秋も次第に深まって参りました。今年は例年より夏の暑さが尾を引いたようでこの時期にすれば暖かく、私にとってはありがたいのですが。さて、私のパクータンクで現在、一番、発色の美しいルナは、秋色のコスチューム。季節と相まって、少々早い、紅葉の鮮やかさと云ったところでしょうか。 ( 別室 )
更新日付:2010.10.17
週末の暖かい昼下がり、お寺の池をぼんやりと眺めていました。私の気配を察したのか、人慣れした二匹のカメが、餌を求めて猛ダッシュ。体型からすれば、どうやらミシシッピアカミミカメのようです。暫く私の傍に居た二匹のカメ ( 別室 ) は、当てが外れた事を悟られたようで、何時の間にか濁った水の中に。暖かい日差しに心地よい秋風、カメ達との短い一時が、一週間の喧騒を忘れさせてくれたようです。
更新日付:2010.10.10
私の管理下にあるタートルズ(爬虫網亀目)は、ここ数年、徐々にではありますが、レパートリーが増えて参りました。写真のクサガメは、以前にもお話しましたが、木津川出身で唯一のWC(ワイルド・コート) ( 別室 ) の、オオアタマヒメニオイガメ Sternotherus minor peltifer は、ショップからお出でいただいた♀の個体(国産CB)で、現在、甲羅 8.5cm 淡いクリーム色基調が気に入っております。
更新日付:2010.10.03
オーソドックスなレッドフックミレウス ( 別室 ) は、私のパクー水槽では定番のパクーです。彼らは、幼魚の内はシルバー色が眩いくらい初々しく、飼い込むほどにご覧のように体色に変化が現れて参ります。その移ろい自体、個体差が大きくそれぞれどういった変貌を遂げられるかが、私の楽しみでもあります。確かに、ルナのように美しい斑紋が全身を埋め尽くすと言ったスタイルではありませんが、その多種多様なバリエーションが大きな魅力と云ったところでしょうか。
更新日付:2010.09.26
以前にもお話しましたが、私とパクー達との出会いは、偶然、バンデッドミレウス ( 別室 ) をショップで見掛けたのがきっかけで、トレードマークのバンドが特に印象に残り、当時の事は今でもよく覚えております。その後、現在に至るまで、数々のバンデッドとお付合いいただいておりますが、いまだ彼らを見るたび、衝動飼いの誘惑と戦っている次第です。
更新日付:2010.09.19
メチニス雑居水槽の重鎮である老成魚メチニス ( 別室 ) は、大型パクーのような貫禄こそ感じる事は出来ませんが、長い年月の間に少しづつ積み重ねてきた体表の輝きは、その貫禄に勝るとも劣らない魅力に溢れています。飼い込む程に、変化を遂げるパクー達の中でも彼女の美しさはまた格別。シャッターを押す指に力が入ります。
更新日付:2010.09.12
コバルトブルーシクリッド( 別室 )はムブナの仲間。鮮やかなコバルトブルーは、まるで着色されたような美しさです。その鮮やかな美しさの影に隠れるように、性格は激しく縄張り意識もかなり強いのが特徴です。メンテナンスを終えた水槽で珊瑚砂と彼のコントラストはとってもフォトジェニック。
更新日付:2010.09.05
写真のフロントーサ( 別室 )は、以前にお話した、単独飼育中の血気盛んな彼 ( 別室 ) の若魚時代( 2005.12 )のプロフィール。彼の場合、幼魚時代は単独飼育、若魚期は雑居水槽で他の個体に揉まれながら順調に成長を遂げられた後、単独水槽と三回の転地を経験しておられます。幼い内から物怖じしない性格は、成長に伴って攻撃性を増し、雑居水槽時代の後半では、自分より大きな個体にまで影響を及ぼす存在となられました。現在の単独生活でも、やり場のない受け継がれた DNA は、時に水槽越しの私にまで伝わってくる勢いです。
更新日付:2010.08.29
写真のバンデッドミレウス( 別室 )は、ショップから 5cm 足らずの幼魚を数匹お招きし、その後、順調に成長され現在、約15cm に成られました。根っから水槽育ちで、ワイルドな成魚と比べれば、けっして迫力あるダイナミックな出で立ちとは言えませんが、一種、洗練された都会的イメージ( あくまでも私見ですが・・・ )のする彼らもまた、パクーの魅力の一つとして楽しませていただいております。
更新日付:2010.08.22
