日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2019年

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2019.08.04 Cichlasoma octofasciatus

8月第1週  例年、梅雨明け10日は酷暑に見舞われますが、今年も例外ではなく更にグレードアップして10日間以上に及ぶ勢いが感じられます。茹だるような暑さの週末はゆっくりエアコン管理の水槽部屋で魚達を眺めているのが一番ですが、いろいろ所用が重なり外出せざるを得ない状況と成りました。実はこの週末、ニューフェイスを一匹お迎え致しましたが、後日エピソードを交えて落ち着いたところでご紹介させて頂きたいと考えております。
写真のジャックデンプシーはプレコ水槽(90㎝規格水槽)の 中・上層部が守備範囲。
コバルトブルーアカラ(ペア)・パロットシクリッド(3匹)・イエローストライプシクリッド・オレンジピーコックシクリッド・ワイルドレオパードクテノポマとこのツワモノ揃いのメンバーの中でよくぞ「混泳」が成立しているものだと歓心しつつシクリッドの過密混泳は意外に均衡が保たれる事も実感している次第です。

更新日付:2019.08.04

2019.08.11 Oxydoras niger

8月第2週  相変わらず酷暑の毎日が続いております。
週末より夏休みに入りエアコン管理の水槽部屋で魚達との時間を楽しんでおります。
先週末に写真のオキシドラスにお出で頂きました。現在はまだ20㎝にも満たない幼魚ですが将来的に1800水槽が彼の居場所となるまで900規格水槽でウォーミングと云ったところでしょうか。

更新日付:2019.08.11

2019.08.18 Phenacogrammus interruptus

8月第3週  今週も先週に引き続き残暑は厳しかったものの、盂蘭盆会の法要が終わり地蔵盆が近づいてくると隆盛を誇った夏も後半を迎えます。
夏休みの間は魚達のインフラ整備を楽しむ傍ら、ニューフェイスのオキシドラス・ダイヤモンドテトラ・インパクティス ケリーを各水槽に配置致しました。
ちなみにオキシドラスはいずれ1800水槽に落ち着くとして当面 人口飼料に餌付くまでは60㎝規格水槽で単独飼育。
ダイヤモンドテトラ・インパクティス ケリーはエンゼル・グーラミィ水槽(1200規格水槽)に落ち着きました。
写真の個体はアフリカンカラシンのコンゴーテトラ。現在はプンティウスフィラメントースス、レッドライントーピードの俊敏組メンバー(90㎝規格水槽)にあってその淡い体色の美しさを堪能させて頂いております。

更新日付:2019.08.18

2019.08.25   Trichogaster leeri

8月第4週  8月も後半に差し掛かり一時の茹だるような暑さも落ち着きをみせ朝晩は過ごしやすくなって参りました。
魚達にとっては高水温の厳しい状況は継続中とは云うものの徐々に好転傾向と云ったところでしょうか。
写真のパールグーラミィ(♂)はこの夏に体表の美しさが一気に開花、1200水槽(エンゼル・グーラミィ・テトラ)の賑やかさに拍車を掛けて頂いております。  

更新日付:2019.08.25

2019.09.01  Pterophyllum scalare var.

9月第1週  9月に入り朝晩はずいぶん涼しく成って参りました。
夕暮れの開け放った窓からは心地よい風に乗って秋の虫達の高い声色が初秋の雰囲気を運んできてくれます。
さてエンゼルフィッシュとグーラミィを中心とする1200規格水槽はメンバー的には大幅な変動は無いもののしっかりとこの夏に飽食を楽しまれた分いつの間にか水槽が手狭に感じられるように成りました。
写真のマーブルエンゼルは 5㎝ に満たなかった幼魚から予想以上のスピードで今では水槽内エンゼルの最大サイズに。

