11月第1週 11月に入り朝夕、冷え込むように成ってまいりましたが、我が家の水槽は今年は全室暖房完備。さて水槽の皆々様には快適に過ごして頂いてるのでしょうか。先週に引き続きまして失敗に終わったヨシノボリの産卵劇ですが、今週初めに、またもや同じ石の下に卵が産み付けられオスのヨシノボリが厳戒態勢に入っております。よく見ておりますと、深く掘り込まれた巣の中に孵化をうながしているのでしょうか、卵に新しい水を送り込むように一生懸命に鰭を動かしています。その献身的な彼の態度に頭の下がる思いでガラス越しにエールを送っているのですが…。
今週はオーソドックスで落ち着いた魅力のヨシノボリさん、あなたは今回が初出演でしたっけ。
更新日付:2000.11.05
10月第5週 今週もアカハライモリの水槽にかなり意識がいっておりましたが、雑居水槽のほうでは数週間前からヨシノボリ氏がお気に入りの石の下でせっせと穴堀りを始めておられました。そうこうしている間に先週、石の下に産卵したようで、ひらひらと卵らしいものが見受けられるようになりました。よく見ているとオスのヨシノボリが卵の保護で、鉄壁の防御体勢に入り他の魚を寄せ付けません。
我が家では、以前からヨシノボリの産卵の機会に合いながら陽の目を見ない事の繰り返しで、今回もいつの間にか卵が無くなってしまい残念な思いですが、最初から繁殖を目的とした環境設定を施さないのと、いわんや過密傾向の雑居水槽の事ですし、無事に孵化までこぎつけるというのは難しい事でしょうね。それにしても奮闘した甲斐も無く巣から離れたオス(写真)を見ているとたいへん申し訳なくて…。ヨシノボリファンの私としましては、改めまして繁殖には挑戦してみたいと考えております。ところで今週のアカハラ氏(別室)は…。
更新日付:2000.10.29
10月第4週 8月に我が家にアカハライモリ諸氏が入居頂いてから早2カ月が経過いたしました。早々の脱走劇以来これといったトラブルもなく順調に過ごされております。ところで今まで御紹介が遅れましたが入居時より水槽の奥深く、隠ぺい生活をおくっておりました個体が最近になり無事にデビューとなりました。…といいますのも、他の個体や水草にまぎれて知らずに持ち帰り、入居時に初めて幼生のアカハラベビーの存在に気付いた次第です。
残念な事に幼生の写真は撮れなかったのですが、いつのまにか無事に変態されたようで、上陸となりました。現在(幼体)の写真ではまだお腹は赤くないのですが、容姿はほぼ成体に近く、とても可愛い時期ですね。 毎朝、ライトを点けますと水槽ガラス壁に上る光景(写真下)が見受けられます。
別室(1・2・3・4)ではアカハラベビーの写真を数点、展示しておりますので是非ご覧下さい。
更新日付:2000.10.22
10月第3週 保温器具の設置を先週行ってから、殆んど稼動することなく、今週は推移いたしました。
最近はもっぱらアカハライモリ諸氏(写真・別室)の観察とスナップ撮影に余暇を費やしております。彼らのユニークな仕草には思わず和んでしまい、時間の経つのも忘れて、つい見入ってしまいます。先々月採取しました個体には幼体も含めまして、今後の成長を大いに期待し、又、楽しみにしておりますが、私の率いる水族郡の家内勢力の拡大に家人からは冷ややかな視線も…。
更新日付:2000.10.15
10月第2週 今週も魚たちには別段これと言った異常もなく経過し、安心して彼らの観察に専念できたというところでしょうか。毎年この時季を境にして、あくまでも私論ですが、観賞面から言えば、低温による行動力の低下抑制、また、病理面から言うと、日中の寒暖差による免疫力低下を抑える二つの意味合いから、保温を実施しております。あらかじめ保温器具のテストを済ませておき、彼らのテリトリーへ…。水槽内では大きなストレスを与えないように注意しながら作業をしておりますが、殆んどのメンバーは右往左往の大活況。普段は潜行志向のスジシマドジョウ氏(写真)、季節がら秋色のコスチュームがとてもお似合いですね。
更新日付:2000.10.08
10月第1週 ここ数日、日中はかなり過ごしやすくなる反面、朝晩は冷え込むようになってまいりました。
目を皿のようにして見ていた水温計も眺めることすら忘れている状況で…。
この夏、水槽のうだる暑さを初めて体験されたアカハライモリ諸氏にも過ごしやすい季節が到来し、ひと息つかれたのか、たいへんご機嫌よろしく、水槽内の遊泳を楽しんでおられるように見受けられます。
