日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

2000.06.11  Rhodeus ocellatus ocellatus

6月第2週  今週はウィークデーに晴天が続き、まるで梅雨明け後の天候の様でしたが後半には近畿も入梅となり魚採取の事を思うと意気消沈というところです。最近、我が家では水槽の水替えは部分換水を一週間に一度。交換の水は庭に常設の水槽に水道水を汲み置き、数日間炎天下に晒したものを使用しております。現在、我が家の水族連はみなさんこの水の恩恵を受けて問題も無く育っております。以前は水道水にカルキ抜きと金属除去の定番商品を添加した直後の水で交換を行っていましたが、メンバーの多様化に伴い、飼育水が汚れやすい連中の為の頻繁な水交換などには、汲み置き水のほうが容易でなにより安心できることを考慮しての事です。…が、しかし私事ばかりを優先するといろいろな弊害が起きるもので、我が家の園芸部からすれば庭に突如、水槽が設置され、ただ水が張られているだけのスペースはまったく理解しがたいようで。それでなくとも家には水槽が少なからず幅をきかせているだけに…。
魚飼育に限らず生き物を飼うということは実にいろいろな問題を包含して、難しいものですね。みなさんのお宅では円満にお魚達と暮らせておられるでしょうか。水替えを終えてしばらくするとタイリクバラタナゴが寄ってきてくれました。婚姻色が綺麗です。

更新日付:2000.06.11

2000.06.04  Rhodeus ocellatus ocellatus

6月第1週  6月に入り梅雨を目前に控えてこの時期、なるべく天気の良い日には魚採取に出かけようと考えているのですが…。
今週も雑居水槽の面々は食欲旺盛で問題なく過ごせたと言うところでしょうか。最近、幼児期に採取してきました連中については、まず、別室へ。病気や相性の問題をクリアーしたものから順に雑居水槽に移行する形をとっております。以前にもお話したように、急な環境変化はストレスを生み、病気を少なからず誘発します。先月入居しましたニューフェイス達も現在単独水槽での監視管理中です。こうした期間を経ることにより、以前からすればかなりのトラブルを回避出来ていると確信しております。現在、幼児期のヨシノボリ、ドンコ、ヌマチチブはしばらくは単独生活ですが、いずれの個体も現状では問題となる個所は見受けられませんので、近い将来、デビューということに…。

更新日付:2000.06.04

2000.05.28  Rhinogobius brunneus

5月第4週  今週は水槽の下層水域で行われている大好きなヨシノボリの行動を観察してみる事にしました。一見、平和そうなこの水域にも静かな戦いが日常において繰り返されております。古参のヨシノボリは新人ヨシノボリに王座を明渡すまいと懸命な努力を繰り返し、 新人はその戦略テクニックに我武者羅に立ち向かっていく…。彼らの社会で負けは致命傷ですからここは正に戦国時代、戦場を彷彿させる情景なのでしょうね。見ている私にすればどちらもかわいい連中で威嚇しあう表情も愛嬌タップリ。それでも犠牲者が出て修羅場になりそうな時は、フィールドを分ける事も検討しなくてはいけませんが、今のところはそれなりの均衡が保たれているようです。 管理人の私としては、できるだけ無駄な戦いを避けて犠牲者を少なくする環境をつくるのが、闘争癖のある彼らに対しての最低限のモラルではないかと自問自答を繰り返しております。しかしながら、その闘争の発端が、夏になれば何処からともなく水槽に運ばれてくるヨシノボリの輸送人の私に有る事など、彼らは知る由も無く…。
今週は私のお気に入りの古参ヨシノボリ氏(写真)、その風体に何処となく哀愁が漂っているようには見えませんでしょうか。