更新日付:2019.09.01

2019.09.08  Hypancistrus sp.

9月第2週  9月入り快晴の週末はまだまだ残暑が厳しく初秋の味わいは今しばらくお預けと云ったところでしょうか。
1200 規格水槽(エンゼルフィッシュ・グーラミィ・テトラ混泳水槽)に写真のキングロイヤルペコルティアを導入致しました。
隠れ家兼シェルター代わりにベアタンクの底面いっぱいに小型の流木を20~25個転がして様子を見ていると気に入って頂けたようで小型プレコならではの美しさと愛らしさを堪能しております。
   

更新日付:2019.09.08

2019.09.15  Chitala ornata

9月第3週  今週は一旦初秋の心地よさを味わった身体には厳し過ぎる「猛暑日」にも見舞われまだまだ残暑から抜け出せないと云ったところでしょうか。
1800水槽のナイフフィッシュは今だ単独で写真のようにのんびりと毎日を過ごしておられます。
将来的にオキシドラス・オーネイトキャットとの混泳も計画しているのですがサイズ的なバランスを考えると早くても数年先に成ると思われます。

更新日付:2019.09.15

2019.09.22  Cichlasoma citrinellum x Cichlasoma synspilum

9月第4週  先週に引き続き連休の週末と成りました。
水槽メンテナンスと記念撮影を早めに済ませてショップ回りも良いのですが、1800水槽(現在スポットナイフ単独)以外の水槽はほぼ満員御礼と成っております。
現在、キングコングパロットはブロードパロット(写真には写っていませんが・・・)と共にプレコ水槽で混泳中です。
他のシクリッド達とはスムーズに混泳が成立しているのですがゴールデンアルジイータ(現在12㎝)とは相性が悪いようでけっこう激しく争っておられます。   

更新日付:2019.09.22

2019.09.29  Cichlasoma citrinellum x Cichlasoma synspilum

 9月第5週  いつの間にか9月も今日を入れて2日と成り 初秋の心地よい風は季節を少しづつ前に進めてくれます。
私の管理下にあるパロットシクリッドはブロードパロット・キングコングパロット・ブルーゼブラパロットと今回、お出で頂いたスノーホワイトパロットの4種類です。5~6㎝ 程の幼魚の間は流木やシェルターなど物陰に隠れている事が多いのですが、10㎝も超えてくると存在感も増し水槽内を悠々と闊歩しておられます。
あの愛らしい顔付を観ているととてもアロワナとも混泳が可能なツワモノとは思えないのですが・・・。

更新日付:2019.09.29

2019.10.06 Puntius filamentosus

10月第1週  今週も朝晩の冷え込みと日中の寒暖差の大きい日が続き、この時期の水温管理にもエアコンが重宝しております。
写真のプンティウスフィラメントーススはスリランカ原産のプンティウスで成長しても精々4~5㎝くらいかと思いお出で頂いたのですが、後日 調べた文献によると12~13㎝と云う事で90cm規格水槽に5匹は少々、多過ぎたかと・・・。
現在入居から7ヶ月。オスの個体は半年目くらいから徐々に背ビレの伸長が始まり更に飼い込むと体色も鮮やかな美しさが楽しめるようです。
水槽内は非常に活動的かつ俊敏で撮影には手こずっております(笑)

更新日付:2019.10.06

2019.10.13  Mikrogeophagus ramirezi var.

10月第2週  今週末は台風一過と成りました。
先週のコバルトブルーラミレジイに続いて久しぶりに写真のドイツラムにお出で頂きました。
まだまだ幼魚ですがこれからどのような変化を魅せて頂けるのか楽しみにしております。
ドワーフシクリッド、ラミレジイの世界も一旦脚をを踏み入れるとその美しさに魅了され続けるアクアリストは少なくありません。 

更新日付:2019.10.13

2019.10.20  Thoracocharax stellatus

10月第3週  今週初めより水槽部屋は暖房基調で推移しております。つい最近まで水替え時は浄水器に水道水をそのまま給水しておりましたが現在は給湯機の出番と成りました。
写真のトラコハチェットですが文献に寄るとハチェットフィッシュの中では最大種のようです。
実はトラコハチェットに限らずハチェットとは今までお付き合い頂いた事がないので詳細は理解しておりません(爆)
水槽上層部に常に居られるので飛び出さないようにと水替時もなるべく蓋をするようにしております。その独特なフォルムから生まれる泳ぎはトビウオのイメージで羽ばたいているようにも見えます。

