日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

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2001.10.21 Tridentiger brevispinis

10月第3週  今週は朝晩の冷え込みが、日を追う毎に増すように感じられ、また一歩、季節が前進したと言うところでしょうか。以前にもお話し致しましたように、今年の我が家の水属群はニューフェイスの数が少なく、ベテラン勢の活躍が功を奏し、水槽環境の秩序が維持されているのではないでしょうか。この時季フィールドでは川遊びシーズンも終盤を迎え「水槽シーズン」到来。暖かい春までに、円熟味を増した魚たちの魅力を堪能できるのではないかと、楽しみにしております。見わたせば、単独水槽のヌマチチブ氏(写真)、彼もまたベテランの顔役として、ガラス越しのポーズが、板に付いているではありませんか。

更新日付:2001.10.21

2001.10.14  Mauremys japonica

10月第2週  10月に入って初めての日曜日は、久しぶりに六甲山(兵庫県)にある六甲森林植物園に出かけました。植物はどちらかと言えば家人のテリトリー。紅葉には少し早いのですが、私としては森林浴を楽しむ気持ちで一日を過ごしてきました。広大な植物園の中央部に位置する池には、(写真・別室)のように、亀や色鯉がのんびりと泳いでいます。「何処に出かけても魚が気に成るのね…」日中は暑さを感じる陽気でも、水面を渡る風はもう秋です。

更新日付:2001.10.14

2001.10.07   Odontobutis obscura

10月第1週  この時季に成ると急に日暮れが早くなり、例年の事とはいうものの、一時の間、もの悲しさを感じるようになります。川遊びシーズンもいよいよ終わりに近ずき、水ぬるむ、新緑の春までは、水槽シーズンの到来と言うところでしょうか。フィールドにおいては、魚たちの行動も次第に低調になるというのに、我が家の水族群といえば、保温により、活動期の延長に選択の余地も無く…。変化の少ない環境と、アバウト管理の私との退屈なお付き合いを余儀なくされる彼らには、たいへん申し訳なく感じております。 私のお気に入り、単独水槽のドンコ氏(写真)は、相も変わらずのポーカーフェイス。得意の水中ホバーリングが決まるときは、ご機嫌が宜しいのでしようか…。

更新日付:2001.10.07

2001.09.30  Cynops pyrrhogaster

9月第5週  気温の寒暖差が大きいこの季節、皆様におかれましては体調を崩しておられないでしょうか。我が家では、例年この頃に成りますと、保温器具の整備及び設置準備に取り掛かっております。この時季の保温は低温と言うよりあくまでも高低差の是正を目的として実施しております。いろいろと準備を整えておりますと、少し離れたゲージからアカハラ氏(写真)が私の様子を伺うように…。

更新日付:2001.09.30

2001.09.23   Opsariichthys platypus

9月第4週  今週のモデルのオイカワはカワムツと並んで雑居水槽の上域エリアを共有するスプリンター同志。私見として、そのスピードは、オイカワに軍配が上がりそうなのですが…。いずれの個体も木津川を同郷に持つ良き友として、限りあるスペースの中、節度を保ったスピードで水槽遊泳を楽しんで戴きたいものです。

更新日付:2001.09.23

2001.09.16  Tanakia limbata

9月第3週  暑かった夏を無事に過ごされた我が家の水族群は、ひとまわりの飛躍(成長)を遂げられたようで、何となくそれぞれの水槽が手狭に思えるのは私の錯覚なのでしょうか。
もともと派手なコスチュームと言うよりは、地味キャラが魅力の我が家の日淡勢は、成長に従ってそれぞれの個性に磨きをかけ、味わい深い風貌へと自らをクリエートしていかれるのですが、今年も酷暑という難関を克服した彼らには、冬を迎えるまでの充電期間をより一層の飛躍の時季としてもらいたいものです。
アブラボテTanakia limbata

更新日付:2001.09.16

2001.09.09  Sarcocheilichthys variegatus  ID 176

9月第2週  9月も中旬にもさしかかると、朝夕に秋らしさを感じるすがすがしい時季になってまいりました。水槽の環境も季節と歩みを合わせるように落ち着きを見せ、魚たちも一息というところでしょうか。この夏は我が家の雑居水槽における新人の入居が例年に無く少なく、言い換えればベテランの活躍(成長)が目を引く状況下であります。管理人の私といたしましては、彼らの威風堂々とした容姿に満足しながらも、新しい水族環境への展開を見据えたメンバーの充実に駒を進めたいところなのですが…。
写真のヒガイ氏もこの夏の成長株。なんとなくエスニックな風体は私のお気に入り、晩夏の水槽にはお似合いですね。2019.05.04 再

更新日付:2001.09.09

2001.09.02   Gymnogobius urotaenia

9月第1週  8月最後の日曜日、琵琶湖は長浜へガラス細工の見学に出かけました。
色とりどりのガラスの彫刻を堪能した帰り道、湖岸道路から見る夕暮れの琵琶湖はたいへん美しくて…。
久しぶりに訪れた巨大な淡水魚の宝庫を前に、何かしら魚たちとの出会い無く素通りするには私としましてはたいへん忍びなく、陽も暮れかけた琵琶湖にそそぐ小川に、トランクに常備している手網とプラケースを片手に、少しの間、魚採取を楽しみました。プラケースにお目見えの魚達は、お馴染みのヨシノボリとドジョウに混じって、ハゼの一味(ウキゴリの一派)と見られる彼(写真・別室)を我が家に特別ゲストとして御同行いただく事になったのですが、現在は予備水槽で、記念撮影と身許確認中となっております。

更新日付:2001.09.02

2001.08.26   Rhinogobius brunneus

8月第4週  連続の川遊びを今週はひと休み。自宅から木津川、和束川を横目に今年も陶器の町、信楽へ出かけました。私の楽しみは今回も魚を題材にした陶器探訪にあります。昨年はハゼをモデルにしたような箸おき(第一水槽)今年はナマズモデルの箸おき(第二水槽)と創作陶器とでも言うのでしょうか、思わず買ってしまった不思議な魚(別室)の置物です。増え続ける魚グッズのコレクションに冷ややかな視線を感じながら、いろいろと角度を替えてデジカメ撮影を楽しんでおります。

更新日付:2001.08.26

2001.08.19  Cynops pyrrhogaster

8月第3週  先週に引き続き今週もフィールド観察に出かけました。今回は木津川から一足伸ばして和束川へ。アカハライモリのエリアに到着です。幸いな事に昨年と変わった様子も無く、山からの湧き水をひっそりとたたえた彼らの棲家は、年に数回訪れる私をいつもと同じ表情で迎えてくれました。ゆっくりと数回、差し入れた網には幼生達(写真・別室)と二匹の成体(別室12)が。現地にてプラケースの臨時スタジオで記念撮影です。撮影を済ませたアカハラ諸氏は何も無かったようにゆっくりと棲家に帰っていきました。個々に違うお腹の模様は再会の目印になるのでしょうか…。

更新日付:2001.08.19

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