カムChanna argusを亡くした次の日は当日よりも辛い一日でした。通勤の車の中で一人になると涙が出て仕方がありませんでした。 悔やんでも林檎の木の下で眠っているカムChanna argusが戻ってくるはずも無いのですが…。
更新日付:1999.11.24
突然の出来事に動揺しております。
いつか訪れるのは、理解していたつもりですがまさかこんなにも早く…。 カムが天国に逝ってしまったのです。幕切れはとても呆気なく、私と家人の目の前で、滑るように泳いだ後に背を返してそのまま動かなくなってしまいました。 状況を把握するまでにはしばらく時間が掛かりました。
朝、いつもより遅く目がさめて、水槽を見ると水が半分位に減っています。でも不思議な事にフローリングが濡れていないのです。 その時点でカムはまだ生きていました。上部ろ過層を見ると揚げ水パイプが定位置よりずれて水槽の後ろ側に水が流れ出たようです。 長年、水槽を置いていたためにフローリングが後ろ側に下がっていたのでしょうね、コーナーの隙間から床下に約120Lの飼育水が…。
その後の水槽内の状況は想像でしかないのですが、極端に水量の減った水槽内で最悪の事態が起きました。サーモスタットのセンサーが水面より露出することによって水温の上昇が起きました。カムは環境の急変に驚き、おそらく暴れまわったのでしょう。
私が見たときはかなり憔悴している状態で、最後は私を待っていたように、私の目の前で息絶えたのです。皮肉なことに、今日、以前から頼んでおいた大工さんから工事日程の連絡が…。
床補強工事・新しい水槽・水槽台。全てカムの為に用意していたのに…。
琵琶湖博物館のカムルチーが私の目標でした。でも遅かったのです。
背を返した状態のまま、2時間が経ちましたがカムは動きませんでした。
ろ過器具と保温器具を水槽から外してカムと底砂だけにして飼育水を抜きました。水をカムの体高まで抜いたときに全てが終わったことを実感しました。
カムを生まれた木津川に返そうかとも思いましたが、生涯の殆どを我が家で暮らした事を思うと、最後は私の手で、庭の私が好きな林檎の木の下に埋めました。
その後すぐに水槽とろ過器具一式を洗って新しい水槽が来たら譲る事になっていた人に渡しに行きました。明日の朝、カムのいない空の水槽を見るのが嫌だったからです。
注文していた新しい水槽(1,200×600×600mm)と水槽台は現状の大きさ(1,200×450×450mm)に変更する事に決めました。今より大きい水槽はカムを喪った今となっては意味が無くなってしまいました。
最後の写真(下)は、私にとって一番辛い、過酷な写真で、永久に封印するか、公開しょうかたいへん迷ったのですが…。
もしも私が、カムではないカムルチーを何処かの川ですくったりしてもすぐに放せるように。何処かのショップで見たりしても平常心で立ち去る事ができるように。我家の水槽にカム以外のカムルチーをけっして入れる事がないように。私の脳裏に焼付けておくために…。
更新日付:1999.11.23
11月第1週 今週初めに木津川へ出かけました。現地で採取してきたアメリカザリガニをカムに与えると瞬時にして平らげてしまいました。やはり甲殻類は好物のようでいつもの事ながらすばやい動きです。 今週は餌魚の捕獲率が高く連日与えた魚を効率良くゲット。餌魚の捕獲率の高い週は、比較的、体調も良好のようです。
11月第2週 11月も半ばにさしかかり朝晩めっきり冷え込むように成って参りましたがキーパーの皆様はいかがお過ごしでしょうか。冬場は餌魚の採取に苦労する時季で、どうしてもショップに依存する事が多くなるのですが経済的な面からは辛いところです。先日雷魚キーパーの方からメールを頂きました。その方は釣りの上級者で、餌の魚はご自身で調達しておられるようで羨ましいかぎりです。 私の場合、釣果には期待できないので、餌魚の採取となれば網での捕獲がメインとなります。そうなると幼魚が大半となり、カムに満足してもらえるボリュームの食材を調達するのは不可能に近い状況です。結果はやはりショップでの購入となります。
私の心配も懐具合も他人事のように今週もカムはヒーターに一撃を加えながら悠々と泳いでおられます。
