何となくおっとりとした物腰で体型もふっくらと。ヌマチチブ(別室)は、私にもずいぶん慣れ親しんでいただいたようで、毎朝の給餌は、私の姿が見えると催促するように水面まで急浮上。大慌てで冷凍アカムシを召し上がって居られます。私の管理水族群において彼の存在はドンコ・ギギと並ぶ云わば雑居水槽卒業組。このヌマチチブは一見、温厚そうな体型でヨシノボリ風の味わいに魅力を感じるのですが、けっこう独裁的。同一水槽内では同種間における共存には問題があり、よほど気に入った者同士でないと同居は難しいと思われます。
更新日付:2001.01.31
水槽一番の遊泳力、スプリンターのオイカワはその成長スピードにおいても目を見張るものがあります。(別室)の個体は2~3カ月前には網の目をすり抜けそうな程の存在だったのですが、ご覧のとおり立派に成長し若魚の初々しさを感じるように成ってきました。彼らはスリムなボディにどちらかと言えば寒色系の衣装でシャープな切れ味に魅力を感じるのですが、もう少し成長すれば持ち前の遊泳力があだになり水槽とクラッシュする機会が増えて…。
更新日付:2000.12.31
しばらくご無沙汰をしておりました我が家のヒガイ氏(写真・別室)は、相変わらずその美しい背びれが私のお気に入りです。以前から魚達の衣裳を、その行動と対比しながら興味深く観察しております。オイカワやカワムツなどに代表されるいわゆる遊泳力のある魚達は、比較的シンプルであっさりとした衣装を身にまとい、軽やかなフットワーク。底物のヨシノボリやドンコ氏は、どちらかといえばシックな色合いで隠密タイプ。日本産淡水魚の中では私的分類上、番外にランクされるのがこのヒガイ氏で、何となくエスニックな色合いはスポーティでもあり、丸みを感じるやさしい体型とマッチして和洋折衷タイプというところでしょうか。
更新日付:2000.12.31
我が家の雑居水槽では比較的、オーソドックスで地味なキャラのタモロコ(写真・別室)氏は、今まであまり話題に上らなかったのですが、ごらんの通り、立派な恰幅に成長されまして、現在、水槽中央域の勢力圏争いにおいては給餌、遊泳力ともオイカワやカワムツに引けを取らない健闘ぶりです。
最近になり、我が家のギャラリーからも、その成長に伴う存在感に人気が集まるようになって参りましたが、入居当初から、現在に至るまでのいわゆる注目度においては、どうしても派手なキャラの連中に引けを取り、私と致しましてはひじょうに残念な思いをしておりました。
写真でもわかりますように、ずんぐりとした丸みのある体型に、ライトアップしたシンプルな体色がとてもお似合いですね。
更新日付:2000.12.31
昨年より私の主宰する水族郡、雑居水槽エリアにおいてあくまでも私の独断と偏見による選考でベストスタイルフィツシュを選出しております。
現在の状況は次の通り、ベストスタイル部門の最高峰に即位されておられますのが二期目に突入しましたタイリクバラタナゴです。
トップに続きまして二番手はブルーギル氏を僅少差で交わしたアブラボテ氏 (別室) が、そして今回初めてのノミネートでベスト4としてヤリタナゴ氏 (別室) がランクイン…。
いずれにしてもタナゴ連の優勢が目立ち、ギャラリーからの指摘もあり、今回からベストトピック部門を新設する運びとなりました。数多い水族郡のスタッフ中、優秀なトヒ゜ック提供者で、初代チャンプの名に相応しいと言えば、やはり彼 (別室) をおいては考えられないでしょうね。
それはそうと優勝のタイリクバラタナゴ氏の記念撮影に特別参加のカワムツ氏(写真左)は、残念ながら選外の結果に終りましたが、次回ノミネートの有力候補、今後の成長を大いに期待しております。
更新日付:2000.12.31
いろいろな水槽の状況下においてもいつも沈着、冷静であり続ける事が、彼らのスペシャリティかどうかは別として、オーソドックスなスタイルは正統派としての魅力十分。
個性派揃いの雑居水槽の中で、さり気ない彼らの存在にはギャラリーもつい見過ごす事も多いようです。管理する私と致しましては隠れた主役としての位置付けを声を大にして主張したい処ですが、控えめな彼らのライフコンセプトからは少し離れるようなので…。
(別室)の鮒氏は秘蔵の…とは言わないまでも私の水族群には重要な必須アイテムというところでしょうか。
更新日付:2000.12.31
しっかり我が家の定番魚として定着しましたモツゴ氏(写真・別室)はカワムツやオイカワ諸氏と並んで、水槽内での私的分類上、”忙しい系”の代表としての位置付けがあります。とにかく慌しい彼らの行動は朝のライト点灯時から始まります。環境の変化には敏感なようで、驚けば慌てて底物の棲家に居候を決め込み、涼しい顔をしているかと思えば、縄張り意識も強いのか、他の連中を追い払うような過激な行動も見うけられます。給餌になれば素早く、その小さな口には似合わない、食通ぶりを披露して頂いておりますが、上品でスリムなボディはキープしておられます。
更新日付:2000.11.30
しばらくご無沙汰をしておりましたアカハライモリ諸氏もみなさんこれと言った変化もなく平穏な日々を過ごされております。彼らの水槽も魚達同様に暖房完備。食欲、ならびに行動においても活発で、時おり見せるユーモラスなポーズは私をはじめ家人を楽しませてくれております。写真の個体 (写真・別室)も入居当初からすれば、ずいぶん水槽にも慣れ親しんで頂けたようなのですが、持ち前の逃走癖は今だ治まらないようで、予行演習のガラスクライミングには真剣さが伺えます。
更新日付:2000.11.30
以前からアカハライモリの”ボディデザイン”を興味深く眺めていたのですが、撮り貯めた記念撮影を整理して見返していると、個体によって違うさまざまな模様はとてもフォトジェニック。写真の幼体のボディはまだ赤く無いのですが成長に従って色と共に模様も変わってくるのでしょうか。 1・2・3・4 では今までお付き合い頂いた個体(全では有りませんが…)現在遊泳中のアカハライモリ諸氏も含めましての「新春ボディデザイン展」を開催しておりますので、特殊なものは無いとは思いますが、そのバリエーションをお楽しみ下さい。
更新日付:2000.11.30
スリムな体型にやさしい顔の若魚のニゴイ氏(写真・別室)は、我が家の水槽内において成魚になれば数少ない大型種。
食においてはカマツカ程ではないにしろ、下方に開く独自バキュームマウスで効率良い給餌、体高こそ今は低いものの、体長の成長スピードには目を見張るものがあります。
それにしても最近のニゴイ氏のスナップ撮影はたいへん私泣かせ。その俊敏な身のこなしゆえ、シャッターチャンス並びにカメラアングルにたいへん苦労させられております。
更新日付:2000.10.31