私のパクータンクの 2 種のミロソマ。写真の duriventre 種と( 別室 )の aureum 種は、見ていただければお分かりになるように出で立ちが随分と違います。ところでもう一つ、現況として確認は出来ませんが、ここまでに至る成長スピードにも大きな違いが有ります。と云うのも両者、現在約 25 cm とほぼ同じサイズながら、一方の aureum 種は数年掛かり、片や、duriventre 種は約1年、と云うように同じ環境下に在りながら、随分違った結果となっております。今後、水槽飼育下に於ける両者間の成長率格差は、少なくなる事が想定できるのですが、予想以外の楽しみとして duriventre 種のビジュアル的なコスチュームの変化に注目したいところです。
更新日付:2010.08.15
振り返れば、パクー達に魅せられてから随分と月日が流れました。そして長い彼らとの付き合いの中で、私の場合、魅力の基本、原点は、メチニス( 別室 )に有ると考えております。時と共に変化する、体表と均整のとれた体型、バリエーション豊富な尻鰭、何を取ってもそのまま他のパクー達の魅力としても置き換える事が可能です。メチニスをショップで見掛けると、私のパクー水槽のルーツに出会ったような新鮮な感覚に包まれます。
更新日付:2010.08.08
写真のバンデッド・ミレウス( 別室 )は、私の管理下にあるパクーの中では、老成魚の位置付けです。実は、数年前から彼をジャイアントパクーや血気盛んな連中との混浴水槽から開放し、比較的温厚な紳士、淑女との時間を共有していただいております。何故かと言えば、「昔取った杵づか」ではないですが、元来、柔な性質でも温厚でもない彼は、充分に活発なパクー達とも渡り合えるのですが、年と共に蓄えられた個性的な風貌(容姿)を傷つけないように、当面の間、活発な連中との混浴をご遠慮いただいた次第です。
更新日付:2010.08.01
写真のメチニス( 別室 )は、スポットメチニスとして入居いただきましたが、現在に至るまで体表に明確なスポットは確認できず、少々、当てが外れたと云ったところでしょうか。しかしながら上品で均整のとれた小柄なスタイルが魅力で、一時期、この種だけの群泳水槽を立ち上げたいと思っていたのですが、意外と複数匹を揃えることができずに、現在、メチニス雑居水槽で数匹を数えるだけとなっております。
更新日付:2010.07.25
写真のストライプ・メチニス( 別室 )は、私の水槽では、比較的、大人しい小型のメチニス達との混浴をお願いしております。最近、私の周りのショップではずいぶんご無沙汰のこのタイプのメチニスは、成長に伴ってトレードマークでもあるストライプが鮮明となり、一種、独特な雰囲気を醸し出す、美麗種と云ったところでしょうか。
更新日付:2010.07.18
ラビドクロミス・ カエルレウス( 別室 )は、ショップでもよく見掛ける、アフリカン(マラウイ湖産)シクリッドの代表種です。そして私の水槽の彼(写真)は、東南アジア産のブリード個体で、比較的リーズナブルに入手する事が可能です。体色の鮮やかな黄色と黒のコントラストはアクティブな彼の性格を表しているかのようで、縄張り意識が強いのも特徴と云ったところでしょうか。
更新日付:2010.07.11
私の管理する水槽の中には、複数種の魚が混浴する、いわゆる雑居水槽が数本存在しております。写真のタンクもまたその一つで、クラウンローチ Botia macracanthus ・ ゴールデンマグナムプレコ Scobinancistrus sp. ・ スカンクボーシャ Botia morleti. などが、混浴を成立させて居ります。数本の雑居水槽の中には写真・( 別室 )のタンクもそうですが、特に同居するに付き支障を来たさないと判断した場合、水槽美化担当役としてクラウンローチを導入する事があります。と、云うのは、彼らをお迎えした水槽では日夜、献身的なまでの清掃業務が遂行され、定期的な水槽メンテナンスの簡素化に大きく貢献していただけるからです。しかしながら少々、頭の痛い問題は、数ヵ月後には、その献身的な労働に対し合法的に彼らが得る対価は、直接彼らの血となり肉となり、いつの間にかクラウンローチが独壇場のメインの水槽に様変わり。雑居水槽の主役は、いつの間にかクラウンローチに移行され、更なる水槽インフラの増大につながるといった問題も少なからず包含されております・・・。
