日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

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2003.11.23  Botia macracantha

11月第4週  いつのまにか11月も後半に入り寒さにも拍車が掛かってまいりましたが、アクアリストの皆様には、いかがお過ごしでしょうか。この時期、アウトドア派の皆様からは魚採取紀行をメールで頂き、たいへん嬉しく感じている次第です。厳冬を迎える前に私も木津川紀行をご紹介出来ればと考えているのですが…。
ショップで見かけたクラウンローチ嬢はずいぶん立派な出で立ちで。

更新日付:2003.11.23

2003.11.16  Rhodeus ocellatus ocellatus

11月第3週  私の水槽も冬支度。休日に水槽メンテナンスを兼ねて保温器具を設置しました。元来、寒さに強い私の水族群ですが、冬の間も活発な動きを観察していたい私の勝手な都合により、皆さんにはバーチャルな季節を過ごして頂いております。
写真のタナゴ氏は紅葉の装いでしょうか、淡いパステルな体色がお洒落ですね。

更新日付:2003.11.16

2003.11.09  Botia macracantha

11月第2週  このところ、休日は天候に恵まれず、ドライブがてら出掛けた木津川も、遠くから濁った水面を見ていただけで、何となくもの足りなさを感じております。
帰りに寄った色とりどりのshopの水槽は、整然と植えられた水草の美しさと、派手な体色の熱帯魚達に飾られた空間。主役のゼブラ模様のクラウンローチ嬢は、ドジョウの仲間。寒さに向かう自然とは裏腹に、暖かな水槽の彼女の顔はとても優しそうに見えたのですが…。

更新日付:2003.11.09

2003.11.02   Astronotus ocellatus

11月第1週  11月に入り、慌しく通り過ぎた毎日も、寒さの訪れとともに一段落。これから年末にかけての喧騒を控えて嵐の前の静けさと言うところでしょうか。気候的にはスパイスの効いた冬を前に、このままもう少し甘えて居たい程の心地よい風は、しばらく訪れていない私の好きな木津の川面にも…。
管理された水槽の彼女は、洗練された都会の雰囲気を感じるのですが、動けなくなる程凍てつく自然の中でも、気付かれる事のない美しさを持つ魚達もいます。
寒く成るまでのわずかな間にそんな魚たちに合いに出掛けたいものです。

更新日付:2003.11.02

2003.10.26  Colossoma sp

10月第4週  朝晩急に冷え込むようになり、一気に秋が深まったと言うところでしょうか。例年この時期を境に、私の水槽も保温器具の準備など、冬バージョンへ移行の準備に取り掛かるのですが、寒さが大の苦手な私にとって、気の重い季節へのアプローチ。自分自身にも気合を入れ直している次第です。
ショップのメイン水槽、コロソマ氏は今週も貫禄十分。

更新日付:2003.10.26

2003.10.19  Glyptoperichthys gibbiceps

10月第3週  ナマズの仲間は、個性派揃い。その中でもロリカリア科(Loricariidae)のプレコ達を見ていると、しばらく水槽を離れられなくなります。写真のセルフィンプレコは、ショップのプレコ水槽では貫禄十分。大きな背鰭が魅力の彼は、逆さまでも「 様 」に成ってますね。
久しぶりにのんびりとした休日は、清々しく透き通るような青空と、心地よい風が運んでくる贅沢な時間。

更新日付:2003.10.19

2003.10.12   Lepomis macrochirus

10月第2週  紅葉の季節を前に、私の部屋から見える山はまだ深い緑。寒い冬を迎える迄に多彩なコスチュームを披露して頂く山々も、今は静かに夏の余韻に浸って居られると言うところでしょうか。
夏の間、飽食を繰り返された水槽のメンバーは、順調に成長を遂げられ、管理者冥利に尽きるとは言うものの、必然的に彼ら自身の居住スペースを圧迫。新たな対応に頭を悩ませております。

更新日付:2003.10.12

2003.10.05   puntius orphoides

10月第1週  日中の日差しには夏の名残を感じるものの、ずいぶんと季節は秋にシフトして参りました。どちらかと言えば寒さが苦手な私にとって、この時季を境に、出来るなら季節の歩みはお手柔らかに願いたいものです。今週のショットはショップにて。最近のお気に入りの鯉科、レッドギル・バーブpuntius orphoides 整然と並んだ鱗がとっても綺麗。

