8月第 2週 今年も盂蘭盆会(うらぼんえ)の法要を終え、いつもの喧騒から離れて贅沢な時間を過ごしております。久しぶりにのんびりとアカハライモリ Cynops pyrrhogaster のゲージを覗き込んでいると、いつものように静かなパントマイムが繰り広げられ、ここだけは時間の流れが違うようです。今回、私の機嫌を伺いに来ていただいた写真の彼は、記念撮影にも快くポーズを決めてくれました。
更新日付:2005.08.14
8月第 1週 8月に入り暑さもピーク。各地で花火大会が開催されていますが、遠雷を思わせる響きを窓越しに聞いていると硝煙の香りが妙に懐かしく感じられます。オレンジの鰭と水玉模様。ゴールドエッジマグナムプレコは、出で立ちがとても美しくてお目に掛かるのを楽しみにしてるのですが、容姿とは裏腹に控えめと見えて、いつもは早々と木陰の中に・・・写真のような全貌はなかなか披露していただけません。
更新日付:2005.08.07
7月第 5週 7月も最終週を向かえ相変わらずの猛暑続きで、パソコンのモニタで解決しようと目論んでも避暑地の木陰を渡る風を満喫できるはずもなく…。
先週に引き続き写真のジュルパリ Satanoperca jurupari 氏。木陰を渡る水流で、避暑地の涼しさを感じていただけたでしょうか。
更新日付:2005.07.31
7月第 4週 今週は文字通りの酷暑で推移し、夕立が恋しい毎日と成りました。
この時期の水槽環境は厳しいの一言で、高水温による溶存酸素不足は魚たちにとって大きな問題で、管理者にとっては克服すべき課題でもあります。特別な冷却設備を完備しない私の水槽では、先週もお話したように水替えとエアレーションに依って、過酷な状況を乗り切ろうとしております。今年入居の魚たち(写真)におかれましても今のところ問題なく、上りきった水銀柱に対応していただいているというところでしょうか。
スカンクボーシャ botia morleti ・ ジュルパリ Satanoperca jurupari
更新日付:2005.07.24
7月第 3週 梅雨明け間近かのここ大阪では来週に控えた天神祭りの頃が暑さのピークというところでしょうか。今年も私の水槽の高水温対策は水替えとエアレーションの強化の二本柱。日中はライトも消灯のままで観賞には不向きな環境では有りますが、久しぶりに記念撮影は炎天下を思わせるライトアップ。いつにない明るさは魚たちには迷惑だったでしょうか。
ブルー ボーシャ Botia modesta
更新日付:2005.07.17
7月第 2週 梅雨も後半に入り、にわかにそれらしい天候が続くようになりました。時たまのぞく太陽は、酷暑に向けて準備万端、梅雨明けが待ちどうしいと云うところでしょうか。
今週のモデルはコームスケールレインボー glossolepis incisus 彼女のマントは情熱の赤。
更新日付:2005.07.10
7月第 1週 7月に入り日差しが容赦なく夏を演じ始めると、いつの間にか今年も後半に…。
今週は週末に少し梅雨らしさを感じる雨に見舞われ、一気に訪れようとしていた夏空にグレーのベールが涼しさを運んでいただいたようです。
中国産淡水魚の半刺光唇魚 Acrossocheilus hemispinus は、体表の模様がとても美しくて、最近、特に気に入って居ります。
更新日付:2005.07.03
6月第 4週 今週も全くの空梅雨状態が続き、茹だる暑さが梅雨空を包み込んでしまったようです。六月もいつの間にか終盤に差し掛かり、今年は長い夏の予感。
写真のスカンクボーシャ botia morleti は、小柄な出で立ちからは想像し難いのですが、血気盛んな攻撃派。スピーディーなフットワークで並みいるつわものどもに優るとも劣らない剣客ぶり。
更新日付:2005.06.26
6月第 3週 今週は先週末の入梅宣言が嘘のように晴天が続き、近畿地方は早くも空梅雨のスタンスでしょうか。水槽のメンテを終え珈琲を飲みながら眺める魚達の演舞はウィークデーに味わえない贅沢な時間。
私のお気に入り、タナゴ水槽の若魚には、来るべき酷暑に備えて体力を温存しておいて頂きたいところです。Rhodeus ocellatus ocellatus
更新日付:2005.06.19
