日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode

10枚 | 30枚

パクーの魅力 ② Ossubtus xinguense  ID 1925

先週もお話しましたようにパクーの魅力は一言では云い表せないものがありますが、その中でもパロットパクー( ドルフィンパクー )  別室  の魅力と云うのはまた、他のパクーにはない一種独特のものがあります。幼魚の頃には差ほど感じなかったその個性は、25cm オーバーの現在、より顕著なものとなりました。ご覧のように、扁平した体型、異質な斑紋に、櫛のような尻鰭、赤みを帯びた体色もその奇妙ともいえる彼の容姿に輪を掛けるようです。この先、彼がどのように成長されるのか、非常に楽しみなパクーであります。

更新日付:2010.03.28

パクーの魅力  ID 1923

一口にパクーの魅力と言いましても千差万別。キーパーのみなさま、お一人ずつのインフラによっても大きく左右され、傾倒だったお話は出来ないものです。そこでまず私の場合、彼らを写真のモデルとしていかに美しく、自然に、またフォトジェニックに撮影する事が出来るものか・・・そのためにはインフラの整備・メンテナンス・体調管理、などそのプロセスに楽しみと魅力を感じるといった、言わば、目的の第一が「記録」であり、飼育・鑑賞が、手段と付加価値に近い・・・と云った少々、イレギュラーな楽しみ方をしていると言えなくもありません。
理由はどうであれ、その中でモデルとしての Myleus rubripinnis luna の存在は貴重で、美しさにおける、潜在的なファクター及び個体差による豊富なバリエーションを合わせ持ったこの種を私はパクーナンバーワンと位置付けております。一方、写真のジャイアントパクーカウアや ( 別室 ) のバンデッドミレウス(太バンド)、パクーチンガのように、被写体としての美しさ以上に「迫力」に魅力を感じるタイプは、私のような素人カメラマンには辛い存在で、現地での迫力ある個体を水槽で育て上げる事に限界がある以上、必然的に撮影にも限界があると感じている次第です。

更新日付:2010.03.21

ルナ  Myleus rubripinnis luna  ID1921

写真のミレウス ( 別室 ) は、一見、Myleus rubripinnis luna なのか Myleus rubripinnis  であるのか、見解の分かれるところですが、現状の幼魚から若魚に差し掛かった頃の体型で、尻鰭(フック)の形状と着色からすれば、Myleus rubripinnis luna と云う事でショップのベテランスタッフとの意見調整が終了致しました。しかしながら両者の違いが、はたして外見上の話だけで成立するものであるのかさえ理解できていない私にとって、スタッフとのパクー談議は、楽しさ半分、戸惑い半分と云ったところでしょうか。

更新日付:2010.03.14

ブラックバンデッドミレウス  Myleus schomburgkii  ID1919

幼魚から入居いただいた太バンドのミレウス ( 別室 ) の成長スピードには、目を見張るものがあります。おそらく、歴代のパクーの中では、幼魚からここまでのスピードはナンバーワンではないでしょうか。現状ジャイアントパクー チンガよりも早く感じられますが、チンガの場合、20cmを超えてからも顕著に成長が確認できるだけに、ようやく20cmオーバーまでになったバンデッドの今後に期待を寄せたいところです。

更新日付:2010.03.07

スポットメチニス  Metynnis sp  ID1917

先週は、Myleus rubripinnis luna の魅力をお話しましたが、ではメチニスはと云えば、確かにミレウス系とは違い、大型化し迫力が増すといったポテンシャルはありませんが、小兵ながらこちらはルナと同じように個体差、地域差によるバリエーションが楽しめるのが大きな魅力と云ったところでしょうか。 さて今週は、先日のルナに続いて( 写真・ 別室 )のメチニスを私のパクー水槽にお招き致しました。経緯は、お邪魔したショップのスタッフからいつものようにパクーエピソードをお聴きしている内、今までにない地域産のメチニスが入荷したと云う事で、ご推奨いただきました。よく観察すると肩口から背鰭に掛けての形状が、私のパクータンクには今まで存在しなかったタイプで、全身に散りばめられたスポットも美しく、私的コストパフォーマンスの高さに、思わず衝動飼いを押さえられなかったと云う次第です。