11月第3週 久しぶりに夜中に暴れたような形跡が見られ、朝起きてみると上部フィルターの吸水口が吹っ飛んでいました。 カムも右顎に怪我をして痛そうです。以前の怪我の回復経過からすれば全治1カ月は掛かると思われます。食欲のほうが順調なので餌魚を追う時に勢い余って失敗した事故ではないかと推測されます。
更新日付:1999.11.07
10月第2週 今週の始めは、朝方かなり冷え込み、水温も25度を下回りました。さっそくヒーター(200w×3本)とサーモを設置し28度に設定しました。 ヒーターは火傷と破損防止にカバーを付け水槽の背面に吸盤で固定するのですが、翌日には予想通り吹っ飛ばされておりました。どうやら彼の中では目新しいターゲットを見付けると一撃を与える事に決めているようです。
ところで、この10月でカムとの付き合いも丸3年が過ぎ、4年目に入ろうとしております。当初、雑居水槽で泳いでいた時はフナやカワムツなどに混じって目立たない存在だったのですが、三年間で随分大きく成長しました。 久しぶりに訪れた知人が「この水槽に雷魚なんていたっけ」と首をかしげる気持ちも分かります。
10月第3週 保温を開始して2週間が経ちカムの活動自体は夏場と変わらないのですが、食欲のほうが今ひとつです。原因が水温の28度固定に有るとすれば、水槽飼育においての「食欲」に寒暖差が必要なのでしょうか。例年、保温時期に食欲が低下傾向にあるのはカムの個体的なリズムなのでしょうか。皆様のお宅の雷魚はいかがでしょうか。
10月第4週 先週から引き続き「保温時期と食欲に付いて」いろいろ考えています。急に食欲が落ちる要因は?今回の場合以外と簡単に一つの結論と打開策を見つけだしました。
まず結論から言いますと食欲が低下したのではなくて、与えた魚を捕食し損なっていたからです。その原因として考えられるのは、保温により餌魚の泳ぐ範囲が以前より上部に移行している事に気がつきました。 カムは上層を泳ぐ魚に対して捕食の成功率が低く、下部の隅に追い込んでの捕食パターンが圧倒的に多いので、餌を入れた直後に食べるのがほとんどです。そういえば魚を入れた直後、ほとんどの魚は下部の隅に逃げ込みます。その間に狙っているようです。 与えた魚が残っている時はほとんどが上層を泳いでいます。こうなると何日も食べないという状態です。こちらも食欲がなくなったのかと思い逆に与えないので悪循環です。 早速、打開策として比較的下部を泳いでいる魚をいつものショップで購入し、与えて見ると連日以前のように食べるようになりました。ブラックバスのようにゲットするまで追い掛けまわすようなことは我が家のカムの場合は見られません。失敗したら照れているのか、しばらくは襲撃をしないでおとなしく様子をうかがっている姿を見かけることがあります。自然の個体の場合はどうなのでしょうか、フィールドが広いのと生存競争が激しいので待っている余裕なんて無いのでしょうね。
10月第5週 今週はこれといったトラブルもなく順調に過ぎました。そうそう、変化と云えばどういう加減でしょうか班の柄が濃くなってきました。原因はデータが不十分で未だに解明出来ていません。
更新日付:1999.10.10
10月第1週 10月に入り日中の暑さも穏やかになり、逆に朝晩は肌寒さを感じる頃となりました。
雷魚キーパーの中には、すでにヒーターを使用していると云うメールも戴いております。 私の水槽でも朝方の水温が今週初め27.5度、週末には26.1度となり保温時期の到来と云うところでしょうか。カムの食欲も水温の変化が原因でしょうか夏場に比べて低下してます。餌魚の食い付きにも陰りが現れて、2日に一匹の割りで食べ残す状況も出てきました。 そうそう、保温と言えば、餌魚をストックしておく水槽とカムの居る水槽の水温も合わせておかなくては成りません。食卓に上る魚が急激な水温の違いでカムの水槽に入れたとたんに元気がなくなったり、天国に召されてしまっては見向きもしなくなるからです。今までこの問題で懲りずに苦い経験と反省を繰り返していて、家人からは再三再四、経済面での訓告を受けてます。いずれにいたしましても来週初めには保温を開始する予定で、ここで懸案の食欲問題に終止符を打ちたいところです。