更新日付:2000.05.28

2000.05.21  Gnathopon elongatus elngatus

5月第3週  暑い日が有るかと思えば雨が降ると少し肌寒く感じ、これから梅雨にかけて私達にとっても 結構体調を壊しやすいシーズンです。我が家の水族達は今のところ皆さん元気に遊泳しておりますが 、油断をすれば病気にかかりやすい時期でもありますので、毎日の観察は念入りに行うようにしております。 比較的丈夫な魚たちなのですが、過去には管理不行きとどきがあり、今もって少なからず反省を繰り返しております。実際のところ体調不良は行動や体表に現れてきますので、早期発見で隔離し、それなりの手立てを行うのが私のようなアバウト管理者には必須のようです。(コミュニケーション不足はいずれの社会も良い結果を生まないものですよね) 今までの経験では病気が進行してしまってからの投薬治療での水槽復帰率は残念ながらかなり低い数字になっております。 今日もまた魚たちを見ていると、いつもは遠くからこちらを伺っているタモロコ(写真)が珍しく寄ってきてくれました。なかなかのプロポーションで体調は良さそうですね。 それはそうと毎日水槽を食い入るように覗いている様子は家人からすれば少し奇異に映るようですが…。

更新日付:2000.05.21

2000.05.14  Lepomis macrochirus

5月第2週  今週は、ゴールデンウイーク疲れで、おまけにここ大阪は、急に夏が訪れたのかと思わせる程の暑い週でした。 これから夏に近づくにつれ少なからず水温管理に頭を悩ますキーパーの方もおられると思いますが、我が家はメンバーの顔ぶれを見ましても毎年、別段変わった事もせずにおりますが、唯一120cm水槽はエアレーションの強化をすることにしております。 私がごそごそと水槽をいじってますと先日、木津川より入居のブルーギルが様子を伺いに来てくれました。人によく慣れて近づいてくるこの魚を見てるとついモデルに成ってもらう機会が増えて…。

更新日付:2000.05.14

2000.05.07  Pelteobagrus nudiceps

5月第1週  ゴールデンウイークの3日は午後から木津川に出かけました。天気は上々でしたがやはり道路は渋滞していました。到着するやいなやウエダーに着替えてさっそく採取開始です。水温も暖かく絶好の採取日和となりました。 そして本日の捕獲魚はドンコ、ヨシノボリ、カワムツ、オイカワ、ブルーギル、フナ、ヌマチチブの7種に及びました。   今回は以外にカワムツが5匹、ドンコが3匹と、いつもはほとんど1匹だけの採取に終わる魚が珍しい事です。川は耐えず表情を変えていて雨の状況や流れの変化で捕れる魚のポイントも移り変わるようですね。翌日、30cmの水槽を1本立ち上げました。今度はドンコ氏のお腹に収まる前にヌマチチブの棲家を確保することに成功しました、これでひと安心です。 ところでやってしまいました。またしても水槽が増えてしまったのです、家人が留守のあいだに。今週はギギの可愛い表情(写真)をご覧下さい。私ならこのギギのやさしそうな眼を見れば多少の事は許せるのですが、皆さんはいかがでしょうか…。

更新日付:2000.05.07

2000.04.30   Rhinogobius brunneus

4月第5週  暖かくなると休みの日は川に行きたくなります。ゴールデンウイークを間じかに控えてそろそろ採取計画を立てなくてはいけませが、今回は少しフィールドを変えてみるのもいいかと検討中です。
ただ先週の花見は少し予定外で”はしゃぎ”過ぎたと反省しておりまして…。
今週は先週入居の新人ヨシノボリ(写真)が元気に水槽内をかけ回っております。十人十色はこのヨシノボリにも言えるようで、容姿、行動共に実に個性的な魚です。それはそうと新入ヨシノボリさん、この雑居水槽にはあなた以外にもいろいろな個性をお持ちの諸先輩が多いのでくれぐれもご注意を。