更新日付:2019.10.20

2019.10.27 Phenacogrammus interruptus

10月第4週  10月も数日を残すだけと成り残暑もようやく秋にバトンタッチと云ったところでしょうか。
当初、コンゴーテトラ(東南アジアブリード)と云えば派手なオスの美しさと伸長したヒレに魅了されていましたが、ワイルド個体をショップで見掛けてからはブリードでもメスやアルビノ個体(写真)の控えめな美しさにも惹かれるようになりました。
将来的には入手経路や価格を含めて少々敷居は高く成りますがワイルド個体でも地域的な美しさの変異を楽しんでみたいと考えております。

更新日付:2019.10.27

2019.11.03 Aplocheilus lineatus var.

11月第1週  11月に入り日中の暑さが次第に心地よい暖かさへとシフトされ気候的には初秋の穏やかな日々が続いております。
写真はイエローパンチャックスのオス個体。
入居から8か月が経過し徐々に成長を繰り返され現在10㎝。ほぼMAXサイズではないかと思われます。
鮮やかな黄色が美しく体型は昨今流行りのメダカの仲間ですが、大きさと云えばメダカからすれば凄まじく大きく見応えがあります(笑)   

更新日付:2019.11.03

2019.11.10 Geophagus sp.

11月第2週  朝晩は急に冷え込みが厳しくなり午後からようやく快適な気温に成るといった日々が続いております。
この先、紅葉が見頃と成り徐々に苦手な寒い季節を迎える訳ですが、年末に掛けての楽しいイベントに注力する事を自分に言い聞かせている次第です。
過去も現在もシクリッドとのお付き合いは長いのですがゲオとのお付き合いは殆どありませんでした。
ショップで美しい成魚を見掛けて少なからず興味が湧いて参りましたが、今のところゲオ初心者の私にはバリエーションが豊富過ぎて難解すぎると云ったところでしょうか。

更新日付:2019.11.10

2019.11.17 Thoracocharax stellatus

11月第3週  11月も中旬ともなれば朝晩はもちろんですが日中でも日差しがないと肌寒く感じるように成りました。
トラコハチェット。ハチェットとのお付き合いは初めてなので徐々に大きく成るのが楽しみで給餌時は浮き餌を食べる姿に観入っております。水槽にも馴染んでくると上層から中層域を蝶が舞うように泳ぐ姿も気に入っております。
現在2匹がエンゼル・グーラミィ・テトラ達と混泳です。この2匹、仲が良いのかどうかは分かりませんが水槽中をダンスのように並走して泳ぐ姿もたまに観ることが出来ます。
ところで1800水槽で単独遊泳中のスポッテッドナイフフィッシュ(58㎝)ですが現在タンクメイトを募集中でトライアル第一弾として90㎝プレコ水槽からブロードパロット・キングコングパロットの2匹にお出で頂きました。・・・が、ものの数時間の混泳の結果 両者仲良くは出来ず混泳は失敗に終わりました。
仕方なく大きなトラブルが起こる前に元のサヤに収まって頂きました。今回は混泳が旨くいかなかったのですが、逆に何をして旨くいくと考えていたのかも含めて自責の念に駆られている次第です。
外部からゲストにお出で頂く事もいろいろと検討中ですが大きな個体とも成れば旨くいかなかった場合に収容するスペースの問題もあり当面は凍結の方向です。

更新日付:2019.11.17

2019.11.24 Corydoras panda

11月第4週   今週末、勤労感謝の日は晴天に恵まれ暖かい日に成りました。
紅葉も見頃の時期、寒さに向かう階段はできる限りゆっくりと登りたいものです。
水槽部屋の7本の水槽中、60㎝ワイド水槽はパーテイションで仕切りアイアントリムエリアとコリドラスエリアに分かれております。
コリドラスエリアは写真のパンダ・赤・青・白コリとブロキススプレンデンスと云ったベーシックな面々で構成され今のところコリドラス沼にはまり込むことなく推移しております。
一旦、コリドラス沼にはまり込みますと深度により構成メンバーが変化し、いつの間にかショップで定番の個体は影を潜め専門誌でしか見られないラインナップと成ります(笑)