更新日付:1999.10.03
9月第2週 今週も比較的、平穏無事に過ぎようとしております。
現在カムの体長は49.5cm。これはほぼ正確な数値です。最近、体長測定にはカムのある行動を利用して測定しております。おそらく我が家のカムだけに通用することだとは思いますし、いつも同じ行動をするかという確信はありませんが…。まず部屋の照明を全て消し(外部の光も遮断)水槽のライトだけを点けてしばらく様子を見ます。するとカムは水槽の前面のガラスにピッタリと平行に密着してからその場で体を小刻みに左右に振るわせるのです。その行動がいったい何を意味するのかは全く理解できませんが、とにかくガラスに密着しているわずかの間に巻尺で体長を測ることが出来ます。
3年近くカムと同居して観察しておりますと意味不明な行動も数多く見うけられます。私達にもその人特有の仕草があるようにカムにだってそのようなものがあっても不思議ではありませんよね。
9月第3週 以前より雷魚キーパーの方、過去にキーパーであられた方からの貴重なメールを戴きたいへん感謝いたしております。手探りではじめたカムルチーの飼育ですが、いろいろな方よりの励ましと御教示で理解できなかった問題が解決できたり、今後の管理上の方向性なども検討できるようになってきました。いろいろな条件で飼育管理されている方のお話をお伺いしていますと、私のように偶然幼魚をすくって来て飼いだした経緯をお持ちの方は案外少なく、初めから大きな個体を釣ってこられたキーパーの方がたくさん居られるのに驚いております。私では手におえそうにない状況を努力と忍耐で克服されておられるようです。
今週は我が家のカム水槽は平穏無事でしたが、皆様のお宅の雷魚水槽はいかがでしたでしょうか…。
9月第4週 最近、カムの食欲はたいへん安定していて情緒もそれに比例して落ち着いているように見えます。規則正しい食生活は魚にも良いものなのでしようか。
今週は23日に久しぶりに琵琶湖博物館へ出かけました。ここを訪れる私の目的の第一は、やはりカムルチー水槽の見学です。博物館のカムルチーは70~80cmクラスの立派な個体が二匹。大きな水槽を悠然と泳いで居られます。胴回りはカムより二まわり程も太そうですし、班紋もはっきりしていて実にダイナミックな出で立ちです。以前からここの二匹はとても仲が良さそうに見え、片方が右にいけばもう一方も寄って来るという具合です。外見的な話をすれば、二匹のカムルチーの顔立ちが何故か大いに違っているのも印象的で、片方は我が家のカムにとても良く似ているので、出生地が近いのか?なんて考えていますが、現実はどうなのでしょうか。私の水槽に、博物館のこの大きさの水槽が可能で有るとすれば、カムルチーと他の魚との共存も十分考える事が出来て彼らにゆったりと過ごしてもらえるのに。優雅に泳ぐ彼らを見ていると叶わない現実をいつも考えてしまいます。いずれにしても我が家のカムをこのクラスの個体に育てるのが私の目標だとは、後ろでヨシノボリ水槽に見入っている家人は知る由もなく…。
更新日付:1999.09.12
9月第1週 9月に成りましても残暑は厳しく水温も30度を少し超えた状態で推移しております。私の水槽にはこれと云った冷却装置は使用しておりませんが、我が家の住人には高水温にも耐性が有るようで今のところ弊害とおぼしき体調変化は見受けられません。現在のカムは食欲も衰えずに胴と同じ位の大きさの口(写真)を開けてマイペースと云うところですが、餌の魚のコンディションに寄って食い付きに違いが有るようです。元気の良いターゲットの場合の食い付きは俊敏で瞬時に胃袋に納めるようですが、どうも動作が鈍いものには近寄りながら食べようとしません。何を判断の基準においているのでしようか。毎朝同じ時間に同じように給餌していますので飢蛾に対する焦りは少ないと思いますが、動物的な本能でしようか食材にたいする目は確かのようで、相手にしなかった魚がそのうちに天国に逝ってしまうという事がよくあります。
いずれにしてもストックの魚の体調管理もカム以上におろそかには出来ないようですね。
更新日付:1999.09.05