更新日付:2000.04.30

2000.04.23  Opsariichthys platypus

4月第4週 今週は木津川へ出かける事も考えていたのですが桜の季節に魚では家人にも少し申しわけないと…。
16日の日曜日、天気は快晴でしたが風はまだ少し冷たく花寒の一日でした。昨日の雨で桜もいよいよ終わりかと少し寂しい思いがしましたが摂津峡にある桜公園の桜はまだまだ綺麗でした。 花見の帰り道、川沿いに車を走らせていると釣りをする人達が見えました。上から見るだけで終われば良かったのですが、つい川岸に降りてしまったのが間違いです。水面にオイカワの姿を発見、次の瞬間には車からウェダーと採取網、プラケースを持ち出していました。
隣であきれる家人を尻目に夢中で約1時間、採取した魚はオイカワ、カワムツ、ヨシノボリと我が家ではおなじみの魚達ですがとても楽しいひと時を過ごしました。プラケースの魚達(写真)は寒い冬を耐えた余裕でしょうかとても輝いて見えました。ところで帰路の車中は何故か沈黙が…。

更新日付:2000.04.23

2000.04.16  Lepomis macrochirus

4月第3週  雑居水槽は先週の採取から少しメンバーが増えました。 昨年までは採取した魚は殆ど持ち帰っていたのですが、今年は必要以上の個体(定義は曖昧ですが…)は持ち帰らずにその場で観察後おひきとり願う事にしております。 先週紹介しましたミシシッピアカミミガメは慣れないせいかまだ餌を食べようとしませんが、まぁそのうちに食べていただけるでしょう。今週も期待の新人をご紹介しましょう。我が家ではベストスタイル第2位に君臨しておりますブルーギルの幼魚です。これはこれは小さいうちから素質十分の可愛いルックス(写真)ですね。

更新日付:2000.04.16

2000.04.09  Trachemys scripta elegans

4月第2週  2日の日曜日、今年に入って初の木津川へ魚採取に出かけました。 その前に少し悲しい出来事がありました。あんなに元気だったヌマチチブが突然亡くなってしまったのです。外傷は無く 原因がはっきりとしないのですが、私の管理不行き届きで、たいへん残念な思いです。 話は戻って今回木津川での採取した魚はブルーギル、ニゴイ、オイカワ、ヨシノボリ、ミドリガメ、そして ヌマチチブの6種です。なによりもヌマチチブが採取出来たのが嬉しいのですが…。
ところでこれにはどんでん返しの後日談がありまして、翌朝の事、いくら探しても雑居水槽にヌマチチブの姿が見当たりません。目をこらして 探している私の前を風船のようにお腹が膨れたドンコ氏が通り過ぎました…。
今回の珍客は久しぶりの亀氏で甲羅15cmのミシシッピアカミミガメ(写真)です。 大雨で脱走しないように気を付けなければいけませんね。

更新日付:2000.04.09

2000.04.02  Acheilognathus rhombeus

4月第1週  先週末は香港へ出かけていましたので、留守番の魚たちはしばらくの間、食事は抜きということに…。
さすがに帰ってくればみなさん餌の催促です。
特にブラツクバスは水槽の蓋を開けようとすると「おっと危ない危ない」私の指に襲撃を掛けてきました。
フードタイマーも検討しなくてはいけませんが、冷凍の海老を解凍して与えているのでブラックバスにはだめですよね。
カネヒラが勢いよく餌に寄ってきました。
そこに突然、カネヒラの行く手を拒むようにギンブナもあわててやってきました(写真)しばらくの間空腹にさせて申し訳なかったのですが、急いで餌に飛びついて他の魚達とのクラッシュには御注意を。