6月第 2週 この時期の日暮れのタイミングがこんなに遅い事に気づかない私がいる事や、自然の移り変わりをカレンダーの数字で理解しようとしている日常が有る事を、水槽のガラス越しの彼らには知る由もなく…。
今週のモデルは、コリドラス・スーパーアーク Corydoras sp 近畿地方も週末に梅雨入り。(2019.03.10 再)
更新日付:2005.06.12
6月第 1週 入梅を間近に控え、晴天の休日は、のんびりと川面を眺めて過ごしたい気分ですが、ウィークデーに味わうことの少ない贅沢な睡眠を楽しんでいるうちに夕暮れが…。
いつの間にか凛々しくなった中国産淡水魚の半刺光唇魚 Acrossocheilus hemispinus はとっても綺麗。
更新日付:2005.06.05
5月第 5週 今週は忙殺されそうなスケジュールで仕事が進行し、休日もなく辛うじて水替えだけは行えているという状況です。魚達をのんびり眺める余裕のない時に、あえて数分だけ記念撮影を始めてみれば、目に留まったのはオーソドックスな魅力のヤリタナゴ Tanakia lanceolata
慌しい私に何かを語りかけるように…。
更新日付:2005.05.29
5月第 4週 いつの間にか5月も終盤に差し掛かり、梅雨の時期をまじかに、五月晴れの青空は、どこかに温存して置きたい気分です。久しぶりの出演のタモロコ gnathopogon elongatus elongatus 氏は、私の日本産淡水魚水槽では大柄の部類。この春に一段と大きく、恰幅も十分と言うところでしょうか。
更新日付:2005.05.22
5月第 3週 日中は初夏の陽気でも朝晩は肌寒く、油断をすると体調を崩し易い時期ですが、水槽の魚達もこの頃を境に、夏に向って厳しい季節の訪れと言うところでしょうか。例年の高水温対策も、比較的暑さに強い魚が多い私の水槽では、何となく乗り切って参りましたが、種類の増えた魚たちを眺めていると、アバウトな私の水槽管理に新たな高水温対策を講じるべき時期の到来と、自分に言い聞かせている次第です。
今週のモデルはコームスケールレインボー glossolepis incisus 緋色のマントが綺麗です。
更新日付:2005.05.15
5月第 2週 連休も終わり、新たな気分でスタートを切るべくカレンダーを眺めていると、つい次の休みを探している自分が可笑しくて…。
連休中は特に丁寧に水槽メンテナンスを実施し、いつものアバウトな管理を払拭するべく健闘いたしましたが、水槽の面々には騒がしいばかりの大迷惑だったかも知れませんね。
写真のクラウンローチ Botia macracantha も、春を迎えて一段と大きく成られました。
更新日付:2005.05.08
5月第 1週 五月晴れの休日は汗ばむ陽気。大型連休を迎えてアクアリストのみなさまはいかがお過ごしでしょうか。コリドラス水槽のお気に入りのステルバイ corydoras sterbai は、のんびりとくつろぎのご様子。普段、慌しい私には、彼の優しい眼差しも気付かないで通り過ぎるばかり…。
更新日付:2005.05.01
4月第 4週 隆盛を誇った桜も潮が引くように視界から遠ざかり、替わりに葉桜になった葉が眩しくもあります。毎年、繰り返される自然のリズムは、何も言わない木々たちをうらぎる筈もなく…。
今週のモデルは半刺光唇魚 Acrossocheilus hemispinus
更新日付:2005.04.24
4月第 3週 一斉に咲き誇った桜が、クライマックスを迎える頃に成ると、例年の事ながら木津川の川面に思いを馳せるようになります。普段は意識しない自然の移ろいもいつの間にかプログラムされている自分に苦笑しながら、こちらも習慣化した水槽メンテナンスを楽しんでおります。何となく桜の花びらを思わせる写真のアブラボテ Tanakia limbata は私のお気に入り。
更新日付:2005.04.17
4月第 2週 桜満開。私の大好きな大阪城のお堀端は、四季折々の木々の美しさが楽しめます。この時季、桜見物でにぎわう大阪城は大入り満員。いつも車窓から眺めるだけで、お花見を楽しむ余裕の無い私にも桜の木々 ( 別室 ) は優しくて…。
今週もメンテナンスを終えた水槽では写真のブルーボーシャ Botia modesta が春に向って跳躍一番。
更新日付:2005.04.10