8月第1週 8月に入り比較的ハプニングの多い「月初め」も平穏に過ぎようとしてます。
アクリル水槽交換も大工さんの都合待ちになっています。あまり平穏に経過していますと過去のいろいろな心配が嘘のようです。
現在水槽の奥行き45cm。カムは尻尾を少し折り曲げるような態勢になっていますが、なにぶん蛇のようなしなやかさで不自由は無さそうです。
新規水槽の奥行きは60cmを予定していますのでとりあえずはゆったりと過ごせるサイズです。私としましてはカムがもう少し大きく成長して欲しいと考えてます(とんでもないと背後から…)。
水槽のサイズと成長の関係もこれからどのように展開するのか楽しみにしてます。自然の個体では100cmオーバーも記録されているようですが、そこまで大きくなくても充分に迫力を備えている魚には違いありません。
8月第2週 週の半ばでカムの食欲が少し低下しました。いつもなら入れた途端にお腹に納めるのですが…。食べ残す事はないのと別段気になる行動もありませんし体表にも変化がないので気まぐれだったんでしようか。ところで以前から観察していて不思議に思うのは体色の変化です。具体的に言えば班紋の色なのですが朝一番にライトを付けた時点では班紋が薄く2~3分すればくっきりしてきます。環境によって体色が違うのは何となく解るのですが1日の内でも光の状況で班紋の色が変わるのは一種の保護色のようなものなのでしょうか。最近、体の下半分の班紋の色がほとんど無くなりました。以前は全身にくっきりと見えていたのですが(Photoのページでご覧下さい)
8月第3週 先週の食欲不振が今週の初めに兆候として現われてきました。体を底砂にこすり付ける様子が幾度か見られたので水替え時に虫駆除薬(私は虫下しと命名しております)を添加しました。早期に対処したからでしょうか次の日から変わった行動はなくなりました。とにかく暴れて怪我をする事態に成らないうちに薬浴を実施しておかないとかわいそうですものね。
8月第4週 24日久しぶりに朝からひと暴れです。今回は上部フィルターの吸入口をふっ飛ばして知らん顔です。最近、平穏無事だったので存在感のアピールのつもりでしょうか。これといった物理的、経済的被害はなく一安心ですが暴れるたびにヒャッとさせられます。ところで以前から面白い行動を起こす事があります。水中でゆっくりと、ちょうど倒立の姿勢をとり尻尾で水面を2~3回たたくのです。その度に上蓋と上部フィルター本体の隙間から水が床にこぼれ落ちるので、こちらも気が付くのですが、これも一つの存在アピールなのでしょうか。管理責任者の私としましては何となく微笑ましい芸当のように感じられ楽しくも有るのですが。気のせいか背後から冷たい視線が…。
更新日付:1999.08.01
7月初日の深夜に大ハプニングが…。
寝入りばなに水槽を置いている部屋からガラスの割れる音が聞こえたので家人が様子を見に行った直後に悲鳴が…。私も急いで飛び起き駆け付けると、水槽のガラス蓋が真っ二つに割れて吹っ飛んでいます。すぐに状況が把握できずに回りを見まわすと3mほど離れたフローリングでカムが暴れ回っています、思わず足がすくんでしまいました。水槽でいつも見ているカムとは違い太い蛇がのたうち回りながら飛び回っているように見えました。さすがに慌てました(はっきり言って怖かったです)しばらく手が出せずに呆然としていましたが、落ち着けと自分に言い聞かせて…。手でつかむのはとても無理だしバケツで押さえ込んでも仕方がないし、そうだ網です。網しかない。家人に物置まで魚採取用の網を二つ持ってきてもらい、無事に押さえ込んですくいあげる事が出来ました。体重もかなり重くなっていました。やっとの事でカムを水槽にもどし、板で蓋をして重しを置いて一件落着です(幸い外傷はありません)その間、捕獲劇で約5分。ガラスが割れてから10分以上をフローリングでカムは暴れていた事になります。空気呼吸の出来るカムならではの離れ業だと言えます。加えて1m50cm以上の落差をダイビング。飛距離は床の濡れ具合から判断して2m 蛇行距離は1m。想像を超えるパワーと生命力です。水槽に戻ったカムはいつもの距離感がなくガラスに頭を打ちつけたり、呼吸も荒く心なしか動作も鈍くみえました。