更新日付:2000.04.02

2000.03.26  Candidia temminckii

3月第4週  私のサイトも早1年が過ぎました。ここまで続けてこれましたのも皆さんの励ましのお陰だと感謝いたしております。 昨年11月主役のカム(雷魚)を亡くしてからしばらくはどうして更新していこうかと悩んでおりましたが、皆様からの激励のメールをたくさん戴き、随分と勇気付けられここまでやってこれました。 私自身、キャラの強い雷魚飼育を始めてから亡くすまでの間、カムルチー以外の魚達の魅力に殆ど目が向いてなかったのが事実です。そんな脇役的な存在だった日本産淡水魚達も、この1年で随分成長してくれました。 今は主役達の飼育日記をホームページという形態で記録していく事によって、みなさんとコミュニケーションを図りながらの魚飼育ができたことを、そして続けていけることを、たいへん有意義に感じ、又おおいに喜んでおります。 2年目を迎えることが出来ました雷魚図鑑を今後ともどうぞ宜しくお願い致します。尚、たくさんの方々から掲示板の設置希望をいただいておりますが、私自身の時間的な問題を解決することができないことと、 当サイトの私自身の目的から、今後とも今まで通り、メールでのお付き合いを宜しくお願い致します。 今週は昨年秋に稚魚で木津川より入居のカワムツです。現在、我が家の水槽には1年目を迎えたカワムツと5カ月目のこの写真の2匹が遊泳しております。

更新日付:2000.03.26

2000.03.19  Kizu River

3月第3週  朝晩の冷え込みはまだ続いておりますが、日中はかなり暖かい日が増えて参りました。我が家の雑居水槽の連中は、冬も無加温で過ごしております。今年はメンバー全員、ドック入りもなく順調に冬を越す事ができ喜んでいる次第です。 私の水槽管理は相変わらずいい加減で、一週間に一度の水替えを除いては、何も行っておりません。こんな私の管理下においても以前にお話しましたようにメンバー全員、順調に成長を遂げられ、水槽は過密の一途をたどっております。 そのような状況下においても暖かくなればまた木津川 (写真) に採取に行きたくなります。今年はニューフェイスの採取を除いては、フィールドでの観察だけを主眼に置くつもりではありますが、さてどう云った展開になることでしょう。

更新日付:2000.03.19

2000.03.12  Tanakia limbata

3月第2週  今週も雑居水槽は問題なく推移しました。 ところで昨年、これも木津川より入居のギギですが60cm水槽を別に立ち上げて4匹を単独で育てております。 塩ビの筒を各一本ずつ提供しておりましたが一匹だけが特に大きく成長し15cm程になりました。他の3匹は7~8cmと同じ大きさ位で入居したのにずいぶん差があるものです。昼間は殆ど筒の中なので写真撮影が思うようにいきません。そのうちにご紹介できそうな 写真がUPしましたら公開させていただきます。今週はめずらしく水槽前面に出てきたところを運良く撮れました私のお気に入りのスタイル、アブラボテをご覧ください。

更新日付:2000.03.12

2000.03.05 Rhodeus ocellatus ocellatus

3月第1週  まだまだ寒い日が続きますが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。 今年に入って私のフィールドはいぜんoff状態、暖かく成るのが待ちどおしいです。 我が家の魚達とは顔をつき合わせて何となくのコミュニケーションです。気が向けばデジカメでメンバーのショットを撮り続けています。ストロボの光が強すぎたりピンボケになったり数撃ちゃ当たる方式で楽しみながらの撮影会です。
今週はタイリクバラタナゴ(写真)のショットです。同じ個体なのにストロボ光の回り込み具合で随分お魚の衣装が変わるものです。

更新日付:2000.03.05

2000.02.27  Micropterus salmoides

2月第4週  しばらく話題に上らなかった単独飼育水槽のブラックバスですが順調に成長を続けております。毎朝、私の気配を感じただけで餌の催促が始まります。 餌魚を網に入れて与えるのですがその網から魚が出る前にかぶり付いてきて今にも破れてしまいそうです。最近は貫禄も出てきまして水槽内を優雅に泳いでおります。とにかく気の強い魚で、私を全く恐れることなく水替えの時はこちらがかぶられないかと心配しております。 何となく不気味さを感じるお方(写真)です…。

