7月第4週 梅雨も明けて、今週は「海の日」の金曜日に木津川へ出かけました。川はその表情を事あるごとに変えているのですが、長年に渡って同じ所に出かけていると、何となく旧知の仲とでも言うのでしょうか、楽しい時間とフィールドを提供して頂いています。快晴。水も温かく感じる絶好の川遊び日和の一日、上物の魚達は川面にキラキラ舞うように…。
今回の採取魚はギギ・ドンコ・タナゴ・カワムツ・オイカワの5種と常連の顔ぶれです。
私がよくお邪魔しているギギ、ドンコの各エリアは今回も崩壊の危機にさらされた形跡も無く、幼魚がエリア内に数多く見られ順調に世代交代が行なわれているようです。今年は採取シーズンを迎える前から我が家の水槽は飽和状態。ニューフェイスを受け入れられない状況となっております。仕方なく現地で記念撮影後はみなさんお引取り頂きました。次回は水浴も兼ねてヨシノボリエリアの観察を楽しみにしております。
今週はごらんの通りのドジョウ氏、ねぐらの底砂を掻き分けて息抜きでしょうか…。
更新日付:2001.07.22
7月第3週 先週に引き続き、快晴の毎日で、ここ近畿地方も梅雨明け間じかと言うところでしょうか。うなぎ上りの水銀柱を眺めては、ため息の出るこの暑さの中で、一時の間だけでも状況を緩和してくれる金魚(写真)は、”涼をよぶ魚”として、普段、私の水族群には無関心な家人からも賞賛を受けております。ひらひらと舞うような泳姿がそよ風を呼ぶように…。
更新日付:2001.07.15
7月第2週 今週は梅雨の中休みと言うより、まるで梅雨が開けたように快晴の暑い日が続き、魚たちにも酷暑の訪れとなりました。今年もエアレーション最強化と水質維持を柱とする私のお決まりの水槽管理に終始いたしておりますが、わが家の水族群はみなさん、ご機嫌よろしく過ごしておられます。その中で貫禄を備えられたアブラボテはと云うと・・・やはり暑苦しそうですね。
更新日付:2001.07.08
7月第1週 雑居水槽の過密化が進み、高水温と相まって水質管理を密にしなくては成らないこの時期は、魚たちもコンディションを崩しやすく、朝晩の観察を念入りに行うようにしております。写真のドンコ氏は他の魚たちとのコミュニケーションに少々問題があり、単独水槽で独身生活を優雅に楽しんでおられます。彼の場合、私を含めた数名のギャラリーが唯一の交友範囲なのですが、朝の給餌時を除けば、きわめて無愛想。そんな彼にもどことなくその風貌に親しみと愛着を感じております。
更新日付:2001.07.01
6月第4週 今週は文字通り”梅雨らしい”一週間になり、何となく水槽の中までしっとり感じられるのが可笑しくて…。
川遊びもお預けのこの時期に我が家の木津川を楽しむのは毎年の恒例になっております。過去において、梅雨の晴れ間の川遊びは水も濁っていて、楽しみきれないところがあり、本格的な夏の訪れを前に勇み足を抑えていると言ったところでしょうか。雑居水槽、底砂掃除の名手カマツカ氏、いつになく遊泳を楽しんでおられ、そろそろ梅雨にも飽きられたのでしょうか。
更新日付:2001.06.24
6月第3週 以前にもお話ししましたが、私の行き付けのショップは金魚と川魚がメインの魅力いっぱいのお店です。そこに集まる「お魚マニア」にもいろいろな人がおられますが、特に金魚マニアは、熱心な方が数多くおられ、私がお話しを伺うと、その知識たるもの並大抵のものではなく、長年の飼育実績に裏付けされた経験談にはいつも関心させられております。一口に金魚と言いましても私のように金魚すくいでに入手したものから、品評会に出品されるような高級金魚まで千差万別、その種類も半端な数ではありません。いつもこのショップで羨望の眼差しを向けながら手を出すことが出来ない金魚たちをファインダー越しにしばらく楽しむ事にしました。ランチュウ(写真下・別室)は、その独特な容姿、色、泳ぐ姿など、「金魚の王様」として、常連客の間でも話題が絶えないようです。いずれにしても飼育設備・環境などの話しをお伺いしていると、今のところ、ショップでこうして拝見しているのが一番だと…。
更新日付:2001.06.17
6月第2週 今週は此処、大阪でも入梅となりました。梅雨時は何となく外出意欲にもブレーキが掛かり、盛夏までの休息期間と言うところでしょうか。夏になれば、近年来の恒例と成っている木津川フィールド観察を、今から楽しみにしております。雑居水槽においては、私のお気に入りヨシノボリ(写真上)が申し分のない貫禄と威厳を併せ持った”ツワモノ”に成長を遂げられ、管理者の私としても頼もしい限りです。実際、彼の統治するエリアにおいて、領域侵犯を企てようものならば、彼の即効攻撃が加えられ、傍観者の私にまで緊迫感が伝わって来るようです。
更新日付:2001.06.10
6月第1週 5月の最終の日曜日は、某企業の研修旅行にお招き頂き、公私ともに印象に残る一日と成りました。もちろん最初からここでお話するような展開に成るとは考えてもみなかったのですが…。
その日は、午前中のカリキュラムを済ませ昼食までの間、デジカメ片手に風景でも撮ろうと付近の探索に出かけました。しばらく行くと小さな「野池」が有り、そこで思いがけない魚に出逢いました。フィールドで見るカムルチーはこれが三度目です。体長7~80cm位はあったでしょうか、遠目でも懐かしい姿が確認できました。出来るだけ静かに近づき数枚(写真・別室)シヤッターを切りました。もちろんフィールドでカムルチーを撮影したのは今回が初めてです。私に気づいても急いで逃げることも無く、静かに空気呼吸をした後、踵を返し池の中央に姿を消しました。しばらく待ちましたが、再び現れることもなく私もその場を離れました。午後の予定を終えもう一度、カムルチーに会いにあの池に戻ろうかと思いましたが、止める事にしました。私が以前に飼っていたカムルチーは今回、出合った個体より小さいうちに他界してしまいました。再び合うことはない彼にはいつまでもこの池でその勇姿を留めていてほしいものです。
更新日付:2001.06.03
5月第4週 今週は、タナゴたちの色ずく雑居水槽に感化される毎日を過ごしておりました。これからの高水温シーズン、管理者泣かせの季節の到来と言えるのですが、魚たちの体調管理が難しくもある半面、成長を楽しめる時期でも有り、私としましては、水槽のメンテナンスの強化を再考していると言うところでしょうか。写真のヨシノボリは昨年の夏に入居で、雑居水槽では地味な存在ではありますが、お気に入りの個体。ベーシックな風貌と、静かな成長を楽しませていただいております。
更新日付:2001.05.27
5月第3週 ご紹介がたいへん遅く成りましたが、今年に入って初回の木津川で魚たちに混じって我が家に入居のキッズ・ザリガニ(写真)は現在、洗面器で単独生活を送っておられます。朝の給餌時…私が、水面にアカムシを浮かべるとジャンプ一番、器用に口に運び入れるようになりました。普段はエンビ菅の中に潜り込んでいて給餌以外はあまりお目に掛かれないのですが、今週になり2回目の脱皮を無事に終了、文字通りひとはだ脱がれたわけで、我が家で唯一の甲殻類、期待の新人というところでしょうか。透き通るような体表と小さなハサミ、あどけない瞳で見つめられると、それに答えるように、たわいも無いことを話しかけている自分が可笑しくて…。
更新日付:2001.05.20