しばらく様子を見ていて少し落ち着いたところで部屋の片付けです。割れたガラス処理と拭き掃除(カムが蛇行した後は粘液が付着していました)予期しない深夜のハプニング。家人の皆様にはこの場をかりまして深くお詫び申し上げます(当分我が家の水槽管理責任者のわたくしへの風当たりが強くなることが予想されます)反省、この種の魚の水槽の蓋はガラスは危険です(さっそく後ろからこの種の魚を飼うこと自体が危険ですと言う声も…)今まで何も無かったのが不思議なくらいです。しばらく平静を保っていたカムの水槽ですが7月に入ったとたんこの騒ぎ。前途は多難だと言えそうです。
翌朝(2日)…水槽に何か異変が起きていないかと内心、不安を感じながら覗いてみたのですが、カムは何も無かったごとく優雅に泳いでいました。早速アクリル製の蓋を購入”重石”には今のところ鉄アレーを代用しようかと考えております
7月第2週 先週のハプニング以来こちらもずいぶん慎重になっております
夜にアクリル板の突き上げる音がたまに聞こえてくるのですが又飛び出していないかと見に行ったりしております。とにかくとんでもない跳躍力ですから…。重石に当初鉄アレーでも乗せるつもりでしたが、木津川に行った時にでも砂を集めてきて袋に入れて置くつもりです。
現在はアクリル板に直接重しを置くのではなくライトの上に本を載せて、ある程度の突き上げがあってもライトとアクリル板の5mmの隙間で衝撃を逃がすようにしております。
7月第3週 今週は穏やかな週になりました。食欲も安定していて、オイカワを1日一匹ずつ平らげています。
今月当初のハプニング以来、ガラス水槽の事でいろいろ御教示をいただいておりましてカムのサイズと力をもってすれば内部よりの衝撃でガラスが割れてしまうのではないかと懸念しております(実際に内部よりの衝撃でガラスを割られた経験をお持ちの方からの御教示です)
アクリル水槽の購入も検討しておりますがどうせ買いかえるなら奥行き最低60cmの物にして(1,200×600×600mm)そうなると水量も400kgを超えそうだし床の補強も考えなくてはいけなくなるし…。ウ~ンでも最大の難関は経済的にも精神的にも家人の承諾を得ることが出来るかという事ですよね きっと。
7月第4週 今週も先週に引き続きカムは落ち着いています。
毎朝の習慣でトップライトを灯けてから、顔を近づけると同じように寄ってきます。その後はいつも餌を入れる地点にスタンバイ、なんとなく了解して給餌となります。
平穏です。しかし油断大敵。トラブルは今まで月の終わりから初めにかけてよく発生しているので引き続き注意が必要です。
今週は先週からのハード面の課題であります水槽購入計画に進展がありました。
まずは家人の承諾からアプローチです。”事故が発生してからでは遅い!”問題解決にはアクリル水槽とのチェンジが急務です。家人からは納得のいく了承は得られなかったのですが、黙認ということで…。
実際、カムルチーの飼育(暴れる魚)にはアクリル水槽は不可欠だと思います。
次に床の補強です。これはもう大工さんに依頼するしか方法はありません。(私は日曜大工とんでもない派なもので…。)ちょうどお向かいが大工さんで木製水槽台も一緒に頼んでしまいました。
水槽は当初の希望通りで(1,200×600×600mm)アクリル製。設置スペースや経済的問題も含めて私としての限界値であります。だからと云ってこれでカムルチー飼育の条件を完全にクリアーできたのかは疑問です。
大工さんの工事と水槽台の完成後、アクリル水槽の発注で、ひと月後位がメドになるでしょうか。
7月第5週 今月は初日からの大ハプニングで波乱万丈のスタートだったんですが中旬から下旬にかけては平穏無事に過ぎました。たしかに教訓になる事の多い月でした。大型魚の飼育は事故と背中合わせであり、安易な考えではいけないと反省し今までの無防備を改めていこうと思っております。しかしながらいろいろなリスクを考えても魅力があるんですよね。
更新日付:1999.07.01
6月最初の水替え。メンテナンス中に浮遊生物を発見しました。イトミミズより細い生物で、カムが少し暴れ底砂が舞い上がる際に見られたので、観賞魚用の虫駆除薬(錦鯉や金魚用で熱帯魚には使用不可)を添加して様子を見ることにしました。本人は至って元気で食欲旺盛です。