4月第 1週 4月に入りようやく寒さの心配をしなくても良い時季になり、寒さキラーの私には待ち望んだ季節の到来と言うところでしょうか。4月は何かにつけ始動の時でもあり寒さにこわばっていた表情もここに来て一休み。弾みで緩みすぎないよう自分に言い聞かせながら遠くに見える早咲きの桜を楽しんでおります。写真はコリドラス・ロクソゾヌスCorydoras loxozonus いつの間にか幼さの消えて男性的に見える彼の雄姿は、春を迎えた水槽に鋭気を吹き込むように…。
更新日付:2005.04.03
3月第 4週 3月も後半に差し掛かり、行きつ戻りつの寒さも春霞に覆われるように…。
暖かくなるとしばらくの間忘れていた近くの風景にも目がいくようになります。開け放つには少し早い、ガラス越しに見える冬枯れも、少しづつ彩りを取り戻しかけていると言うところでしょうか。
私の水槽(写真)のムギツク Pungtungia herzi は、華やかな彩りこそないものの吻端から尾鰭にかけたストレートラインがトレードマーク。同じように春を迎えた水槽でシャープな遊泳振りが素敵です。
更新日付:2005.03.27
3月第 3週 今週で「雷魚図鑑」も 6年が過ぎ 7年目を迎えようとしております。何気なく始めた魚飼育から随分といろいろな人たちと知り合えた事は、亡くした雷魚のカムが残してくれた財産だと感謝しております。相変わらず魚の知識が身に着かない私にも水槽の彼らは優しくて、疲れた私に活力を与えてくれます。
7年目も、お魚よもやま話「雷魚図鑑」を宜しくお願い致します。
更新日付:2005.03.20
3月第 2週 暖かい日が有ると思えば雪の降る日もある。寒暖のせめぎ合いはもう少し寒さに軍配が上がるようですが、冬の寒さも心得ていて引き際には少し春を見せて頂いてるようです。
今週の写真は最近入居のブルーボーシャ Botia modesta
更新日付:2005.03.13
3月第 1週 3月に入り気持だけは先走り、春の暖かさを感じようとするのですが、ここ数日の冷え込みは厳冬に逆戻りした感があります。例年の如く、早春を感じる魚と言えば、一足早い春霞の中に、ちらほらと咲く桜の花びらのようなタナゴを思うのですが…。
更新日付:2005.03.06
2月第 4週 2月も後半に差し掛かり、長い冬のトンネルもようやく出口に近づいたとは言えまだまだ寒い日々が続いて居ります。寒さの苦手な私にすればもう一頑張り、水温む春の訪れが待ち遠しいところです。
今週は久しぶりに気分を変えて水槽のレイアウト変更と大清掃を行いました。メンテナンスを終えた水槽には、以前からお気に入りだった写真のトンキントゲタナゴ Acheilognathus tonkinensis と数種の魚たちをショップからお迎えいたしました。
更新日付:2005.02.27
2月第 3週 今週もウィークデーは深夜に帰宅する事が多く、早朝の給餌時より随分と水槽の様子が変わっております。寝静まった部屋に突然、明かりを点けるのは魚たちにたいへん申し訳なく思うのですが…。
写真のクラウンローチ Botia macracanthus 嬢も、にわかに明るくなった部屋に戸惑いのご様子。それでもスポットライトを浴びた深夜の彼女は一段とフォトジェニック。
更新日付:2005.02.20
2月第 2週 休日は、昨今の寒さを思うと外出もつい億劫に成り勝ちですが、週一の水槽メンテナンスを終える頃に成ると今度はウイークデーに見ることの出来ない色とりどりの魚達が見たくなり、重い腰を上げて行き付けのショップにお邪魔している次第です。
暖かいショップで、整然と並べられデコレートされた水槽群は、いずれも羨ましい限りの美しさで、魚達の顔ぶれは同じでもスタッフ方のシチュエーションの「妙」に引き込まれていると言うところでしょうか。
ところで私の水槽はと言えば…写真のビワヒガイ女史には申し訳ないのですが、シンプル過ぎますよね。
更新日付:2005.02.13
2月第 1週 この冬に一段と成長を遂げられたヌマチチブ氏は貫禄十分。水槽を覗き込む私にも脅える事もなく、ご覧の水中ホバーリングで給餌の催促です。私の水槽はどちら様にも暖房完備の朝食付き。それでも住人の皆様は物足りなく感じて居られるようですが…。
それにしても、ここ数週間の冷え込みは、厳しくて。春の訪れは今しばらくお預けと言うところでしょうか
更新日付:2005.02.06