更新日付:2003.10.05

2003.09.28   Botia macracantha

9月第4週  今週も多忙な毎日が続き、ゆっくりと魚たちとのコミュニケーションを楽しむ余裕もなく、慌しく推移いたしました。写真上のクラウンローチは美しい体色と、はっきりした ゼブラ模様がとても気に入っております。ショップで見かけた彼女達は、いつも忙しそうに水槽を駆け巡って居られますが、わき目も振らない献身的な行動は、ガラス越しの私に何かを教えているようで…。

更新日付:2003.09.28

2003.09.21  Astronotus ocellatus

9月第3週  容赦ない夏の日差しもここに来てようやく翳りを感じるように成って参りました。日中の寒暖差は、微妙に私や魚たちの長かった夏の疲れを癒すように…。
水槽の連日の高水温は、魚たちにも大きなストレスを与え続けていたのですが、アバウトな私の管理に屈する事もなく、快適なシーズンに差し掛かったと言うところでしょうか。
この夏にスペースの都合でショップに居候をお願いしていた売約済みのオスカー嬢も、寒くなる前には、私の管理下にお出で頂かなくては…。 

更新日付:2003.09.21

2003.09.14  Rhinogobius brunneus

9月第2週  行く宛のない休日に、私の管理する水族群の環境メンテナンスを実施いたしました。従来の水交換に加えて、ろ過槽の一斉点検と水質チェック。最後は水族メンバーの個体 別、ご機嫌うかがいです。
久しぶりに同じ視線で彼らと向かい合っていると、写真のヨシノボリ氏を筆頭に、この夏ずいぶん成長され、驚いている次第です。

更新日付:2003.09.14

2003.09.07  Carassius auratus auratus

9月第1週  九月に入っても残暑厳しく。昼の灼熱は、空気さえ焼き払いそうな勢いをいつまで続けようとされているのでしょうか。夏魚の金魚嬢は、高水温の水槽環境にも一向に屈する様子もなく…。
真夏の記念撮影は、涼を呼ぶイメージショット。

更新日付:2003.09.07

2003.08.31  Astronotus ocellatus

8月第5週  私の売約済みのオスカー(写真)は、ショップの水槽で優雅に泳いで居られます。
いつまでもショップの、ご好意に甘えて預けておく訳にもいかないのですが、水槽の準備が整うまで、しばらくの間のご辛抱を。
八月も最終週。川遊びの季節もピークを過ぎようとしておりますが、慌しい毎日は、新しい季節の気配を感じる余裕もなく…。

更新日付:2003.08.31

2003.08.24  Rhodeus ocellatus ocellatus

8月第4週  比較的、過ごしやすい夏から一転したように八月も半ばを過ぎてからの猛暑には正直なところ閉口いたしておりますが、皆さんは如何おすごしでしようか。
殺風景な私のタナゴ水槽は、どちらかと言えば、夏にふさわしく…。

更新日付:2003.08.24

2003.08.17  Clarias fuscus 

8月第3週  ショップで最近、お知り合いに成ったヒレナマズ氏(写真)は、私にとってずいぶんユニークな存在に思えます。お腹を上に反り返って全く動かなく成っているので、どうしたのかと思っていると急に驚いたように泳ぎ出したり、威嚇のつもりなのでしょうか、同じ水槽の住人に自慢の髭を押し付けるように擦り寄って行ったり、その優柔不断な彼のスタンスは、怖いもの知らずで同居人泣かせのよう…。
今週も、日中の暑さとは裏腹に、朝晩の涼しさは、優柔不断な夏の気まぐれなのでしょうか。

更新日付:2003.08.17

2003.08.10   Botia macracantha

8月第2週  今週は 文字通りの酷暑に見舞われ、日中の炎天下に一時の涼を呼ぶ夕立が恋しく感じられると言うところでしょうか。
休日のショップには雄弁なアクアリストの人達が繰り広げる魚談義が始まっていました。ぼんやりと、ただ魚達の美しさに見とれているのが好きな私には、マニアックなレクチャーは難解すぎて…。
今週の水槽美人対談はクラウンローチ嬢、縞模様のドレスがとっても素敵。

