日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

10枚 | 30枚

2001.03.25  Carassius auratus auratus

3月第4週  某百貨店の屋上には常設の金魚すくいがあります。久しぶりに出かけた理由がこの金魚すくいの金魚にある事など、あきれ顔の家人には…。
すくえた金魚の二匹は持ち帰る事ができるので、暫くの間は目当ての魚をすくおうと悪戦苦闘です。やっとの思いで手に入れた個体は、私の期待通りのプロポーション、優雅な泳ぎを披露して頂いております。今週も我が家の水族群は平穏無事。朝昼の寒暖が大きいこの時季は魚たちに限らず私達も油断をすれば体調を崩しやすくて…。

更新日付:2001.03.25

2001.03.18  Pseudorasbora parva 

3月第3週  3月も半ばに成ると暖かい日も増え、しばらく抑制されていた川遊びもそろそろ準備段階に…。
我が家の水槽においては、今年もフイールドからニューフェイスを受け入れるべく準備を始めなくてはいけないのですが、スペース問題を含めた諸事情は一気に好転する筈も無く。いずれにしても、今年もまた、水槽鑑賞に明け暮れていた休眠期から活動期にさしかかり、水槽のメンバーのフィールドを訪れるのが待ちどおしい、と言ったところです。今週の雑居水槽は、ベテランの定番魚、モツゴ氏です。

更新日付:2001.03.18

2001.03.11  Pseudogobio esocinus esocinus

3月第2週  今週は雑居水槽の居住性向上をスローガンに、エンビ菅を6本水槽内に設置致しました。ヨシノボリやギギ氏においては特定の居住地を求めて、日夜、闘争に継ぐ闘争を繰り広げられており、私としましては環境保全の意味もこめまして、少しでも闘争の緩和を図ろうと言うのが今回の目的であります。エンビ菅設置後しばらくの間観察しておりますと、当初の目的でもあるギギ氏、ヨシノボリ連は寄り付いていただけません。最初に興味を示したのはタナゴ達で、その後も広域行動性の高い魚達は目ざといようで、新設された構造物に興味深々。設置した私としましては成果をいち早く確認したい所だったのですが、初日は期待はずれ…。
陣地闘争は蚊帳の外のカマツカ氏(写真下)は底砂一帯が言わば居住地、新設エンビ菅には用無しとばかり近くを通られても目もくれず。数多い雑居水槽の面々はみなさん個性派揃いで、それぞれに応じた環境作りを同空間に演出するのは難しい事ですが、ある意味、楽しみの一つでもあります。一夜明ければ、私の思惑通りにギギ氏、ヨシノボリ達が各ホールに仲良く納まっておられ、今週も一件落着と言うところでしょうか。

更新日付:2001.03.11

2001.03.04   Carassius auratus auratus

3月第1週  3月の声を聞けば、現実の寒さの続く中にも意識として少し春を感じるように成り、水槽の魚たちの仕草まで開放的に見えてくるが不思議な気がします。実際に保温された水槽の中で彼らに春の予感があるとすれば閉鎖的な環境に封印した私の責任が少しは緩和されると言うものでしようが…。
写真(上)の金魚は、春の暖かさの中でぼんやりとしていたい私の意識を先取りするかのようにショップ庭先でのんびりと。

更新日付:2001.03.04

2001.02.25   Pelteobagrus nudiceps

2月第4週  2月とは思えない暖かい日もあった今週は、少し春に向かって前進したようで嬉しく思えたのですが、皆様は如何だったでしょうか。暖かくなれば、休日の行動計画をウィークデーにあれこれ。先週、訪れた「屋島山上水族館」のを思い浮かべながら、やはり考えているのは”さかな”の事と我ながら狭義な発想におかしくもあるのですが…。
今週は我が家の水族館もメンテナンスウィーク。いろいろな意味で基準の見直しと水槽レイアウトの再構築を兼ねて大掃除を敢行致しました。写真のギギ氏は、隠密を自らのスタンスとされておられるせいか、普段はあまり見かけないのですが、イレギュラーな私の行動には敏感なようで、新拠点を求めて水槽内を放浪中と言うところでしょうか。

更新日付:2001.02.25

2001.02.18  Rhodeus ocellatus ocellatus

2月第3週  今週は連休に高松へ日帰り小旅行に出かけました。私の目的は「屋島山上水族館」訪問。家人の目的は「釜揚げうどん」と目的の違いこそあれ双方、目的地が一致。早朝より大阪を出発の運びとなりました。当日は天候にも恵まれ明石海峡大橋、大鳴門橋と快適なフットワークで屋島まで約4時間。水族館の話題はエビソードにて…。
雑居水槽は今週も平穏な状況。写真の個体はタナゴファミリー内でもキャリア組。美しい体型はキッズな連中のお手本と言ったところでしょうか。

