日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

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2002.12.08  Carassius auratus auratus

12月第2週  師走も中旬に差し掛かろうとしておりますが、頭の中は慌しく駆け巡っているものの、町並みの活気はいつもと変わりなく感じられるのは私だけでしょうか。
我が家の水槽環境は、最近の傾向とも言えるのですが、それぞれの個体の大型化に伴いスペース問題がクローズアップ。それに伴い我が家の環境省ならびに財務省からは、フィールド魚観察の名の元に密かに行われていた採取に「待った」が掛かり、木津川に訪れる回数が激減。その反動によるショップ探訪に拍車が掛かると言う事態に。もちろんショップにおける衝動飼いに至っては、厳重な審査が、家人同行に寄ってのみ敢行される運びとなり、加えて新年度より細密な水槽条例の施行にまで発展しそうな雲行きです。
今週は、タイニーな御令嬢。金魚水槽の秘蔵っ子の彼女は、どちらかと言えばのんびりとした成長振り、末長いお付き合いを宜しく。

更新日付:2002.12.08

2002.12.01   Carassius auratus auratus

12月第1週  師走に入れば例年の事ながら頭の片隅でお正月を意識するように成りますが、幾つになってもひと月先のイベントが待ち遠しいと言うのが何となく可笑しくて…。
今週は、時おり思い出したように始める雑居水槽の模様替えを敢行いたしました。私にとってリフレッシュのつもりの行事が、魚達にはどう写っているのでしょうか。写真のニゴイ氏は今回は殺風景にレイアウトされた水槽にとまどう事もなく、きまぐれな管理人の私に寄ってきていただきました。

更新日付:2002.12.01

2002.11.24  Clarias batrachus

11月第4週  11月も後半に差し掛かると、何となく気ぜわしく。今年は例年にも増して月日が短く感じられるのは、私の歳の事は棚に上げて、昨今のブロードバンドのせいと言う事で…。
保温設備完備の我が家の水槽群は、春を迎えるまで私達以上に安定したハイテク環境下。変化の少ないリズムはある意味、申し訳なくも有るのですが、食事の催促をする彼らに申し開くわけにもいかず、せめて快適な水槽をエンジョイして頂ければと考えている次第です。今週もショップで見かけた個体。私的に未知の彼は、ヒレナマズ科のClarias batrachus ここでは「アルピノクララ」の名が有りました。

更新日付:2002.11.24

2002.11.17  Corydoras panda

11月第3週  休日の朝はたいてい水槽のメンテナンスに時間を充てているのですが、例年の事ながら寒くなるに従って開始時間がアバウトに成ってきております。
それでも一仕事を終えた水槽を眺めていると魚たちまで輝いて見え、何となく嬉しく成りますよね。今週は行きつけのショップに魚たちの食料を求めてお邪魔致しました。美しく並んだ熱帯魚水槽には色とりどりの魚たちが所狭しと遊泳しております。今週のモデルはコリドラスパンダCorydoras panda 忙しそうにチョコチョコと動き回る彼らを見ていると何となく楽しくなってきます。

更新日付:2002.11.17

2002.11.10  Gnathopogon elongatus

11月第2週  「何となく今年は秋が無いわね…。」一足飛びに冬が訪れたような気候に閉口しながら今週も過ごしておりましたが、少しずつ寒さに慣れてくると、反対に日差しの暖かさを感じるように成るのが不思議ですね。写真のタモロコ氏は雑居水槽では古株。今でこそ立派な出で立ちで、大きく感じられるように成りましたが、木津川から入居された時は、ひ弱な存在感のうすい個体だったのですか゛…。
冬を前により一層の飛躍を願いたいものです。

更新日付:2002.11.10

2002.11.03  Hemibarbus barbus

11月第1週  11月に入り今週は季節が急に冬に向けて前進したような感が有り、慌てて上着を着込むように成った次第です。この連休には魚達にも同じように冬支度。ヒーターをセットする運びとなりました。いずれにしても急な温度変化は私たちばかりではなく魚達にも好ましくないように思えるのですが、今のところ我が家の連中にはこれといった特別な変化も見られず食欲の秋を満喫しておられるようです。写真のニゴイ氏(別室)は恰幅もよく冬を向かえる準備も万端のようです。

更新日付:2002.11.03

2002.10.27  Acheilognathus melanogaster

10月第4週  心地よい時期は足早に過ぎ去りそうな様相で、朝晩の冷え込みが日毎に厳しく感じるようになって参りました。夏の間、水温の上昇を出来るかぎり抑える為に最小限に留めていた照明が今度は水温の急激な下降を抑える役割に一役かって頂いております。
夏の初めに木津川より入居の若魚タナゴ氏(写真)は、新しい季節を正装で迎えるかのように美しい体色が眩しくさえあります。寒さに向かう我が家の水槽群は今年も木津川メンバーで大賑わい。春を迎えるまでのフィールドは我が家の雑居水槽と言う事で…。

更新日付:2002.10.27

2002.10.20  Rhinogobius flumineus

10月第3週  10月も下旬に差し掛かり紅葉の晩秋はもうそこまで。寒くなるまでの過ごしやすいこの時期、フィールドの魚達にとっても同じように快適な日々と言えるのでしょうか。我が家の水槽は冬支度まであと少し、厳しい自然下の魚たちとは違う彼らにも寒暖差の大きい一日が体調に心地よいリズムと成りますように。
休日の雑居水槽、ガラス越しのヨシノボリがとても美しく見えました。

更新日付:2002.10.20

2002.10.13  Carassius auratus langsdorfii

10月第2週  夕方から雨が予想される休日、足早に木津川へ出かけました。川面を渡る風はもう秋。さすがに水も冷たく今年の川遊びも終盤を迎えたと言うところでしょうか。
当日の採取魚はドンコ、タナゴ、カワムツ、オイカワ、フナ、ブルーギル、カマツカ、ニゴイ の8種。今回は、帰り間際にお目見えの15cmクラスのカマツカ氏に我が家にお出で頂きました。いつものようにウォーミングアップ終了後、雑居水槽クリーンアッフ部隊に配属予定と成っております。
我が家の各水槽では、共存が可能な限り底砂の美化活動にカマツカ氏を配属し、その重要な任務を遂行して頂いております。実際、彼らの献身的な活動は長期にわたる私の管理水槽には不可欠な要素であり、今後においてもその重要性は不変のものであると考える次第です。
かく言うカマツカ氏、慣れない水槽でいつの間にか底砂の中。記念撮影もまま成らない状況で…。
今週のピンチヒッターは、こちらも木津川生まれの先輩で、オーソドックスなスタイルのフナ氏、彼もまたクリーンアップ要員と言えなくもないのですが。

更新日付:2002.10.13

2002.10.06  Odontobutis obscura

10月第1週  今週は水槽まわりの大清掃を兼ねて夏バージョンから秋・冬バージョンへの移行準備に取り掛かりました。たいていの魚達は私のいつもと違った奇異な行動に過敏な反応を示す中、写真のドンコ氏は実に冷静なご様子。彼の毅然とした態度は、沢山の修羅場をくぐり抜けてこられた余裕なのでしょうか、それとも私に対する親愛の表れなのでしょうか。いずれにしても、何らかの縁を持ってこうして同じ時間を共有して頂いてる魚達に、新しい季節の訪れが、お互いの成長につながりますように…。

更新日付:2002.10.06

2002.09.29  Sarcocheilichthys chinensis

9月第5週  九月も最終週。日中の日差しも和らぎ、いつの間にか日暮れが早くなっている事さえ気付かないほど都会の感覚に慣れてしまっている私を、少しの間自然のリズムに戻してくれる水槽の魚達に感謝しながら、今週も水槽メンテナンスを楽しんでおります。慌しいウィークデーには忘れている何かを週末に取り戻すのは理論ではなくて感覚なのでしようか。
シヨップで見かけたカラヒガイ(写真上)はゼブラ模様が美しくて、我が家のヒガイとは違った魅力。
「あなたの忘れていた感覚を取り戻すにはずいぶん沢山の魚達が必要ね…。」
「…。」秋の日はつるべ落とし。魚達には、しばらく快適な時を過ごして頂けるでしょうか。

更新日付:2002.09.29

2002.09.22  Carassius auratus auratus

9月第4週  秋分の日が近づくと日中の暑さもずいぶん緩和され、朝晩はむしろ肌寒さを感じるようになりました。冷却処置を施さない我が家の水槽群にもここに来てようやく過ごしやすい時期を迎え、内心安堵している次第です。例年の事とは言え、過酷な条件下において経験と感に依るアバウトな危機管理は無謀であると反省はしておりますが、今年もメンバーに恵まれ過酷な季節を乗り越えられた事に感謝しております。ショップで見かけた夏魚の彼(写真)は涼しげなコスチューム。紅葉の季節には後もう少し…。

