日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

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2000.10.15  Cynops pyrrhogaster

10月第3週  保温器具の設置を先週行ってから、殆んど稼動することなく、今週は推移いたしました。
最近はもっぱらアカハライモリ諸氏(写真・別室)の観察とスナップ撮影に余暇を費やしております。彼らのユニークな仕草には思わず和んでしまい、時間の経つのも忘れて、つい見入ってしまいます。先々月採取しました個体には幼体も含めまして、今後の成長を大いに期待し、又、楽しみにしておりますが、私の率いる水族郡の家内勢力の拡大に家人からは冷ややかな視線も…。

更新日付:2000.10.15

2000.10.08  Cobitis sp

10月第2週  今週も魚たちには別段これと言った異常もなく経過し、安心して彼らの観察に専念できたというところでしょうか。毎年この時季を境にして、あくまでも私論ですが、観賞面から言えば、低温による行動力の低下抑制、また、病理面から言うと、日中の寒暖差による免疫力低下を抑える二つの意味合いから、保温を実施しております。あらかじめ保温器具のテストを済ませておき、彼らのテリトリーへ…。水槽内では大きなストレスを与えないように注意しながら作業をしておりますが、殆んどのメンバーは右往左往の大活況。普段は潜行志向のスジシマドジョウ氏(写真)、季節がら秋色のコスチュームがとてもお似合いですね。

更新日付:2000.10.08

2000.10.01   Cynops pyrrhogaster

10月第1週  ここ数日、日中はかなり過ごしやすくなる反面、朝晩は冷え込むようになってまいりました。
目を皿のようにして見ていた水温計も眺めることすら忘れている状況で…。
この夏、水槽のうだる暑さを初めて体験されたアカハライモリ諸氏にも過ごしやすい季節が到来し、ひと息つかれたのか、たいへんご機嫌よろしく、水槽内の遊泳を楽しんでおられるように見受けられます。
それにしても水面下(写真)の表情とカメラに向かって私に頂く視線(別室)は随分と違うように思うのですが…。

更新日付:2000.10.01

2000.09.24  Rhodeus ocellatus ocellatus

9月第4週  ひと雨ごとに季節が進み、夏の終わりは何となく寂しい気がします。いろいろな行事も増えて、この頃から木津川に行く回数も少なくなってきますが、我が家の木津川では、夏季増員に付き大賑わい、大盛況と言うところでしょうか。写真(下)のタイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus は7月の最終の日曜日に木津川より入居のニューフェイス。写真では大きく見えますが体長約3cmとまだまだ幼魚で、背びれに黒班のなごりがほんの少し見受けられます。それにしてもこの時期の成長は目を見張るものがあり、体高も高くなり一月半で入居当初の1.5倍の大きさに。きびきびとした身のこなしは他の幼魚同様、みずみずしさが感じられます。

更新日付:2000.09.24

2000.09.17 Rhodeus ocellatus ocellatus 

9月第3週  今週も依然と暑い日が続いておりますが、一時期の猛烈な高気圧の勢力も陰りを見せ始め、朝晩はいくぶん過ごしやすくなってまいりました。我が家の水槽におきましては、まだまだ予断は許せないものの、高水温対策も一段落と言うところでしょうか。魚達も全てのメンバーが私のアバウト管理にも屈する事なく、ヘビーなサマーセッションを何とか乗り切って頂けたようで、たいへん嬉しく思っております。それはそうと、この夏増え続けたメンバーに、我が家の雑居水槽(120X45X45cm)は、(飼育水のpH値の降下状況から判断すれば)週に一度の部分換水で辛うじて、セーフティーラインをキープしていると言うところです。しかしながらこれ以上の過密化は週に複数回の換水を余儀なくされ、私の現在のライフサイクルでは充分な管理が困難な状況におちいりそうです。そこで一案は、新しい水槽の設置に行き着くのですが、最近も私の管理水族郡ではアカハライモリ騒動をはじめとして、家人には、多大な迷惑を掛けておりますので、スペース的問題も加味すれば、却下されることは火を見るより明らかで…。
どうやら解決の糸口は、深夜の水槽メンテナンスにおける私の体力と気力に掛かっているようですね。
今週はタイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus

更新日付:2000.09.17

2000.09.10  Rhinogobius brunneus

9月第2週  今週は3日の日曜日に木津川に出かけました。あいにく前日に少し雨が降った兼ね合いから水が濁り、視界の確保が困難な状態で、水中観察は断念する事に成ってしまいました。それに伴い本流での採取も仕方なくあきらめまして、久しぶりにワンドへフィールド移動です。今回はカワムツ、オイカワ、ギギ、ドンコ、ヨシノボリ、タイリクバラタナゴ、カマツカの7種の採取となり、それぞれ幼魚を数匹持ち帰りました。これから秋にかけて採取した魚達は、冬場の我が家の水槽の主役として、大いに活躍してくれることを期待しております。それにしても、私にとって水中観察の断念は非常に心残りで、素顔のヨシノボリやヌマチチブを楽しみにしていただけに…。
と、言う訳で、写真のほうも今週はフィールドを少し変えまして、スパイキーなヨシノボリショットです。