更新日付:2001.02.18

2001.02.11   Rhinogobius brunneus

2月第2週  川遊びもシーズンオフの現在、水槽内で繰り広げられるさまざまな魚たちの世界を観察している私にパートナーシップを感じて頂けたのかヨシノボリが、ご機嫌うかがいに訪れてくれました。そういえば写真の個体は昨年の夏、同じフィールドで同じ時間を共有した同志ではないでしょうか。思い返せは゛昨年の水中観察において彼らの居住環境を出来る限り水槽に再現した事が幸を奏したのか、今年は例年に無く全てのヨシノボリが順調なサイクルで暮らしておられます。水槽底生域の現状としてはヨシノボリの一大勢力下。彼らが統治するこのエリアでは、多少のトラブルは見受けられるとはいえ、一定の秩序が保たれ、水槽環境の向上に貢献して頂いております。

更新日付:2001.02.11

2001.02.04   Odontobutis obscura

2月第1週  季節も2月に入り、一段と寒さも厳しくなって参りましたが、例年この時期に成りますと、ある意味、寒さにも慣れが生じ、諦めの境地で少しでも暖かい日がある事を期待しつつ毎日を過ごしているというところでしょうか。今週も相変わらず多忙な日々を消化する中で、暖かくなれば今年も繰り返す事に成るはずの川遊びの事を考えながら、水槽を覗き込んではため息を付いておりますが、我が家とは環境の違うフィールドで魚たちも春を待ち望んでいるのでしょうか。平穏な我が家の水槽で餌を求めて浮遊中の魚達は、本来なら木津川の各ポイントで休眠を楽しんでおられるのでしょうが、今年は暖かい水槽ゆえに、こうして徘徊を繰り返すはめになり、たいへん気の毒なようで複雑な心境ですが…。
暖房のきいた部屋で彼らとスペースを共有している私をドンコ氏(写真)が横目で通り過ぎました。

更新日付:2001.02.04

2001.01.28  Cynops pyrrhogaster

1月第4週  我が家の水族群におきまして、昨年より日本産淡水魚とフィールドは違いますが、魅力を二分しておりますアカハライモリ水槽、こちらも入居当初の脱走騒ぎがうそのように平穏な毎日を送っておられます。彼らからすれば慌しい時を過ごしている私はどのように映っているのでしょうか。水槽越しに彼らの様子を眺めていると時間の流れがこちらとは随分と違うようで、その一見、スローモーとも言える行動がとてもユニークでフォトジェニック。ときおり見せる愛嬌のあるポーズにあわててデジカメを用意すれば今度は素早い動きで交わされてしまい残念な思いをする事もしばしばあります。早朝の奇襲攻撃。ライトを付けた瞬間はご覧の通り、逃げる間もなく”ホールドアップショット”の撮影に成功しました。それにしてもその慌てようは、懲りずにまた良からぬ事を計画されていたのでは…。

更新日付:2001.01.28

2001.01.21   Cobitis sp

1月第3週  暖冬とは言うもののこの時期に成りますと寒さも厳しく、温度管理された各水槽が何となく羨ましく、平穏に遊泳する魚たちと窓越しに見える戸外の情景が何処となく不つり合いに映ります…。
今週も私の率いる魚達にはこれと言った変化も見られず平凡な日々を無難に過ごされたわけで、管理する側からすれば、たいへん喜ばしいかぎりです。ところで、この一見平穏な水槽の中で、あえて問題提示するとすれば、水槽環境(保温等)との因果関係は別として、その旺盛極まる食欲にあります。
彼らは慣性の法則に従い、夏季の成長ペースを維持しながら、みなさん”飽食”を楽しんでおられるご様子ですが、栄養管理ならびに体型からすれば、最近、いわゆる”冬太り”の傾向が見受けられ、今週からしばらく、”スタイリッシュアクアリウム”をスローガンとして、バランス給餌の徹底に加えてダイエット活動も同時に推進する運びと成りました。私がいつものように水槽を見わたし、個体観察を楽しんでおりますと、普段はスリムなスジシマドジョウ氏(写真)までそう言えば何処となく、ふくよかさを身に付けられたようで、いつも素早いターンを披露して頂くのですが、気のせいか最近スローモーに…。

更新日付:2001.01.21

10枚 | 30枚