更新日付:2002.09.22

2002.09.15  Sarcocheilichthys variegatus

9月第3週  今年の夏は、いろいろと思い馳せていた川遊びへの情熱に今ひとつ行動が伴わず、私自身、物足りなさを感じております。それは、我が家の木津川と、魚達とのコミュニケーションに満足している結果だと喜ばしく思います。が、例年に増して休日になると、水槽群のメンテナンスに物理的な時間を費やし過ぎている現実を、家人の冷ややかな視線と苦笑から学んだ次第です。早いもので9月も中旬を迎え、朝晩は秋の気配。季節が移り変わるように、魚達の成長に伴って雑居水槽も飽和状態、今週は新しい雑居水槽の立ち上げを余儀なくされ、限られたスペースとそれにまつわるメンタルな問題にも 対処しなくてはいけないのですか゛こればかりはメンバーが増えたとは言え彼らに相談する訳にはいきませんものね。写真のヒガイ氏は体長、遊泳力からすれば、在来の雑居水槽残留組。彼には少しだけ密度の下がった水槽に満足いただけるでしょうか。

更新日付:2002.09.15

2002.09.08  Rhodeus ocellatus ocellatus

9月第2週  予想以上の残暑に秋を感じる余裕もない毎日を過ごしておりますが、魚達には季節の移り変わりがどう写っているのでしょうか。夏の強い日差しの中で、色あせて見えた彼らも、薄い衣を一枚羽織られたように、秋色のコスチューム。美しい体色と大きく拡げた鰭は、どちらかといえば殺風景な私の水槽に咲いた花のように見えたのですが…。

更新日付:2002.09.08

2002.09.01  Lepomis macrochirus

9月第1週  酷暑な夏は、余韻を残しながら秋に向けてのアプローチ…。
新しい月を迎えて、水槽の魚達まで心なしか落ち着いて見えるのが不思議ですね。今にして思えば、夏の間冷却装置も施さない私の水槽は、彼らにとってけっして過ごしやすい環境ではなかった事を、幾分申しわけなく感じております。しばらく、高水温対策でライトアッフ゜をひかえた薄暗い水槽は、半ばベールに包まれた状況下。久しぶりに、まぶしいライトの中で見た彼(写真)が、ずいぶん大きく感じられたのですか゛…。

更新日付:2002.09.01

2002.08.25   Candidia temminckii  

8月第4週  地蔵盆の頃になると、夏も終わりに近づき、何となく寂しい気がします。朝晩の涼しさが物悲しさに拍車をかけるように…。
先週の木津川行きから一週間、季節は少しずつ秋に近づいてきました。我が家の水槽も一時の異常高水温からそろそろ開放されようとしております。魚達にとっても過酷な季節から快適な環境に衣替えの時期と言うところでしょうか。写真のカワムツ氏は先週の木津川で見かけた若魚、温度差の烈しいフィールドで一足先の秋を感じておられるのでしょうか。

更新日付:2002.08.25

2002.08.18  Rhodeus ocellatus ocellatus 

8月第3週  今週の日曜日は待ちに待った木津川へ川遊びに出かけました。
今回は、久しぶりの木津川で、魚採取と観察で終日を過ごしました。当日、採取した魚は、「フナ」「オイカワ」「カワムツ」「ニゴイ」「ギギ」「ドンコ」「ヨシノボリ」「カマツカ」、写真の「タナゴ」の9種に及びました。合計6匹採取したギギの内、数匹持ち帰り、予備水槽でウォーミングアップを開始しております(Episode12でも紹介)次回の木津川はこれも楽しみにしているヨシノボリ水中観察を実施する予定ですが、何時の事になりますやら。

更新日付:2002.08.18

2002.08.11  Carassius auratus auratus

8月第2週  今週もここ大阪は連日の猛暑で、高気圧は緩まる気配すら感じられず、ある意味、たいへん安定した一週間と成りました。水槽の魚達には、上がり切った水温は迷惑な話で、行き着く島もないと言った所でしょうか。私としましては、溶存酸素の確保をメインにしながら、水質の低下防止に全力投球。アバウトな管理にもかかわらず、リタイアする個体もなく感謝している次第です。夏といえば夏魚の金魚(写真・別室)諸氏。いつの間にかメンバーも増え、過密化傾向に有りますが、今年の夏も絶好調、食欲では群を抜いておられます。

更新日付:2002.08.11

2002.08.04  Hypselodoris festiva

8月第1週  先週末は日本海へ海水浴に出かけました。私にすれば、木津川に参上しヨシノボリ達と水中遊泳を目論んで居りましたが、例年、習慣化しつつ有る「海行き」に軍配が上がった次第です。潜ってしまえば、磯場の水中はとても美しく、イソギンチャクや名も知らない魚達との遊泳は、川とは違った趣があります。今回のモデルは、軟体動物のウミウシ嬢(アオウミウシ)。彼女の美しさは広い水中でも目を引くものがあり、しばらく臨時スタジオでご一緒頂きました。別室では、これはもうお馴染みのフグ諸氏、今年はハコメガネが臨時水槽に早や代わり。炎天下、大いに楽しませて頂いた「海水族」のみなさまには次回までご機嫌よろしく…。

更新日付:2002.08.04

2002.07.28  Silurus asotus

7月第4週  梅雨明けと同時に、うだるような酷暑の訪れに水の恋しい毎日ですが、楽しみにしていた川遊びが、休日に所用が重なり残念な思いをしております。我が家の木津川は、最近入居のナマズ(写真・別室)氏に関心が向けられておりますが、何分、幼少の身ゆえ、現状では他の魚に圧倒されている感が有ります。そういう彼も給餌時には、少し様子が違い、食べっぷりでは先輩諸氏に引けを取らない豪快さ。将来の”つわものぶり”を間じかに見る思いです。

更新日付:2002.07.28

2002.07.21   Pelteobagrus nudiceps

7月第3週  今週は梅雨のなごりの雨が一気に夏を呼び込むように…。
我が家の水槽群も酷暑を向かえ、水温も上昇の一途。別段の保冷システムを施していない雑居水槽は、日中は蛍光灯を消灯、窓からの日差しだけの何となく薄暗いライティングに成っております。そのおかげと言うのでしょうか、いつもは夜間活動派でエンビ管がお気に入りのギギ氏(写真・別室12)が、その黒装束姿を頻繁に現して頂けるように成りました。久しぶりに記念撮影を済ませたギギ氏は、昨年よりずいぶん成長されているのですが、しばらく話題に上らなかったせいでしょうか、ずいぶん連れないご様子。やさしいフェイスのあなたと隠れファンである私と、しばらくは微妙な光の中でお付き合いを…。

更新日付:2002.07.21

2002.07.14  Rhinogobius brunneus

7月第2週  7月も中盤に差し掛かり、ここ近畿地方でも梅雨明け宣言が待たれるように成りました。梅雨が明けると川遊びも本番を迎え炎天下とは言え、木津川の心地良い水の流れの中で魚達と相対して過ごす時間には格別なものが有ります。写真のヨシノボリ氏は昨年の夏、 木津川のひと時で見つけた個体、我が家ではお馴染みの彼は、入居頂いた頃からすれば見違えるような成長を遂げられ雑居水槽ヨシノボリ隊のリーダーとしての貫禄十分。ファインダー越しに幼かったフィールドの彼が目に浮かぶようです。

更新日付:2002.07.14

2002.07.07  Tridentiger brevispinis

7月第1週  7月に入り、梅雨明けを待たずに日差しはもう真夏本番。夏の川遊びと言えば、ヨシノボリ楽園の水中観察がここ数年の楽しみになっております。この時季になるとニューフェイスのヨシノボリ、ヌマチチブ達が木津川より転居に成り、水槽を賑わせるように成るのですが、現在の雑居水槽では両氏ともすでに飽和状態。今年はフィールド観察がメインに成りそうです。年に一度の逢瀬、七夕ウィ-クの写真は夏魚を代表して2年目のヌマチチブに。

更新日付:2002.07.07

2002.06.30  Acheilognathus rhombeus

6月第5週  6月も終盤に差し掛かり、暦どおりの梅雨らしい日が続いた今週は、猛暑を望むわけではないのですか゛、日差しの恋しい一週間と成りました。昇り続けた水温も心なしか落ち着いて、魚達には安息の日々を過ごして頂けたでしょうか。写真(上)のカネヒラは、自慢のヒレを大きく広げてライバルを威嚇して居られるのでしょうか。

更新日付:2002.06.30

2002.06.23 Pseudogobio esocinus esocinus  

6月第4週  カマツカはいつも献身的とも言える雑居水槽の底砂掃除に明け暮れておられます。その甲斐あって底砂は他の水槽に比べて汚れの進行が遅く、感謝している次第です。そんな彼らの労働の合間に見せるさり気ない表情が好きで、今週はレンズを向けて見ました。温厚そうな彼の横顔を見ていると、こちらまで穏やかな気分になれます。うだるような夏はもうそこまで…。

