3月第1週 3月の声を聞けば、現実の寒さの続く中にも意識として少し春を感じるように成り、水槽の魚たちの仕草まで開放的に見えてくるが不思議な気がします。実際に保温された水槽の中で彼らに春の予感があるとすれば閉鎖的な環境に封印した私の責任が少しは緩和されると言うものでしようが…。
写真(上)の金魚は、春の暖かさの中でぼんやりとしていたい私の意識を先取りするかのようにショップ庭先でのんびりと。
更新日付:2001.03.04
2月第4週 2月とは思えない暖かい日もあった今週は、少し春に向かって前進したようで嬉しく思えたのですが、皆様は如何だったでしょうか。暖かくなれば、休日の行動計画をウィークデーにあれこれ。先週、訪れた「屋島山上水族館」の魚を思い浮かべながら、やはり考えているのは”さかな”の事と我ながら狭義な発想におかしくもあるのですが…。
今週は我が家の水族館もメンテナンスウィーク。いろいろな意味で基準の見直しと水槽レイアウトの再構築を兼ねて大掃除を敢行致しました。写真のギギ氏は、隠密を自らのスタンスとされておられるせいか、普段はあまり見かけないのですが、イレギュラーな私の行動には敏感なようで、新拠点を求めて水槽内を放浪中と言うところでしょうか。
更新日付:2001.02.25
2月第3週 今週は連休に高松へ日帰り小旅行に出かけました。私の目的は「屋島山上水族館」訪問。家人の目的は「釜揚げうどん」と目的の違いこそあれ双方、目的地が一致。早朝より大阪を出発の運びとなりました。当日は天候にも恵まれ明石海峡大橋、大鳴門橋と快適なフットワークで屋島まで約4時間。水族館の話題はエビソードにて…。
雑居水槽は今週も平穏な状況。写真の個体はタナゴファミリー内でもキャリア組。美しい体型はキッズな連中のお手本と言ったところでしょうか。
更新日付:2001.02.18
2月第2週 川遊びもシーズンオフの現在、水槽内で繰り広げられるさまざまな魚たちの世界を観察している私にパートナーシップを感じて頂けたのかヨシノボリが、ご機嫌うかがいに訪れてくれました。そういえば写真の個体は昨年の夏、同じフィールドで同じ時間を共有した同志ではないでしょうか。思い返せは゛昨年の水中観察において彼らの居住環境を出来る限り水槽に再現した事が幸を奏したのか、今年は例年に無く全てのヨシノボリが順調なサイクルで暮らしておられます。水槽底生域の現状としてはヨシノボリの一大勢力下。彼らが統治するこのエリアでは、多少のトラブルは見受けられるとはいえ、一定の秩序が保たれ、水槽環境の向上に貢献して頂いております。
更新日付:2001.02.11
2月第1週 季節も2月に入り、一段と寒さも厳しくなって参りましたが、例年この時期に成りますと、ある意味、寒さにも慣れが生じ、諦めの境地で少しでも暖かい日がある事を期待しつつ毎日を過ごしているというところでしょうか。今週も相変わらず多忙な日々を消化する中で、暖かくなれば今年も繰り返す事に成るはずの川遊びの事を考えながら、水槽を覗き込んではため息を付いておりますが、我が家とは環境の違うフィールドで魚たちも春を待ち望んでいるのでしょうか。平穏な我が家の水槽で餌を求めて浮遊中の魚達は、本来なら木津川の各ポイントで休眠を楽しんでおられるのでしょうが、今年は暖かい水槽ゆえに、こうして徘徊を繰り返すはめになり、たいへん気の毒なようで複雑な心境ですが…。
暖房のきいた部屋で彼らとスペースを共有している私をドンコ氏(写真)が横目で通り過ぎました。
更新日付:2001.02.04
1月第4週 我が家の水族群におきまして、昨年より日本産淡水魚とフィールドは違いますが、魅力を二分しておりますアカハライモリ水槽、こちらも入居当初の脱走騒ぎがうそのように平穏な毎日を送っておられます。彼らからすれば慌しい時を過ごしている私はどのように映っているのでしょうか。水槽越しに彼らの様子を眺めていると時間の流れがこちらとは随分と違うようで、その一見、スローモーとも言える行動がとてもユニークでフォトジェニック。ときおり見せる愛嬌のあるポーズにあわててデジカメを用意すれば今度は素早い動きで交わされてしまい残念な思いをする事もしばしばあります。早朝の奇襲攻撃。ライトを付けた瞬間はご覧の通り、逃げる間もなく”ホールドアップショット”の撮影に成功しました。それにしてもその慌てようは、懲りずにまた良からぬ事を計画されていたのでは…。