更新日付:2003.08.10

2003.08.03  Pelteobagrus nudiceps

8月第1週  「暑中お見舞い申し上げます」
ここ大阪では、梅雨が明け、何となく穏やかな形相で推移しておりました夏も、八月に入りようやく酷暑を迎えた感があります。強い日差しの下、堰を切ったように鳴く蝉の声は外気を一段と押し上げているように思えるのですが…。
例年、梅雨明けと同時に私の川遊びが本格化するのですが、飽和状態にある管理水槽群の状況ではフィールド観察にも熱が入らないと言ところでしょうか。私にとって憩いの場所である行きつけのショップに今週はギギがお目見え。

更新日付:2003.08.03

2003.07.27  Colossoma brachypomum

7月第4週  海の日に木津川へ出かけました。慌しく過ぎていく毎日の喧騒も、こうして一人で川の流れを見ていると、知らぬ間に落ち付いている自分が不思議ですね。
とりとめのない事を考えているといつの間にか夕暮れに…。
帰り道、行き付けのショップに立ち寄ると、先週もお話した看板娘、レッドコロソマが「 売約済み 」に成っていました。しばらくの間、ショップのメイン水槽で、私を楽しませていただいた彼女は、新天地へ。
何となく寂しい思いでショップを後にしたのですが、新しい住まいが、彼女にとって、のんびりと暮らせる環境で有りますように…。

更新日付:2003.07.27

2003.07.20  Piaractus brachypomum

7月第3週  ここ数日で、近畿地方も梅雨明けの様相で、夏休みを間近に控える今週は、夏本番を前に蝉の声にも気合が入って参りました。
今週のモデル、レッドコロソマ Piaractus brachypomum は、行き付けのショップの看板娘。明かりが消えた水槽で、ドレスアップした彼女はとてもフォトジェニック。ノーメイクの彼女は今週のepisodeにて…。

更新日付:2003.07.20

2003.07.13  Carassius auratus auratus

7月第2週  今週は、にわかに勢い付いてきた夏が、居座ろうとするに雨空に王手を掛けそうで、長く感じられた梅雨もそろそろクライマックスと言うところでしょうか。
ウイークデー、遅く帰った静かな部屋で、観客は私一人。ひっそりとライトアップされたステージでは、静かに彼女 (写真) の演技が繰り広げられております。優雅に舞う演者の動きを観ていると、駆け足で過ぎていく毎日と、小さなガラス越しの世界では、ずいぶん、時の流れが違うようで…。

更新日付:2003.07.13

2003.07.06   Lepomis macrochirus

7月第1週  今年の梅雨は中休みも少なく、雨季に相応しいと思えば、傘をさして歩く道に諦めも付くのでしょうか。今週は余りにスピーディな毎日に、のんびりと魚たちと向き合う間もなく…。
ずいぶん久しく話題に上らなかった写真のブルーギル嬢は、雑居水槽2年目のベテラン選手。いつの間にか立派な個体に成長した彼女のプロフィールに、なみ居る”つわもの”を交わし続けた余裕と威厳を感じたのですが。いずれの社会も同じように、お気に入りのあなたが一握りの勝ち組に残れますように…。

更新日付:2003.07.06

2003.06.29  Carassius auratus auratus

6月第5週  梅雨も序盤戦を過ぎ中盤に差し掛かかると、そろそろ雨空にも飽きがきたと言うところですが、どんよりとした毎日を皆さまは如何お過ごしでしょうか。
夏魚…。我が家の金魚嬢はそんな梅雨空にはお構いなしと言わんばかり、旺盛な食欲と行動力で水槽内を闊歩しておられます。引き締まったスリムなボディにフレアの利いたスカートがとっても素敵。