更新日付:2002.06.23

2002.06.16  Candidia temminckii

6月第3週  今週は近畿地方にも梅雨入り宣言が成されましたが、先週に引き続きワールドカップのエネルギーが梅雨前線を追いやったかと思われる程、連日、猛暑に見舞われました。雑居水槽では、オイカワ政権の参謀に位地する写真の彼は、この数週間で、党首に負けず劣らずの貫禄と、パステル調の美しい婚姻色に身を包み、普段は、無関心の家人にまで賞賛を受けている次第です。

更新日付:2002.06.16

2002.06.09  Cynops pyrrhogaster

6月第2週  今週は梅雨を通り越して、盛夏が訪れたような天候が続き、水温も上昇の一途となり、水槽の住人には過酷な状況と成りました。今年も例年の如く、エアレーションの最強化と換水を夏場の高水温対策の柱として展開していきたいと考えております。写真のアカハラ氏はこの暑さにもいたって冷静なご様子で、金粉を散りばめたようなお腹の模様と、少し太られたように見える下腹に余裕が感じられませんでしょうか。

更新日付:2002.06.09

2002.06.02  Candidia temminckii

6月第1週  6月に入り何となく梅雨の訪れが、もどかしく感じられるこの時季、夏へのアプローチを皆様はいかがお過ごしでしょうか。今年もまた魚達には、高水温を始めとする夏場の過酷な環境を向かえるまでの少しの間、体力の強化と温存に専念して頂きたいものです。 写真のカワムツは水槽育ちの温厚派。カワムツ派党首(別室)の陰に隠れて、いつの間にか立派に成長しておられます。

更新日付:2002.06.02

2002.05.26    Pseudotropheus callainos

5月第4週 先週末は、東京出張で、水槽のメンテも出来ないまま慌しく大阪を後にしました。すべてのカリキュラムを終え、夜は台場のホテルグランパシフィックで少しのバーボンとレインボーブリッジの夜景を楽しませて頂きました。翌日は帰阪の列車を待つ間、以前から気に成っていた東京タワー水族館へ。名前も知らない美しい熱帯魚(写真)に魅せられて少しの間、楽しい時間を過ごしました。そう言えば、微妙に熱い視線を送ってこられる方(別室)も居られましたが…。

更新日付:2002.05.26

2002.05.19   Opsariichthys platypus

5月第3週  今週は水槽のメンテナンスを実施致しました。冬バージョンから夏バージョンへの移行。ヒーター類の撤去から上部ろ過層ならびに底砂大掃除と、久しぶりの環境改善ウィ-クと言うところでしようか。作業中はいつもの事ながら、水槽内はパニック状態。仮水槽にみなさん移動頂くまでは大騒動となります。いつも水槽を覗き込んで観る魚たちと、実際にアミに採って見る魚達の大きさはずいぶん違い、その成長ぶりに驚かされております。写真のタモロコ氏も魚種の判別がつかない程の稚魚で入居の個体。ずいぶんと立派な若魚に成長されましたが、私流、夏バージョンの水槽を気にいって頂けるでしょうか。

更新日付:2002.05.19

2002.05.12   Cyprinus Carpio Linnaeus

5月第2週  ゴールデンウィークも後半の日曜日、先週に引き続き木津川へ川遊びに出かけました。今週の採集魚はタナゴ、ドンコ、ブルーギル、オイカワ、カワムツ、フナ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、この場所ではめずらしくコイ(写真)も顔を見せてくれました。快晴の木津川。魚たちの採集・観察を終日堪能してきましたが、真夏の川遊び、涼を兼ねた水中での魚観察を今から心待ちにしている次第です。

更新日付:2002.05.12

2002.05.05  Opsariichthys platypus

5月第1週  5月に入りゴールデンウィークの今週は、今年2度目の木津川に出かけました。採集した魚は、タナゴ、オイカワ、ドンコの3種。今回はドンコが5匹と、最近何故かドンコ氏に縁があるようです。観察を楽しみ、記念撮影の後、みなさんそれぞれのポイントにお引取り頂いた次第です。日中は汗ばむほどの陽気で、川遊びに拍車がかかるこの時季、連休中にもう一日、彼らとのフィールド観察をもくろんでいるのですが…。 今週ご紹介致しますのは、我が家の雑居水槽、オイカワ派の参謀長官。対抗するカワムツ派対策は如何に。

更新日付:2002.05.05

2002.04.28  Rhinogobius brunneus

4月第4週  先週の木津川訪問から一週間、我が家に入居のドンコ氏、タナゴ諸氏は体調に別段の問題も無く、ウオーミングアップを終了し、無事、私の率いる水槽群の一員と成られました。これから彼らは、朝の食事から始まるカリキュラムをこなしていかれる中で、私との交流を深め、お互いの見識を高めていくことに成るのですが、従順なあなた達とは違う、私のアバウトな管理に業をにやさないで頂きたいものです。 今週のスーパーモデル、ヨシノボリ氏はエアレーションに跳躍一番。

更新日付:2002.04.28

2002.04.21   Odontobutis obscura

4月第3週  14日の日曜日は今年に入って初めて、木津川へ出かけました。天候にも恵まれ、訪れたのが夕方近くにもかかわらず、気温、水温とも暖かく、ウエダーを着用しての採集、観察も2時間近くに及び、楽しい時を過ごせました。採集した魚はヨシノボリ、ヌマチチブ、フナ、ニゴイ、タナゴ、オイカワ、カワムツ、ドンコの8種。その中で今回、我が家においで頂いたのは数匹のタナゴと写真のドンコ氏、彼は体長15cmオーバーと本来ならお引取り頂いているところ、あまりの貫禄ぶりに急きょ、別水槽を立ち上げることに成った次第です。川遊び解禁、初日の木津川は、予想以上の成果に大満足のスタートと言うところでしょうか。

更新日付:2002.04.21

2002.04.14  Rhinogobius brunneus

4月第2週  以前にもお話しましたが、暖かく成り、我が家の雑居水槽ではヨシノボリ連の活動が目立つように成って参りました。彼らの行動が活発化すると、威嚇合戦が水槽内の所々で見られるように成ります。今にも乱闘劇が繰り広げられそうな彼らの形相(写真)を見ていると、こちらまで緊張感が伝わってくるようです。春…。新しい出会いが生まれるこの時期に、引き続き、雑居水槽はそれぞれに成長されたメンバーで飽和状況が続いております。大きく成られた彼らの勇姿をこうして身近に楽しめるのは、私の目的の一つでもあり、管理者冥利に尽きると言うところでしょうか。

更新日付:2002.04.14

2002.04.07  Cyprinus Carpio Linnaeus

4月第1週  春の陽気に誘われて、休日は木津川行きを敢行すべく計画を立てておりましたが、家人の一声に依り、川遊びは却下され「山歩き桜散策」に決定。満開のさくらの中、花吹雪を楽しんできた次第です。この時季、水も温む木津川で、魚達は花吹雪のような活況を演じておられるのでしょうか。
今週もまた、ショップの水槽を覗き込む私に写真のコイ氏はずいぶん勢いよく…。

更新日付:2002.04.07

2002.03.31 Carassius auratus auratus

3月第5週  4月の声を聞くようになり寒さから開放されるこの頃、慌しい毎日の中で、せめて気分だけは春の霞のようにしていたいのですが…。
我が家の水族群は特別な変化もなく、保温された環境の中で優雅に過ごされております。春爛漫、桜の咲き誇る野外とは趣の違う、どちらかと言えば控えめな色合いの水槽にも、冬を乗り越え、元気に成長した幼魚たちの姿から新しい季節の到来を感じております。今週はショップで見かけたすばらしい令嬢(写真上)を。ヒラヒラと舞うように泳ぐ彼女たちには季節を超越した美しさが…。

更新日付:2002.03.31

2002.03.24  Rhinogobius brunneus

3月第4週  暖かくなると我が家の雑居水槽ではヨシノボリ(写真)達の行動が目立つように感じられます。冬の間、水槽下部がテリトリーの彼らも春の暖かい陽気に誘われて(別室)…。
ヨシノボリファンの私としましては、夏の木津川における彼らの楽園探訪を今から心待ちにしている次第です。
ところで、当(雷魚図鑑)サイトも今週で丸三年が過ぎ、四年目を迎える運びとなりました。ここまで続ける事が出来ましたのもひとえに皆様のおかげとたいへん感謝しております。相変わらず、私のサイトは魚達との感情的観察記録とでも言いますか、学術的な解説とは縁遠い内容に終始致しております事をご理解頂き、今後とも「gonta036的よもやま話」にお付き合いの程、宜しくお願い致します。
そして、今週はもうひとつお話を別室(12)にて…。

更新日付:2002.03.24

2002.03.17  Rhodeus ocellatus ocellatus

3月第3週  関西では奈良、東大寺の行事「お水取り」が終わると春が訪れると言われるように、この時期を寒暖の目安に考えております。今週はちょうどその週にあたり、何となく気持ちまで暖かく感じられ、そろそろ川遊びのプロローグと言うところでしょうか。若魚のタナゴは彩りも美しく、久しぶりに開け放した窓から水槽の面々も春を感じておられるようです。

