3月第 5週 待ちわびた3月も終盤に差し掛かり、早咲き桜の淡い花びらの初々しさに春の息吹が感じられるようになりました。季節の歩みは確実に暖かさに向かっているとは云うものの、今週はまだ、肌寒さが抜け切れず、心地よい小春日和の穏やかな陽気には、後もう一歩。
週末のメンテナンスを終えた水槽の面々には、ガラス越しに見え隠れする季節の移ろいをどのように感じているものか・・・他愛もない事を考えながら彼らと過ごすのんびりとした時間は、ウィークデーの喧騒を忘れさせてくれる至極の世界と云ったところでしょうか。
更新日付:2010.03.28
3月第 4週 いよいよ春も本番を迎えようとしております。例年の事ながらこの時期の天候は、はやる気持ちに水を差すかのように気まぐれで、週末は、春の嵐が、ビルの谷間を我がもの顔で通り抜け、季節が少し逆戻りと云ったところでしょうか。ゆきつ戻りつの天候とは裏腹に、パクータンクの面々は、日を追う毎に美しく成長しておられます。
更新日付:2010.03.21
3月第 1週 3 月に入り暖かい日も次第に増えて参りました。今年は、桜の開花も早い予想で、待ちわびた春はもうそこまで。 今週もいつものメンテナンスを終え、記念撮影 ( 別室 ) を始める事にしました。今回はいつもとは違ったアングルで、パクー達の視線を避けたショットです。迫力のある彼らはどの角度から見てもフォトジェニック。
更新日付:2010.03.07
2月第 4週 2 月も後、数時間を残すだけとなり、明日からは、待ちわびた3 月。今週は、半ばに暖かい日が続き、気分と体は、すでに春を意識しておりますが、お水取り(東大寺二月堂修二会)の法要が終わるまでは、まだまだ早春の寒暖は気まぐれと云ったところでしょうか。写真のジャイアントパクー・チンガは、私見では、パクーの原型とも言える体型で、Myleus rubripinnis に近似しますが、尻鰭は赤く染まらず、ルナのような派手な、斑も体色もみられません。タンク内での成長スピードは今のところカウアほど早くありませんが、私が、感じる魅力の第一は、次第にがっしりと重厚さを増していく成長過程にあります。オーソドックスなパクーではありますが、大切に飼い込んでいきたい個体です。
更新日付:2010.02.28
2月第 3週 長かった寒さのトンネルもそろそろ出口が見え掛けたと云ったところでしょうか。今週も水槽メンテナンスを終えてパクータンクを眺めていると、最近、気になっていたのですが、写真のシングー産のバンデッド・ミレウスは、同じバンデッドでも先週、episode42 でもお話した、野生的に見える太バンドの個体 ( 別室 ) と比較すると、バンドが縦に走るとは云うものの、ずいぶん雰囲気も体型も異なり、ただ単に産地の問題だけでなく、違う種類のようにも感じられます。
更新日付:2010.02.21
2月第 2週 2月も中旬となり、あと半月あまりで、桜3月。寒い日は、まだまだ続くとは云うものの、3月は暖かい春のイメージ。今週は、以前から気になっていた、パロット(ドルフィン)パクー Ossubtus xinguense をサタンプレコ Glyptoperichthys lituratus との混浴を解消し単独水槽に移行しました。さすがに、25cm オーバーのパロット(ドルフィン)パクーには、単独とは云うものの、600×450mm 水槽は、手狭ではありますが、サタンプレコとのトラブルによって破綻が生じる前に、思い切って彼に、ご辛抱いただく事にしました。最近、ショップで幼魚を見掛けなくなったパロット(ドルフィン)パクーですが、可愛い容姿とは裏腹に、凶暴な彼は、幼魚の内から、他のパクーとの混浴は、避けたほうが無難でしょうか。
更新日付:2010.02.14
2月第 1週 2月に入り、寒さに感けて外出する機会も少ない中、熱帯魚ショップには、時々お邪魔いたしております。最近のショップは、年中、空調管理もいきとどき快適に魚たちとの時間を過ごす事ができますが、数十年前の熱帯魚屋さんは、夏場の暑さには少々、辛いものがありました。しかしながら、冬場は、私にとっては今も昔も快適な空間で、当時の石油ストーブが複数台、配置された独特な空気感が懐かしく感じられます。先日、久しぶりにお邪魔したショップで、ベテランのスタッフの方とパクー談議になり、昨今の入荷状況をお聴きするなかで、産地での輸出規制、流通コスト、希少種の高騰とワイルド、パクーを取り巻く環境には厳しいものがあるようです。写真の個体は、希少種でも高価なメチニスでもありませんが、私のタンクで幼魚の頃から他のパクー達に揉まれながら美しい若魚に成長されました。
更新日付:2010.02.07