更新日付:2010.07.04
夏に向けて殺風景だったアカハライモリ 別室 のゲージをイメージチェンジしました。と云ってもバックスクリーンと流木をレイアウトした簡単なものですが、今までのベアタンク状況と打って変わって落ち着ける空間に変えたつもりですが、肝心の彼らの心境は如何なものでしょうか。
更新日付:2010.06.27
先週ご紹介したドルフィン(パロット)パクーと体長は、ほぼ互角。写真のフロントーサもまた私の管理下では単独水槽指定種となっております。彼の場合、水槽を隔てた私にまで威嚇攻撃を仕掛けてくるほど戦闘意欲旺盛のツワモノですが、入居当初、いわゆる幼少期の彼 別室 は、現在から想像できないほど可愛らしい風貌で私を和ませてくれました。
更新日付:2010.06.20
私のパクータンクのドルフィン(パロット)パクーは現在、約27cm 。タンク内でも入居時4~5cm の幼魚が、ここまでスムーズな成長を遂げられたと云う実績からすれば、現地ではいったいどれくらいのサイズの個体にお目に掛かれるものでしょうか。私の所有する二冊の海外文献にも Max サイズと思われるようなビジュアルはなく非常に残念に思っております。 別室 は写真の個体を15cm 前後の時に撮影したものです。
更新日付:2010.06.13
お天気の良い昼下がり、近くの用水路に放されている鯉( 別室 )を見に行きました。色とりどりの錦鯉に比べ随分と地味ではありますが、彼らを眺めているといつの間にか時間の経つのを忘れてしまいます。
随分、以前のお話ですが、メートル級の鯉を水槽で育てるのが念願で、釣ってきた真鯉の飼育を始めたのですが、50cm 近くまでになった時点で、手に負えなくなり断念。現在も親戚の池で優雅に泳いでる彼もまた写真の個体ぐらいに成長を遂げておられます。
更新日付:2010.06.06
クラウンローチ( 別室 )は、私のアクアリウムでも定番魚の位置付けとして随分、長い間お付き合いをいただいております。彼らはご存知の通り鯉の仲間で、現地では30cmにも達する個体も居られるようですが、 さすがに私の周りのショップではそこまで巨大な個体にはお目に掛かった事はありません。しかしながら数年前から流通の違いからでしょうか、20cm 前後の貫禄ある大物も見掛けるようになり、彼らの魅力に、いっそうの磨きが掛かったと云うところでしょうか。
更新日付:2010.05.30
パロットパクー( ドルフィンパクー )との混浴から開放され、晴れて単独水槽に移行されたサタンプレコは、体調もすこぶる快調で食欲も旺盛。彼の場合、混浴水槽( 別室 )では、他の連中に食事を阻まれるケースが多く、そう云った意味でも少々、手狭ではありますが、現在の環境は彼にとってはベストだと考える次第です。実際のところ、彼の体調は排泄の状況を見れば一目瞭然。混浴状態以上に水の劣化も進むように感じられます。
更新日付:2010.05.23
一口にパクーと云っても多岐に亘る分類がなされ、個体差もそれなりに大きいとなれば、よほど造詣の深い方でもない限り、学術的なポジショニングの断定は難しく、特に私のような素人には見た目の特徴のみで、信憑性の低い種別の差別化をせざるを得ないのが現状ではないでしょうか。その中で、写真のパクー( 別室 )は、私の中では、興味ある個体の一匹であります。彼の場合、当初は、同時期に入居いただいた他の Myleus rubripinnis と特徴的に何ら変わる事もなく推移しておりましたが、最近になりこの個体に限り、体表に斑紋は殆ど現れる事もなく、体型もずんぐり、がっちりとしたどちらかと云えばオーソドックスな出で立ちながら、成長スピードは早いと云った違いが出て参りました。この先、限られたスペース内でのMAXサイズまでの成長過程の中で確認は難しいかも知れませんが、ジャイアントパクー系の個体ではないかと想像を膨らませながら成りゆきを楽しんでいる次第です。
更新日付:2010.05.16
私のパクータンクでは最長老である写真のルナ 別室 は、老いてもまだ健在で、血気盛んな、ジャイアントパクーカウアやチンガにも負けずと劣らない貫禄を備えておられます。彼の場合、派手な体色を身に纏って居られる訳でもなく、斑も山吹色一色でオーソドックスな出で立ちではありますが、まだまだパクータンクナンバーワンの位置付けは譲れないと云ったところでしょか。