更新日付:2002.03.17

2002.03.10  Cyprinus Carpio Linnaeus

3月第2週  暖かい陽気に誘われて今週は京都府相楽郡にある浄瑠璃寺(九体寺)にでかけました。参道には馬酔木の花がたいへん美しく…。我が家の園芸部、家人の嬉しそうな横顔を尻目に参拝を済ませた境内には大きな池が、ここでも水族部の私としては水際が気になるところです。近寄ると人影を察知したのか、沢山の鯉たちが集まってきました。お寺の池の鯉たちは何となく威厳が在るように見えるのですが…。

更新日付:2002.03.10

2002.03.03  Rhodeus ocellatus ocellatus

3月第1週  3月に入り三寒四温の時季。ようやく寒さのトンネルを抜け出そうとしておりますが、皆様のお住まいの地では如何なものでしょうか。写真のタナゴ女史は昨年、木津川より入居のタナゴファミリーの代表選手。ご覧のように派手な出で立ちではないのですが、若魚の魅力たっぷりの輝きが気に入っております。

更新日付:2002.03.03

2002.02.24 Lepomis macrochirus

2月第4週  今週は雑居水槽を眺めて彼らの個性を楽しみながらシヤッターチャンスを待つ事にしました。私がデジカメを構えて覗き込んでいると、朝の給餌時のように、みなさん興味深々のご様子でこちらを伺っておられます。数多いモデルの中でも写真のブルーギル嬢は私のお気に入りの個体。ご覧の通りのポーカーフェイスも魅力の一つと言うところでしょうか。

更新日付:2002.02.24

2002.02.17  Pseudogobio esocinus esocinus

2月第3週  先週の水槽メンテナンスから魚達は春を意識しておられるのか、活発な行動ならびに食欲に一段と拍車がかかったように見受けられます。ひと冬を越えられ一回り大きくなられた彼らに雑居水槽は手狭に写っているのでしょうか。写真のカマツカ氏、春に向かって跳躍一番。ゆっくりとした着地に余裕が感じられませんでしょうか。

更新日付:2002.02.17

2002.02.10   Rhinogobius brunneus

2月第2週  立春を過ぎたあたりから大阪では春めいた日差しに恵まれる日も有り、忘れかけていた夕暮れの明るさまで何となく嬉しく感じております。今週は春までの水槽メンテナンスを実施。ヒーター器具類の動作確認、並びに清掃を一通り済ませて水槽群の体調をハード面からサポート。私の些細な心使いに気付いておられたか、軽快なフットワークで水中回転を披露して頂いたのは写真のヨシノボリ氏。随分、熱心に繰り返しておられる処をみるとソルトレークを意識しておられるのでしょうか。

更新日付:2002.02.10

2002.02.03  Sarcocheilichthys variegatus

2月第1週  一月は足早に過ぎ、厳冬の二月。フィールドの魚達は春を待つ固いつぼみのように寒さに逆らう事もなく静かな時を過ごしておられるのでしょうか。我が家の雑居水槽では、厳しい自然とは無縁の日々を過ごされている魚達が、何食わぬ顔で私の前を行きかい、毎日の飽食を当然の様に楽しんでおられます。写真のビワヒガイ嬢はオイカワ、カワムツ両氏の勢力争いの陰で、いつの間にか見違えるように成長を遂げられ、ファインダー越しに思わず伏兵に出会ったようで…。

更新日付:2002.02.03

2002.01.27  Gymnogobius urotaenia

1月第4週  我が家の雑居水槽は、不定期とはいえ私の趣向による模様替えを行なっております。あくまでも日本産淡水魚のイメージを壊さず、木津川の情景に見合うように、現地で収集したオブジェを配置して、雰囲気作りを楽しんでいる次第です。厳冬のこの時季、我が家の木津川もシンプルに底砂と流木だけの組み合わせ。はたして住人である皆様は満足して戴けているのでしょうか。今週の写真はウキゴリ氏、彼もまたシンプルな水槽には似合っておられます。

更新日付:2002.01.27

2002.01.20  Opsariichthys platypus

1月第3週 正月気分が抜けると寒さだけが妙に現実味を増し、何かしら行動を起こすにも大義名分が必要なくらい億劫に成りそうなこの時季、保温された環境の魚達には、私の行動は歯がゆいように写っているのでしようか。昨年も後半より雑居水槽の政権はオイカワ(写真)、カワムツ(別室)両氏に移行し、その勢力は依然衰えを見せず…。
新年の開幕は両スプリンター氏の続投から。

更新日付:2002.01.20

2002.01.13  Pseudogobio esocinus esocinus

1月第2週  お正月休みもいつの間にか過ぎ、いつもの慌しさが舞い戻ってきまたが、今週は休養モードに成っておりました自分を現実に引き戻すまでのアプローチ。水槽では年中、底砂掃除に明け暮れて居られるカマツカ氏(写真)が、私に発破を掛けているようで…。
一年、いや一生を通じて変わることのないあなたの献身とも言える労働、ならびに勤労精神には、いつも頭の下がる思いです。

更新日付:2002.01.13

2002.01.06  Opsariichthys platypus

1月第1週  新年明けましておめでとうございます。今年も昨年に引き続きまして「雷魚図鑑」並びにgonta036とお付き合いの程、宜しくお願い致します。さて、先週で川遊びが終了し、今年に入って我が家では実質的な水槽シーズンの到来と成りました。最終の木津川にて、遅ればせながらニューフェイスの確保を完了し、約10日間のウオーミングアップを終えて、無事彼らは雑居水槽デビューを果たされました。例年の事ながら、春を待つ数ヶ月は、ベテラン勢の飛躍とニューフェイスの成長を見守りながら、暖かい我が家の木津川を楽しんでおります。昨年は、いろいろと話題の絶えなかった我が家の水族群、さてさて今年はどんな展開を見せてくれるのでしようか。

更新日付:2002.01.06

2001.12.30   Opsariichthys platypus

12月第5週  暮れも押し迫り、23日に今年最後の、木津川に出かけました。採取した魚はタナゴ、オイカワ、カワムツ、ドンコ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、タモロコ、フナの8種におよび、その中からタナゴ、オイカワ、ヨシノボリの数匹を持ち帰りました。当日は比較的穏やかな日和となりましたが、ウェダーを着用しているとは言え、(家人の冷たい視線と相まって)予想以上に川の水は冷たく…。
いずれにしても、持ち帰った個体は、来春にかけての成長株。雑居水槽の期待のニューフェイスとして、現在予備水槽にて観察中と成っております。

更新日付:2001.12.30

2001.12.23   Tanakia limbata

12月第4週  12月に入ったなと思いきや、早やクリスマスを迎える頃となり、例年の事とは言え、師走の”逃走ぶり”には戸惑いさえ感じております。今年もいろいろな魚たちにスポットを当てながら楽しんで参りましたが、個性派ぞろいの日淡の魅力は尽きる事がなく…。
写真のアブラボテ氏は小兵ながら素早い動きで、水槽中を疾風の如くかけて居られますが、均整の取れた美しいシルエットは私の大のお気に入り、さり気ない口ひげも素敵ですよね。

更新日付:2001.12.23

2001.12.16  Cynops pyrrhogaster

12月第3週  今週も暖かい水槽か゛羨ましく感じる程、寒い日が続き、いつのまにか色あせた風景を窓ごしに眺めていると、冷たい風まで吹き込んで来るようで…。
普段から井戸端会議の盛んなアカハラ諸氏のケージでは、いったい何が話し合われているのでしようか。寒いこの時季、仲睦まじい光景は何となく暖かく感じられますよね。

更新日付:2001.12.16

2001.12.09  Opsariichthys platypus

12月第2週  師走も中旬に差し掛かれば、ずいぶん寒さも勢い付いて、外出するのもおっくうな時季になりました。今年の後半はフィールドに出かける回数も少なく、物足りなさを感じておりますが、年末にかけては締めくくりの「厳冬川遊び」を目論んでいる次第です。今週の雑居水槽は血気盛んなオイカワ氏(写真)の独壇場となり、他の魚の追随を許さないスピードと迫力は、水槽中を駆け抜けるほどの勢いすら感じられます。

更新日付:2001.12.09

2001.12.02   Cynops pyrrhogaster

12月第1週  12月に入り何となく気忙しく感じられる頃になりましたが、我が家の水槽群にはフィールドからの来訪者も無く、春までの充電とも言えるこの期間を楽しんで居られると言うところでしょうか。今週に成って、アカハラ諸氏のケージにも保温を始め、厳冬に向けての準備を行なったところですが、相変わらずポーカーフェイスの彼らには、暖かい環境が気にいって戴けたでしょうか…。

更新日付:2001.12.02

2001.11.25  Opsariichthys platypus

11月第4週  今週の雑居水槽は何となくあわただしく、それなりに成長された面々が繰り広げる活劇に見入っておりました。写真はオイカワ氏とカワムツ氏のスプリンター同士の水槽レース。狭いスペースでの彼らのデッドヒートはデジカメ片手にこちらが疲れてしまいましたが、婚姻色も鮮やかなオイカワ氏を追うカワムツ氏、いずれの個体も我が家の水族群の代表格。いつまでもその勇姿で私を魅了して欲しいものです。

