日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

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2001.01.14  Rhodeus ocellatus ocellatus

1月第2週 現在の雑居水槽(120cm)も立ち上げてから1年が経過しました。この一年で私自身のアバウトな飼育スタイルも試行錯誤を繰り返しながら(入居→予備水槽→雑居水槽→各単独水槽)というサイクルで安定するに至っております。なかでも予備水槽の役割は大きく、その水槽設置以前においては頻繁に繰り返されていた病気などのトラブルもかなりの確立で解消に至っております。実際に我が家の住人は素質的にも丈夫な連中が多く、晴れて予備水槽(プライベートエリア)をクリアーしたものは次ステップの雑居水槽(共存エリア)においても比較的に問題なく推移し、一部の覇者が単独水槽(パーフェクトエリア)で君臨すると言う図式です(いずれかの社会に似てるようですが…)管理者の私と致しましてはパーフェクトエリアの擁立、拡張を目的として日々邁進している訳ですが、一方、協調という名の元に現実として立ちはだかり、迫り来る背後からの冷ややかな視線(スペース・騒音問題)に全面的に屈するわけにもいかず、合法的な打開策を講じるべく年頭の日々を送っております。写真のタナゴは以前にもお話した”餌用タナゴ”として店頭に並べられていたものが、急きょ入居。我が家の共存エリアにおいてその個体美を持って、私を楽しませて頂いております。

更新日付:2001.01.14

2001.01.07  Carassius auratus auratus

1月第1週  新年明けましておめでとうございます
本年も引き続きまして「雷魚図鑑」並びにgonta036とお付き合いの程、宜しくお願い致します。ひさしぶりの長期休暇にも何処かに出かける事もなく水槽とモニターを眺める生活を送っておりましたが、皆さんには新世紀のスタートを如何お過ごしでしたでしょうか。普段はあまり意識していないのですがお正月になれば何となく日本的な雰囲気に浸りたくなります。年の初めに訪れたショップで優雅にヒレをなびかせる金魚は、まるで十二単をまとっているように…。

更新日付:2001.01.07

2000.12.31  Cyprinus Carpio Linnaeus

12月第5週  今年で3回目と成りました年末恒例の厳冬採取は今回も奈良へ出かけました。採取した魚はオイカワ、カワムツ、アメリカザリガニ、写真の鯉は昨年を5cmも上回る55cm と手網での最大サイズを更新する結果となりましたが、おかげで手網のフレームが変形してしまいました。彼らの採取ポイントは今年も変わることなく、冬眠中の寝込みを襲う作戦で、網を差し入れると向こうから突進してくる状態です。今年はこのクラスの鯉を3匹捕獲、記念撮影後に再びねぐらに帰って頂きましたが、来年も環境の変化に負けず、元気で居てほしいものです。

更新日付:2000.12.31

2000.12.24   Rhinogobius brunneus

12月第4週  先週のドンコ氏隔離以来、ヨシノボリファミリーには平穏な生活が戻り、行動にも余裕が伺えるようになってまいりました。相変わらず仲間内での争いは行われているとは言うものの、熾烈な生存競争劇とは異なり、いわゆる”たわむれ”状況に安心して見ておれるというところでしょうか。一方の治外法権、一人きりでクリスマスイブを過ごす事になってしまった虫カゴ部屋のドンコ氏は、近くを通り過ぎる魚達を尻目に苦虫を噛み潰したような、毅然とした態度で、私に抗議の視線を送っておられるようなのですが、新居が用意出来るまで暫くご容赦を…。
今週は、そっと覗き込んだ水槽をお気に入りのヨシノボリ氏(写真)が通り過ぎました。

更新日付:2000.12.24

2000.12.17  Odontobutis obscura

12月第3週  師走も中盤になり寒さに加速度が加わりだしたような昨今ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。今週は雑居水槽において写真のキッズなドンコ氏がヨシノボリを食すると言うハプニングがありました。まだまだ大丈夫と鷹をくくっていた矢先の出来事に別居水槽の準備が出来なくて、咄嗟に思い立ったのが物置にあった虫カゴです。少し窮屈では在りますが暫くは虫カゴと一緒に沈んでいただく事になってしまいました。給餌は、と言いますとおもむろに引き上げたカゴの中にアカムシを差し入れて入り口をロック。残ったアカムシは網の隙間から次第に出て行き、待ち受けていた連中がおこぼれに預かるという効率良いサイクルです。しかしながら牡蠣の養殖ではあるまいしドンコ氏の養殖カゴとは…。