更新日付:2010.05.09
一時の間、殆どショップでは見掛けなかったパクーですが、最近になり私の周りでは、一部の希少種は除いて、比較的リーズナブルに入手が可能になったように感じられます。
写真のルナ 別室 は、数年前に、たまたま訪れたショップで、タイミングよく入手できた個体です。彼の場合、入居当初から発色は低調で、どちらかと云えば、地味な存在だったのですが、月日が経つに従って、全身にヤマブキ色の斑が散りばめられ、彩りにはあまり変化はありませんが、魅力ある個体に変貌を遂げられ、今後の成りゆきに期待を寄せております。
更新日付:2010.05.02
以前にもお話を致しましたが、ジャイアントパクーの魅力は、ルナのような斑紋の美しさとはまた違って、「迫力」にあります。写真のカウアは、パクータンクでは最大で、視覚的にはそれなりに迫力を感じるのですが、動画などではなく、写真と云うビジュアルでその迫力を表現するにはどうしても限界があります。いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、撮影を楽しんでおりますが、カウアの場合は、大きく張り出した尻鰭も含め、 別室 のチンガも同じように、下方からのショットが彼らにはベストなのかも知れません。
更新日付:2010.04.25
写真のメチニス 別室 は、入居当初、600mm×450mm 水槽にお住まいいただいておりましたが、現在は、1,800mm ×750mm 水槽で他のパクー達と同居生活をしておられます。活発なメチニスは幼魚の内は 600mm×450mm 水槽で、順調にお過ごしいただけていたのですが、小柄とは云え若魚に差し掛かる頃から活発さに磨きが掛かり水槽内で落ち着いて観て入られなくなり引越しとなりました。ところが同じ、600mm×450mm 水槽に、25cm を超えるパロットパクー( ドルフィンパクー )は、ご機嫌よろしく単独生活を楽しんでおられます。総体的に水槽は大きいに越したことはないとは云うもののスペース的な問題もあり、止むを得ず、パロットパクーには窮屈な思いをしていただいておりますが、混浴に問題の多い彼には現状のほうが、どちらかと云えば、小柄でも群泳向きなメチニスにはゆったりとしたスペースがベストなのかも知れません。
更新日付:2010.04.18
写真の太いバンドのミレウス 別室 は、私のパクータンクでは重鎮としての位置付けであります。昨年入居のペルー、ナナイ産のバンデッド(太バンド)に、いつの間にか体長では追い越されたと云うものの、若魚にはない成魚の魅力をその出で立ちに纏って居られます。いずれの魚もそうで有るように数年の間、飼い込んでいくうちには、さまざまなトラブルや変化を体験され、次第に重鎮としての貫禄を身に付けていかれる訳ですが、水槽と云う限りあるスペースの中にどれほどの経験値があるのかは別にして、縁あって私と過ごす時間の中に自然界に過ごす幾ばくか以上の安らぎを感じていただいているとすれば、飼育者冥利に尽きると云うところなのですが・・・。
更新日付:2010.04.11
先週に引き続き、パロットパクー( ドルフィンパクー 別室 のお話になりますが、パクー水槽では、その凶暴さ故に現在の単独水槽でお住まいいただいている彼も、現状は、非常に大人しく毎朝の給餌時以外は、のんびりと過ごしておられます。これが、同じようなサイズでもシクリッドであればそうもいかないのでしょうが、彼の場合、少々、手狭ではありますが、何とか我慢いただけていると云ったところでしょうか。
更新日付:2010.04.04
先週もお話しましたようにパクーの魅力は一言では云い表せないものがありますが、その中でもパロットパクー( ドルフィンパクー ) 別室 の魅力と云うのはまた、他のパクーにはない一種独特のものがあります。幼魚の頃には差ほど感じなかったその個性は、25cm オーバーの現在、より顕著なものとなりました。ご覧のように、扁平した体型、異質な斑紋に、櫛のような尻鰭、赤みを帯びた体色もその奇妙ともいえる彼の容姿に輪を掛けるようです。この先、彼がどのように成長されるのか、非常に楽しみなパクーであります。
更新日付:2010.03.28