日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode

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ギギ  Pseudobagrus nudiceps  ID883

前回のご紹介より2カ月足らずでキッズなギギ氏は写真のように、体格も入居時のか細さがなくなり、見違えるような成長ぶりです。、成長に従って単独飼育の移行を余儀なくされるギキ氏は生存競争の烈火により、現在は他の魚たちと同じ餌、アカムシや乾燥ミジンコ、人口飼料に至るまでを飽食状態、雑居水槽の効用と言えるかどうか分かりませんが、管理する私と致しましては頼もしく嬉しいかぎりです。写真のギギ氏は給餌以外でも黒装束で夜行性の先住、成魚達(単独飼育)とは大違いで、水槽の前面で可愛いパフォーマンスを披露してくれます。愛想の良い行動もスタイルも幼魚期においては今が旬の時期で、お勧めではないでしょうか。私を含めて我が家のギャラリーを大いに楽しませてくれております。

更新日付:2000.09.30

ギギ  ID870

先だっても我が家のギギを紹介させて頂きましたが、今回木津川よりニューフェイスの幼魚が入居いたしました。今はご覧の通り(写真)の、か細い身体つきをしておりますが、一年も経てば、見違えるように大きくなり、黒装束に身を包み、しのびの生活に入るのですが…。
こころよく愛想を振りまいて頂くのも今のうちだけかと、その可愛らしい行動を毎日楽しんでおります。今週は予備水槽で、他の新人達と同じようにデビュー待ちの状況ですが、餌の赤虫にも慣れて頂き、体調の方も快調のようで食欲旺盛、軽やかなフットワークで夜になると水槽中を忙しそうに駆け回っておられます。

更新日付:2000.08.31

ブルーギル  ID871

今春に入居のキッズブルーギル(写真)は一夏を無事に乗り越えられて一段と大きく成長…。と言いたい処ですが、目を見張るような成長はあまり見受けられません。食事の観察をしておりますと、結構食べておられるようなのですが、元来スリムな体型をしておられるせいか我武者羅な様子が伺えません。幼魚の頃から体型を意識されてのセルフコントロールなのでしょうか。食欲よりも他の魚に攻撃を仕掛けにいくほうに興味がおありなようです。以前からたいへん残念な事なのですが、我が家の水槽ではブルーギルが大きく成長した事例が無く、その体型美と色彩美の完成なく他界の運命を辿っております。美人薄命とはこのブルーギルにもあてはまるのでしょうか。写真の個体も小さいながらその美形と色彩の美しさの素材は十分備えておられます。涼しいお顔のまだまだキッズなブルーギルさん、聞こえますでしょうか、私はあなたにたいへん期待しているのですから…。

更新日付:2000.08.31

ヌマチチブ  ID872

この夏、木津川よりヨシノボリ達と一緒に入居いたしましたヌマチチブ氏です。ご紹介が遅れましたのも、お住まいにと、ご用意させて頂いた「塩ビの土管」がたいへんお気に入りで、お顔を拝見する時間が思ったより短かく、私に慣れていただくまで少々時間が掛かりまして…。
ところが最近、どういう風の吹き回しか、私が水槽に近づくと給餌以外の時でも愛想よく顔を出してしてくれるようになりました。入居時からすれば随分、恰幅がよくなり貫禄も出てきました。私がデジカメ片手に覗き込みますと、心得ていたとばかり特別にお洒落(写真)して、お越し頂いたようで。これはこれは胸のネクタイがとっても決ってるじゃないですか。そうそう、ヌマチチブさん、あなたの記念写真も数枚出来上がりましたので別室(123)で是非ご覧ください。

更新日付:2000.08.31

カワムツ  ID876

木津川でオイカワやカワムツは定番魚ですが、水槽飼育では両者とも遊泳力が有り過ぎて、よほど大きな水槽でないとすぐに手狭になってしまいます。ジャンプの名手でもあります彼らは、飛び出しによる事故もけっこう頻繁に起こり、ブルーギルと並んで、我が家では生存実績の少ない魚だと言えます。合い通じるところの多い両者でも、オイカワは婚姻色並びに、そのずば抜けた遊泳力という、どちらかと言えば派手な魅力に対して、カワムツは物腰のやわらかい落ち着いた魅力を感じさせる魚です。幼魚(写真)のうちからそのベーシックなスタイルと淡い体色に惹かれるのは私だけでしょうか。