更新日付:2001.01.28
1月第3週 暖冬とは言うもののこの時期に成りますと寒さも厳しく、温度管理された各水槽が何となく羨ましく、平穏に遊泳する魚たちと窓越しに見える戸外の情景が何処となく不つり合いに映ります…。
今週も私の率いる魚達にはこれと言った変化も見られず平凡な日々を無難に過ごされたわけで、管理する側からすれば、たいへん喜ばしいかぎりです。ところで、この一見平穏な水槽の中で、あえて問題提示するとすれば、水槽環境(保温等)との因果関係は別として、その旺盛極まる食欲にあります。
彼らは慣性の法則に従い、夏季の成長ペースを維持しながら、みなさん”飽食”を楽しんでおられるご様子ですが、栄養管理ならびに体型からすれば、最近、いわゆる”冬太り”の傾向が見受けられ、今週からしばらく、”スタイリッシュアクアリウム”をスローガンとして、バランス給餌の徹底に加えてダイエット活動も同時に推進する運びと成りました。私がいつものように水槽を見わたし、個体観察を楽しんでおりますと、普段はスリムなスジシマドジョウ氏(写真)までそう言えば何処となく、ふくよかさを身に付けられたようで、いつも素早いターンを披露して頂くのですが、気のせいか最近スローモーに…。
更新日付:2001.01.21
1月第2週 現在の雑居水槽(120cm)も立ち上げてから1年が経過しました。この一年で私自身のアバウトな飼育スタイルも試行錯誤を繰り返しながら(入居→予備水槽→雑居水槽→各単独水槽)というサイクルで安定するに至っております。なかでも予備水槽の役割は大きく、その水槽設置以前においては頻繁に繰り返されていた病気などのトラブルもかなりの確立で解消に至っております。実際に我が家の住人は素質的にも丈夫な連中が多く、晴れて予備水槽(プライベートエリア)をクリアーしたものは次ステップの雑居水槽(共存エリア)においても比較的に問題なく推移し、一部の覇者が単独水槽(パーフェクトエリア)で君臨すると言う図式です(いずれかの社会に似てるようですが…)管理者の私と致しましてはパーフェクトエリアの擁立、拡張を目的として日々邁進している訳ですが、一方、協調という名の元に現実として立ちはだかり、迫り来る背後からの冷ややかな視線(スペース・騒音問題)に全面的に屈するわけにもいかず、合法的な打開策を講じるべく年頭の日々を送っております。写真のタナゴは以前にもお話した”餌用タナゴ”として店頭に並べられていたものが、急きょ入居。我が家の共存エリアにおいてその個体美を持って、私を楽しませて頂いております。
更新日付:2001.01.14
1月第1週 新年明けましておめでとうございます
本年も引き続きまして「雷魚図鑑」並びにgonta036とお付き合いの程、宜しくお願い致します。ひさしぶりの長期休暇にも何処かに出かける事もなく水槽とモニターを眺める生活を送っておりましたが、皆さんには新世紀のスタートを如何お過ごしでしたでしょうか。普段はあまり意識していないのですがお正月になれば何となく日本的な雰囲気に浸りたくなります。年の初めに訪れたショップで優雅にヒレをなびかせる金魚は、まるで十二単をまとっているように…。
更新日付:2001.01.07
12月第5週 今年で3回目と成りました年末恒例の厳冬採取は今回も奈良へ出かけました。採取した魚はオイカワ、カワムツ、アメリカザリガニ、写真の鯉は昨年を5cmも上回る55cm と手網での最大サイズを更新する結果となりましたが、おかげで手網のフレームが変形してしまいました。彼らの採取ポイントは今年も変わることなく、冬眠中の寝込みを襲う作戦で、網を差し入れると向こうから突進してくる状態です。今年はこのクラスの鯉を3匹捕獲、記念撮影後に再びねぐらに帰って頂きましたが、来年も環境の変化に負けず、元気で居てほしいものです。
更新日付:2000.12.31