更新日付:2000.09.10

2000.09.03  Cynops pyrrhogaster

9月第1週 9月になっても猛暑が続き、休日には川に出かけたいところですが、こう暑くては外に出るのも億劫になりまして…。
そのような時は我が家の木津川を楽しむのが一番と、椅子を持ち出して水槽の前に陣取ります。私が近づくと餌をもらえると思うのでしょうか、みなさん集まってきてくれます。こんな時は、それぞれの個体の行動をつぶさに眺めて楽しみながら、体調チェックもするようにしております。先日も水槽を眺めていますと、ヨシノボリの為に石組みのレイアウトを施してあるのですが、其の石の隙間から見慣れない顔が出ています。不思議に思ってよく見ると、細面のモツゴが、その体高よりほんの少し高いスペースに入り込んでいます。しばらくして出て行ったとおもえば又戻ってきます。けっこうお気に入りの隠れ家のようですが、ヨシノボリ達にすれば、風変わりな侵入者に迷惑な様子。管理人の私としましては、メンバーの全てに仲良くして頂くのが、なにりよりありがたいのですが…。
それはそうと先週のハプニングのご報告を別室にて。

更新日付:2000.09.03

2000.08.27  Pelteobagrus nudiceps

8月第4週 今週もここ大阪では厳しい残暑にみまわれ、水の恋しい日々の連続でしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。さて、毎年恒例で夏に成りますと、我が家の水槽にニューフェイスが増えるのですが、今年も、主に木津川からトレードしました若魚達が、キャリア組に交じって水槽イメージの盛り立て役として活躍して頂いております。それはそうと、この夏は例年にも増して高水温が続き、メンバーの体力に私の管理能力をゆだねる緊迫した状況が長く続いております。そこで、以前にも少し触れましたように私流では有りますが、エアレーション再強化並びに水質維持、バランス栄養給餌を柱とした管理政策を推進し、メンバーの体力並びに免疫力低下を最小限に抑えるよう努力しております。あくまでも現時点で成果と言えるのかどうか疑問を残しながらも、大きな問題もなく酷暑をクリアーしていると言うところでしょうか。写真(下)のまだまだキッズなギギさんにとって、我が家の水槽の居心地はいかがなものなのでしようね。「逃げているんじゃない…」突然、家人の声。なにやらハプニングのようです。それでは来週も皆さんにはご機嫌宜しく。

更新日付:2000.08.27

2000.08.20  Cynops pyrrhogaster

8月第3週 今週は夏休みウイークで、これも年に数回訪れております、信楽まで足を運びました。道中での私の楽しみの一つに和束(わづか)川での採取があります。今回の採取の密かな目的はアカハライモリです。実は以前にも、採取したアカハライモリを飼っていたのですが、同居しておりました亀氏との間でトラブルが発生しまして、まんまと胃袋に納められるという苦い経験をしております。このイモリは比較的飼育が容易な上、仕草もユニークでよく見ると可愛らしい顔をしております。機会があればもう一度飼ってみたいと常々考えておりまして…。
和束川では、以前と同じポイントで、今回も網を入れてみました。結果は、アカハライモリ数匹の捕獲に成功しました。それにしてもお腹の鮮やかな色と多彩な模様がお洒落ですね。和束川での採取も無事に終了しまして、目的地の信楽に到着です。ここではもう一つ、私の目的の魚を見付ける事ができました。詳細は別室にて…。

更新日付:2000.08.20

2000.08.13  Tetraodontiformes

8月第2週 8/5~8/6にかけて京都北部日本海へ磯遊びに出かけました。例年この時季は水が恋しくなり、木津川は勿論の事、ここ日本海にも繰り出しておりまして、海にはまた川には無い格別な魅力があります。毎年、海水魚達は遊泳観察だけに終るのですが、今年は手網での採取にも挑戦してみる事にました。磯では色とりどりのイソギンチャクや海草郡の間には名前も知らない小さい綺麗な魚が群れています。まずは採取に入る前に少し沖に出て魚達の観察をすることにしました。海水魚には川魚にはない派手な体色や姿形、種類に圧倒される思いです。少しでも大きな、綺麗な魚…潜りながら魚達に羨望の眼差しを送るうち、いつのまにか防波堤が遥か遠くに。ところで採取の方ですが、潜りながら手網で。というのは予想通り難攻を極め、早々の撤収となり、磯場での採取に切り替えました。今回、採取出来ましたのはハゼ科の何処となくヨシノボリに良く似た魚と最初に私の手網に収まって頂いたフグ(写真)の2種となりました。あれだけ色とりどりの魚達を観察した後だけに少し物足りない気はいたしましたが、楽しみは次回にも取っておく事に。ところで採取した魚を持ち帰る事は考えていませんでしたので、記念撮影用のプラケースもすっかり眼中になくご覧の通り、緊急の撮影スタジオはモデルさんには申し訳なかったのですがガラスコップという事に…。

更新日付:2000.08.13

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