更新日付:2001.11.25

2001.11.18  Lepomis macrochirus

11月第3週  紅葉の美しい季節、近くに見える山が急に色付き出す頃と成りました。我が家の水槽には、季節を感じる変化こそ無いものの、成長したそれぞれの魚たちの泳姿に、紅葉にも似た満足を見せて頂いております。今週の水槽美人はブルーギル嬢。彼女もまた、あどけない幼魚からボリュームを上げられたようでキラキラ光るボディが綺麗です。

更新日付:2001.11.18

2001.11.11   Acanthogobius flavimanus

11月第2週  今週は、ここ大阪でも足早に季節が進んだようで、魚達ならずとも私達も暖房の欲しい時季と成りました。雑居水槽では、数少ないニューフェイスの中、マハゼ氏(写真・別室12)の存在が光っております。今週は活発な動きの彼の記念撮影に挑戦してみる事にしました。デジカメ片手に撮影を始めると他の連中も集まり出し、なかなか目的のマハゼ氏にスポツトが決まりません。気が付けばどちらのお方の記念撮影だったのかと苦笑することも多いのですが…。

更新日付:2001.11.11

2001.11.04  Pelteobagrus nudiceps

11月第1週  冬になるまでの過ごしやすいこの時季、我が家の水槽群は一足早く冬支度を終えて各自、飽食を堪能しておられると言うところでしようか。水槽を見渡せば、いつも姿の見えない写真のギギ氏は、ご覧のようにエンビ管の中でユラユラと寝床を暖めておられます。朝の給餌でもあまり顔を出さない彼もいつの間にか恰幅よろしく成長され、ひとまわり大きな住居を最近、ご用意させていただきました。闇夜の彷徨人ギギ氏はストロボの光もあまり好まれないご様子。久しぶりの記念撮影、新居の中で、しばらくは動かないでいただけますでしょうか。

更新日付:2001.11.04

2001.10.28  Candidia temminckii

10月第4週 休日毎に所用が重なり、フィールド観察から遠ざかっておりますが、我が家のフイールドだけは時間の許す限り、魚たちとコンタクトを取っております。どちらかの社会とは違って、彼らにアポは不要ですものね。今週は均衡の保たれている魚達に、どういう訳か争い事が目立つようになり、管理人の私としては見過ごすわけにもいかず、仲裁に入ることにしました。よくよく観察していますと、棲家をめぐって、私の住宅戸数の不備が起因するトラブルが増えているようです。彼らの棲家にはエンビ菅を提供しているのですか゛、ヨシノボリ諸氏、ギギ氏、ドジョウ氏に混じって、最近、ビワヒガイ氏までが占領するようになり、慢性的な住宅供給不足。いずれのお方も隠れ家がお好きなようで…。早速、エンビ菅を追加して一件落着と言うところでしょうか。門外漢のスプリンターはカワムツ氏(写真)。スポーティなボディが最近、光ってますね。

更新日付:2001.10.28

2001.10.21 Tridentiger brevispinis

10月第3週  今週は朝晩の冷え込みが、日を追う毎に増すように感じられ、また一歩、季節が前進したと言うところでしょうか。以前にもお話し致しましたように、今年の我が家の水属群はニューフェイスの数が少なく、ベテラン勢の活躍が功を奏し、水槽環境の秩序が維持されているのではないでしょうか。この時季フィールドでは川遊びシーズンも終盤を迎え「水槽シーズン」到来。暖かい春までに、円熟味を増した魚たちの魅力を堪能できるのではないかと、楽しみにしております。見わたせば、単独水槽のヌマチチブ氏(写真)、彼もまたベテランの顔役として、ガラス越しのポーズが、板に付いているではありませんか。

更新日付:2001.10.21

2001.10.14  Mauremys japonica

10月第2週  10月に入って初めての日曜日は、久しぶりに六甲山(兵庫県)にある六甲森林植物園に出かけました。植物はどちらかと言えば家人のテリトリー。紅葉には少し早いのですが、私としては森林浴を楽しむ気持ちで一日を過ごしてきました。広大な植物園の中央部に位置する池には、(写真・別室)のように、亀や色鯉がのんびりと泳いでいます。「何処に出かけても魚が気に成るのね…」日中は暑さを感じる陽気でも、水面を渡る風はもう秋です。

更新日付:2001.10.14

2001.10.07   Odontobutis obscura

10月第1週  この時季に成ると急に日暮れが早くなり、例年の事とはいうものの、一時の間、もの悲しさを感じるようになります。川遊びシーズンもいよいよ終わりに近ずき、水ぬるむ、新緑の春までは、水槽シーズンの到来と言うところでしょうか。フィールドにおいては、魚たちの行動も次第に低調になるというのに、我が家の水族群といえば、保温により、活動期の延長に選択の余地も無く…。変化の少ない環境と、アバウト管理の私との退屈なお付き合いを余儀なくされる彼らには、たいへん申し訳なく感じております。 私のお気に入り、単独水槽のドンコ氏(写真)は、相も変わらずのポーカーフェイス。得意の水中ホバーリングが決まるときは、ご機嫌が宜しいのでしようか…。

更新日付:2001.10.07

2001.09.30  Cynops pyrrhogaster

9月第5週  気温の寒暖差が大きいこの季節、皆様におかれましては体調を崩しておられないでしょうか。我が家では、例年この頃に成りますと、保温器具の整備及び設置準備に取り掛かっております。この時季の保温は低温と言うよりあくまでも高低差の是正を目的として実施しております。いろいろと準備を整えておりますと、少し離れたゲージからアカハラ氏(写真)が私の様子を伺うように…。

更新日付:2001.09.30

2001.09.23   Opsariichthys platypus

9月第4週  今週のモデルのオイカワはカワムツと並んで雑居水槽の上域エリアを共有するスプリンター同志。私見として、そのスピードは、オイカワに軍配が上がりそうなのですが…。いずれの個体も木津川を同郷に持つ良き友として、限りあるスペースの中、節度を保ったスピードで水槽遊泳を楽しんで戴きたいものです。

更新日付:2001.09.23

2001.09.16  Tanakia limbata

9月第3週  暑かった夏を無事に過ごされた我が家の水族群は、ひとまわりの飛躍(成長)を遂げられたようで、何となくそれぞれの水槽が手狭に思えるのは私の錯覚なのでしょうか。
もともと派手なコスチュームと言うよりは、地味キャラが魅力の我が家の日淡勢は、成長に従ってそれぞれの個性に磨きをかけ、味わい深い風貌へと自らをクリエートしていかれるのですが、今年も酷暑という難関を克服した彼らには、冬を迎えるまでの充電期間をより一層の飛躍の時季としてもらいたいものです。
アブラボテTanakia limbata

更新日付:2001.09.16

2001.09.09  Sarcocheilichthys variegatus  ID 176

9月第2週  9月も中旬にもさしかかると、朝夕に秋らしさを感じるすがすがしい時季になってまいりました。水槽の環境も季節と歩みを合わせるように落ち着きを見せ、魚たちも一息というところでしょうか。この夏は我が家の雑居水槽における新人の入居が例年に無く少なく、言い換えればベテランの活躍(成長)が目を引く状況下であります。管理人の私といたしましては、彼らの威風堂々とした容姿に満足しながらも、新しい水族環境への展開を見据えたメンバーの充実に駒を進めたいところなのですが…。
写真のヒガイ氏もこの夏の成長株。なんとなくエスニックな風体は私のお気に入り、晩夏の水槽にはお似合いですね。2019.05.04 再

更新日付:2001.09.09

2001.09.02   Gymnogobius urotaenia

9月第1週  8月最後の日曜日、琵琶湖は長浜へガラス細工の見学に出かけました。
色とりどりのガラスの彫刻を堪能した帰り道、湖岸道路から見る夕暮れの琵琶湖はたいへん美しくて…。
久しぶりに訪れた巨大な淡水魚の宝庫を前に、何かしら魚たちとの出会い無く素通りするには私としましてはたいへん忍びなく、陽も暮れかけた琵琶湖にそそぐ小川に、トランクに常備している手網とプラケースを片手に、少しの間、魚採取を楽しみました。プラケースにお目見えの魚達は、お馴染みのヨシノボリとドジョウに混じって、ハゼの一味(ウキゴリの一派)と見られる彼(写真・別室)を我が家に特別ゲストとして御同行いただく事になったのですが、現在は予備水槽で、記念撮影と身許確認中となっております。

更新日付:2001.09.02

2001.08.26   Rhinogobius brunneus

8月第4週  連続の川遊びを今週はひと休み。自宅から木津川、和束川を横目に今年も陶器の町、信楽へ出かけました。私の楽しみは今回も魚を題材にした陶器探訪にあります。昨年はハゼをモデルにしたような箸おき(第一水槽)今年はナマズモデルの箸おき(第二水槽)と創作陶器とでも言うのでしょうか、思わず買ってしまった不思議な魚(別室)の置物です。増え続ける魚グッズのコレクションに冷ややかな視線を感じながら、いろいろと角度を替えてデジカメ撮影を楽しんでおります。