更新日付:2000.02.27

2000.02.20  Zacco platypus

2月第3週  昨年木津川より入居のオイカワ Zacco platypus の個体が立派に成長。個性豊かな連中ばかりで話題には事欠かない雑居水槽ですが、華やかさには乏しくて少し寂しい思いをしていましたがご覧のとおり淡いパステルカラーに身を包み雑居水槽の雰囲気作りに貢献していただいてます。 オイカワは遊泳力のある魚なので狭い水槽では勢いあまってガラスに鼻を打ち付けたりするのを気の毒に思っていたのですが、幼魚の頃より水槽育ちのせいか距離感を把握していると見えて今のところ、大怪我には至ってません。 なんとも言えない体色とスリムなボディは魅力十分。我が家のレギュラーメンバーとして申し分ないキャラをしております。

更新日付:2000.02.20

2000.02.13  Tridentiger brevispinis

2月第2週  ヌマチチブ(写真)は雑居水槽内で一番の暴れん坊です。とにかく気が強くて自分より大きな魚にも立ち向かっていきます。食欲もかなり旺盛で動物食、ヒメダカをとことんゲットするまで追いかけ回します。 昨年入居してからその強い性格で怖いもの知らず、ご覧のとおり立派に成長しました。とにかく初めから存在感の強い魚で、日ごとにその勢力範囲を広げていくようです。体型はヨシノボリの大型バージョンのようです。大食漢でいつもお腹いっぱい丸々としています。

更新日付:2000.02.13

2000.02.06  Rhodeus ocellatus ocellatus

2月第1週  今週も雑居水槽は平穏無事に過ぎました。ところで水槽の中で現在、一番大きい魚といえば昨年11月に天国に召されたカム(雷魚) の食卓に上るはずだったフナです。現在体長12cm、今から思えばカムはこんなに大きな魚を食べていたんですよね。 朝一番、水槽のメンバーは私の顔を見るなり一斉に集まってきてくれます。中でもさすがに体長が大きいだけあって大食漢のフナ氏は冷凍赤虫から人口フード、たまにヒメダカまでも胃袋に収めております。総体的に全てのメンバーは食欲旺盛で問題 無く成長し、私もその過程を十分楽しませてもらっております。稚魚で入居いただいた写真のタイリクバラタナゴもいつの間にか若魚に…。

更新日付:2000.02.06

2000.01.30  Odontobutis obscura

1月第5週  毎朝の給餌には参加せずに揚水ポンプの上に陣を構えて様子をうかがっているツワモノはドンコです。 最近、ドンコの行動を観察しているとお腹が膨れている時はポンプの上で動かずにおとなしく、お腹が減ってくると写真のポーズでゆっくりと下界に舞い降りてきて、夜に備えて餌魚の選定でしょうかしばらく水槽内を徘徊して定位置にもどります。器用に狭いスペースで、体を壁に立てかけるようにして上を向いてじっとしている時があります。 以前からドンコの飼育には挑戦するのですが、なかなか巧く育ってもらえないので今度こそはと内心はりきってるのですが。 ところで強面のドンコさん、最近よくヨシノボリが行方不明になるのはあなたの仕業なのでしょうか…。

更新日付:2000.01.30

2000.01.23  Hemibarbus barbus

1月第4週   我が家の雑居水槽のメンバーは大半が木津川から移籍の魚達で構成されております。私としましては居ながらにして木津川を楽しむというのも魚飼育の目的の一つでもあります。 この時期は魚採取もオフシーズンとなり「我が家の木津川」とPCのモニターとを交互に眺めながらメンバーの成長をぼんやり観察しております。 ところで水槽の引越し以来、数日しかたたないのに見慣れたせいなのか、それぞれの個体の成長が早いのか、広く感じていたスペースも適度に思えてきました。このままではすぐに過密化してしまいそうですね。 最近、メンバーの中で将来かなりのスペースをしめそうなニゴイ(写真)の存在感が出てきました。餌の食べっぷりも一人前以上で顕著な成長ぶりを見せてくれております。 それにしても成長期の個体は造作ひとつ見ても成魚とは違った張りとみずみずさを感じますよね