更新日付:2000.12.17

2000.12.10  Acheilognathus rhombeus

12月第2週  今週は公私ともに多忙な一週間となり、魚たちの観察も滞りがちに成ってしまいましたが、水槽内ではいろいろなドラマが繰り広げられております。ヨシノボリ達の陣地争奪戦は頻繁に行われる日常行事、威嚇し合う姿は正に真剣勝負。幼魚のギギはエアレーションのバブル内の上下運動に余念がありません。写真のカネヒラは体長が大きい事もあり他の魚たちにはおかまいなしに、ご覧のとおり、優雅に水槽遊泳を楽しんでおられます。ダイナミックな背びれは相変わらず素敵ですが、大きく広げた扇は他の魚に対する威圧なのでしょうか、相棒に向ける自己顕示なのでしょうか。

更新日付:2000.12.10

2000.12.03  Rhinogobius brunneus

12月第1週 師走に入り何となく気忙しい毎日を送っておりますが、水槽のメンバーには今週も平穏な時が流れ、ガラス越しの彼らには私の行動がどのように写っているのでしょうか。毎朝、足早に魚達の観察と給餌を済ませて家を後にするのですが、のんびり出来る休日には、彼らの食事が終わるまで水槽を覗き込んでおります。給餌後の様子を興味深く観察しておりますと、一時、慌しい彼らも一段落つけば、各自その行動にブレーキがかかり、水槽内は喧騒から手のひらを返すように静寂が訪れます。食を満たされた彼らを見ていると何となく睡魔にみまわれそうで…。
写真のヨシノボリもたらふくご馳走を召し上がったのでしょうか、お腹のあたりが少し苦しそうですね。

更新日付:2000.12.03

2000.11.26  Rhodeus ocellatus ocellatus

11月第4週 少し前の話に成るのですが、久しぶりに家人と市内の熱帯魚ショップへ出かけた時の事です。
最近のショップは水族館も顔負けの美しさと個体数の多い事に驚かされますが、私の好きな日本産淡水魚の水槽は、比較的少なくて残念な思いです。たくさんの魚達を一通り見終わって帰りかけた時に”餌用タナゴ”と書かれた札が目に入りました。稚魚から幼魚まで千差万別の大きさのタナゴ達が数百匹、ひしめき合って泳いでいます。いつの間にか時間を忘れて見入ってしまいました。あまり熱心に見ていたからでしょうか「大きいの入れますから…。」スタッフの方に声をかけられ、思わず買ってしまいました。少し離れて笑っている家人を除いて誰も気が付かないでしょうね一匹、十数円のタナゴ達がこの店で一番気に入ったなんて…。
写真(上)のタナゴはその中で、私の一番お気に入りの個体です。思いがけないきっかけで我が家に転居のタナゴ達は予備水槽でウオーミングアップを無事に終えて、雑居水槽で元気に泳いでおります。
23日 カム(以前飼っていたカムルチー)が逝ってから一年が経ちました…。

更新日付:2000.11.26

2000.11.19   Cynops pyrrhogaster

11月第3週  週の半ばに、イモリ水槽からアカハラベビーのプラケースへの引越しを敢行致しました。食におきましてはメイン水槽でアカムシに慣れていた加減でしょうか、箸で口先に運ぶだけでこちらの意向が伝わり、スムーズに給餌が勧んでおります。今週も我が家の水族群はいずれの個体も食欲、行動、共に問題なく推移し、現状においては私的管理サイクルが功を奏していると言うところでしょうか。

更新日付:2000.11.19

2000.11.12  Tanakia limbata

11月第2週  最近は休日に所用が重なりフィールド観察並びに採取の機会に恵まれず、何となく物足りなさを感じておりましたが反面、我が家の水槽におけるメンバーの充実、成長による充足感において相殺されていると言うところでしょうか。いずれにしても精神的なストレスの緩和を魚達に一役かっていただいている限りパートナーとしての債務を果たすべく深夜の水替えを遂行しておりますが…。
今週はタナゴファミリーの雄。アブラボテTanakia limbata

更新日付:2000.11.12

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