更新日付:2001.08.26

2001.08.19  Cynops pyrrhogaster

8月第3週  先週に引き続き今週もフィールド観察に出かけました。今回は木津川から一足伸ばして和束川へ。アカハライモリのエリアに到着です。幸いな事に昨年と変わった様子も無く、山からの湧き水をひっそりとたたえた彼らの棲家は、年に数回訪れる私をいつもと同じ表情で迎えてくれました。ゆっくりと数回、差し入れた網には幼生達(写真・別室)と二匹の成体(別室12)が。現地にてプラケースの臨時スタジオで記念撮影です。撮影を済ませたアカハラ諸氏は何も無かったようにゆっくりと棲家に帰っていきました。個々に違うお腹の模様は再会の目印になるのでしょうか…。

更新日付:2001.08.19

2001.08.12   Tridentiger brevispinis

8月第2週  8月に入って最初の日曜日は夏の大きな楽しみ、「ヨシノボリ採取・観察」に、お馴染みの木津川へ出かけました。この日は渇水の影響でしょうか、川の水も比較的少なく、対岸まで少し泳げば渡れる絶好のコンディションです。炎天下、まずはひと泳ぎを済ませて、ひと気の無いこの時季だけのヨシノボリエリアへ。今回も水中眼鏡とシュノーケルで彼らの楽園の観察です。水槽では見る事の出来ないヨシノボリ達の世界は時間の経つのも忘れるほど私を楽しませてくれます。今年は我が家の水槽は過密状態、とてもニューフェイスを受けいれる余裕などないはずなのですが…。写真の個体(現在どう言う訳か我が家の予備水槽で遊泳中)はヨシノボリエリアでたまに見かけるヌマチチブ氏。ここでも彼はヨシノボリ達にとって邪魔者のようですが、広いフィールドではその脅威も半減と言うところでしょうか。

更新日付:2001.08.12

2001.08.05  日本海海水浴

8月第1週  7月最終の土曜日はこの数年、恒例に成っている日本海へ海水浴に出かけました。今年も同じく海中探索の後は海水魚採取で時間を過ごし、ホテルの部屋は臨時スタジオと化しました。スタジオといっても昨年はガラスコップで、今年はプラケースとモデルさんには少し窮屈な状態ですが…。今年のゲストは昨年に引き続いてのフグ氏(別室)とニューフェイスは写真のカレイ氏で底物の代表格。ヨシノボリで鍛えた捕獲劇は偶然、私に軍配が上がりましたが数十分に及ぶ捕り物に疲れ果てて…。それにしても絶妙の保護色もプラケースではカモフラージュのしようがないと言うところでしょうか。

更新日付:2001.08.05

2001.07.29  Pseudogobio esocinus esocinus

7月第5週  夏真っ盛りの厳しい暑さの中、食傷気味の私を尻目に、食欲旺盛な魚たちはたいへんパワフル。水槽に拡がるエアレーションのバブルに涼を求めて…。
この時季、食欲に比例し、魚たちの成長は目を見張るものがありますが、反面、水質悪化の要因も増過。我が家では換水を中心とする水槽のメンテナンスには細心の注意をはらっております。 いつの季節もマイペース。底砂の美化に大いに貢献して戴いているカマツカ氏(写真)は水槽の片隅で一休み、やさしい彼の横顔は、以前から私のお気に入り。

更新日付:2001.07.29

2001.07.22  Cobitis sp

7月第4週  梅雨も明けて、今週は「海の日」の金曜日に木津川へ出かけました。川はその表情を事あるごとに変えているのですが、長年に渡って同じ所に出かけていると、何となく旧知の仲とでも言うのでしょうか、楽しい時間とフィールドを提供して頂いています。快晴。水も温かく感じる絶好の川遊び日和の一日、上物の魚達は川面にキラキラ舞うように…。
今回の採取魚はギギ・ドンコ・タナゴ・カワムツ・オイカワの5種と常連の顔ぶれです。
私がよくお邪魔しているギギ、ドンコの各エリアは今回も崩壊の危機にさらされた形跡も無く、幼魚がエリア内に数多く見られ順調に世代交代が行なわれているようです。今年は採取シーズンを迎える前から我が家の水槽は飽和状態。ニューフェイスを受け入れられない状況となっております。仕方なく現地で記念撮影後はみなさんお引取り頂きました。次回は水浴も兼ねてヨシノボリエリアの観察を楽しみにしております。
今週はごらんの通りのドジョウ氏、ねぐらの底砂を掻き分けて息抜きでしょうか…。

更新日付:2001.07.22

2001.07.15   Carassius auratus auratus

7月第3週  先週に引き続き、快晴の毎日で、ここ近畿地方も梅雨明け間じかと言うところでしょうか。うなぎ上りの水銀柱を眺めては、ため息の出るこの暑さの中で、一時の間だけでも状況を緩和してくれる金魚(写真)は、”涼をよぶ魚”として、普段、私の水族群には無関心な家人からも賞賛を受けております。ひらひらと舞うような泳姿がそよ風を呼ぶように…。

更新日付:2001.07.15

2001.07.08  Tanakia limbata

7月第2週  今週は梅雨の中休みと言うより、まるで梅雨が開けたように快晴の暑い日が続き、魚たちにも酷暑の訪れとなりました。今年もエアレーション最強化と水質維持を柱とする私のお決まりの水槽管理に終始いたしておりますが、わが家の水族群はみなさん、ご機嫌よろしく過ごしておられます。その中で貫禄を備えられたアブラボテはと云うと・・・やはり暑苦しそうですね。

更新日付:2001.07.08

2001.07.01  Odontobutis obscura

7月第1週  雑居水槽の過密化が進み、高水温と相まって水質管理を密にしなくては成らないこの時期は、魚たちもコンディションを崩しやすく、朝晩の観察を念入りに行うようにしております。写真のドンコ氏は他の魚たちとのコミュニケーションに少々問題があり、単独水槽で独身生活を優雅に楽しんでおられます。彼の場合、私を含めた数名のギャラリーが唯一の交友範囲なのですが、朝の給餌時を除けば、きわめて無愛想。そんな彼にもどことなくその風貌に親しみと愛着を感じております。

更新日付:2001.07.01

2001.06.24   Pseudogobio esocinus

6月第4週  今週は文字通り”梅雨らしい”一週間になり、何となく水槽の中までしっとり感じられるのが可笑しくて…。
川遊びもお預けのこの時期に我が家の木津川を楽しむのは毎年の恒例になっております。過去において、梅雨の晴れ間の川遊びは水も濁っていて、楽しみきれないところがあり、本格的な夏の訪れを前に勇み足を抑えていると言ったところでしょうか。雑居水槽、底砂掃除の名手カマツカ氏、いつになく遊泳を楽しんでおられ、そろそろ梅雨にも飽きられたのでしょうか。

更新日付:2001.06.24

2001.06.17  Carassius auratus auratus

6月第3週  以前にもお話ししましたが、私の行き付けのショップは金魚と川魚がメインの魅力いっぱいのお店です。そこに集まる「お魚マニア」にもいろいろな人がおられますが、特に金魚マニアは、熱心な方が数多くおられ、私がお話しを伺うと、その知識たるもの並大抵のものではなく、長年の飼育実績に裏付けされた経験談にはいつも関心させられております。一口に金魚と言いましても私のように金魚すくいでに入手したものから、品評会に出品されるような高級金魚まで千差万別、その種類も半端な数ではありません。いつもこのショップで羨望の眼差しを向けながら手を出すことが出来ない金魚たちをファインダー越しにしばらく楽しむ事にしました。ランチュウ(写真下・別室)は、その独特な容姿、色、泳ぐ姿など、「金魚の王様」として、常連客の間でも話題が絶えないようです。いずれにしても飼育設備・環境などの話しをお伺いしていると、今のところ、ショップでこうして拝見しているのが一番だと…。

更新日付:2001.06.17

2001.06.10  Rhinogobius brunneus

6月第2週  今週は此処、大阪でも入梅となりました。梅雨時は何となく外出意欲にもブレーキが掛かり、盛夏までの休息期間と言うところでしょうか。夏になれば、近年来の恒例と成っている木津川フィールド観察を、今から楽しみにしております。雑居水槽においては、私のお気に入りヨシノボリ(写真上)が申し分のない貫禄と威厳を併せ持った”ツワモノ”に成長を遂げられ、管理者の私としても頼もしい限りです。実際、彼の統治するエリアにおいて、領域侵犯を企てようものならば、彼の即効攻撃が加えられ、傍観者の私にまで緊迫感が伝わって来るようです。