更新日付:2000.01.23

2000.01.16  Rhodeus ocellatus ocellatus

1月第3週  先週に引き続きタイリクバラタナゴの話になりますが。
私の独断と偏見で選んでおりましたベストスタイルのブルーギルにはたいへん申し訳ないのですが、最近はこのタイリクバラタナゴ(写真上)の美しいスタイルに夢中になっておりまして…。
体高の割に細身で有りながら、ふくよかな曲線美を持つボディは、たいへん魅力的でフォトジェニック。 新春早々、我が家のベストスタイルフイッシュは順位入れ替えとなりました。

更新日付:2000.01.16

2000.01.09  Tanakia lanceolata

1月第2週  新しい雑居水槽では新しい秩序が出来上がりつつあります。 ドンコがフィルター給水ポンプの上を独占してしまい、ヨシノボリを寄せ付けません。 水槽の各コーナーにはヌマチチブやヨシノボリなどの底生魚が陣地を構えました。カマツカは驚くと底砂一面が言わばテリトリーになります。そう考えると上物の魚達には決まった場所が用意されていないのでお気の毒ですね。 最近私が覗き込むとタナゴ(写真)達がよく訪れてくれます。自然とモデルに成って頂く機会も増えて、新しい魅力を楽しんでおります。ふくよかな体型をしているのに結構アクティブな身のこなしも見せてくれます。

更新日付:2000.01.09

2000.01.02  Rhinogobius brunneus

1月第1週   新年明けましておめでとうございます。今年も当サイト(雷魚図鑑)を私gonta036共々宜しくお願い致します。さて新しい木製水槽台、床下補強工事も無事に終わり私の物理的構想は一応予定通りに進行し、年末に雑居水槽の転居を決行致しました。 60cmから120cmに移った連中は初めは戸惑っていたようですが慣れるに従ってのんびりと泳ぎだしました。
水槽の隅でヨシノボリが懸命に跳躍を繰り返しています(写真)他のメンバーはゆったりとくつろいでいるのに…。
いづれの社会も同じように、そして我が家の水槽の中でもそれぞれの「2000年」が始まっているようですね。

更新日付:2000.01.02

1999.12.26  Cyprinus Carpio Linnaeus

12月第4週 今週は23日に昨年と同じように奈良へ魚採集に出かけました。 目的はブラツクバスの餌魚とフイールド観察にありますが、願わくば雑居水槽の新しいメンバーに巡り合えたらと…。
結果は昨年と同じで豊漁でした。冬場のポイントは替わっていませんでした。鮒とオイカワをそれぞれ50匹程大きさをセレクトして持ち帰る事が出来ました。当分、食事情は安泰というところでしょうか。 すくった魚は大小とり混ぜて、のべ200匹近くに成りました。この中で今回の最大は鯉50cm(写真)です。今回というより、今まで手網ですくえた魚の最大と言えます。やはり冬眠前で動きが鈍くなっていたからでしょうか、記念撮影後にお引取り願ったのですが、しばらく私の周りを旋回しておりました。 冬の川は、考えもしない出来事に遭遇したり普段とは違う面白さがあります。今回の採集では鮒とオイカワがほとんどで、後はご紹介した鯉とカマツカが一匹づつとヨシノボリが数匹という結果です。ナマズなんかもゲットしたかったのですが残念です。これで年内の採集は終了ですが、ウエダーを着用しての状況でも寒さ、冷たさは半端ではありませんでした。 メートル級真鯉の水槽飼育は私の念願ですが、もう少し先にとっておく事に…。

