日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode

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ミロソマ  Mylossoma aureum  ID 1714

体表の所々に施された朱色が、上品なアクセントに見えるミロソマ ( 別室 ) は、他のパクー達のダイナミックさに比べて、どちらかと云えば大人しく控えめな印象を受けます。
ところで生存競争の激しいパクータンクの給餌と云えば、餌を入れた瞬間に水面を叩き付ける激しい水音と共に、一瞬の内にクライマックスを迎えると云う状況です。ここでも控えめで上品な「おちょぼ口」のミロソマは、他のパクー達に引けを取る格好となっていたのですが、細粒状で栄養価の高い餌を併用する事が、彼の成長スピード促進と、食事スタンスの両面の改善につながり、喜んでいる次第です。いずれにしても私の管理下にある魚たちが、健康でフォトジェニックなスタイルを維持していく事が、彼らとの共通の目標であり、肝要であると考えております。

更新日付:2008.04.27

老舗 熱帯魚店  Myleus rubripinnis luna  ID 1712

私のお気に入りの老舗 熱帯魚店とは、かれこれ15年のお付き合いになります。初めてお伺いした時から変わらないのは、いつものんびりと魚たちの鑑賞が出来ると云うことでしょうか。私にとってこのお店の魅力は、まず店主さんとの魚談議が楽しめる。その次に永年の経験に基づいた管理面の相談が出来る。そしてお願いしていた魚は、コンディションの良い個体を探していただける。意外とレアな魚が安く手に入る。などでしょうか。 ところで以前にもお話を致しましたが、こちらのお店から入居いただいたパクーには共通点があります。まず産地がベールに包まれていて、不思議な事に、成長がとても早く大きくなると云う点です。全く漠然とした論理的でない話のようで申し訳ないのですが、この店に限っては野暮な詮索をせず、下手に解り過ぎようとせず自然体でお付合いするととても居心地が良く、言われた魚を言われた通りに育てれば間違いがない・・・って言う安心感さえあります。老舗には、店主と常連の暗黙のルールがあり、お互いの領域を尊重しながら関わっていくと云う「信頼システム」が存在します。無駄を省きロスを排除する風潮が主流の昨今、合理性の名の下に犠牲になっていく貴重な人との付き合いの中にマニアルにはないテクニックが潜んでいるようです。( 別室 )

更新日付:2008.04.20

ブラックバンデッドミレウス  Myleus schomburgkii  ID 1710

ブラックバンデッドミレウス(Xingu)  ( 別室 ) の魅力は、文字通りトレードマークのバンドにあります。実は私とパクー達とのお付合いは、このブラックバンド・ミレウスから始まりました。体表の中央に描かれた模様はシンプルな一本のライン。彼の学術的なポジショニングは基より、いったいどれほどの大きさに成長するのかさえ知らなかった私と、おそらく自のボディに縦に引かれたバンドがある事さえ知らないであろう彼らとの付き合いは、ほんの数年。お互いを知るには、まだまだこれからと云ったところでしょうか。

更新日付:2008.04.13

ドルフィンパクー Ossubtus xinguense  ID 1707

写真の、現在体長約15cmのドルフィンパクー ( 別室 ) は、古巣のパクータンクから強制転居となり、当面、サタンプレコに同居をお願いしております。とにかくパクータンクでは同居者の鰭を痛め付ける張本人。被害にあったパクー達は、迷惑を被っていた訳ですが、過激派の転居に伴い、ようやく痛んだ鰭も元通りに再生し、取り敢えずは一件落着と云ったところでしょうか。彼の場合、一見ひょうきんで優しそうに見える顔立ちとは裏腹に、チームメートの管理には細心の注意が必要です。

更新日付:2008.04.06

レッドフック・ミレウス Myleus rubripinnis rubripinnis ( Columbia ) ID 1705

先週に引き続きコロンビア産のレッドフック・ミレウス ( 別室 ) の話題になりますが、先週の個体と比べ今週のレッドフックは尻鰭が長く伸張するタイプです。成長に伴って体高も高くなり幼魚 ( 別室 ) の内は異常に長く見えていた尻鰭も幾分、落ち着いて見えますが、他のレッドフックと比べると歴然とした違いです。

更新日付:2008.03.30

レッドフックレウス Columbia Myleus rubripinnis rubripinnis  ID1703

今回、四半期に一度の水槽メンテナンスを期に、パクータンクのメンバー分割を行いました。
まずメインのタンクにはメチニス系全般、レッドフックミレウス( Myleus rubripinnis rubripinnis ・ Myleus rubripinnis luna ・Myleus rubripinnis sp  )とブラックバンデッドミレウス Myleus schomburgkii 及び ミロソマ Mylossoma aureum と比較的、温厚派を配置。サブタンク(数本)にはどちらかと言えば攻撃派と思われるイエローフックミレウス Myleus sp ドルフィン パクー Ossubtus xinguense その他のミレウス Myleus sp を分散配置しました。ところで今週の写真( 別室 )は久しぶりに導入したレッドフックミレウス。幼魚の内から育てる楽しみは、いずれの魚たちも同じですが、若魚から成魚に掛けて予想外(体色等)の展開が楽しめるパクーは、ひと味違った魅力と云ったところでしょうか。

更新日付:2008.03.23

ミロソマ  Mylossoma aureum  ID1701

あくまでも私見ですが、ミロソマ ( 別室 ) はメチニスとミレウスの特徴を併せ持った魅力的なパクーです。体型はメチニスに、体格はミレウスを継承したようなイメージを受けます。ごらんのように体色は非常に美しく、ドレスアップされた容姿は貴婦人を思わせる上品さが窺えます。管理は容易ですが、20cmを超え、遊泳力もある事から他のパクー同様に水槽サイズには注意が必要です。

更新日付:2008.03.16

ルナ  Myleus rubripinnis luna  ID1699

写真のレッドフック ミレウス・ルナ( 別室 )は 2007.11 に入居した個体で、残念な事に産地が不明です。他のパクーに比べて成長スピードが早い上に、体格もがっしりとしておられます。過去に同じ老舗の熱帯魚屋さんから求めたレッドフックも成長が早く(現在25cmオーバー)体形も酷似している事から同産地の個体であると想像されます。

更新日付:2008.03.09

ブラックバンデッドミレウス amapa Myleus schomburgkii  ID1697

写真のバンデッドはブラジルアマパ産のワイルド個体( 別室 ) です。5cm 程で入居され、順調に、現在は 10cm まで成長されました。幼魚から若魚へ、瑞々しい張りのあるボディは成魚にない魅力を醸し出して居られます。数年の時を経て貫禄のある成魚に成られるまで、じっくりと私のタンクで美しさを開花させていただきたいものです。

更新日付:2008.03.02

レッドフックミレウス  Myleus rubripinnis luna  ID1695

先週に引き続きレッドフック・ミレウス( 別室 ) ですが、写真の彼もまたルナのタイプ違いのようです。現在、私のパクー水槽ではルナが6匹。それぞれが特徴のある斑の形・体色をしていて非常にフォトジェニック。見飽きる事のないパクー達の魅力は尽きる事がなさそうです。

更新日付:2008.02.24

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