1999年3月スタートから21年、当初は現在のような動画投稿サイトもなく動画を観ていただくと成ればそれなりの設備と費用が掛かりとても現実的ではなかったのですが、現在はスマートフォンが有れば撮影・編集、アップロードまでが容易に出来てしまう環境と成り、アクアリストの皆さまとのコミュニケーションもより円滑に行え喜んでいる次第です。
2020年も当サイト「雷魚図鑑」と私くし gonta036のお魚四方山話にお付き合い頂きありがとうございました。
それではお魚を愛して止まないアクアリストの皆さま、良い年をお迎え頂くと同時に健康に留意なさいますよう、来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

更新日付:2020.12.27

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