更新日付:2010.02.28

ルナ  Myleus rubripinnis luna  ID1915

パクーの魅力に、立ち止まって久しいですが、それぞれに特徴のあるパクーのなかでも、私の場合、Myleus rubripinnis luna  (写真・ 別室 ) の存在は、その中でも格別といったところでしょうか。そしてルナに魅了される最大のポイントは、なんと云っても個体差による魅力が顕著に楽しめ、フォトジェニックであること、数々の魚たちのなかでもこの魅力を満喫できる魚種は数少なく、マニアックな存在がまたコレクション性にも拍車を掛けます。それにしても、ショップで、幼魚を見掛けることがないのは少々残念ではあります。

更新日付:2010.02.21

ルナ  Myleus rubripinnis luna  ID1913

久しぶりにニューフェイスのルナ ( 別室 ) をパクー水槽にお出でいただきました。体長は、14~15cm とこれからの若魚で斑の数、色揚がりも現状のサイズ的には上々と云ったところでしょうか。このタイプのルナは、次第に腹部が赤く染まるタイプだと思われますが、若魚から成魚、そして老成魚と、彼の成長過程でどう云った変化をみせていただけるか楽しみの個体です。

更新日付:2010.02.14

ブラックバンデッドミレウス  Myleus schomburgkii  ID1911

太いバンドのミレウスが、昨年、ショップに一斉に出回るようになって久しいですが、中・細バンドのミレウスに比べてワイルド感の強い太いバンドは、存在感もそれなりに大きいと云ったところでしょうか。ところで、私のパクー水槽には数年前にお出でいただいた太バンドのミレウスと昨年、入居いただいた太バンドで、現在、若魚のミレウス(写真下)が混在しております。彼らは、同じ太いバンドのミレウスでありながら明らかにタイプが違うようで、両者、若魚の頃のスタイル ( 別室 ) を比較すれば、ご覧のように随分、趣が違います。産地は写真下の若魚は、ペルー産との事ですが、別室の個体は不明です。現在のところ食欲、体型、成長スピード共に 「ダイナミックなパクー」 のイメージは、ペルー産(写真下)が、圧倒的ですが、今後、飼い込むうちにどのような変化をみせていただけるのか楽しみにしております。

更新日付:2010.02.07

メチニス  Metynnis sp  ID1909

私のパクータンクは、一部の例外は除き、基本的に、大型で活発なミレウスグループ、メチニスを中心とするグループ、混浴に不適切と判断した個体と云うように、彼らを複数のエリヤに分け、維持・管理、致しております。写真の個体 ( 別室 ) は、以前から幾度か登場いただいておりますが、メチニスと一部の比較的温和なルナとの混浴パクータンクにお住まいいただいております。彼の特徴は、ご覧のように、側線の上部にスポットが集中するタイプで、シリビレから肩部に掛けての体色、グラデーションが気に入っております。さて、彼の学名は、となると、私に同定が可能ならば、もう少しアクアリウムを楽しめると云ったところですが・・・。ひとまず、数少ない海外文献からあくまでも見掛けだけではありますが、私の中では、 Metynnis lippincottianus (spotted metynnis)と言う事で一件落着。

更新日付:2010.01.31

ルナ  Myleus rubripinnis luna  ID1907

今週もパクー水槽の面々と向き合いながら、ひたすらシャッターを押しているうちに、いつのまにか夕刻を迎えました。本日のベストショットは、写真・ ( 別室 ) のルナに決定。少々擦り傷が気になるとは云うものの、腹部の赤色は相変わらず鮮やかです。彼の場合、もう少し斑の数が増えないものかとファインダー越しにいつも期待を込めて観察しているのですが、入居いただいた頃から、ほぼ、現状通り、更に飼い込むうちにどういった変化を見せていただけるものか楽しみにしております。

更新日付:2010.01.24

10枚 | 30枚