それにしても水面下(写真)の表情とカメラに向かって私に頂く視線(別室)は随分と違うように思うのですが…。
更新日付:2000.10.01
9月第4週 ひと雨ごとに季節が進み、夏の終わりは何となく寂しい気がします。いろいろな行事も増えて、この頃から木津川に行く回数も少なくなってきますが、我が家の木津川では、夏季増員に付き大賑わい、大盛況と言うところでしょうか。写真(下)のタイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus は7月の最終の日曜日に木津川より入居のニューフェイス。写真では大きく見えますが体長約3cmとまだまだ幼魚で、背びれに黒班のなごりがほんの少し見受けられます。それにしてもこの時期の成長は目を見張るものがあり、体高も高くなり一月半で入居当初の1.5倍の大きさに。きびきびとした身のこなしは他の幼魚同様、みずみずしさが感じられます。
更新日付:2000.09.24
9月第3週 今週も依然と暑い日が続いておりますが、一時期の猛烈な高気圧の勢力も陰りを見せ始め、朝晩はいくぶん過ごしやすくなってまいりました。我が家の水槽におきましては、まだまだ予断は許せないものの、高水温対策も一段落と言うところでしょうか。魚達も全てのメンバーが私のアバウト管理にも屈する事なく、ヘビーなサマーセッションを何とか乗り切って頂けたようで、たいへん嬉しく思っております。それはそうと、この夏増え続けたメンバーに、我が家の雑居水槽(120X45X45cm)は、(飼育水のpH値の降下状況から判断すれば)週に一度の部分換水で辛うじて、セーフティーラインをキープしていると言うところです。しかしながらこれ以上の過密化は週に複数回の換水を余儀なくされ、私の現在のライフサイクルでは充分な管理が困難な状況におちいりそうです。そこで一案は、新しい水槽の設置に行き着くのですが、最近も私の管理水族郡ではアカハライモリ騒動をはじめとして、家人には、多大な迷惑を掛けておりますので、スペース的問題も加味すれば、却下されることは火を見るより明らかで…。
どうやら解決の糸口は、深夜の水槽メンテナンスにおける私の体力と気力に掛かっているようですね。
今週はタイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus
更新日付:2000.09.17
9月第2週 今週は3日の日曜日に木津川に出かけました。あいにく前日に少し雨が降った兼ね合いから水が濁り、視界の確保が困難な状態で、水中観察は断念する事に成ってしまいました。それに伴い本流での採取も仕方なくあきらめまして、久しぶりにワンドへフィールド移動です。今回はカワムツ、オイカワ、ギギ、ドンコ、ヨシノボリ、タイリクバラタナゴ、カマツカの7種の採取となり、それぞれ幼魚を数匹持ち帰りました。これから秋にかけて採取した魚達は、冬場の我が家の水槽の主役として、大いに活躍してくれることを期待しております。それにしても、私にとって水中観察の断念は非常に心残りで、素顔のヨシノボリやヌマチチブを楽しみにしていただけに…。
と、言う訳で、写真のほうも今週はフィールドを少し変えまして、スパイキーなヨシノボリショットです。
更新日付:2000.09.10
9月第1週 9月になっても猛暑が続き、休日には川に出かけたいところですが、こう暑くては外に出るのも億劫になりまして…。
そのような時は我が家の木津川を楽しむのが一番と、椅子を持ち出して水槽の前に陣取ります。私が近づくと餌をもらえると思うのでしょうか、みなさん集まってきてくれます。こんな時は、それぞれの個体の行動をつぶさに眺めて楽しみながら、体調チェックもするようにしております。先日も水槽を眺めていますと、ヨシノボリの為に石組みのレイアウトを施してあるのですが、其の石の隙間から見慣れない顔が出ています。不思議に思ってよく見ると、細面のモツゴが、その体高よりほんの少し高いスペースに入り込んでいます。しばらくして出て行ったとおもえば又戻ってきます。けっこうお気に入りの隠れ家のようですが、ヨシノボリ達にすれば、風変わりな侵入者に迷惑な様子。管理人の私としましては、メンバーの全てに仲良くして頂くのが、なにりよりありがたいのですが…。
それはそうと先週のハプニングのご報告を別室にて。
更新日付:2000.09.03