日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode

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ヤリタナゴ  ID887

我が家のタナゴファミリーは現在4種、その中でヤリタナゴ(写真)はそのシヤープな体形から、精鋭スプリンターを思わせる出で立ちをしております。それにしてもタナゴの仲間はみなさん個性派ぞろい、個々において、そのバラエティー豊かな魅力を楽しんでおります。元来、私のイメージの中ではタナゴの仲間を二分化して見ておりまして…。
一方は、タイリクバラタナゴのように体高の高い、丸みを帯びた体形に優雅さと美しさを感じるタイプで、もう一方は、体高の低い、スポーティな体形に、美しい体色が魅力のタイプです。写真のヤリタナゴは後者の位置付けとして有るのですが、両タイプとも優劣は着けがたく…。
雑居水槽内においてはヨシノボリファミリーと並ぶ、二大勢力とは言うものの、まだまだお付き合い頂いている種類も少なく、これからが大いに楽しみのタナゴファミリーです。

更新日付:2000.10.31

ヌマチチブ  ID888

今年の夏に木津川よりお出でいただいたキッズなカマツカ(別室)は、私の水槽ではいったい幾匹目の個体に成るのでしょうか。初めて水槽を立ち上げてから私のアバウトな管理下においては歴代のカマツカ諸氏を含め沢山の魚達とお付合いいただいております。キッズなカマツカは、歴代最小サイズ(約2cm)での入居で、当初は成長を心配しておりましたが順調に現在は8cm フィールド以上に水槽生活が長いからでしょうか、個体的な要因でしょうか、ギャラリーに脅える事もなく、他のカマツカ諸氏に見られる「砂潜り」を披露して頂けないのが何となく物足りなく感じております。同じように写真(上)のヌマチチブも幼魚から入居。以来、人馴れではカマツカ以上。愛嬌のある体型は仕草の面白いカマツカと並んで水槽の人気者です。

更新日付:2000.10.31

土佐錦魚  ID890

私がお世話になっておりますショップはどちらかと言えば川魚と金魚が大半を占める実に魅力あるショップですが、その中でも特に金魚には店主の気合が感じられ、またマニアックな方々もよくお越しになられます。私が密かに羨望の眼差しを送り続けております金魚にはランチュウ、土佐錦魚、リュウキンをはじめとする実にたくさんの魅力ある種類が有り、一旦どの種類においてもお付き合いを始めてしまいますとその魅力にとんでもなくはまり込んでしまいそうで、現状においての飼育は極力考えないようにしておりましたが…。
水槽に差し込む光の中で、優雅に、ひらひら舞うように泳ぐ(写真・別室)キッズ土佐錦魚に、つい魅了されてしまいご覧のように愛用金魚鉢への入居となりました。

更新日付:2000.10.31

ニゴイ  ID892

スリムな体型にやさしい顔の若魚のニゴイ氏(写真・別室)は、我が家の水槽内において成魚になれば数少ない大型種。
食においてはカマツカ程ではないにしろ、下方に開く独自バキュームマウスで効率良い給餌、体高こそ今は低いものの、体長の成長スピードには目を見張るものがあります。
それにしても最近のニゴイ氏のスナップ撮影はたいへん私泣かせ。その俊敏な身のこなしゆえ、シャッターチャンス並びにカメラアングルにたいへん苦労させられております。

更新日付:2000.10.31

スジシマドジョウ  Cobitis taenia striata  ID894

我が家の雑居水槽内で、ドジョウ科の連中と言えば、ドジョウ、シマドジョウ、スジシマドジョウの3属が遊泳しております。その中でもシマドジョウとスジシマドジョウはよく砂にもぐりこみ、底砂の間から顔だけ出してこちらの様子を伺っているなんともいえない可愛い表情が気に入っております。両者とも前者のドジョウと比較すればそのスマートな体形にとても似合うお洒落な模様柄のコスチュームを身にまとい、私を楽しませてくれております。スジシマドショウ氏(写真・別室)は中々その遊泳姿を見せて頂けませんが、透き通るような美白もまた、上品な魅力の一つといったところではないでしょうか。