その後一週間で虫駆除薬を投与したお陰で正体不明の生物は死滅したようです。発生の原因は生き餌にあると考えられ餌の管理には、今まで以上に注意をはらわなくてはいけないと反省しています。
6月第3週 今週もおだやかな週でした。これと云ったハプニングに見舞われる事もなく落ち着いていました。私は彼が餌にタックルするタイミングやスピードで体調の良し悪しを判断をするのですが、今週は問題無く元気でした。体調が悪いときは餌に食いつかないか、食べても吐き出す時もあります。このような状態が続くようなら数日、絶食を行います。
6月第4週 今週もカムは体調、情緒とも安定していました。水槽を覗きこんでいると静かに寄ってきてじっとこちらの様子をうかがっています、少し驚かすようなしぐさをすると器用にヒレを動かして後ずさりを始めます、魚でゆっくり後ずさりの出来るものはあまりいないのではないでしょうか。今週はオイカワがサイズは小ぶりですが、安くで入手出来たので毎朝2匹ずつを水槽に。ほぼ1分以内には平らげてしまいます。
更新日付:1999.06.20
5月に入りましてようやく先月の怪我も癒え、口周りの痛々しさもなくなりました。それにしても予想以上に回復には時間が掛かりました。早急にフィルター吸水部分の怪我防止策を考えなくてはいけませんが、今のところはハプニングもなく推移しています。連休は木津川へ餌の調達に出掛け、それなりの釣果が得られたのでしばらくはショップのお世話にならなくてもよさそうです。
中旬に琵琶湖博物館主任学芸員M氏よりカムルチーの餌付けについてメールにて御教示いただきました。
5月も下旬になると、水温も上昇したので水槽からヒーターとサーモを取り外しました。もともと水温の許容範囲の広い雷魚にはこれといって行動に変わりもなくむしろ水槽が広くなりゆったり感すら伺えます。
更新日付:1999.05.02
先月末にひと暴れしました。原因は不意に現われた人影に脅えたようですが、最近はかなり人慣れしていて珍しい出来事です。ガラス蓋と上部フィルターのモーター部を突き上げたようで飼育水が溢れるハプニング。当事者本人も口の周りを損傷して、外傷治療薬水に薬浴。全治半月と云うところでしょうか。
更新日付:1999.04.11
現在体長約50cm弱です。水槽が狭いと云う事実を理解していながら、住宅事情も有り大きな水槽を用意してあげられない事が悩みの種です。そろそろ器に合わせて成長が止まってくれればと…。
更新日付:1999.03.20
このサイトの主役である雷魚(カムルチー) Channa argus は、1996年10月京都府相楽郡(現:木津川市)加茂町付近の木津川にて捕獲しました。体長10cm程の幼魚を偶然、手網ですくいました。最初は蛇だと思い放すつもりだったのですが、よく見ると確かに柄は蛇そっくりですが鰭があります。魚図鑑で見たおぼろげな記憶では、たしか台湾ドジョウ?驚きと珍しさも手伝って持ち帰る事にしました。
実は大型ナマズのレッドテールキャット Phractocephalus hemioliopterus を飼いたいと思って120cm水槽を購入していたのですが、タイミングが合わず経済的な理由も手伝って、採取して来たフナや鯉・ヨシノボリ・カマツカなどの川魚を飼っていました。その頃の私は今以上に日本産の淡水魚に魅了されていました。
いざ雷魚(カムルチー) Channa argus を飼いだしてみるとまず餌に悩まされました。動物食の魚は初めてなので、予想以上に餌代が掛かる事とそれ以上に私自身が生きた魚を餌として与える事に対しての呵責を感じたからです。メダカから始まって金魚は小赤から姉金。そして小鮒。現在はカワムツの15cmクラスを ひと飲みで平らげてしまいます。近所に川魚を扱う熱帯魚ショップがあるので餌の確保には困らないのですが…。人工フードは一切食べませんし生きた餌しか見向きもしません。とにかく「食」には苦労しています。生きた餌以外での給餌法があればご教示よろしくお願い致します。
更新日付:1996.10.20