更新日付:2019.11.24

2019.12.01   Puntius sachsii(Ahl,1923)

12月第1週  今日から師走。早いもので2019年も1ヶ月を残すのみと成り寒さへの歩みも立ち止まる事もなく進むのみと成りました。
水槽部屋のエアコンは27℃設定、それでも水温は2~3℃下回るように成り水換え時の給水温を少し高めにして凌いでいる次第です。
ここのところナイフフィッシュ(体長57㎝)の混泳が私の課題と成っておりましたが、ショップスタッフのアドバイスもあり同じ古代魚であるポリプテルスに決定しさっそくトライアル。
ポリプテルスは90㎝規格水槽からデルヘッジ(体長23cm)を招へいし有事には元に戻すつもりで5日が経過、今のところ心配された事態もなく順調に推移しております。
双方の給餌も順調で同じ大型底棲肉食魚フードを争うこともなく食しておられます。水槽は違っても同じ餌を与えていたことも功を奏したと思われます。
懸念材料としては体長が倍以上も違う個体同士の混泳が故、今は順調でも状況が急変することも想定し引き続き経過観察は欠かせません。
写真の個体はゴールデンバルブ。小兵ではありますがプンティウスらしい素早さと体色が魅力的です。

更新日付:2019.12.01

2019.12.08   Aulonocara hansbaenschi var.

12月第2週  紅葉もクライマックス。この時期を境に寒さも一段と厳しさを増していく分けですが寒さキラーの私には一年を通じて一番苦手なシーズンの到来です。
写真の個体、オレンジピーコップシクリッドの美しさは紅葉真っ盛りのこの時期に相応しい派手なコスチュームです。   

更新日付:2019.12.08

2019.12.15   Heros severus var.

12月第3週  2019年も残り半月と成り何となく気忙しさが増して参りました。
今週はツワモノプレコ水槽でトラブルが発生。オレンジフィンレオパードトリムとハイブリッドのアレンジトリムとの乱闘が激化しレオパードを別水槽に移行し一旦収束と成りましたがトリム系プレコの場合25㎝を超えてくると同種間での混泳にはかなり無理がありそうです。
写真はゴールデンセベラムのオス個体、飼い込んでいくうちに美しい体色に変化する様子を今から楽しみにしております。

更新日付:2019.12.15

2019.12.22   Puntius filamentosus

12月第4週  ここのところ水槽を華やかにして頂いているプンティウスフィラメントススですが日を追う毎にその美しさに拍車が掛かり非常にフォトジェニックです。
今年もいろいろな魚達とお付き合いを頂いた中で体色の美しさが際立ったのはオレンジピーコップシクリッド・ブルーラミレジィのシクリッド系とコイ科ではこのプンティウスフィラメントススがベスト3と云ったところでしょうか。   

更新日付:2019.12.22

2019.12.29   Thoracocharax stellatus

12月第5週  2019年もファイナル週となりいろいろあった今年を振り返りながら年内最終の水換えを済ませた次第です。
そして私の中で懸案の一つだった雑居水槽の面々をテトラ・コリドラスチーム(90㎝規格水槽)とエンゼル・シクリッド・小型ポリプチーム(1200規格水槽)としてメンバーを振り分け、立ち上げ直し水槽の御用納めと致しました。
2020年は当サイトも21年目を迎える訳ですが今も昔も写真とお魚四方山話のスタンスは変わる事もなく・・・。
来年も引き続き「雷魚図鑑」ならびに私くし gonta036をご贔屓よろしくお願い致します。
2019年ファイナルショットは2020年に向けてトラコハチェットの跳躍ショット。アクアリストの皆様 良いお年をお迎えください。
  

更新日付:2019.12.29

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