更新日付:1999.12.26

1999.12.19  Cobitis sp ID 57

12月第 3 週  主役交代は別世界の話題で、雑居水槽の面々は相変わらずのんびりと過ごして居られます。 新しい水槽への引越しをまじかにひかえて、現在、メンバーの割り振りを検討中です。 この雑居水槽も朝、ライトを付けると行動開始です。カマツカが底砂に潜り込む音が聞こえます。鮒たちが餌を催促しだします。毎朝の習慣で行動が決まっているようですね。 カム(雷魚)の食卓に上るはずだった鮒たちは計4匹がそのまま住人になっております。この鮒達は食欲旺盛で底生魚に餌がいきわたる前に全て平らげてしまいます。最近は冷凍の赤虫を解凍してから与える事にしております。こうすれば水槽一面に広がって全員にいきわたるというあんばいです。 一時前ならカマツカの口でのんびり解凍粉砕が行われていたのですが、これも生存競争の激化と言えそうですね。 給餌がひと段落付いた頃に水槽の底砂からにわかにドジョウ(写真)が…。息抜きでしょうか。突然ユーモラスなスタイルで現れたドジョウは私をなごませてくれます。2019.05.01 再

更新日付:1999.12.19

1999.12.12  Micropterus salmoides

12月第2週  最近、我が家のブラックバスの成長には目をみはるものがあります。日に日に大きくなるのが見えるようです(写真)。毎朝の給餌時間ともなれば、私が覗き込むとガラスに突進するように寄ってきては餌の催促が始まります。胸びれを忙しそうにバタバタと大慌てです。 それにしても成長期の肉食魚の食欲には猛烈なものがありますね。そういえばカム(カムルチー)にも同じような時期がありました。やはり食欲に比例して、成長スピードもすごかった事を思い出しました。

更新日付:1999.12.12

1999.12.05   Hemibarbus barbus

12月第1週  11月の初めに木津川で採取してきましたニゴイの幼魚(写真)は現在体長約6cmです。 初めのうち他の魚に餌を横取りされて気の毒な思いで見ていたのですが、最近になってようやくタイミングが掴めたのか要領よくご馳走に有り付いております。名前の由来は鯉に似ているということからのようですが、吻のあたりはカマツカの雰囲気ですね。 水槽内では以前に紹介いたしました風雲児のヌマチチブの攻撃をうまくかわしながら元気に泳いでおります。 体の割に大きな目が現在のトレードマークです。

更新日付:1999.12.05

1999.11.28  Pseudogobio esocinus esocinus

11月第4週 今週はあまりにショッキングな事がありましたので、雑居水槽には意識があまり向かなくて、餌を与えるのを忘れるほど混乱しておりました。 週末に近づいて少し落ち着けた時に私を癒してくれたものは後に残ったこのメンバーでした。思い出しました、カムが来る以前はここに泳ぐ魚達が主役だったのです。解答はここにあったのです。私はそれを見つける事が出来ました。みんなやさしい素朴な魚達です。私の大好きなカマツカが驚いたように跳ねました(写真) 新しい水槽を早く買わなくてはいけません。雑居水槽の引越しです。ここにいるメンバーには私はまだ何かをしてあげることができるのですよね。

更新日付:1999.11.28

1999.11.21  Tridentiger brevispinis

11月第3週   雑居水槽の面々は隔離したブラックバスを除いては自然に出来上がったテリトリーの中で平和に暮らしております。 同種の中でも優劣により居場所がきまっています。小さないざこざは頻繁に起こっていますが死闘迄には至っておりません。 最近になって気づいたのですがヨシノボリチームの中で一匹がどうも違う行動をとっていて、上物の魚にも勇敢に攻撃をかけています。よく観察してみると、どうやらヨシノボリではなさそうです。動きも素早くて絶えず水槽の中を走り回っています、班紋からしてヌマチチブではないかと思うのですが(写真) 眼をいっぱい見開いて、なんだか忙しそうな顔に見えないでしょうか。 どうもハゼ科の仲間は見わけがつきにくい連中が多くて…。
とにかく良く似ているものを総称してヨシノボリにしてしまうのを反省しなくてはいけませんね。

更新日付:1999.11.21