更新日付:2000.08.31

タイリクバラタナゴ  ID860

私のお気に入りの木津川で、幾度となく同じ場所に足を運ぶうち、私なりの採取ポイントを見つけることが出来るようになりました。もちろん、川はその姿を頻繁に変えていますので、たえず私の採取ポイントも移動を繰り返しております。川の流れや深さは本流とワンドではずいぶん違いがあります。各々そこで採れる魚達は種類が違ったり、また同じ種類の魚でもサイズが違ったりもします。この魚は幼魚のうちはワンドのこの場所で、そのうち成魚になり、本流のあのあたり…とか。あくまでも自己満足の解釈と、推測の域での”こだわり”ではあるのですが。最近も、この水草の下にはよくギギの幼魚が、この時季はあそこに行けばヨシノボリの成魚が…なんて独り言のように呟けば、「まるで子供みたいじゃない」と何処からか。なにはともあれ、写真のタイリクバラタナゴの幼魚は、幸いにも私の推測通りのポイントで採取することができ、面目が保たれたというところでしょうか。それはそうと、成長に従って分からなく成っていく背びれの黒い模様(黒班)は、幼児期の旗印なのでしょうか。

更新日付:2000.07.31

鮒  ID861

毎年夏になると、雑居水槽にはヨシノボリ連の多勢化に伴ない、水槽下層域が過密化傾向になります。当然、彼らの食を満たすべく人口飼料も沈下性の割合を増量しておりますが、領域侵犯が甚だしく給餌直後は、全てのメンバーが一斉に沈下した餌に集中攻撃をかけ、一瞬に食べ尽くすというありさまで、上層域は一時的過疎化状態に成ります。その後中層域以上のメンバーは、あらかじめ手を付けずに置いた浮上性の餌にゆっくりと取り掛かるという、言わば知能的給餌法を展開しております。管理責任者の私と致しましては、皆さんに給餌モラルの向上を提言したいところですが、協力して頂けそうなメンバーは下層水域の皆様に限られそうで…。写真は木津川出身ニューフェイスのキッズなフナ氏。しっかりお食べになり大きく成長して欲しいものです。

更新日付:2000.07.31

ヨシノボリ  ID862

今年の夏は我が家の雑居水槽の環境はヨシノボリで大いにシフトされたように思います。石組みレイアウトもその一つですが、例年よりも石の数をかなり増やした事が効を奏したのか、闘争による犠牲も現在のところ出ておりません。加えて木津川で数回のフイールド観察により、彼らの環境を出来る限り再現する意味で、今回は念を入れて、水槽レイアウトのオブジェとして、底砂と石も彼らのフィールドから採取地点の物を調達して来ております。ところで最近はヨシノボリ連の記念撮影も頻繁に行っておりまして…。私のお気に入りのヨシノボリは写真(上)の個体ですが、別室(1234)にて以前からのストックしておいたスナップショットも数点、ピックアップしておりますので合わせてご覧下さい。

更新日付:2000.07.31

ギギ  ID867

我が家のギギは、相変わらずエンビ管の中がお気に入りで、殆ど私にその全貌を見せようとしてくれません。いつもは、こちらの動向が分からない距離になると出て来ているようです。そんな愛想の無いギギ達ですが、一番大きな個体は20cm程に成長しており、つい最近まで、可愛い尻尾を振りながら、チョロチョロと水槽をかけ回っていましたのに、その成長スピードの速さに、今更ながら驚かされております。元来は黒装束を身にまといどちらかといえば忍者スタイル。行動も夜行性となると、観賞魚とは言いがたく…。

更新日付:2000.07.31

鮒  ID868

以前にも紹介させて頂いたのですが、幼魚の頃から比べると随分大きく成長したフナの中で、みなさんと少し体型の違うのが写真の個体です。入居当初は成長を心配していたのですが、ご覧の通り順調に大きくなり、管理者と致しまして、たいへん嬉しく思っております。餌の争奪戦においても強敵にもひるむ事なく頼もしいかぎりです。泳ぐ姿も小刻みに、尻尾をふりながらけっこうスピーディ。なんとも可愛くて我が家では人気者です。

更新日付:2000.07.31

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