更新日付:2000.10.31

カネヒラ  ID877

我が家の雑居水槽で、現在、権力並びに統率力を思うがままに、なみいる個性派をしりぞけて王座に君臨しておりますのがカネヒラ氏(写真)です。食に至りましては、量もさながら全てにバランスよく摂取して頂いた甲斐もあり、体長も現在11cmオーバーと立派に成長され、管理者みょうりに尽きるというところでしょうか。カネヒラ氏の魅力は、獅子のたてがみの威厳と、孔雀の優美を思わせるヒレのダイナミックなフォルム、ならびに体色美に有るのですが、それに加えて水槽内を優雅に遊泳し、他の魚達を威嚇する様子は覇者としての貫禄も十分。当分の間、私を魅了して頂けそうですね。

更新日付:2000.09.30

ブラックバス  ID879

最近、話題に上がらなかった我が家のブラックバス氏、単独生活も長期にわたり、加えてギャラリーも少ないと成ると面白くないと見えて、人の気配がしますとガラス蓋を突き上げて存在感のアピールです。仕事を終えて魚たちを静かに眺めながら疲れを緩和する日々を送っております私ですが、成長と言うより、パワーアップの言葉がふさわしいエネルギッシュな彼の”勇姿”を見ていると何故か緊張感が…。
私としましても以前からイメージアップショットにチャレンジしては挫折を繰り返しておりますが、今回もまた…。彼らしいスタイルというところでしょうか。

更新日付:2000.09.30

タナゴ  ID880

我が家の雑居水槽は現在、カネヒラ率いるタナゴファミリーが最大勢力となっております。この夏の猛暑におきましても後継の順調な成長により、当分その勢力も安泰と言うところでしょうか。写真のタイリクバラタナゴも若魚とは云え主君カネヒラの参謀として、貫禄こそ及びませんが瑞々しい体色はファミリー屈指。別室のタナゴは艶やかな体色で寄り添って泳ぐ姿を楽しんで居ります。

更新日付:2000.09.30

アブラボテ  ID882

以前からアブラボテにはスタイルを含め特別な願望を抱きながら見守っておりましたが、写真の個体は我が家の歴代アブラボテ変遷においてもAランクに入るスタイリストに成長したと自負しております。均整が取れ、落ち着いた体型とアンバーな体色、扇を思わせる鰭のシックな形には以前から羨望ともいえる思い入れがありました。 ダイナミックなカネヒラの勇姿、艶やかなタイリクバラタナゴの美麗、そしてこのアブラボテは小柄で地味ではありますが端麗で繊細な美しさを見せてくれます。 日本産淡水魚に魅せられて…いずれの魚にも依らず、また出会いはどうであれ、入手した個体を維持管理し、願わくば極上の個体に育てることはキーパーとして楽しみでもあり目的でもありますよね。

更新日付:2000.09.30

ギギ  Pseudobagrus nudiceps  ID883

前回のご紹介より2カ月足らずでキッズなギギ氏は写真のように、体格も入居時のか細さがなくなり、見違えるような成長ぶりです。、成長に従って単独飼育の移行を余儀なくされるギキ氏は生存競争の烈火により、現在は他の魚たちと同じ餌、アカムシや乾燥ミジンコ、人口飼料に至るまでを飽食状態、雑居水槽の効用と言えるかどうか分かりませんが、管理する私と致しましては頼もしく嬉しいかぎりです。写真のギギ氏は給餌以外でも黒装束で夜行性の先住、成魚達(単独飼育)とは大違いで、水槽の前面で可愛いパフォーマンスを披露してくれます。愛想の良い行動もスタイルも幼魚期においては今が旬の時期で、お勧めではないでしょうか。私を含めて我が家のギャラリーを大いに楽しませてくれております。

更新日付:2000.09.30

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