日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode

カネヒラ②  ID826

昨年(1999)暮れ、家人には内密にカネヒラが雑居水槽に入居の運びとなりました。以前、体調不良で亡くしました個体よりも小ぶりとはいえ元気に成長しております。 最近になって鮮やかな体色をまとって水槽内でも目をひく存在になってきました。普段はあまり水槽前面に出てこないのですが、給餌の時は勝手が違い積極的にその雄姿を見せてくれます。それにしてもこのカネヒラの成長スピードには驚かされます。同じ水槽内のタイリクバラタナゴとは大違いの早さです。 体長、体色ともに我が家の水槽内では貫禄十分、これからの成長が大いに楽しみです。

更新日付:2000.02.29

カワムツ  ID819

数年前までは木津川で、オイカワと並んで定番の魚だったのですが最近めっきり少なくなりました。 オイカワのシャープなイメージからすれば丸みのある体型はやさしさを感じますが食欲といえば雑居水槽でもトップクラスで、ヒメダカを同居させるとドンコより先に胃袋に納めてしまいます。以前に飼っていた個体もみんな大食漢でスピーディ。我が家ではご覧の写真のようにいつも満腹状態で、すくすく育っております。

更新日付:2000.01.31

威嚇 ヨシノボリ  ID820

以前からヨシノボリの行動と容姿には独特の魅力があり写真も数多く撮影しております。その中でも水中でのホバーリングと威嚇する時の姿はとても気にいってるのですが、シヤッターチャンスになかなか恵まれず残念です。写真は他のヨシノボリと闘争中のショットです。互いに威嚇し合い、口を精一杯開けてヨシノボリとは思えない形相です。数少ない威嚇姿のストック写真から私のお気に入りの一枚です。

更新日付:2000.01.31

モロコ  ID821

我が家のモロコは2匹、奈良で採取したものですが勉強不足で種類が特定できずにいます。図鑑などで見るとタモロコのようなのですが…。
似ているものはみんなモロコということで済ませております。水槽内では現在一番小さくてドンコやヌマチチブに襲われないかと心配しておりますがすばやい動作で難なくかわしております。 これといって際立った特徴はありませんが、スリムで綺麗な体型をしております。日本産淡水魚の中ではペーシック。地味な魅力で私は気にいっております。

更新日付:2000.01.31

ヌマチチブ  ID822

我が家の雑居水槽の中では暴れん坊の異名をとるヌマチチブですが、仕草に際立った特徴が無いのが特徴といえるでしょうか。 実際にいつ見ても同じような、遠くを見据えたような冷静な表情をしております。カマツカやヨシノボリのように表現力豊かなキャラは見えないので少し物足りないような気がしております。ここは一番、少し変った仕草はないものかとデジカメ片手に観察を決め込むことにしました。 いつまで待っても砂に潜り込むでもなく、ガラスにひっつくでもなく、予想通りの無愛想なのです。ヒメダカをゲットしようと狙いをつけている瞬間(写真)です。ゲットの手元がくるいそうで、これは失礼、傍観者の私はきっと邪魔者ですよね。

更新日付:2000.01.31

難解な魚  ID814

木津川でオイカワの幼魚に混じって同居のこの魚は…。詳しい知識を持ち合わせていない私の所には判別に困る魚がたまに現れます(写真)この魚も結局、よく解らないまま最近では生存競争の厳しい雑居水槽で餌取り合戦にも勝ち残って大きく成ってきました。 水槽内でも前面に出てきて最近よくファインダーに飛び込んできております。タナゴ達に追いかけられながらも俊敏な動きでかわして行動力ではトップクラスですね。いつまでも元気でいてほしいものです。
その後、メールにて御教授いただき我が家の「難解な魚」はギンブナということが判明いたしました。御教授いただきましたH.S氏に感謝いたします。

更新日付:1999.12.31

カネヒラ  ID815

カネヒラ(写真)も以前に我が家の水槽で遊泳していたのですが、体調を崩して天国に召されました。 結構、気が強いのか水槽内では暴れん坊的存在だったのを覚えております。どうもタナゴの仲間はよく見れば違うのですが同じように見えて…このカネヒラも初めはヤリタナゴと混同しておりました。タナゴの仲間の魅力は婚姻色にもあるのですが、私は整然と並んだウロコの形も大変気にいっております。

更新日付:1999.12.31

アブラボテ  ID816

アブラボテをショップで見かけました。3~4cmの個体がたくさん土管にひしめき合ってこちらを見ています。 タナゴの仲間の中では私はアブラボテの姿がとても気にいっています。背びれと尻びれの大きさ、形が体高にバランスよく配置されていて、小柄ながらどことなく上品さを感じます。

更新日付:1999.12.31

ヨシノボリ闘争考  ID817

いで立ちが鎧甲をまとっているように(写真上)に見えるのですが…。
ヨシノボリは絶えず闘争を繰り返しているように思えます。朝の給餌では自分より大きな別の魚にも牽制攻撃を仕掛けます。この時点はヨシノボリ軍一騎団結で他の魚との闘争劇です。それが終わると今度は仲間同士で餌の争奪戦が繰り広げられます。食が満たされると縄張り合戦が始まります。見ていて面白いのは自分の陣地の居心地が悪いのでしょうか、それとも相手の拠点がより良く見えるのでしょうか、今まで守っていた拠点を捨て今度は敵陣に攻撃を仕掛けていく姿です。 繰り返される闘争劇に一つのピリオドがうたれたようで、私の気にいっていたトウヨシノボリの一匹が朝に見当たりません。よく見ると排水ポンプの上でお腹が異様に大きくなったドンコが…。

更新日付:1999.12.31

ヨシノボリ産卵考  ID818

以前、我が家のヨシノボリが産卵したことがあります。水槽内の流木の下に棲家を構えたヨシノボリ のカップルを見ていると何となく微笑ましくて、いつも闘争を繰り返している連中とは一線をおいて、違う世界の話のようです。初めはよく解らなくて、お腹の大きくなったヨシノボリを見て、大食漢の個体だと勘違いしておりました。 ところで、我が家のヨシノボリの産卵は、図鑑などでよく見る石の下などに産み付けられたのではなく、それは60cm水槽のガラス側面に。まるで粟粒のように見えました。他の魚達と隔離していたわけでもなく、なんの準備や手立ても出来ていなかったので、 2~3日で無くなってしまいました。今から考えるとたいへん悔やまれます。他の魚があまり来ない場所で休んでいる姿は(写真)どことなくお疲れのようで…。そうそうあの時のストロボの光はまぶしすぎましたよね。

更新日付:1999.12.31