更新日付:2001.06.10

2001.06.03  Channa argus

6月第1週  5月の最終の日曜日は、某企業の研修旅行にお招き頂き、公私ともに印象に残る一日と成りました。もちろん最初からここでお話するような展開に成るとは考えてもみなかったのですが…。
その日は、午前中のカリキュラムを済ませ昼食までの間、デジカメ片手に風景でも撮ろうと付近の探索に出かけました。しばらく行くと小さな「野池」が有り、そこで思いがけない魚に出逢いました。フィールドで見るカムルチーはこれが三度目です。体長7~80cm位はあったでしょうか、遠目でも懐かしい姿が確認できました。出来るだけ静かに近づき数枚(写真・別室)シヤッターを切りました。もちろんフィールドでカムルチーを撮影したのは今回が初めてです。私に気づいても急いで逃げることも無く、静かに空気呼吸をした後、踵を返し池の中央に姿を消しました。しばらく待ちましたが、再び現れることもなく私もその場を離れました。午後の予定を終えもう一度、カムルチーに会いにあの池に戻ろうかと思いましたが、止める事にしました。私が以前に飼っていたカムルチーは今回、出合った個体より小さいうちに他界してしまいました。再び合うことはない彼にはいつまでもこの池でその勇姿を留めていてほしいものです。

更新日付:2001.06.03

2001.05.27  Rhinogobius brunneus

5月第4週  今週は、タナゴたちの色ずく雑居水槽に感化される毎日を過ごしておりました。これからの高水温シーズン、管理者泣かせの季節の到来と言えるのですが、魚たちの体調管理が難しくもある半面、成長を楽しめる時期でも有り、私としましては、水槽のメンテナンスの強化を再考していると言うところでしょうか。写真のヨシノボリは昨年の夏に入居で、雑居水槽では地味な存在ではありますが、お気に入りの個体。ベーシックな風貌と、静かな成長を楽しませていただいております。

更新日付:2001.05.27

2001.05.20   Procambarus clarkii

5月第3週  ご紹介がたいへん遅く成りましたが、今年に入って初回の木津川で魚たちに混じって我が家に入居のキッズ・ザリガニ(写真)は現在、洗面器で単独生活を送っておられます。朝の給餌時…私が、水面にアカムシを浮かべるとジャンプ一番、器用に口に運び入れるようになりました。普段はエンビ菅の中に潜り込んでいて給餌以外はあまりお目に掛かれないのですが、今週になり2回目の脱皮を無事に終了、文字通りひとはだ脱がれたわけで、我が家で唯一の甲殻類、期待の新人というところでしょうか。透き通るような体表と小さなハサミ、あどけない瞳で見つめられると、それに答えるように、たわいも無いことを話しかけている自分が可笑しくて…。

更新日付:2001.05.20

2001.05.13  Carassius auratus auratus

5月第2週  大型連休も終わり今週は何となく気だるい時を過ごしましたが、水槽の魚たちにおいては、ご機嫌宜しく、これと言ったトラブルもなく遊泳と給餌に終始されたようです。ところで先週、予備水槽に入居された金魚は順調に我が家の水にも慣れて頂き、週前半の戸惑いがちな食 欲も改善され、懸念しておりました発病も現状のところは問題ないようなので、週末に無事、金魚水槽にデビューとなりました。金魚水槽では別段、カルチャーショックによる弊害も見受けられず、他の連中に混じって給餌活動に専念しておられます。

更新日付:2001.05.13

2001.05.06   Carassius auratus auratus

5月第1週  ゴールデンウィークの一日、4日は “野崎まいり”(毎年5月1日~10日)に出かけました。野崎まいりは「野崎小唄(野崎まいりは屋形船でまいろう…)」や近松門左衛門の浄瑠璃「女殺油地獄」でも有名な野崎観音(大阪府大東市)の毎年行われる無縁経法要で、期間中は露店もたくさん出て各地からの参拝者でたいへん賑わっております。参拝を済ませて露店を見ておりますと、「金魚すくい」をはじめ「亀すくい」「うなぎ釣り」「おたまじゃくしすくい」と、どうもお馴染みの水族群に目が入ってしまいます。ここでも「金魚すくい」は希望によりすくった金魚を数匹持って帰れるシステムに成っていて、さっそく挑戦してみることにしました。奮闘の結果は近くの子供達の足元にも及ばない状況と成ってしまいましたが、持ち帰る事ができたビニール袋の個体(別室)に満足しながら家路に付きました。現在、予備水槽でデビュー待ちの彼女(別室)は今のところ体調も良ろしいようで、大いに楽しみにしております。

更新日付:2001.05.06

2001.04.29  Freshwater fixish tanku from Japan

4月第5週  8日に引き続き22日に今年2回目の木津川に出かけました。今回の目的は魚採取にもあるのですが、雑居水槽のレイアウト変更を考慮したオブジェの入手にあります。昨年夏より配置した石組みによるレイアウトから少し変化を…。私の構想はあくまでも「木津川仕様」なので現地採取のオブジェにこだわって探してみました(経済的要因もあるのですが…)。結果はごらんの写真のように「流木」を利用したシンプルなレイアウトになりましたが、私と致しましては、とりあえず我が家の木津川に満足していると言うところでしょうか。

更新日付:2001.04.29

2001.04.22  Gnathopon elongatus elngatus

4月第4週  先週、採取いたしました魚達は予備水槽でのウォーミングアップを終えて、雑居水槽に無事、デビューとなりました。短期間ではありますがこの予備水槽の役割はきわめて重要で、雑居水槽の環境を悪化させないように…。
これから採取シーズンに入り、水槽もにぎやかになり、楽しみも倍増と言うところですが、フィールドと水槽のギャップを出来る限り予備水槽で解消しておくように(過去においての苦い経験を繰り返さないように)、採取した魚達と”睨めっこ”と言うところでしょうか。写真はこちらもニューフェイスのタモロコ氏、カワムツ達に混じって今週は急に大きくなられたような…。

更新日付:2001.04.22

2001.04.15  Candidia temminckii

4月第3週  8日の日曜日はたいへん暖かい日和になり、今年最初の木津川へ魚採取に出かけました。
採取した魚はカワムツ、ヨシノボリ、タモロコの3種類、それぞれ数匹を持ち帰り、予備水槽で現在ウォーミングアップ中です。今回の珍客は甲羅18cmのクサガメ氏。4月も半ばに差し掛かり体感的には暖かいとは言うものの、水温はまだまだ低く、ウエダーを着用していても長い間、川に入っていると底冷え状態、本格的な採取観察はもう少し先になりそうですね。写真は今回入居で、カワムツ氏の幼魚でしょうか、早く大きく成って先輩諸氏に追いついてほしいものです。

更新日付:2001.04.15

2001.04.08  Candidia temminckii

4月第2週  春らん漫。今週は心地よい暖かさが嬉しく、至るところで桜を楽しめる贅沢な毎日ですが、桜の満開は反面、一雨あれば一気に終演を向かえそうで寂しくもあります。 写真のカワムツ氏は昨年の秋に木津川より入居の、言わばニューフェイス。一冬でご覧のとおりの成長ぶり。現在雑居水槽では横綱の貫禄、他の追随を許さないと言うところでしょうか。

更新日付:2001.04.08

2001.04.01  Rhinogobius brunneus

4月第1週  4月に入り、花見の時節にさしかかったとは言うものの先週の大阪は季節が少し後戻り、皆さまの周りは如何だったでしようか。数週間前から川遊びの楽しいメールも頂き、早くもニューフェイス入居を楽しんでおられるようで、思考的には大いに感化させて頂いております。今週も我が家の見慣れた連中をファインダー越しに眺めれば、さり気ない表情が何となく新鮮に見えて…。
別室(123)ではアカハラ諸氏の近況写真を。

更新日付:2001.04.01

2001.03.25  Carassius auratus auratus

3月第4週  某百貨店の屋上には常設の金魚すくいがあります。久しぶりに出かけた理由がこの金魚すくいの金魚にある事など、あきれ顔の家人には…。
すくえた金魚の二匹は持ち帰る事ができるので、暫くの間は目当ての魚をすくおうと悪戦苦闘です。やっとの思いで手に入れた個体は、私の期待通りのプロポーション、優雅な泳ぎを披露して頂いております。今週も我が家の水族群は平穏無事。朝昼の寒暖が大きいこの時季は魚たちに限らず私達も油断をすれば体調を崩しやすくて…。

更新日付:2001.03.25

2001.03.18  Pseudorasbora parva 

3月第3週  3月も半ばに成ると暖かい日も増え、しばらく抑制されていた川遊びもそろそろ準備段階に…。
我が家の水槽においては、今年もフイールドからニューフェイスを受け入れるべく準備を始めなくてはいけないのですが、スペース問題を含めた諸事情は一気に好転する筈も無く。いずれにしても、今年もまた、水槽鑑賞に明け暮れていた休眠期から活動期にさしかかり、水槽のメンバーのフィールドを訪れるのが待ちどおしい、と言ったところです。今週の雑居水槽は、ベテランの定番魚、モツゴ氏です。