更新日付:2003.06.29

2003.06.22   Clarias fuscus

6月第4週  梅雨の中休みは、もう真夏の形相です。時折覗く太陽は、来たるべく酷暑を前に、充電は充分のようです。写真の御仁はショップの大型水槽で泳ぎまわるヒレナマズ氏。ふてぶてしい泳ぎ振りにパワーを感じる彼もまた、夏に向かってエネルギーはマキシマムと云ったところでしょうか。

更新日付:2003.06.22

2003.06.15  Botia macracanthus

6月第3週  近畿地方も入梅となりました。どんよりとした曇り空を眺めていると、慌しい毎日を、空と同じようなアンバー系のフィルターに包み込んで、のんびり昼寝でもしていたい気分になります。今週は、ショップで見かけたクラウンローチ  Botia macracanthus  は、仲のよいカップルでしょうか、沢山の個体の中、微笑ましいワンシーンです。

更新日付:2003.06.15

2003.06.08  Sarcocheilichthys chinensis

6月第2週  梅雨は真夏までのジョイント。入梅間近のこの時季、晴天に恵まれると何となく得をしたような気分になります。今週の水槽メンテナンスは、夏に向けての水質維持政策の一環として、給餌制限、並びに、高水温による溶存酸素量の確保を目的としたエアレーションの強化を推進すべく準備に取り掛かりました。夏は、魚達にとっても厳しい季節、水質管理はキーパーにとって頭の痛いところです。今週のショットは、やさしい顔付きとスリムなボディが魅力的なカラヒガイ嬢です。

更新日付:2003.06.08

2003.06.01  Rhodeus ocellatus ocellatus

6月第1週  5月の最終日曜日は久しぶりに木津川に一人ドライブに出かけました。尽きる事のない川の流れをぼんやりと見ていると、慌しい毎日が嘘のようです。木津川生まれの水槽育ち、幼かった写真の彼も、いつの間にかスポーティな若魚に成長されました。そして彼の以前の棲家で見たものは、オッと、、、私には少々、管轄外なスパイラルな御仁 (別室) 粗相の無いように早々にお暇いたしました。

更新日付:2003.06.01

2003.05.25  Botia macracanthus

5月第4週  気候的に寒暖差の少ないこの時季は、梅雨までのアプローチと云ったところでしょうか。いつのまにか日常の忙しさに感けて、大好きな木津川の景色 (別室 12) さえ忘れている自分にガラス越しの魚たちは今日もやさしい視線を投げかけてくれます。そして私の脳裏にある木津の川面を渡る風は、四季折々、忘れかけていた自然の優しさを思い出させてくれます。大好きなクラウンローチ Botia macracanthus のやさしい視線の先に、故郷の景色は浮かんでいるのでしようか。

更新日付:2003.05.25

2003.05.18  Gnathopon elongatus elngatus

5月第3週  今週は寒暖差少なく、ゆったりとした季節の歩みが、何となく歯がゆく感じられました。週末は、最近さぼりがちな水槽環境のマネジメントに気合を入れて、ph 降下カーブとにらめっこ。今週のゲストは恰幅の良いタモロコ氏、体格の良い彼に付いては体調にも問題がなさそうです。

更新日付:2003.05.18

2003.05.11  Clarias batrachus 

5月第2週  アッと云う間に連休も過ぎ去り、いつもの慌しさが舞い戻って参りました。休養明のウォーミングアップウィーク、快適にお過ごしに成られたでしょうか。久しぶりに訪れたショップでは、いつものごとくマニアの人達による魚談義が始まっていました。相変わらず門外漢の私は、優雅な魚たちを眺めながら、いつの間にか水中の世界に。写真のアルピノクララ Clarias batrachus は私に何か言いたげな素振り、ずいぶん個性的な彼女も私のお気に入り。

更新日付:2003.05.11

2003.05.04  Rhodeus ocellatus ocellatus

5月第1週  日中はもう初夏の陽気、五月晴れの青空に行くあてのない時を過ごすのは、ある意味、苦痛に似た感覚です。多忙な毎日の中では考えられないスケジュールに追われない贅沢な時間を 埋めてしまおうとする愚かな自分を水槽の魚たちは笑っているようです。
タナゴのお嬢は、長くのびた産卵管が吹流しのように。

更新日付:2003.05.04

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