更新日付:2001.03.18

2001.03.11  Pseudogobio esocinus esocinus

3月第2週  今週は雑居水槽の居住性向上をスローガンに、エンビ菅を6本水槽内に設置致しました。ヨシノボリやギギ氏においては特定の居住地を求めて、日夜、闘争に継ぐ闘争を繰り広げられており、私としましては環境保全の意味もこめまして、少しでも闘争の緩和を図ろうと言うのが今回の目的であります。エンビ菅設置後しばらくの間観察しておりますと、当初の目的でもあるギギ氏、ヨシノボリ連は寄り付いていただけません。最初に興味を示したのはタナゴ達で、その後も広域行動性の高い魚達は目ざといようで、新設された構造物に興味深々。設置した私としましては成果をいち早く確認したい所だったのですが、初日は期待はずれ…。
陣地闘争は蚊帳の外のカマツカ氏(写真下)は底砂一帯が言わば居住地、新設エンビ菅には用無しとばかり近くを通られても目もくれず。数多い雑居水槽の面々はみなさん個性派揃いで、それぞれに応じた環境作りを同空間に演出するのは難しい事ですが、ある意味、楽しみの一つでもあります。一夜明ければ、私の思惑通りにギギ氏、ヨシノボリ達が各ホールに仲良く納まっておられ、今週も一件落着と言うところでしょうか。

更新日付:2001.03.11

2001.03.04   Carassius auratus auratus

3月第1週  3月の声を聞けば、現実の寒さの続く中にも意識として少し春を感じるように成り、水槽の魚たちの仕草まで開放的に見えてくるが不思議な気がします。実際に保温された水槽の中で彼らに春の予感があるとすれば閉鎖的な環境に封印した私の責任が少しは緩和されると言うものでしようが…。
写真(上)の金魚は、春の暖かさの中でぼんやりとしていたい私の意識を先取りするかのようにショップ庭先でのんびりと。

更新日付:2001.03.04

2001.02.25   Pelteobagrus nudiceps

2月第4週  2月とは思えない暖かい日もあった今週は、少し春に向かって前進したようで嬉しく思えたのですが、皆様は如何だったでしょうか。暖かくなれば、休日の行動計画をウィークデーにあれこれ。先週、訪れた「屋島山上水族館」のを思い浮かべながら、やはり考えているのは”さかな”の事と我ながら狭義な発想におかしくもあるのですが…。
今週は我が家の水族館もメンテナンスウィーク。いろいろな意味で基準の見直しと水槽レイアウトの再構築を兼ねて大掃除を敢行致しました。写真のギギ氏は、隠密を自らのスタンスとされておられるせいか、普段はあまり見かけないのですが、イレギュラーな私の行動には敏感なようで、新拠点を求めて水槽内を放浪中と言うところでしょうか。

更新日付:2001.02.25

2001.02.18  Rhodeus ocellatus ocellatus

2月第3週  今週は連休に高松へ日帰り小旅行に出かけました。私の目的は「屋島山上水族館」訪問。家人の目的は「釜揚げうどん」と目的の違いこそあれ双方、目的地が一致。早朝より大阪を出発の運びとなりました。当日は天候にも恵まれ明石海峡大橋、大鳴門橋と快適なフットワークで屋島まで約4時間。水族館の話題はエビソードにて…。
雑居水槽は今週も平穏な状況。写真の個体はタナゴファミリー内でもキャリア組。美しい体型はキッズな連中のお手本と言ったところでしょうか。

更新日付:2001.02.18

2001.02.11   Rhinogobius brunneus

2月第2週  川遊びもシーズンオフの現在、水槽内で繰り広げられるさまざまな魚たちの世界を観察している私にパートナーシップを感じて頂けたのかヨシノボリが、ご機嫌うかがいに訪れてくれました。そういえば写真の個体は昨年の夏、同じフィールドで同じ時間を共有した同志ではないでしょうか。思い返せは゛昨年の水中観察において彼らの居住環境を出来る限り水槽に再現した事が幸を奏したのか、今年は例年に無く全てのヨシノボリが順調なサイクルで暮らしておられます。水槽底生域の現状としてはヨシノボリの一大勢力下。彼らが統治するこのエリアでは、多少のトラブルは見受けられるとはいえ、一定の秩序が保たれ、水槽環境の向上に貢献して頂いております。

更新日付:2001.02.11

2001.02.04   Odontobutis obscura

2月第1週  季節も2月に入り、一段と寒さも厳しくなって参りましたが、例年この時期に成りますと、ある意味、寒さにも慣れが生じ、諦めの境地で少しでも暖かい日がある事を期待しつつ毎日を過ごしているというところでしょうか。今週も相変わらず多忙な日々を消化する中で、暖かくなれば今年も繰り返す事に成るはずの川遊びの事を考えながら、水槽を覗き込んではため息を付いておりますが、我が家とは環境の違うフィールドで魚たちも春を待ち望んでいるのでしょうか。平穏な我が家の水槽で餌を求めて浮遊中の魚達は、本来なら木津川の各ポイントで休眠を楽しんでおられるのでしょうが、今年は暖かい水槽ゆえに、こうして徘徊を繰り返すはめになり、たいへん気の毒なようで複雑な心境ですが…。
暖房のきいた部屋で彼らとスペースを共有している私をドンコ氏(写真)が横目で通り過ぎました。

更新日付:2001.02.04

2001.01.28  Cynops pyrrhogaster

1月第4週  我が家の水族群におきまして、昨年より日本産淡水魚とフィールドは違いますが、魅力を二分しておりますアカハライモリ水槽、こちらも入居当初の脱走騒ぎがうそのように平穏な毎日を送っておられます。彼らからすれば慌しい時を過ごしている私はどのように映っているのでしょうか。水槽越しに彼らの様子を眺めていると時間の流れがこちらとは随分と違うようで、その一見、スローモーとも言える行動がとてもユニークでフォトジェニック。ときおり見せる愛嬌のあるポーズにあわててデジカメを用意すれば今度は素早い動きで交わされてしまい残念な思いをする事もしばしばあります。早朝の奇襲攻撃。ライトを付けた瞬間はご覧の通り、逃げる間もなく”ホールドアップショット”の撮影に成功しました。それにしてもその慌てようは、懲りずにまた良からぬ事を計画されていたのでは…。

更新日付:2001.01.28

2001.01.21   Cobitis sp

1月第3週  暖冬とは言うもののこの時期に成りますと寒さも厳しく、温度管理された各水槽が何となく羨ましく、平穏に遊泳する魚たちと窓越しに見える戸外の情景が何処となく不つり合いに映ります…。
今週も私の率いる魚達にはこれと言った変化も見られず平凡な日々を無難に過ごされたわけで、管理する側からすれば、たいへん喜ばしいかぎりです。ところで、この一見平穏な水槽の中で、あえて問題提示するとすれば、水槽環境(保温等)との因果関係は別として、その旺盛極まる食欲にあります。
彼らは慣性の法則に従い、夏季の成長ペースを維持しながら、みなさん”飽食”を楽しんでおられるご様子ですが、栄養管理ならびに体型からすれば、最近、いわゆる”冬太り”の傾向が見受けられ、今週からしばらく、”スタイリッシュアクアリウム”をスローガンとして、バランス給餌の徹底に加えてダイエット活動も同時に推進する運びと成りました。私がいつものように水槽を見わたし、個体観察を楽しんでおりますと、普段はスリムなスジシマドジョウ氏(写真)までそう言えば何処となく、ふくよかさを身に付けられたようで、いつも素早いターンを披露して頂くのですが、気のせいか最近スローモーに…。

更新日付:2001.01.21

2001.01.14  Rhodeus ocellatus ocellatus

1月第2週 現在の雑居水槽(120cm)も立ち上げてから1年が経過しました。この一年で私自身のアバウトな飼育スタイルも試行錯誤を繰り返しながら(入居→予備水槽→雑居水槽→各単独水槽)というサイクルで安定するに至っております。なかでも予備水槽の役割は大きく、その水槽設置以前においては頻繁に繰り返されていた病気などのトラブルもかなりの確立で解消に至っております。実際に我が家の住人は素質的にも丈夫な連中が多く、晴れて予備水槽(プライベートエリア)をクリアーしたものは次ステップの雑居水槽(共存エリア)においても比較的に問題なく推移し、一部の覇者が単独水槽(パーフェクトエリア)で君臨すると言う図式です(いずれかの社会に似てるようですが…)管理者の私と致しましてはパーフェクトエリアの擁立、拡張を目的として日々邁進している訳ですが、一方、協調という名の元に現実として立ちはだかり、迫り来る背後からの冷ややかな視線(スペース・騒音問題)に全面的に屈するわけにもいかず、合法的な打開策を講じるべく年頭の日々を送っております。写真のタナゴは以前にもお話した”餌用タナゴ”として店頭に並べられていたものが、急きょ入居。我が家の共存エリアにおいてその個体美を持って、私を楽しませて頂いております。

更新日付:2001.01.14

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